お待たせして申し訳ございません。
一先ず非リア充が書いたデート回楽しんでいってください。
(牙竜視点)
あれは数日前、皆で特訓をしてた後だった。
「あ、そうだ牙竜。お前いつになったら八百万とデートに行くんだ?」
突然エボルトが俺に問いかけた。
「デ、デート!?やっべぇ……考えてなかったわ……」
「ちゃんと考えとけよ。将来のお嫁さんかもしれないんだから、もっと近付いていけよ。」
とエボルトに後押しされまくっていざ百とのデート当日
((おいおい、初めてのデートで緊張するからって1時間前到着はヤバすぎだろ、))
(仕方ねえだろ!遅れたくなかったしよぉ…)
つっても集合時間まで30分あんのかよ、
早く着き過ぎちまったか…?
「牙竜さん!随分お早いですね!」
「も、百!オメエも結構早いじゃねえか!」
「当然ですわ!すっごく、楽しみでしたもの……」
百の奴めっちゃ期待してくれてるじゃねえか。
これは俺もその期待に応えれるようにしっかりリードしねえとな……
「よし!じゃあ早速行くか」
ということで今日俺達が選んだデートスポットは……
「着いたぜ、水族館!」
そう、俺達の最寄り駅から30分の港付近にある水族館だ。
因みに水族館に関してはエボルトが
『水族館でデートだったら1000%!お互い楽しめる』
と推薦してくれたので選んだぜ。
「大きい建物ですわね。我が家といい勝負ですわ」
「百の家といい勝負ってそれ百の家もかなりデカくね?」
少なくともこの水族館の大きさ、雄英高校の校舎よりデカい。
その水族館といい勝負の大きさの家っつったら宮殿か城に住んでんのか?
「いえいえ、大したことはありませんわ!」
「いや、大したことはある。それよりこれ前売り券。ネットで買ってコンビニで発券しといたぜ。じゃあ早速行こうか」
「はい!」
水族館に行くってのは早い段階で決まってたから前売り券も予め用意しておいた。当日券買うために並ぶ必要が無いってのはいい事だ。たっぷり水族館を楽しめそうだ。
つーわけでこの港沿いの水族館なんだが北館と南館の2つに別れていて入口は階段を上がって北館の2階だ。
「海もキレイだな〜」
ふと2階の入口前の広いスペースまで上がると海が一望できる。
この辺の地域の海辺っつたら昔はゴミがいっぱい捨てられてて評判悪かったが俺らが中3の時に急にゴミが掃除されて綺麗になったらしい。
また観光客が集まるようになって人気の出てきた砂浜や船の港が少しだけ見える。
「あちらのフェリーには1度乗ったことがありますわ」
と、ちょうど百が港を通るフェリーを指差す。
「へ〜どんなだった?」
「まるで高級ホテルの様な内装でしたわ」
「高級ホテルか〜俺もフェリー乗ってみてえな。」
「はい!是非1度ご一緒に」
「おう!そん時が楽しみだな!」
このフェリーは丁度出発した後だったんだろうか。
今日の空のように青い大海原に向けて旅立っていった。
「では、そろそろ水族館に入りましょうか」
「だな、」
俺は水族館ってのはあんま行ったことはねえがこの水族館作った奴は賢い。
入ってすぐ、目の前の水槽でいきなりシャチが元気そうに泳いでいる。
「デ、デケぇ…」
「可愛らしいですわね」
愛らしい見た目と巨体が特徴的なこの水族館の顔であるシャチが出迎えれば俺も百もその水槽の前へ足が進む。
「俺シャチなんて初めて見たぜ!」
「私も初めてですわ!!」
((ツカミはばっちりだな。))
その後2人揃って暫くはシャチの泳ぎに魅了された。
あんなデカいのに泳ぎは素早いんだなぁ…
「牙竜さん!あちらのシロイルカも可愛らしいですわ!」
「おー!こいつも中々可愛らしいじゃねえか!」
この水族館は海に住む哺乳類がいっぱいいる。
シャチにイルカにシロイルカ
『さて、今から!イルカショーを開演します!』
三階に上がれば上からさっきのシャチとかのプールを上から見れるしこの水族館のメインのイルカショーも見れる。
「イルカってスゲエな!言葉通じてねえのに人間とコミニケーション取って指示まで聞けるんだぜ!」
「そうですわね、是非我が家でも飼いたいですわ!」
「いくらかかるんだろうな?」
百の財力なら飼えるだろうな。
((いやいや、普通金持ちでもイルカは買わねえだろ。))
イルカショーとかシャチを堪能した後は南館に移動して昼飯だ!
