孤独な剣士と人見知りのウィザード 作:かぴばらの子(活動停止中)
今回は私が前書きします。
前回予告した通り、今回から少し変わった要素を加えようと思います。
どんな要素かは読んでからのお楽しみということで……。
それでは早速本編をどうぞ!
「……ふゆ……。」
「んん……?」
「真冬……!」
「……父さん?」
誰かの声がし、起きるとそこには父さんの姿があった。
「どうしたの……?」
「すまないな、急に起こして……悪いが今から道場に来れるか?」
「今から?でもなんで?」
「それは道場で説明する。」
そんな会話をしていると近くで寝ていた燐子も起きてしまった。
「……真冬君……あれ?真冬君の……お父さん……?」
「燐子ちゃんもすまないね、少し真冬に用があるんだが……まぁ……一応燐子ちゃんも来るといい。」
「え?……わ、わかりました……。」
そして真冬と燐子は父さんと道場について行った。
近江屋家道場……
「で?用って?」
「昨日お前は俺との戦いに勝ったよな?」
「う、うん……そうだね。」
「それでな……実はあるものをお前に食べて欲しいんだ。」
そういうとお父さんは真冬にあるものを差し出した、するとそれはちょっと変な色をした木の実の様なものだった。
「な、何これ……?」
「木の実……ですかね。」
「これは「覚醒の実」と言ってな、家の道場では師範である俺に勝負で勝ったものだけ食べることを許している。」
「そ、そうなんだね……ちなみに食べるとどうなるの?」
「食べると新たな力を得ることが出来る。」
真冬のお父さんはそういう。
「新たな……力……。」
「真冬……1つ確認だが……お前は……燐子ちゃんを守りたいんだろ?」
「え?も、もちろんだよ!」
「……真冬よ……お前にこれだけは言っておきたい……この先……お前にどんなことが起こるか分からない……そして……真冬より強い相手が出てくるかもしれない……だから……お前がこれを食べれば……その力はきっと、真冬の力になってくれる……。」
「父さん……。」
「とにかく……これを食べないことには何も始まらん……食べてみなさい。」
「……わ、わかった……。」
そして真冬はその木の実を食べた……。
……すると。
ドックン!
「ゔっっ!?」
すると真冬は心臓当たりを抑え始め苦しみ始めた。
「ま、真冬君!?」
「燐子ちゃん大丈夫だ、すぐに収まる……。」
「で、でも……。」
「痛ってぇ!!!!」
「っ!?真冬君!しっかり!」
しかし真冬の苦しみは収まる様子がなく、燐子は不安になった……すると……。
「はっ!はぁ……はぁ……。」
「ま、真冬君……。」
「うん、大丈夫そうだな。」
真冬の苦しみは無くなり、正気を取り戻した。
「父さん……何これ。」
「今のは薬とかで言う副作用の様なものだ。」
「そうなんだ……でも何も変化はないけど……。」
「分かりずらいとは思うが……これはあくまで新たな力を得るためのものだ……しかし……どんな力を得たのかに関しては……俺からは何も言えない。」
「ど、どうして?」
「お前がその力を出さない限り……わからないからだ。」
「そ、そうなんだ。」
すると真冬の父さんはある提案をする。
「じゃあ試しにそこの身代わり人形に何かやってみたらどうだ?」
「やってみる?例えば?」
「例えば……映画とかで魔法を出す時みたいに……こう……両手を前に出してみる……とか?」
「両手を……前に……出す……。」
すると……。
パァーン!メリメリメリ!
