変身します。
変身しまくります。
変身させすぎたかもしれません。
牙竜視点
昨日俺はエボルトと契約し完全な共生関係を築くことになった。
で今日は日曜日なんだが朝からコイツに連れられて廃工場に来ていた。
「ここなら誰もいねえだろ。」
「そうだな、たまに悪い奴が来るが大体撃退してる。」
「そうか、ところでなんでお前の肩にクローズドラゴンが乗ってるんだ?」
「ああ、クローズドラゴンって言うのかコイツ。なんか朝起きた時からずっといるんだよなコイツ。」
朝、目が覚めた時からなんかずっとこのドラゴンみたいなメカが俺の横にいる。しかもなんか俺に懐いてるしな。
「コイツはドラゴン型自立行動メカのクローズドラゴンだ。あの箱の中にいたんだが勝手に出てきたみたいだな。」
「へーよろしくな」
クローズドラゴンも応えるように音楽を鳴らす。
「で本題だ。今からお前に仮面ライダーって奴の力を与える。」
「仮面ライダー?なんじゃそりゃ?」
「あー、まあ宇宙のヒーローって奴だ。」
「ほー」
流石エボルト、力も宇宙的なパワーなんだな。
「じゃあ、まずはデモンストレーションだ。ちょっと身体借りるぜ。」
「おう、いいぜ」
エボルト視点
ってことで身体の主導権を1度俺が握る。
「さて、よく見とけよ。俺の変身を」
「ああ、わかった」
「さあ、実験を始めようか。」
まずは腰にビルドドライバーを着けて、2本のフルボトルを振る。
『ラビット!タンク!』
ラビットとタンクの2本のフルボトルをビルドドライバーに挿入する。
『ベストマッチ!』
そしてレバーを回転させるとハーフボディを形成するフレーム、スナップライドホルダーがベルトから出現する。
『Are you ready?』
「変身!」
赤と青のハーフボディが俺の身体を挟み仮面ライダービルドの鎧となる。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!』
兎と戦車の力を併せ持つベストマッチフォーム
仮面ライダービルドラビットタンクフォームへの変身が完了する。
「勝利の法則は決まった。」
自分で発した仮面ライダービルドの決め台詞が自分の耳に入ってくる。
エボルトとしての声で言ってるから渋く聞こえる。
「あー、もしかしてだけどこの台詞も絶対に言わないといけねえのか?」
「いや、変身ってとこだけで良い」
まあ流石に決め台詞は個人の自由だ。
さて、変身ついでにラビットタンクのボトルと牙竜の身体の相性を見てみようか。
ほう、このボトルとの相性はあまり良くなさそうだ。
「次はフォームチェンジだ。よく見とけよ」
「ああ、しっかり見てるぞ。」
『ゴリラ!タンク!』
ラビットボトルとゴリラボトルを入れ替える。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
トライアルフォーム(ゴリラタンク)へと姿を変える。
「なんかさっきより音が少ないな。」
「これはベストマッチじゃないからな。」
「ベストマッチってなんだ?」
「ベストマッチってのは相性のいいボトル同士の組み合わせだ。例えばこんな感じだ。」
『ゴリラ!ダイヤモンド!』
タンクボトルを抜きその代わりにダイヤモンドボトルを入れる。
『ベストマッチ!』
「ベストマッチならこの音声が流れんのか?」
「ま、そういうことだ。」
そしてまたベルトのレバーを回す。
「ビルドアップ!」
『輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェイ…!』
そしてゴリラモンドフォームに変化する。
「ほう、このベストマッチも強いのか?」
「勿論」
ということでしばらく牙竜にベストマッチをいくつか試させたんだが中々相性のいいボトルがないな。
そろそろ東都のボトル20本を制覇しそうだ。
『ドラゴン!ロック!ベストマッチ!』
これが東都ラストのベストマッチだ。
結構制御が難しいフォームだ。
『Are you ready?』
「ビルドアップ!」
『封印のファンタジスタ!』
『キードラゴン!』
『イエーイ!』
「うおおおおおおお!!」
このベストマッチを使った時、突然牙竜が声を上げた。
「大丈夫か?」
「な、なんか今すっげえ俺の中で滾る物があったんだ!よくわかんねえけど」
なるほどな。このドラゴンボトルが牙竜と相性が良かったんだな。
「ああ、わかった。じゃあお前はこのドラゴンボトルをメインに使おう。」
ってことは牙竜が変身するライダーはビルドよりあいつの方がいいな。
「よし、運転手交代だ。次は違うライダーに変身する。俺の指示通りに頼んだぜ。」
クローズドラゴンも目を覚ましたってことは多分そういうことだろうな。
牙竜視点
てことで俺も腰にこのビルドドライバーって奴を巻いてみる。
「クローズドラゴンを使え。頭と尻尾を引っ込めてガジェットモードにしろ。」
「OK、来い!クローズドラゴン!」
俺の掌に乗ってきたクローズドラゴンを変形させてガジェットモードにし
「これでいいか?」
「ああ、じゃあさっきのドラゴンフルボトルを入れろ。」
「こいつか?」
『Wake up!』
さっき使ってたドラゴンフルボトルをクローズドラゴンに挿入する。
「あとはわかるな?」
「ああ、」
『クローズドラゴン!』
ドライバーにクローズドラゴンを取り付けてレバーを回す。
『Are you ready?』
「変身!」
『Wake up burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』
さっきのエボルトが変身してた時みたいに形成された紫の装甲が引っ付き、さらに金色の龍のようなフォルムのパーツが装着される。
水面に映る竜の戦士の姿を見る。
「仮面ライダークローズ爆誕だ。」
「これが仮面ライダークローズ……」
出来ればちゃんとした鏡でもこの姿を見てみたいぜ。
それにこの姿はさっきのビルドとはまた違うみてえだな。
「さて、こっからは俺が戦い方を教えてやる。厳しい特訓の始まりだ。」
「望む所だ!」
「じゃあ早速…」
俺の身体からアメーバ状の物が出てきて俺の前でコブラの意匠が所々あるワインレッドの姿をした戦士に変化する。
これってこの前エボルトが俺に憑依して変身してた。
「ブラッドスタークだ。俺のもう1つの姿さ。」
「へえ〜なんかよくわかんねえけど良い対戦相手にはなりそうだ。」
「ボコボコにされても泣くんじゃねえぞ」
エボルト視点
それから数時間後
「中々やるじゃねえか……」
「そっちこそ、やっぱ宇宙人は舐めれねえな。」
ブラッドスタークVS仮面ライダークローズの組手を何度も行ったが勝負は互角、牙竜も結構強いじゃねえか。
結局2人疲れて地面に寝転んでるところだ。
「じゃ、とりあえずこの辺にして飯でも食いに行くか。」
「いいぜ、じゃあ戻るとするか。」
牙竜が仮面ライダークローズの変身を解除すると俺は牙竜の体の中に引き戻された。
「テメエはもう俺の中に戻るのか?」
「ま、そうだな、てか変身解除した瞬間に身体を保てなくなってな。多分お前が変身してる時しか出れないんだろうな。」
クローズの変身中しか活動できないってのはどういうことだ?
ハザードレベルが上昇しやすい状態の時だけ俺も力が発揮できるとかそういうシステムか?
「まあいい、味覚は共有出来てるわけだ。お前が美味いもん食ったら俺も味を楽しめる。とっとと近所のラーメン屋でも探してこい。」
「ああ、わかったぜ」
To be continued
とりあえずこれでタイトルの1部を回収
一応現状の力の制約としてブラッドスタークと牙竜自身の分離は牙竜がライダーに変身中のみ使用できます。