でこの後は夏休みも終わるので更新ペースが遅くなりますのでご了承ください。
(牙竜視点)
(俺は……勝ったのか……)
気が付いたら俺の周囲は爆発で起こった煙に包まれていた。
((勝ったみたいだな。))
俺の意識の中でエボルトが応えた。
俺の身体は既に仮面ライダーの装甲が無くなり、生身を晒してるが裸眼でもステージの外で倒れ伏す銃士の姿が見えた。
「甲斐銃士君場外、優勝は下間君!」
「よっしゃ!」
ミッドナイト先生によって俺の勝利が告げられ、歓声が湧き上がると共に込み上げる喜びからか無意識的に拳を空に向けていた。
「やったな、牙竜」
いつの間にか俺の隣でエボルトも人間体の状態で出てきていて、俺に対して祝福の言葉を発した。
「俺がここまで来れたのはアンタのお陰だ。ありがとう!」
「いいってことよ、相棒」
2年前の俺はこの場に立てていると思ってなかった。
エボルトと出会い力を分け与えてもらえたから俺はここにいる、
だからこの感謝の気持ちを俺は深く胸に刻みこむ。
「おつかれちゃん、銃士」
「おつかれッス、牙竜君」
そんで俺は対戦相手だった銃士の元に歩み、立ちやすいように手を差し伸べた。
「強かったッス、牙竜君……」
「テメエもクソ強かったぜ、銃士」
厨二口調じゃない時の銃士はありのままの状態の銃士だ。
ずっとその状態で俺と戦って一時は俺達を倒しかけた。
正直負けるかと思った。
「いい戦いだったぜ。ありがとう」
「こっちこそ、ありがとう。自分嬉しかったッス!幼馴染の牙竜君とこうして戦えて!」
感極まってポロポロと目から涙を零す銃士を俺はハグして、
「それとよお、小学校の時俺の事守ってくれてありがとな。あれがなきゃ今の俺はいねえ。」
「お、覚えててくれたんすか!?」
「当たり前だ。それとあん時は守れなくてゴメン。けどもう心配はいらねえな。お前なら立派なヒーローになれる!」
「はいッス!」
俺と銃士が持つ暗い過去。
俺達はそれも乗り越えて今この場にいる、この場で戦えた。
今日は忘れられねえ1日だ!
「惜しかったね。銃士君」
「く、黎斗さんっ……」
「よお、神さんよ。」
お次は銃士ん中の神様登場だ。
「エボルト君、それに下間君。来年は我々が勝つ!なので覚悟しておくんだな!ブワッハッハッハ!!」
「もう来年分の宣戦布告か?」
「負けたのが悔しいんすよ、けど自分だって悔しいッス!だから来年リベンジっす!」
「来年の体育祭、そうそう簡単にリベンジはできねえぜ。コイツらもいるからな。」
「牙竜さーん!!」
この後の閉会式のために降りてきたクラスメイト達が駆け寄ってくる。
特に百が先陣を切って俺の元へ来てギュッと抱きしめてくる。
「おめでとうございます!良かった……一時は負けてしまわれたかと……」
「おいおい、泣くなよ。俺は大丈夫だからよ。」
俺に抱きつく百は泣いていた。
さっきの戦いで不安にさせちまったからな。
「こうやって勝てたのも百達の応援だあったからだ。ありがとう」
泣きつく百の頭をぽんぽんと撫でてやり、出久達の方を見る。
「来年はコイツらももっと強くなってるぜ、銃士。だから俺達も負けねえように必死に足掻こうぜ。」
来年コイツらは今より強くなってる筈だ。
追いつかれねえようにしねえとな、
「はいッス!けど自分、皆さんに負ける気は無いっすよ!」
「俺も負けねーよ!」
(三人称視点)
生徒たちが開会式の時と同じようにグラウンドに並び、セメントスが作った表彰台の上に今大会のベスト4が並ぶ。
「今年メダルを授与するのは勿論この人!我らがヒーロー!」
「私がメダルをぉ・・・」
そして表彰台に上った者達にメダルを渡すために上空からオールマイトが
「もって来t「オールマイト!!」・・・」
「ゴメン被っちゃった」
カッコよく登場!のはずが決め台詞がミッドナイトと被ってしまった。
「今回3位だった轟少年!君はとうとう自分の殻を破ることが出来た。後はその力の使い方や技術をしっかり学べば、より強くなれるだろう!」
「ありがとうございます。」
オールマイトにメダルをかけてもらい、手厚い言葉と共にハグを受ける轟
「次は常闇少年!君の個性は素晴らしい!だが、戦い方が個性に頼りすぎている。しっかり自分自身の肉体も鍛えるといいだろう!」
「御意!」
常闇もメダルを授与され、ハグも受ける。
「次は甲斐少年!惜しかったな!2位だ!けど君の実力はプロ以上だ。これからの活躍期待してるぞ!!」
「ありがとうございます!」
「黎斗・神君も今回の大会の協力感謝するよ!」
「当然だ。来年はもっと面白いステージギミックも用意しよう。」
銃士もメダルの授与とハグを受けて次はいよいよ今大会優勝者の牙竜の出番だ。
「そして最後!堂々1位の下間少年!他の追随を許さず、全ての種目をトップで通過した!それにトーナメントでのクローズマグマの活躍には舌を巻いたよ!優勝おめでとう!」
「うっす!これからも見ててくれ、俺達の戦いを!」
「勿論だとも!エボルト君もナイスな解説だったぜ。」
「ああ、また呼んでくれ」
そして牙竜もメダルを授与され、ハグを受けた。
「さぁ、今回は彼等だった!しかし皆さん!ここにいる誰にも、ここに立つ可能性があった!切磋琢磨し、共に更に先へと進んでゆくその姿!次代のヒーローは確実に、芽を伸ばしている!!てな感じで、最後に一言!皆さんご唱和下さい!せーの!」
『プル「お疲れ様でした!!」ウル・・・えっ!?』
「オールマイト!!」
『そこはプルスウルトラじゃないんかい!?』
オールマイト先生がまさかの大ボケをカマし、観客からは大ブーイングが飛び交いこの年の雄英体育祭は幕を閉じた。その一方で閉会式の一幕に立ち会えなかった生徒もいた。
1年A組クラス委員の飯田天哉である。彼は兄であるプロヒーローインゲニウムが負傷したと連絡を受け、体育祭を早退し病院に駆けつけていた。
「兄さん!天晴兄さんは!?」
「おいおい、ここは病院だ。あんまし騒ぐな」
焦る飯田を制止する男、高身長で筋肉質な体格でリーゼント風の白い髪をツーブロックにしているのとタレ目の下の泣きボクロが印象的で厳格そうな雰囲気に気圧されたのか、飯田も冷静さを取り戻す。
「す、すみませんっ!」
「天晴兄さんって言ってたとこ見るとお前インゲニウムの弟か?」
「え、ええ、そうですが……」
「そうか、あいつは今失血のショックで一時的に意識を失ってるが命に別状はねえ、」
その男は飯田に現状のインゲニウムの身体の状態を説明する。
「何故あなたが兄のことを?」
「天哉!」
「母さん!」
質問を投げかけた直後、彼らの母も病室から出てきて天哉を抱きしめる。
「お兄ちゃんなら無事よ!その人が助けてくれたから。」
「この人が…?ということはもしかしてあなたはプロヒーロー?」
「ああそうだ、名乗るのが遅れたな。俺は甘粕政信、ヒーロー名は仮面ライダーアクセルだ。」
To be continued
新キャラ解説はいずれします。
というか職場体験編でバリバリ活躍するので乞うご期待