「サメ肉とワニ肉…珍しい組み合わせですわね。」
「だな、どっちにしようか迷うぜ…」
このレストランはステーキとか海鮮丼とかがあるが一番のメインはサメ肉とワニ肉だろう。
普通の店じゃ喰えない代物だろうな。
「私はこのサメ肉カレーにしますわ。」
百はメニュー表にあるサメ肉のフライが乗ったカレーを指差す。
俺もカレー系にしてみるか。
「じゃあ俺はこのワニ肉カレーにするぜ。」
俺はワニ肉のから揚げが乗ったワニ肉
「あの、少しだけワニ肉の方食べてみてもよろしいですか?」
「おう!いいぜ、サメ肉もちょっと食べてみても良いか?」
「勿論ですわ!」
ちょうどサメ肉とワニ肉を2人で注文したから両方食えそうだ。
「百はなんか珍しい肉とか食ったことはあんのか?」
「そうですわね…あまり食べたことはありませんがフォアグラならよく食べてますわ。」
「フォアグラ…羨ましいぜ……」
俺も自力でフォアグラ喰えるぐらい頑張って稼がねえとな。
「お待たせしました。サメ肉カレーとワニ肉カレーです。」
「お、来た来た。早速食おうぜ。」
「「いただきます。」」
カレーのいい匂いと共に頼んでた料理が運ばれてきて机に置かれて30秒と経たず、手に持ったスプーンはカレールーと白米を混ぜ、ワニ肉のフライと一緒にスプーンに乗せて口に運ぶ。
「うん!美味いな!」
ワニ肉のから揚げを噛むとモチッとした歯ごたえが歯茎に伝わり、漏れ出てくる肉汁が口内に広がる。
「ほら!百も一個食べてみろよ、はい、あーん」
ワニ肉のから揚げが乗ったスプーンを百の口元に近づけて、空いた口の中に入れる。
「ん!美味しいですわ!」
「だろだろ、」
「牙竜さんもこちら、どうぞ」
「ありがとよ」
今度は百がスプーンにサメのフライを乗せて俺の口に運ぶ。
それを口に入れるとカレーの風味とまるで魚のフライに近いようなサメ肉の味を舌を伝ってくる。
「これもうめえ!」
サメ肉もワニ肉もどっちも美味かった。
あっという間に完食しちまったぜ。
「「ご馳走様でした!」」
2人で食い終わって会計を終えたら今度はウミガメゾーンに行く。
「ウミガメの赤ちゃん可愛らしいですわね。」
「だな、これがあんなにでっかくなるなんて想像できないぜ。」
ウミガメゾーンの水槽では俺らの手より小さいウミガメの赤ちゃん達がいっぱい泳いでいる。これが将来俺らがよく知ってるウミガメのサイズになるんだからビックリだ。
「ペンギンも可愛かったし最後はお土産でも買って帰るか。」
「お土産の種類、迷いますわね。」
ペンギンとかの他の動物も見終わって満足して帰るってことで出口前にお土産屋はズルいよな。
((こんなの絶対買っちまうだろ、))
(色々見た後だからな。ぬいぐるみも二割増しで可愛く見えちまうぜ。)
「牙竜さん!私これを買いますわ!」
「おうおう、って買い過ぎじゃね?」
百に関しちゃシャチ、シロイルカ、ペンギンの三種類のぬいぐるみをすべて買おうとしている。
「んじゃあ俺はこれにするぜ、」
俺は青とピンクの二匹のイルカのボールチェーン付きの小さなぬいぐるみを買うことにした。
支払いを終えて三匹のぬいぐるみを袋に入れて抱きかかえる百と一緒に夕日に照らされる道を歩く。
「今日は楽しかったな~」
「ええ!また行きたいですわ」
「そうだ、カバンちょっと貸してくれねえか?」
「ん、いいですわよ。」
と百のカバンを借りてそこにあるものを付ける。
「よし!これでお揃いだ。」
「素敵ですわ!」
百のカバンにピンクのイルカのぬいぐるみを俺のカバンに青いイルカのぬいぐるみを付けてやると百もそれを気に入ったのか手に取って見つめている。
((いいチョイスだ。))
「これからも大事にしますわ!」
「喜んでもらえたみたいで嬉しいぜ。」
初めて百と2人きりで過ごした休日だったがそれも長くは続かない。
この後百は知り合いとの会食ってことで今日のデートはここでお終いだ。
「今日は俺の急な誘いに付き合ってくれてありがとな。」
「私の方こそ今日は誘ってくれてありがとうございます。またお誘いしていただけたら嬉しいです。」
ホント可愛いな、俺の彼女は
「おう!次も楽しみにしといてくれよな!」
ま、こんな感じで初めてのデートを終えた訳だがすげえ緊張した。
まあまたこうやって平和にデートできる日を迎えるためにもヒーローとして世界を守ってみせる!
To be continued
初のデート回は中々難産でした。
因みに牙竜と百が行った場所のモデルは名古屋港水族館です。
さて、ここで皆さんに謝罪と朗報です。
私が通っている大学の方が対面授業が始まりまして自分のやるべき活動が増えてこちらの更新ペースがかなり落ちてしまいました。
本当に申し訳ございません。
隙を見つけては執筆だとうまくペースも上がらなかったんですが、今後の自分のキャリアや夢、やりたいことを考えると作家活動だなと思いまして今後は自分の活動をしっかり見直して執筆時間を増やしできる限り楽しい小説を執筆できるように頑張っていこうと思いますので今後とも応援よろしくお願いいたします。