「「っ!?」」
「ほぉーう。」
真冬の手から何かが放たれると、目の前の身代わり人形はジワジワと凍り始めた。
「え!?に、人形が……凍ってる……。」
「い、一体……何が……。」
「真冬、それが真冬の力だよ。」
「これが?」
「おう……覚醒の実を食べてから能力は人によって異なる、だからそれが真冬自身の力ってことだよ。」
どうやら真冬の能力は氷の力らしい……。
「そ、そうなんだ……。」
「まぁ……これで終わりだ……後は自分でその力を探っていけば馴染んで来るよ。」
「そ、そういうものなの?」
「あぁそうだ(?)」
真冬のお父さん少し適当である。
「あ、そうだこれ……手首に付けとけ。」
「ん?これは?」
「それは「力封じの腕輪」だ、もし力を使いたくないって時にそれをはめておけばその腕輪が力を封じてくれる……まぁ最初は力に慣れないとは思うから、はめておくといい。」
「わ、わかった……ありがとう。」
「じゃあ道場閉めるから、先出ていてくれ。」
「わ、わかった、じゃあ行こうか?燐子。」
「は、はい……。」
不思議な儀式みたいなのが行われ、力を得たところで真冬と燐子は道場を後にした。
数分後……真冬の部屋……
「力か……。」
「ま、真冬君?」
「ん?どうした?」
「あの……さっき……大丈夫……でした?」
「え?う、うん、大丈夫だよ。」
「ほ、本当……ですか……?」
すると燐子はなんだか凄く不安な表情をしていた。
「ど、どうしたの燐子?」
「さっき真冬君が苦しんでいるのを見て……凄く不安になって……私……死んじゃうんじゃないかって……。」
「ご、ごめんって!でも本当に大丈夫だから!」
すると燐子は涙を流していた。
「ほ、本当ですか……?(泣)」
「本当に……大丈夫だから。」
真冬は燐子を抱きしめ、落ち着かせた。
「真冬君……?」
「ん?」
「あまり……無理はしないで……くださいね?」
「うん、わかってる……本当にごめん。」
真冬と燐子は廊下のど真ん中で、抱きしめあっていた。 ……すると……。
「2人は朝からアツアツだねぇ〜♪」
「っ!?姉ちゃん!?」
いきなり声をかけてきたのは、風花だった……リサではなく。
「おはよぉー2人とも!」
「い、いつから……いたんですか……?///」
「真冬が抱きしめた辺りだよ?」
「なんか……恥ずかしいな……。」
「まぁそれだけお互い愛してるってことだと思うよ?」
と風花がいう。
「あ、愛してる……/////」
「ていうか友希那達はまだ寝てるの?」
「まだ寝てるんじゃないかな?まだ7時前だし。」
「え?まだそんな時間だったの?」
「というかこんな時間に起きて何してたの2人とも?……もしかして……。」
「やましいことはないからな?」
「はいはい笑本当は何があったの?」
「実は……。」
真冬はさっきの出来事を説明した。
「なるほど……とうとう真冬も手に入れたんだね。」
「……う、うん。」
「ちなみに私も昔父さんに勝って自分自身の力持ってるよ?」
「そうなの?……でどんな力なの?」
「それは……秘密かな?」
「な、なんだよそれ。」
どうやら風花も真冬と同じ様な力を持っているらしい。しかし風花はどんな力か教えてくれなかった。
「ちなみに真冬は?」
「姉ちゃんが教えなかったから教えない。」
「えぇ〜(?)」
風花よ……あなたがそうなら真冬もそうなるでしょ。
「まぁいいや、とにかく私はもう少し寝たいからまた部屋に戻るよ。」
「わかった……またね。」
「燐子ちゃんもまたね?」
「は、はい……また……。」
そういうと風花は自分の部屋に戻って行った。
「姉ちゃんも持ってたのか。」
「……みたいですね。」
「……俺らももう少し寝ようか?」
「は、はい……。」
少し変な空気になりつつも真冬と燐子ももう少し寝ることにした。
つづく
言えない……「真冬」って名前だから氷の力にしたなんて言えない……。ということで今回からこんな少し変わった内容でお送りしますのでよろしくお願いします。
それでは次回もよろしくお願いします。
感想などもお待ちしておりますm(_ _)m
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