出会いそして加入
「どーしたんや、そんな落ち込んで。」
「えっ、あ、えっと ファミリアに入れてくれるところが見つからなくて」
「せやったら、うちの眷属にならへんか?」
「ぜ、ぜひ‼ お願いします!」
この出会いは偶然か必定か
神の気まぐれが生んだこの勧誘。
今この場所で少年は英雄への一歩を歩んだ。
何の変哲のない広場のベンチで行われた二言三言。
そんな出会いが多くの物語を生むことを神々ですら読めない。
この後この神は後悔と喜びの2つを味わうことになるがそれはまだ先の物語。
少年はこの日のことを生涯忘れることはなかった
”””””””””””””””””””””””””””””””””””””
1柱の出会いの数時間前
1人の少年が迷宮都市オラリオに着いた。
処女雪かの如く純白の髪に宝石のように輝く赤い目の幼い人間
唯一の家族を失い、憧れのオラリオに来た少年。
「ここがオラリオ」
この小さな呟きは風と共にかき消される。
(オラリオ、英雄が生まれる都)
「お祖父ちゃん、僕頑張るよ」
「よーし、まずはファミリア探しだ‼」
・
・
・
「 」
数時間前の少年はどこに行ったのやら、少年は負のオーラ全開だった。
「僕そんなに弱そうに見えるのかな?」
行く先々のファミリアすべてに断られた少年はとても落ち込んでいた。
そんな僕は
「どーしたんや、そんな落ち込んで」
奇跡の出会いをした。
”””””
ロキ視点
”””””
(なんか面白いこと起きひんかなぁ)
下界において多くの神は暇なのだ。
そんなことを口にしながら歩いていると明らかに負のオーラ全開の少年を見つける。
(なんや、あの少年。ちょっと面白そうやな)
そんなことを考えていると
「僕そんなに弱そうに見えるのかな?」
この小さな呟きを聞き逃さなかったこの神はこの少年状況を理解した。
そして興味本位に話しかけることを決めた。
”””””””””””””””””””””””””””””””””””””
出会いから数分後
少年の目の前には見たことのないほどに大きな館が立っていた。
「こ、ここって」
「ようこそ、黄昏の館へ」
「え、てことはあなたは 」
「せや、改めて。ようこそロキファミリアへ。
主神のロキや。よろしくな!」
「 」
「どないしt
気絶しとる」
まさか気絶するとは思っていなかったロキは少し焦りつつもこの状況を楽しんでいた。
「しかしどうしたもんかなぁ。うちやとこの子を運ぶのは厳しいなぁ」
決して大きくはない少年だががロキは筋肉がなさすぎる。
そうこう悩んでいたら後ろから声をかけられた。
「その子どうしたの?」
「ア、アイズたん!
ダンジョン帰りか?」
「そう。でその子は?」
金色にキラキラと輝く髪をなびかせる少女は白髪の少年に目が行っている。
それは普段アイズを知っている人からしたら異質の光景だった。
「あー、ちょっとな。
悪いけど運んでくれへんか?」
「ん」
”””””””””””””””””””””””””””””””””””””
「フィーン入るで~」
「どこ行ってたんだい?」
「まぁまぁ、ほれ、新しい子連れてきたで!」
「んー、気絶しているように見えるけど?」
「 」← ツンツン
アイズが突いている少年を見ながらフィンはロキに話す。
「そこんところは気にしなくて大丈夫やろう」
(おそらくアイズより少し若いだろう。まったく誘拐ではないだろうけど、
はぁ、まったく困った主神だよ)
そんなことを考えていると
コンコン
「フィン、入るぞ」
副団長のリヴェリアが入ってきた。
「やあ、リヴェリア。何かようかい?」
「いや、それよりどういうことだ。これは」
自分の要件より今の状況を見てこっちが優先だろうと判断した。
流石はリヴェリアというべきか
「ああ、新しい子らしいよ」
「気絶しているんだが」
「そうみたいだね」
「おい」
「まぁ、外傷はないみたいだからそろそろ起きると思うよ」
「でロキ、この子の名前は?」
「さぁ」
「「ん?」」
予想外の返答に2人は流石に驚いてしまった。
そしてさらに頭を痛める。
「いや~、すまんすまん。聞くの忘れてたわ(*'▽')」
その言葉を聞き2人は「はぁ」
「にしてもアイズがあんなにも気にかけているとは」
「そうだね。でもこれは良い機会かもね」
「そーやな」
アイズの保護者達はこの出会いが良い方向に行くことを願った。
””””””
アイズ視点
””””””
(なんでだろう
この真っ白な少年から目が離せない。)
おそらく自分より何歳か年下であろう少年を見つめる。
どれくらい見ていただろうか。
見ることに飽きたのか満足したのか、
