孤独な剣士と人見知りのウィザード 作:かぴばらの子(活動停止中)
ある日のこと……
「……今日どうしようかな。」
今日は日曜日でRoseliaのバンド練習も
なく、燐子もいない。
どっか行くの?と聞いたが何故か教えてくれなかった。
「どうせ電話で聞いても返ってくる言葉は同じだろうな……。」
と1人でぶつぶつ言っていた。
すると、真冬の部屋のドアが空いた。
「真冬様?」
「ん?夏紀?」
「お客様が来てますよ。」
「お客さん?」
「はい。」
「ちなみに誰?」
「まぁ自分で確認してみてください、今リビングに通してあるので。」
「わ、わかった。」
そういうと真冬は恐る恐るリビングに向かった。
「おまたせしました……。」
「やぁ真冬。」
「っ!か、薫!」
「キャンプぶりだね。」
お客さんというのはハローハッピーワールドのギター、瀬田薫だった。
「ど、どうして?!ていうかよくうちがわかったな。」
「こころに聞いたんだ。」
「あいつ知ってたのか……。」
「それより、今日は何か予定はあるかい?」
と薫が聞く。
「な、ないけど。」
「それならこの前約束していた件……そろそろ実行しようじゃないか。」
「約束……あぁ。」
「約束?」
と夏紀が聞く。
「キャンプの行きで話してた時に真冬にギターを教える事になってたんだ。」
「なるほど。」
「それで突然来たことは申し訳ないが、今日真冬が大丈夫そうだから教えようと思ってね。」
と薫がいう。
「しかし真冬様、白金様に連絡しておいた方がいいのでは?」
「あ、そうだね。」
そう真冬と夏紀が話していると。
「あぁ、その必要はないよ。」
「「え?」」
「もう燐子には承諾を得ているから、安心したまえ。」
「い、いつの間に?」
「私はこれでも女性だからね、そうでもしないと後で大変だろうから。」
と薫がいう。
「あ、ありがとう。」
「それじゃあ行こうか。」
「え?どこへ?」
「サークルだよ笑スタジオ借りてやるんだ。一応ギターも借りれるから、真冬のギターはそこで借りよう。」
「わ、わかった……(そうなってくると俺もギター買わないとだな……。)」
「それじゃあ夏紀、真冬を借りるよ。」
「かしこまりました、真冬様?何時頃お戻りになられますか?」
「なるべく遅くならないようにはするよ。」
「かしこまりました、それでは行ってらっしゃいませ。」
そして真冬と薫は、サークルへと向かった。
数時間後……
「さて、始めようか。」
「よろしくお願いしますm(_ _)m」
真冬と薫はサークルに到着し、真冬は受付でギターを借り、スタジオに入っていた。
「とりあえず、今日はたくさんの時間を使って教えられる所まで教えようと思う、ちなみに真冬は燐子にどのようにピアノを教わってるんだい?」
「えっと、まず難しいことからはやらずに基礎から入って……それからどんどんレベルを上げていって、つまずいたりしたらその箇所を徹底的にやるって感じ……だったかな?」
「なるほど、じゃあ私達も基礎から教えていこう。」
「わかった。」
「まずは……。」
数時間後……
「〜〜♪」
「……。」
「か、薫?」
「あ、あぁすまない。」
「ど、どうかした?」
「いや……真冬は飲み込みが早いと思っただけなんだ。」
と薫がいう。
「そ、そう?」
「もしかしてピアノもこんな感じだったりするのかい?」
「……言われてみればそうかも。」
と真冬が言うと。
「やはりそうか。」
「俺、父さんに「お前は賢いから、なんでもできるんじゃないか?」みたいなこと言われたから……。」
「そ、そうか……(しかしこの数時間でここまで上達するとは……。)」
普段意味のわからない言葉を言っているあの薫もこのなんとも言えない反応である。
「おっと……そろそろ時間だね、今日はここまでにしようか。」
「ありがとう、薫。」
「どういたしまして。」
そして真冬と薫は片付けをし、スタジオを後にした。
数十分後……
「それじゃあ今日はこの辺で。」
「うん、またよろしく。」
「わかったよ、それじゃあね。」
サークルを出て、今日のところは解散となった。
薫はこの後別の用事があるらしく、すぐに行ってしまった。
「……あ、そういえば……」
俺そろそろ誕生日だったわ……。
一方その頃……
「ということで夏紀の情報で、10月11日は真冬の誕生日ということで、誕生日プレゼントの会議を始めまーす!」
というものが行われていた。
ちなみに場所はサークルのスタジオではなく、カラオケボックスにて行われた。
「まさか白金さんと近かったとは……。」
「あの、私もプレゼントあるのでしょうか……。」
千花も真冬と双子の兄弟なので、誕生日が同じである。
「安心してください、千花さんの分もいない時に会議しますので。」
「っ!あ、ありがとうございます!」
「(それ言っていいんだ……。)」
「とりあえず、今日は真冬のプレゼントね笑」
「千花?あなたを呼んだのは、一応真冬の兄弟ということもあって妹としての意見を聞きたかったの、それで千花は今まで真冬にどんなプレゼントをあげてたの?」
「兄様はゲームと猫が特に好きなので、それ系のものを今まであげてたような気がします。」
「ゲームと猫系のものね……。」
「なんですか猫系って……(汗)」
紗夜にそうツッコまれつつもリサは話を続ける。
「じゃあそれで決めてみる?」
「一応それがいいと思うわ。」
「あこ!ゲームだったらマウスかヘッドホンがいいと思います!」
「マウスとヘッドホンね……。」カキカキ...
「猫もありなら、私は真冬の家にいるにゃ……ね、猫達におもちゃとかどうかしら?」
「いいね〜一応それも入れておくね。」
それからみんなで色々案を出し合っていたのだが……。
「うーん……。」
ザ・フツウなのである。
「まぁどれも悪くないと思いますが、普通すぎてインパクトがないですよね。」
「そ、そうなんだよね……。」
「ねぇりんりん、何かいいの思いつかない?」
「うーん……あ。」
どうやら燐子は何かを閃いたらしい。
「お、思いついた?!」
「は、はい……あのこんなのはどうでしょうか……。」
燐子は紙に思いついた物を書いた。
「おぉー!なるほど!」
「ちょっと待ってください!これいくらすると思ってるんですか!」
「私達で出し合えば大丈夫だよぉ〜♪」
「それにもし厳しいならお父様に相談して出してもらいます、値段によりますが。」
「それに真冬君……最近これも頑張ってるから……真冬君も喜ぶかと。」
「ま、まぁ……皆さんがそこまで言うなら……。」
紗夜も仕方なく賛成する。
「じゃあこれで決まり!おっけー?」
「問題ないわ。」
「大丈夫!」
「それじゃあ決まったことだし、時間も余ってるから、少しなんか歌ってから解散にしよう!」
「「おぉー!」」
そして真冬へのプレゼントも決まり、
残りの時間みんなは
カラオケを楽しんだ……
しかし……過酷な戦いが
始まろうとしていることを……
まだ真冬達は知らなかった。
つづく……
さぁ次回からどんどん展開がとんでもない事になっていきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
感想お待ちしております。
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