孤独な剣士と人見知りのウィザード 作:かぴばらの子(活動停止中)
この話で、白金燐子を連れ去った犯人が判明します。
それでは早速本編をどうぞ!
少し振り返ると、俺とあこが御手洗に行っている間に、白金さんが誰かに連れ去られていたのだ。それで俺とあこは白金さんを探している最中だった。
「真冬さん!りんりん見つかった?!」
「いや、店員さんにもそれらしき人を見たか聞いたんだけど、見てないって。」
「真冬さん……どうしよう……このままじゃ……りんりんが……(泣)」
するとあこは泣きそうになっていた。
「……大丈夫。」
「え?」
「きっと大丈夫、必ず白金さんは見つける。」
「真冬さん……。」
「とりあえず、もっと探してみよう。」
「う、うん!」
真冬はあこを落ち着かせたあと、白金さんの捜索を再開した。
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燐子side
「んんっ……あれ?ここは……?」
そこはどこか見覚えのない場所だった。
でも確か、あこちゃん達が戻ってくるのを待っていたはずなのに……どうして?
「お?兄貴!目覚めましたよ!」
「だ、誰……?」
そしてあこちゃんや真冬さんでもない見覚えのない人達だった。
「目、覚めたかい?」
「っ!あ、あなたは……さっきの……!」
私をここまで連れてきたのはさっきサークルにいた男の人だった。
(※第3話に出てきたチャラ男です。)
「いやぁ〜さっきはあのザマだけどさ、こんだけ人数入れば、あいつが来ても負けるはずなないでしょ笑」
「……あなたは……私の……何が……目的……なんですか……?」
「目的……決まってるじゃん。」
君の体に決まってるじゃん。
「……え?」
「いやぁー君みたいないい体してる女の子いたら逃すのがもったいないでしょ笑だから、こんだけ見張りを用意しとけば、安心して君を堪能出来るからね。」
やはりこの人は私の体が目的だったんだ。じゃあ今まで私達をつけてたんだ……。
「よしお前ら!しっかり見張っとけよ?」
「うっす!」
「さぁ燐子ちゃん、始めようか。」
「や、やめて……ください。」
「大丈夫……優しくするからさ。」
男は、私の服を脱がし始めました。
私の姿はもう裸になる寸前になっていました。
「いいねぇーやっぱいい体してんじゃん。」
「っ……。」
「じゃあ下着も脱がすね……。」
「(……誰か……助けて……。)」
男が、私の下着に手をかけた、もうダメだ……もうどうなってもいい……そう諦めていた……。
その時でした……。
「グアっ!」
「っ!?なんだ!さっきの声は!!」
男は声の聞こえた方を見ると、そこには……。
「お、お前は……!」
「よう……さっきぶりだな?変態クズ野郎……。」
見た先には、近江屋さんとあこちゃんがいました。
「りんりん!助けに来たよ!」
「近江屋さん……あこちゃん……。」
「お、お前ら……なんでこの場所がわかった!」
「こっちだって結構探した方だよ。でもねまさかと思って外を探したんだよ。そしたらまぁ人気のない場所に人だかりがいたからまさかと思って……そしたらいたってわけ。」
「こ、このやろ……。」
「それに、昔お母さんに教わったんだよ……お前らみたいな、悪いやつは、逃げても遠くには逃げないってね。」
「……ふっ、ははははっ!」
すると何故か男は笑い始めた。
「?何がおかしいんだ?」
「当たり前だろ笑さっきはあのザマだったけど、今はひとりじゃないのを忘れるな!こんだけいればお前なんて半殺しだぜ?」
すると周りにいるやつも、不気味な笑みを浮かべていた。
「真冬さん……いくらなんでもこの数じゃ……無茶だよ……。」
「……あこ、大丈夫、俺を信じて?」
「……真冬さん?」
すると真冬は数十人いる男の群れにゆっくり近づいていった。
「おいおいそんな無防備で立ち向かって大丈夫なのか?横にいるおチビちゃんも心配してるのに笑」
「……。」
「どうなっても知らねぇぞ、おいお前ら!やっちまえ!!!」
すると男の人達は、近江屋さんに向かって、襲いかかった。こんな人数、いくら近江屋さんでもかなうはずわけない、そう思った時だった。
ドカッ!
「痛ったぁ!お前どこ見て殴ってんだよ!」
「お前こそ見てねぇだろがよ!」
バンッ!ドカンッ!
