孤独な剣士と人見知りのウィザード 作:かぴばらの子(活動停止中)
それでは本編スタートです!
「っ!」
「逃がしませんよ!」
鬼ごっこが始まると真冬と夏紀は尋常じゃない動きで真冬は逃げ、夏紀は追いかけていた。
「す、すげぇ……。」
「凄すぎます……もはや人間とは思えないような動き……。」
「……真冬君。」
脱落者側はそんなような事をつぶやいていた。
「真冬様、もう体力はそこまで残ってなさそうですね?」
「そう見えるか?でも……俺はこんなんでへばったりしねぇよ!」
この状況……例えるなら忍者そのものだった……どんな場所でさえ飛び移り、どんなところからでも飛び降りる……そんな鬼ごっこだった。
「っ!」
スパーン!
「っ!これは!?」
夏紀の目の前には、大きな氷の壁が現れた。
「ねぇ燐子ちゃん、もしかして。」
「……はい、さっき真冬君がやってたのと同じです……。」
「こ、氷の……壁だ……。」
これを使えば誰もが真冬の勝ちを確信した……しかし。
フォーン!パリィーン!
「「「っ!?」」」
「……やっぱりか……。」
その壁はあっさりと破られてしまった……。
「これが真冬様の氷の力……素晴らしいです……しかし……」
私は炎……この力がある限り……あなたの氷なんて少しも怖くありませんよ?
「っ!」
夏紀の右手を見ると包み込むように右手から炎が出ていた……。
「真冬先輩が氷……それに対して夏紀さんは炎……これじゃあ真冬先輩が氷が溶かされちゃうよ。」
「兄様!」
見ていた燐子達はどんどん不安だけが強くなっていた。
「くっ!」
「逃がしません!」
真冬は氷の壁を次々作り出した……しかし夏紀はその壁を簡単に破っていった。
「いいんですか?そんなに能力を使うと、反動で動けなくなりますよ?」
「問題……ない!」
真冬は逃げて逃げ続け……残り時間は2分を切り始めた。
「残り2分!」
「「「頑張れ!真冬先輩!!!」」」
「……。」
すると……
「はぁ!……っ!?」
真冬は氷の壁を作り出そうとした……しかし何故か出なかった……。
「っ!やばっ!」
バンッ!
「ぐっ!」
「っ!真冬君!!!」
真冬はよそ見をしてしまい前にあった木の柱に肩を思いっきりぶつけてしまった……。
「だから言ったのに……使い始めたばかりの時は使いすぎも良くないと……。」
「(もうただ逃げるしか……!)」
しかし……
「あれ……」バタンッ
「真冬君!!!」
「もう限界のようですね……真冬様。」
真冬もとうとう限界が来てしまい、真冬もその場に膝をついてしまった……そして真冬の体はボロボロになっていた……。
「クソっ……動けっ……!」
「もう無理しない方がいい……本当に動けなくなってしまいますよ?」
「……まじかよ笑」
すると……
「真冬君!!!」
「っ!燐子?」
「頑張れ!!!真冬君!!!」
燐子は大声で真冬を応援していた
そして周りのみんなは普段こんな声を出さないりんこに驚いていた。
「燐子先輩……。」
「……あの人は……本当にあなたの事が大好きなようですね……。」
夏紀はそういう。
「真冬様……今回は……私の勝ちです!」
「……今だ!」
スパーン!ゴゴゴゴゴ……バーン!
