(牙竜視点)
もう4月も下旬頃か 大分学校生活にも慣れてきたある日のヒーロー基礎学の授業だった。 この授業はオールマイトの担当授業なんだが、教壇にはオールマイトではなく相澤先生が立っている。
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった。」
3人体制?
なんかドでけえことでもするんじゃねえかな?
「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難なんでもござれ人命救助訓練だ!!」
人命救助訓練か。これは結構大事なヤツだな。
3人体制でやんのも納得だがいつもみてえな演習場を使うんか?
「レスキュー…今回も大変そうだな。」
「バカおめーこれこそヒーローの本文だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」
流石切島、熱いな。
「水難なら私の独壇場、ケロケロ。」
蛙水は蛙の個性だったな。水ん中じゃ最強だろうな。
「おいまだ途中。」
ザワつく教室内を相澤先生が制するとまた静かになる。
中々この人もいい威圧感を持ってやがる。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗ってく。以上、準備開始。」
ほうほう、救助訓練ってなると違う施設でやるんだな。
まあ普段のとこじゃ災害のシミュレーションとか難しそうだしな、
まあそれ相応の施設に行くんだろうな。
「こういうタイプだった、クソぅ!!」
「ドンマイ、」
『あーあ、座席のタイプ全然違うかったな』
なんか飯田は観光バスみたいなキッチリした座席のバスを想定してたっぽいが残念なことに座席は市バスみてえなタイプだ。 並ばした努力が水の泡になっちまったな。
「私思った事を何でも言っちゃうの緑谷ちゃん。」
「あ!?ハイ!?蛙水さん!!」
「梅雨ちゃんと呼んで。」
出久は相変わらず女子慣れしてねえな。
「あなたの『個性』オールマイトと似てる。」
「そそそそ、そうかな!?いやでも僕はそのえー」
おいおい、出久なんか焦りすぎだろ… 確かに師匠はオールマイトだけどよお、
「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトはケガしねえぞ。似て非なるアレだぜ。しかし増強型のシンプルな『個性』はいいな!派手で出来ることが多い!俺の『硬化』は対人じゃ強えけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕は凄くカッコイイと思うよ。プロにも十分通用する『個性』だよ。」
「確かに出久の言う通りだな。俺もこの前は結構苦戦したぜ。」
この前の戦闘訓練、切島のガード崩すのは中々大変だった。
「だけど派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪、それに下間だな。」
「俺か?俺は確かに強いけどよお、まだまだ力を使いこなせてねえ、」
スクラッシュドライバーとか俺はまだまだ使いこなせてねえからな。
『コイツは今後さらに強くなる。保証するぜ』
「まだ強くなんのかよ!?」
「それってチートじゃね?」
「もう着くぞ、いい加減にしとけよ…」
またも相澤先生が騒ぐ皆を制して静かにさせる。
「ハイ!!」
でちょうど目的地に到着だ。
「こんにちは。私は今回君達の担当になった、『スペースヒーロー・13号』です。」
なるほどなあ、スペースヒーローだから宇宙服っぽいコスチューム着てるんだな。
「すっげぇ!USJかよ!?」
瀬呂の言う通りここは大阪の映画を元にしたテーマパークのUSJみてえな雰囲気だ。巨大ザメとか恐竜とか綾小路麗華とか出てきてもおかしくなさそうだが、出来ればそれはやめてくれ
「水難ゾーン、火災ゾーン、暴風ゾーン、土砂ゾーンその他諸々僕が作った演習場です!」
へ〜13号さんが作ったんだ。 ジュラシックパークエリアは無いらしいがな、
「(U)嘘の(S)災害や(J)事故ルーム!略して!USJ!!!」
(((本当にUSJだった!)))
(このネーミング絶対ダメだろ)
((ああ、間違いなく怒られる。))
俺らが本家に怒られないか心配してる合間に13号さんが話をし始める。
「さて、訓練を始める前に、ボクから君達に小言が~一言、二言、三言…………」
(((増えてる)))
お小言が増えてるじゃねえか。
((多分この後も長い話になるぞ))
「超人社会は『個性』の使用を資格制にし、厳しく管理する事で一見成り立っているように見えます。しかし、その実一歩間違えれば簡単に人を殺傷できる力を個々人が持っている事を忘れないで下さい。」
まあな、クローズの力も普通の人間に振るうには強力すぎっからな。気を付けねえと人を殺しかねないな。
「君達の力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご静聴有り難うございました」
助けるための力か…
クローズの力は戦いに特化してるけど人を守ることだってできる。
そうやって使うことを大事にしねえとな
「一塊になって動くな!13号生徒を守れ!!」
なんだ?中央の噴水のとこから黒い霧みてえなもん出てんぞ。 でそっから何だあのバケモン!?