「ど、どうなってるんだ……?」
「す、すごい……。」
真冬は襲いかかってきたやつらの攻撃を避けているだけだった。それなのに、その男達は仲間の攻撃をただ受け、仲間割れでもしてるんじゃないかというぐらいに相手の攻撃は、仲間の顔や体にしか当たっていなかった。
「あいつ何もしてねぇのに、ただ避けてるだけなのに、俺の連れがどんどんくたばっていく……。」
そして最終的に、真冬以外の奴らは自分たちのほぼ自滅状態で立っていたのは、真冬ただ1人だけだった。
「な、なんなんだよお前……。」
「…………。」
すると真冬は、白金さんの姿を見てさらに怒りが込み上げて来ていた。
「だいたい予想はついてたけど、やっぱりそういうことだったんだな……。」
「ち、違うんだ!ほら!服はぬがしてるけどまだそれ以上は手出してないだろ!?」
「そうだね……まだ……ね?」
すると真冬は男に目掛けて、拳を構えた。
「ちょっと待ってくれよ!悪かった!俺が悪かった!」
「知らん。」
すると真冬の構えていた拳は男に向かっていった。
「白金さんを悲しませた分、償え…。」
燐子は思わず顔を伏せた……しかし何故か殴った時の音は聞こえなかった。
「え……?」
「は、はぁ……?」
「真冬さん……。」
真冬は何故かその男を殴らなかった。
「な、なぜ殴らない……。」
「……お前を殴ったところで意味ねぇし、俺がお前を殴ったら。お前が殴ってない時点で正当防衛じゃなくてただの暴力になっちまうからさ。」
「お、近江屋さん……。」
その時だった。
「おい!君達そこで何を……って何が起こってるんだ?」
「店員さん、こいつがそうです。」
「ありがとう、さぁ君達?何があったのか、話を聞かせてもらうから来てもらうよ?」
「っ!は、はい……。」
そしてさっきまで倒れていた人も含めて、みんな店員に連行された。
「……大丈夫?白金さん。」
「……。」
「りんりん?」
よく見ると、白金さんはさっきの恐怖からか、体は震えていた。
「白金さん、とりあえず服着てここを出よう。あこ、手伝って。」
「わかった!りんりん立てる?」
「……う、うん。」
真冬たちは白金さんに服を着させて、
外に出た。
そして荷物などはさっきの店員さんに預かってもらっていて大丈夫だったが、未だに白金さんは、まだ震えたままだった。
「…………。」
「りんりん大丈夫?」
「参ったな……。」
そう困っていると、白金さんが喋りだした。
「……私のせい……ですよね。」
「りんりん?」
「私が……もっと……しっかり……してれば……」
「そ、そんなことないよ!」
すると白金さんはこんなことになった原因か自分のせいだと思い込んでしまった。
「……あこ、ここでの目的ってこのNFOのやつだけ?」
「え?そうだけど……それがどうかしたの?」
「ちょっと行きたいとこがあるんだけど、いい?」
「わかった。でもどこに行くの?」
「ちょっとね、それにもしかしたら白金さんの気分が和らぐと思うから。」
すると真冬たちは、真冬の目的の場所へと向かった。
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しばらく歩くと真冬の目的の場所の近くまで来た。
「真冬さん?ところで真冬さんの行きたいところって?」
「そろそろ着くよ。あぁここだよ。」
「うわぁー!すごい綺麗!」
「……綺麗。」
そこにはものすごい絶景が広がっていた。夕方というのもあって夕日がい感じにマッチしていた。
「それにしてもこんなとこがあったんだ!」
「うん、たまたまここら辺を通ったら見つけたんだ。辛くなったり、何かあるとよくここの景色を見に来るんだ。白金さん、どう?さっきより気分良くなった?」
「え……あれ?さっきより……良くなったかも……。」
「それは良かったよ。それとごめん。」
すると真冬は何故か自ら白金さんに謝罪した。
「え?どうして謝るんですか?」
「あの時……もう少し助けるのが早ければ……白金さんが辛い思いすることなかった……。」
「……真冬さん……りんりん!あこもごめんなさい!」
「あ、あこちゃんまで……。」
真冬とあこは白金さんに謝った。
すると……
「……フフっ…。」
「し、白金さん?」
「ご、ごめんなさい……笑……2人が必死に謝るから……なんかおかしくて……笑」
「そ、そんなにおかしかったか?笑まぁでも、白金さんに笑顔が戻ってよかったよ。」
「はい……ありがとう……ございます。なんか……おかげで……さっきのことがなんか……どうでも良くなりました……。」
「今日は色々あったけど、さっきのことを除けば楽しかったよ。」
「うん!ねぇ真冬さん!りんりん!またこうやって遊びに行こうよ!」
「うん、喜んで行かせてもらうよ。」
「私も……また行きたい。」
「じゃあそろそろ帰ろうか。」
こうしてあの男のせいで少し台無しになったが、なんだかんだで今日は楽しかった気がする。次はいつになるかわからないけど、次が楽しみだ。
「そうだ!せっかくだし、連絡先交換しようよ!」
「そうする?そうしとけばわざわざNFOでメール送らなくて済むからね。」
「じゃあ交換しようよ!」
俺たちは連絡先と皆さんおなじみ、L〇NEの友だち登録もした。そして少し歩いた先のところで解散した。
つづく
そう犯人はあいつだったんです(?)
ということで今回もありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。
感想などもお待ちしております。
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