アイズは少年の頬を突っついてみた。
ここでアイズは今まで味わたことのない幸せに満たされるのが分かった。
「‼‼」
現在12歳のアイズは今まで戦うとこしかしてこなかった。
7歳で入団し1年でLV2へと至り現在のレコードホルダーになった。
自分が傷つくことを前提にした戦い方で現在Lv4まで至った。
そんなアイズを人形姫などという人も多い。
しかしどうだろう。
今の彼女を見た人は絶対にそんなこと言わないと断言できるほどに美しく映る。
2人と1柱がそんな彼女を見ていたのを気づいたのか、少し恥ずかしそうに手を下した。
ニヤニヤする3人を見てアイズは少し顔を赤らめた。
この場にいる全員がこんな時間が続けばいいなと感じた。
「ん。 ここは?」
「お! 起きたみたいやな」
「す、すみません。」
「気にせんでええて」
「ロキ、とりあえず名前を聞いたらどうだ」
「せやった、なぁ坊主。名前なんと聞かせてくれ」
「ぁ、ハイ。僕はベル。ベル・クラネル10歳です!」
「ベルか。よし改めてよろしくな」
「ハイ。神様!」
「早速恩恵を与えたいんやけど 」
少しロキは間をあけた
そこに金髪の少年?が言葉を挟んだ。
「初めまして、僕はロキファミリアの団長。フィン・ディムナだ。
今団員もそこまで多くないし、アイズが君を気に入っているみたいだからすぐにでも加入を認めてもいいんだけど、1つ質問に答えてくれるかな?」
「は、はい」
ベルはいろいろ気になることはあったが、これから来る問に身構える。
「君はなぜ冒険者になりたいと思ったんだい?」
「僕はなりたいんです」
「何にかな?」
「英雄に」
((((!))))
「僕の祖父。育ての親がいつも話してくれたような英雄になりたいんです。」
「仲間を守り、女を救え己をかけれる。祖父が言っていたそんな男に」
「そうか」
しばしの沈黙
この場にいる人各々が違った思いを抱いた。
黄色の小人はこの子ならやりかねないと感じ
緑の王族妖精はアイズとベルの関係について考え
赤の神は面白いと言わんばかりに笑い
そして
金色の人間は
この沈黙を破ったのはフィンだった。
「うん。ベル・クラネル、ロキファミリアにようこそ。
これからよろしくね」
「よろしくお願いします!」
「よかったなぁ、べル」
「ハイ! 神様ありがとうございます‼」
「そうそう、この2人を紹介しないとね」
そうフィンが言うと思い出したかのようにリヴェリアが切り出した。
「すまない。自己紹介が遅れたな。
私はリヴェリア・リヨス・アールヴ、まぁこのファミリアの副団長と言ったところか」
「 」
「ん?どうした?」
「い、いえ!? な、なんでもありません」
明らかにリヴェリアを見て動揺するベル。
どうしたのか聞きたいがどんどんリヴェリアから離れるベル、しかし顔が真っ赤になっているため、その理由がすぐに知られてしまう。
「なるほどな~、まだ小さいのにしかっり男の子してるなぁ」
さらに赤くなるベル
「ち、違いますよ!?僕はただエルフの人を初めて見たから 」
「ほんとかぁ?」
「本当ですよぉー!」
優しい雰囲気に包まれるこの空間をベルは早くも気に入っていた。
最近唯一の肉親を失い、冷めていた心が温かくなっていくのが分かった。
そんなひと悶着あった後
「ほら、後はお前だけだぞ」
リヴェリアに促され最後の一人の自己紹介が始まった。
「アイズ よろしく」
そして終わった。
(年は僕より2,3歳上だろうか
またきれいな人だ)
と思っていると
「アイズたん、もうちょっとなんかあるやろ」
「まぁアイズには難しいかな」
「仕方ないさ」
各々がアイズの高速自己紹介について感想を言ったのち
「こいつはアイズ・ヴァレンシュタイン。12歳のLv4だ。
今ファミリアでは一番ベルと年が近いから仲良くしてやってくれ。」
とみんなのママ、リヴェリアから補足が入った。
年が近い人がいて嬉しかったベルは
「よろしくね、アイズちゃん」
敬称なしで友達のように話しかけた。
それに対してアイズは
「うん」
「これではどっちが年上かわからんな。」
”””””””””””””””””””””””””””””””””””””
「そんじゃ、恩恵を刻もうか」
「お願いします」
案外あっさり都市最大派閥のファミリアに入団できたベル。
この後起きる多くの出来事は神々でも見通せない未知である。
いろいろ原作を改変します。
キャラの口調が変だったり、
誰が話しているかわからないところがあるかと思います。
少し展開が早すぎますか?
本文の長さはこれくらいでいいのでしょうか
とにかく頑張っていきます。
今後も読んでいただければ幸いです。