それと、ハーメルンにて野球youTuber日記というコラムも始めたのでもしよければ購読よろしくお願い致します。
(牙竜視点)
「じゃ、俺はここで降りるわ。また一週間後に会おうな!」
「はい!行ってらっしゃいませ!」
今日は職場体験初日ってことで新幹線で移動中だ。
俺は品川、百は東京の方で職場体験ってことで先に新幹線から降りる。
「じゃあな、お互い頑張ろうぜ!」
1週間離れ離れってのはちと寂しいが銃士もいるし大丈夫だろ。
「おっす、銃士」
「牙竜君……」
品川駅で早速違う車両に乗ってた銃士と合流してたんだがなんか銃士既に涙目なんだが……
「東京怖いっス……人多いっス……」
そうだった、銃士はなんか馴染み無いやつとかの前では厨二病ナルシストキャラなのに俺みたいな心開いてるやつの前では泣き虫モード発動しちまうんだ。
「安心しろって俺にエボルト。それに神様もいるんだし」
「その通り!私といれば都会で迷うことも無い!」
「俺達都会には詳しいし案内任せろって」
黎斗神さんとエボルト人間態が地図やらを頼りに事務所まで引率してくれた。
いやー大都会東京の空気はちげえな〜
人も多いし建物の高さも俺らが住んでる地域の2倍ぐらいある。
「で、事務所はここのようだね。」
「案外普通のビルだ。」
自称都会が得意な黎斗さんのお陰で事務所ビルまで到着。
確かにエボルトの感想通り何の変哲もない普通にビルだ。
東京ならではの独特なビルって訳でもなく所謂豆腐建築って感じの7階建てビルだ。
ということで案内に書いてる通りに3階の事務所の部屋へ
「失礼します!」
「おお!ようやく来たか!」
扉をノックすると背が高いハンサムな男がドアを開けて顔を出した。
「あんたが、仮面ライダーアクセルか?」
「その通りだ。俺は甘粕政信、仮面ライダーアクセルだ。さ、とにかくまずは事務所に入れ。」
エボルトの問いかけに応え、甘粕さんは俺達を白を基調とした部屋に誘った。
コーヒーマシンの振動音が響き、マシンからコーヒーの匂いが漂う事務室に入り、その後は模擬戦やら訓練やらをしている。
「クローズの方は良い太刀筋だ!けど荒い!」
「うっす!」
特に剣での戦いの訓練が中心だ。
俺はビートクローザーを、銃士はガシャコンソードを上手く扱うための練習だ。
拳とかも良いが剣はリーチがあるから便利だな。
((俺的には槍もオススメだがな。))
(リーチ長いもんな、)
((刺すだけじゃなくて振り回して叩くとかでも充分通用する武器だ。))
(便利だな。今度作ってくれよ)
((作れたらやってやるよ))
行けたら行く的な感じでだいたいこういうのは信頼出来ない。
「ブレイブ!もっと腰入れろ!剣が軽いぞ!」
「はいッス!」
銃士はちと苦戦気味だな。
「身体の基礎がなってない!お前の場合は毎日トレーニングだな。」
「は、はい……」
銃士の場合は身長は高いけど如何せん線が細いからなあ、
「それに比べてクローズは良い筋力だ。少し筋肉見せてもらってもいいか?」
「ああ、構わねえぜ。」
つーことで筋肉を見せて欲しいって頼まれたんで上の服脱いで上半身裸になる。
「タッパは小さけど中々いい体だ。」
甘粕さんは感心しながらマジマジと見つめる。
まあプロヒーローも認める肉体ってことだな。
「エ、エイトパック……」
「良かったら銃士のトレーニング俺が見てやるけどどうだ?」
「是非お願いするッス!」
目を輝かせながら俺とのトレーニングの誘いに乗ってくれた銃士。
そんでもって午後からはパトロールだ。
「おら!待ちやがれ!」
今は4人組の強盗犯をクローズマグマに変身して追いかけていた。
背中のブースターで飛びながら追跡出来んのは便利だな。
((翼がありゃ活動の幅も広がるな。))
(ああ、んじゃあ合わせ技いくぜ!)
「『エレキスチーム!』」
エボっさんのスチームブレードから電撃を放って強盗達が乗る車の機械をぶっ壊す。
「エンジンが壊れた!」
車の速度が急激に遅くなり、時速があっという間に0になって中から強盗四人が逃げるように出てくる。
「アクセル!敵は4人だぜ!」
「OK!まずはテメエで捕まえてみろ!」
耳の通信機でアクセルに敵の数を報告
「了解!」
「『アイススチーム!』」
強盗は四人、ライオンの個性の奴、クラーケンの個性の奴、指が銃の奴、肩に大砲が付いてる奴の四人組で今のアイススチームで四人全員の足元と車が凍る。
「さて、とっとと降伏しな。」
「断るぜ!」
おっと、まずは大砲と銃の奴が撃ってきたか。
「来い!マグマライズドラゴン!」
マグマを纏ったドラゴンが砲弾と銃弾を防ぐ。
溶けた鉄が地面に落ち、凍った部分の一部が水蒸気になる。
「行くぜ、エボルト!」
「任せろ、」
俺の体内からエボルトが出てきて、2人同時に飛び蹴り。
銃と大砲が蹴り飛ばされて気を失う。
「よくも二人を!」
「この糞ヒーローが!」
今度はライオンの奴とクラーケンの奴が氷を砕いて攻撃を仕掛けてきた。
『やっぱ異形型はパワーが良いな。』
「ああ、けどそろそろあいつら来るんじゃねえか?」
ライオンとクラーケンの攻撃は空を切る。
俺に向けて放たれた筈の攻撃は俺の身体よりも遥に上に放たれていた。
「か、体ガっ…」
「浮いてやがる!」
2人の身体は空中浮遊し、そのままぶつかり合う。
「ハッハッハッ!!愚民ども!我が力の前にひれ伏すがいい!」
「おらよっと!」
ブレイブの魔力で浮かされていたヴィラン2人にバイクみてえになったアクセルがジャンプしてタックルし、ぶっ飛ばす。
「2人ともなかなかいい戦いだった。」
ヴィラン共はあっさり気絶。事件発生からわずか30分で逮捕出来た。
「初めての捕り物にしては上々なんじゃないか?」
「それ程でもねえな。個性は強力だが使いこなせてなかったな。銃弾も砲弾も脅威じゃなかったな。」
何発かは外れそうだったが流れ弾で被害出たら困るしマグマで防いでおいて正解だった。
『今回は俺の出る幕も少なかったな。』
「私は出番すらなかったな。」
俺と銃士の活躍でエボルト達はあんま出番はなかったな。
「ブレイブも魔法での拘束が強いな。この調子で行くぞ!」
「「はい!/ウッス!」」
この後も何件か事件を解決して無事に初日を終えた。
(三人称視点)
「まだまだ!」
その夜、緑谷出久は一人特訓に明け暮れていた。
日中は職場体験先のヒーロー、グラントリノにワン・フォー・オールによる戦闘の訓練をしてもらい、夜には牙竜達から受け取ったビルドの力を扱う練習をしていた。
「ベストマッチは使いこなせるようになってきた…」
牙竜に教えてもらったベストマッチを中心に各種フルボトルの使い方をマスターしていってる。
「けどっ、最高のヒーローになるには全部完璧にマスターしないとっ…」
緑谷出久の特訓はまだまだ続く
To be continued
ほぼ完全オリジナルのエピソードを書いたのは結構久しぶりなので大変でした。
追記
オリキャラ設定の一覧を投稿しました
甘粕さんのプロフィールはそっから確認して下さい。