「っ!?しまった!」
もう力を使えないと思っていた夏紀……しかし真冬は何故かまだ能力が使えた……そして自分の下から真冬を吹っ飛ばすような感じで氷の壁が出現した。
「まだ力が使えた?!そんなはずは……もう真冬様はボロボロなのに……。」
「それは違う!!!」
「っ!」
「これはまだ使えたとかどうとかじゃない!……俺と燐子の……愛の力だ!!!」
「っ!/////」
「おやおやぁ笑」
そして真冬は夏紀から少し離れたところに着地した、もうこれ以上力は使えないだろう……。
「もうこれ以上力は使えないな、あとは自分の足で逃げるしか。」
「逃がしませんよ真冬様!」
しかし夏紀はすぐに真冬のところに追いついた。
「はぇーな……お前は……笑」
「それ褒め言葉ですか?!」
そして2人の鬼ごっこは残り数秒になっても足を止めることなく走り続けた。
しかし……
「こんな手は使いたくなかったですが……使わせていただきます。」
「え?……っ!?」
すると気づけば真冬の足にロープのようなものが巻きついていた、次の瞬間真冬は足を取られて倒れてしまった……。
「やばっ……。」
「油断しましたね……真冬様……。」
そして夏紀は真冬にゆっくりと近づいて行く……。
「今度こそ……俺の勝ちです……。」
しかし……
「そこまで!!!」
「っ!」
「夏紀様、時間切れです……。」
「え?」
「……タイムオーバー。」
どうやら5分たっていたようだ。
「逃走成功者1名!近江屋真冬様!ゲームクリアです!」
「や、やった……///」
「「「「やったー!!!」」」」
すると脱落者sideのみんなも大喜びしていた。
「終わったぁ……。」バタンッ
すると真冬は終わった瞬間地面に倒れ込んだ。
「やば……身体中のあちこちが痛い……ていうか全部痛い……。」
「真冬様?」
すると夏紀が近づいてきた。
「ん?」
「……まいりました。」
「おう。」
「それと……無茶しすぎです。」
「すまん……。」
すると……
「真冬君!」
「お、燐子っと……。」
すると燐子はすぐに抱きついてきた、
さらに他のみんなも一斉にやってきた。
「おめでとう……真冬君……///」
「ありがとう燐子……それに……ごめん……燐子を守れなくて……。」
「っ!……ううん(泣)いいんだよ……私は真冬君だけでも逃げ切って欲しかったから……///」
「燐子……。」
「真冬?」
すると春輝と秋人も近づいてきた。
「その……よくやった……。」
「おめでとう真冬っち。」
「ありがとう……2人とも……みんなもありがとな?」
「真冬先輩も凄かったです!!!あの魔法のようなやつも!!!」
「そりゃあどうも笑」
すると夏紀は締めに入った。
「それではこれで鬼ごっこを終了します、おつかれさまでした。」
「「「おつかれさまでした!」」」
「そして逃げ切った真冬様には後で特製のかき氷をご褒美としてお召し上がりください。」
と夏紀がそういうと。
「かき氷は真冬先輩だけかぁ〜いいなぁ〜。」
と他のみんなは残念そうにしていた。
すると……
「真冬様だけ……と言いたいところですか……。」
「え?」
「他の皆様も召し上がってください。」
「「「え?」」」
突然の夏紀の発言に耳を疑った……。
「ちょ、ちょっと待ってよ!私達は捕まったんだよ?だから食べられないんじゃ……。」
「ふふっ笑……真冬様の命令ですよ。」
「命令?」
「命令って言うなよ……。」
すると夏紀は説明を始める。
「この鬼ごっこの特殊ルールを覚えてますか?」
「確か、逃げ切った人があと一人だった場合、その人の望みをなんでも叶える……ですよね?」
「そうです……あの状況で真冬様1人だけだったので、逃げ切ったらということも考えて先に聞いておいたのです……望みを。」
数分前……
「俺の望みは……俺が勝ったら……」
捕まった他のみんなにもかき氷を食べさせてやってくれねぇか?
現在……
「真冬君……。」
「なので、これは最後まで逃げ切った真冬様からの望みです、なので後ほど皆様にもかき氷を差し上げます。」
「や、やったー!私達もかき氷だ!!!」
そうわかった瞬間みんなは喜んでいた。
バシンっ!
「いったぁ!?なんだよ春輝!?」
「1人でカッコつけてんじゃねぇ笑」
春輝は笑いながら真冬の背中を叩いた。
「でも……たまにはいいこと言うじゃん。」
「俺がこうしたかっただけだよ。1人で食べるより……みんなで食べた方が1番美味しいからさ。」
「なるほどね。」
「それでは皆さん昼食の会場まで行きましょうか。」
「「「はーい!」」」
そしてみんなは昼食を食べに会場まで向かった。
数十分後……
「お待たせしました、特製のかき氷です。」
「すげぇボリュームだな笑」
会場に到着し、昼食を食べ終えデザートにご褒美のかき氷が出てきた。
「「「いただきまーす!」」」
そしてみんなはかき氷を食べ始めた。
「うーん♪おいしー!」
「真冬先輩!ありがとうございます!」
「あいよ笑」
「真冬君……私の食べる?」
「いや……ものは一緒じゃ……笑」
「わかってないなぁー真冬っちは笑」
「何が?!」
と真冬はツッコミを入れる。
「真冬君……あーん///」
「……あーん……あ、ほんとだ(?)」
「でしょ?(?)」
「小川さんはただ2人をイチャつかせたかっただけでは?」
最後はみんなでかき氷を堪能し、鬼ごっこは幕を閉じた……。
つづく……
感想お待ちしておりますm(_ _)m
どれか1つ選んでください
-
音とポケモンを操る者を連載再開
-
青薔薇と天才と呼ばれた少年を連載開始
-
全く新しい新作を連載開始