((手ばっか付いてるやつに、黒いマッチョマン、それにあれはチーターとカタツムリの怪人?))
(エボルト視点)
なんであの怪人がこの世界にいるんだ? チーターカタツムリ、仮面ライダー3号と仮面ライダー4号に出てくるショッカーの怪人だ。
ショッカーの怪人もそうだがいきなり出てきたコイツらはヴィランか何かか?
「なんだ!?また入試みたいに始まってるパターンか?」
「動くな、あれはヴィランだ!!」
どうやらこれは雄英高校が用意したものでは無いらしい。まあ、ショッカー怪人と思わしき奴が居るんんだからな、コイツらは完全にヴィランだ。
「ヴィ、ヴィラン!?アホだろ!?ヒーローがいる学校に乗り込むなんて!!」
『牙竜、分かってるな。』
「ああ、いくぜエボルト!」
さて、まずは変身して戦うしか……
「黒霧ぃ!あの赤髪で背低い奴が仮面ライダーだ!!あれからやっちまえ!」
「かしこまりました」
チーターカタツムリが牙竜の方を指差したかと思えば、俺達の方に向かって突進するようにして走ってきた。
「相澤先生!先行くぜ!」
『ああ、変身するぞ!』
「待てっ!下間!」
『ウェイクアップ!』
牙竜も対抗するように先に飛び出して変身するためにクローズドラゴンにドラゴンフルボトルを刺した時だった…
俺と牙竜の周りにはいつの間にか黒い靄が漂っていて、俺達はそれに飲み込まれた。
(三人称視点)
「いてて…ここって……」
USJの山岳ゾーンの中心に黒い霧が現れ、その中から変身をし終えた仮面ライダークローズとブラッドスタークが出てきた。
『どうやら飛ばされちまったみてえだな。』
チーターカタツムリを迎撃しようと飛び出した牙竜らであったが個性ワープゲートの黒霧に隙を突かれてこの山岳エリアに飛ばされてしまったらしい。
「ヴィラン共もいっぱいいやがるな…」
『あの怪人もいんぞ、』
「よお、仮面ライダークローズ!」
その時チーターカタツムリも彼らと共にワープしてきていた。
「へえ、結構ヤバそうだ。エボルト、お前はこのエリア以外を頼む。」
『牙竜、お前正気か?』
「こんぐれえ俺1人で充分だ。最悪クローズチャージも使う。」
『分かったよ、パンドラバングル忘れんじゃねえぞ。』
「分かってる。」
(多分ここにヴィラン共が居るってことは他のエリアにもわんさか居るだろうな、エボルト…皆を助けてくれ……)
牙竜とエボルトの手首にはバングルの様なものが付けられている。
これは彼の家にあるパンドラボックス内にあるアイテムを取り寄せるための道具である。
これさえあればフルボトル60本とロストボトル10本を牙竜とエボルトがそれぞれ使うことができる。
これまでの戦いではある程度のボトルを持った状態でしていたが、バングルさえあればボトルもドライバーも持ち運ばなくても戦闘できるのだ。
『OK、じゃあ行ってくるわ。』
「ああ、戦ってこい!」
クローズがヴィラン集団に殴りかかっていき、それと同時にブラッドスタークはトランスチームガンに付けたコブラロストフルボトルをバットロストフルボトルに入れ替える。
『バット!』
『蒸血』
『ミストマッチ!』
『バット・バッ・バット…ファイヤー!』
姿をコウモリの戦士、ナイトローグの物に姿を変えてエボルトは飛び立つ。
その間もクローズは雑魚チンピラ達に拳を撃ち込んでいき、彼らを薙ぎ倒していく。
「さて、ここで始末してやるぜ、仮面ライダー!!」
「臨むところだぜ、怪人さんよぉ!!」
そして、クローズとチーターカタツムリ、そしてヴィラン達の戦いが始まる。
To be continued
ということで新アイテムパンドラバングルでございます。 まあ、道具の出し入れに関してのご都合アイテムですな。
※上手いこと投稿できてなかったので上げ直しです