孤独な剣士と人見知りのウィザード 作:かぴばらの子(活動停止中)
ついに真冬の過去が明らかになります、
それでは本編をどうぞ。
真冬には、1人の親友がいた。
その少年の名は滝沢 修也(たきざわ しゅうや)
その修也とは小学校の頃からの仲で、その頃から一緒に外で遊んだり……ゲームしたり……中学校に上がるとどこかに出かけたり……時には喧嘩することもあったけど、そうしていくうちに2人は親友と言い合えるような関係になった。
高校も2人で同じ学校に行き、高校に上がっても2人で楽しい時間を過ごした。
そんなある日のこと……。
「なぁ修也、俺達ってもう付き合い長いよな。」
「え?何急に?笑」
「いや?修也とは小学校の時に出会って、そっから仲良くなってさ、今にいたる……なんか俺達仲良すぎなんじゃないかって思うくらい、俺らよく一緒にいるからさ笑」
真冬がそういう。
「そうかな、でもそれって俺らが親友だからじゃない?」
「そうなのかな?」
「そうだよ!俺は2人でどんな壁だって乗り越えて来たんだからさ!」
「……そうだな笑悪い、難しく考えすぎた。」
「大丈夫だよ!ねぇ真冬?」
「ん?」
「俺達って……ずっと親友だよね?」
「当たり前だろ?俺らはずっと親友だ。」
「だよね!」
2人の……親友という強い絆は、いつまでも……崩れることはなかった……
あの事故が起きるまでは……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数週間後……
とある日、真冬と修也は学校の校外学習で山登りに来ていた。
班に別れていて、仲のいいことに真冬と修也は同じ班だった。
「真冬ー!早いよぉ〜!」
「……修也、もう少し頑張れや……。」
修也は真冬と違い運動も苦手であまり体力もなかった。すると、突然雨が降り出してきた。
「真冬君!もう少し急げる?」
「すまんすまん!もう少し待って!ほら修也、手貸すからつかまれ。」
「うん、ありがとう。」
真冬は修也の手を引っ張り、引き上げたその時だった。
ゴゴゴゴゴゴッ……
「なんだこれ……まさか地震?」
「ッ!真冬君!修也君!早く登ってきて!」
「わかった!ッ!?」
しかし登ろうとした途端、真冬の目の前に大きな木が倒れてきた。そして真冬と班の人達と別れてしまった。
「嘘だろ……。」
「……お前ら!お前らは少し登った先に避難所があったはず!お前らはそこに避難して!」
「真冬君達は?!」
「俺は修也を連れて1度下山する!」
「わかった!じゃあ気をつけて!」
そして真冬と修也は1度下山することにした。
数分後……
「真冬……。」
「どうした?」
「俺……なんか怖くなってきたよ……。」
「大丈夫……お前のことは俺が守る。とにかく生きて帰ろう。」
「う、うん……。」
真冬は修也の事を安心させる。
真冬は修也を連れて下山していると……
「……なんだよこれ……。」
「……嘘だろ……。」
なんと下山の道が岩などの瓦礫で封鎖されていたのだ。おそらく、先程の大きな地震が原因だろうか……。
「……どうする真冬?」
「……仕方ない、どこかに避難しよう……そこで助けを待つしか。」
真冬達はどこか避難できる場所がないか探していると小さな洞窟を見つけた。
「真冬!ここに小さな洞窟があるよ!」
「ほんとか!?よし一旦そこに入るぞ!」
真冬と修也はその小さな洞窟に入り休憩も兼ねて避難した。
「修也?大丈夫か?」
「うん……真冬少し休んでいい?」
「おう、助けが来るまで休んでていいよ。」
「ありがとう。」
そして真冬は助けが来てないか外を見に行った。
しかし……その小さな洞窟に入ったことが間違いだった……。
ゴゴゴゴゴゴッ……
「え?……また地震?」
揺れはさっきよりも大きかった。
すると修也の上から岩が崩れてきた。
そして……
「え……。」
バァーン!!!
「ん?修也……修也!!!」
慌てて洞窟に戻るとそこには……
大きな岩に押しつぶされた修也がいた。
「修也!!!おい!大丈夫か!?今どかすから待ってろ!」
「真冬……真冬は……この洞窟から……早く逃げて……。」
「何言ってるんだよ!……くっそ!なんでこの岩動かねぇんだよ!」
真冬は修也を押しつぶしている岩をどかそうとする……しかしその岩はびくともしなかった。
「くそっ!絶対助ける!!!何がなんでも!!!絶対2人で!!!生きて帰る!!!」
「真冬……もう無理だよ……早く逃げないと……ッ!」
修也が上を見上げるとまた岩が崩れそうなのを感じた。修也の状態はというとまだ腕は動かせる状態だった。
「真冬……ごめん!」
「修也?うわぁ!」
すると修也は自分の最大限の力を振り絞り、真冬を突き飛ばした。
「ッ!修也!」
「真冬……。」
俺……真冬を守ったよ……。
バァーン!!!
「修也……修也!!!」
すると真冬は、岩の崩れた振動で運悪くバランスを崩し倒れた近くの岩に頭を打ち真冬は気を失った……。
数十分後……
「おい!真冬っち!真冬っち!」
「ん……あれ?ここは。」
「校外学習で来てる山だよ。真冬っちこの小さい洞窟の近くで倒れてたんだぞ?」
「山……洞窟……ッ!修也は!?」
「……修也は……。」
すると真冬は修也がいた洞窟の中に向かった。
「真冬っち!」
そして真冬は修也が岩に押しつぶされた場所に行くと。そこには救助隊の人達だろうか?その救助隊の人達が作業をしていた。
「すいません!修也は?!滝沢修也は!?」
「君か、一緒にいたというのは。」
「俺が修也の友達です!修也は……修也は無事なんですか!?」
「……自分の目で確かめてみるといい。」
「え?」
見せられたもの……それは、先程押しつぶされた修也の遺体だった。
「……修也……嘘だろ……。」
「岩をどかして、救出した時にはもう……彼は死んでいたよ……。」
「そんな……修也……ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!」
滝沢修也は………この事故で……帰らぬ人となった……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数日後……
あの事故から数日が経つと真冬と修也のクラスでは先生があの事故のことについて話をしていた。
「……残念ながら……このクラスメイトである滝沢修也君は……この前の校外学習での事故で……亡くなりました……皆さん辛いとは思いますがどうか滝沢君にご冥福をお祈りしてあげてください……。」
中には真剣に話を聞いているものがいれば、悲しんでいるものもいた。
「そして真冬君ですが、その事故の際に頭を打ったらしく、今は検査中との事です……おそらく真冬君が1番悲しんでいると思います……なのでこの教室に帰ってきたら励ましてあげてください。」
そしてさらに数日がたったが……真冬が
その教室に帰ってくることはなかった。
つづく
今回もありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。
感想などもお待ちしております。
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