クローズ&エボルのヒーローアカデミア   作:夢野飛羽真

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皆さまおはこんばんちは
1つお知らせです。

今まで丼直政名義で執筆活動をしておりましたが色々とありまして
"夢野飛羽真"という名前で活動させていただきます。

皆さまよろしくお願い致します。


1学期期末試験part2

(エボルト視点)

 

今俺たちがいるのは雄英高校のモニタールーム。

証明は暗いが部屋をモニターの明かりが照らしていてそのモニターには期末の演習に臨む奴らの戦いが映っている。

 

「次はいよいよ百と轟の番だな。」

 

切島と砂藤、蛙水と常闇の試験が終わり三組目の飯田と尾白の試験が始まった。

なので4組目の八百万達はそろそろ試験の準備をしなければいけないのだが……

 

「私…本当に大丈夫でしょうか……?」

 

「何言ってんだよ!百なら大丈夫だって、頭も良いんだし。」

 

ところがどっこい八百万は少し自信が無さげだ。

 

「けど私…轟さんの足を引っ張らないでしょうか……?」

 

「百の実力と個性なら大丈夫だ!良い作戦立ててしっかりアイツのことサポートしてやってくれ!」

 

ギュッと八百万の手を握る牙竜の言葉と真剣な眼差しに八百万はニコッと笑って返す。

 

「わかりましたわ!完璧なオペレーションをお見せして参りますわ!」

 

「おう!しっかり見ておくぜ!」

 

少し自信が無さげだった八百万は牙竜に励まされた後轟と共に部屋から発った。

 

「百の作戦か…見物だな、」

 

『ああ、楽しみに待っておこうか。』

 

(三人称視点)

 

「で、八百万。作戦はあるのか?」

 

「ええ!勿論ありますわ!」

 

試験会場に向かう途中で轟焦凍と八百万百が言葉を交わす。

 

「だったらその作戦教えてくれ、」

 

「わかりましたわ、」

 

八百万は腰から1冊のメモ帳を取り出し、作戦を語り始める。

 

「なるほど、そういう事か……八百万の作戦でいこう」

 

「いいのでしょうか?本当に私の作戦で」

 

「俺はお前がこういう知能的な面では1番だと思ってる。だから委員長の投票もお前に入れた、いざという時の作戦の切り替えも任したぞ。」

 

「わかりましたわ!」

 

そして暫くして彼らは演習の舞台に立ち、試験開始の時を迎える。

 

「始めるぞ、」

 

「ええ、」

 

『デンジャー!』

 

腰にスクラッシュドライバーを装着した轟がクロコダイルクラックフルボトルをドライバーに装填する。

 

『クロコダイル!』

 

「変身!」

 

スクラッシュドライバーのレンチ型のレバーを下ろすと共に

 

『割れる!食われる!砕け散る!』

 

『クロコダイルインローグ!』

 

『オーラァ!』

 

『キャー!』

 

変身音声と共に轟焦凍が仮面ライダーローグの鎧を身に纏う。

 

『それでは試験開始!』

 

それと同じタイミングで彼ら2人の立つ演習場に試験開始のアナウンスが響き渡る。

 

「行くぞ!」

 

「はい!」

 

試験のルールはいたってシンプル

カフスを試験官である雄英教員の手か足に付ける。

若しくは指定されたゲートをペアのどちらかがくぐり抜けて演習場から脱出する。

こういった勝利条件のため、多くの受験生たちはまずは脱出ゲートに向かうのが定石だ。

因みに彼らの試験の直前に演習を行っていた飯田&尾白のペアは最後尾白が飯田にシュートしてもらい、ゲートをくぐったことで試験をクリアしている。

 

「マトリョーシカの方しっかり見とけよ」

 

「分かりましたわ!」

 

勿論彼ら2人もゲートの方に向かう。

その間に八百万は自身が創造し慣れているマトリョーシカを生産し続けながら走っている。

 

「まずはどっちの作戦か様子見だな。」

 

2人はまず相澤の出方を伺いながら進軍していく。

 

『エレキスチーム』

 

「来た!」

 

ゴールまであと半分まで進んだところ、電気を纏ったガスが突如空中から彼らを襲う。

 

「炎で打ち消したか…」

 

宙を舞い、スチームブレードからエレキスチームを放つ相澤の変身するナイトローグに対して轟が変身する仮面ライダーローグは左手から炎を放って迎え撃つ。

ガスと炎がぶつかり合い、火花が散る合間に八百万が網を作ってナイトローグに向けて投げるがそれはナイトローグのトランスチームガンが撃ち抜き防ぐ。

 

「一旦退避だな…」

 

数の上では轟と八百万のペアが優位

実力面で勝るナイトローグではあるが彼はさらに空中戦ができるという優位な点を持っている。

更なる2人の攻撃を避けるため、一度空中へ逃げる。

 

「空から来るぞ!」

 

空へ退避したナイトローグに対して轟と八百万の攻撃手段は少なくなってしまうが、空にいるナイトローグの方が射撃戦は有利、トランスチームガンライフルモードで空中からエネルギー弾の雨を降らして八百万がそれを自身の盾で、轟は自身が生成した氷壁でそれを防ぐ。

 

「銃弾の雨の中じゃ進めねえっ…」

 

「ここはお任せください!」

 

八百万が発煙筒を生成、それを投げて煙幕を生成するが、

 

「やはりダメですわね…」

 

銃弾の雨は止まない。

 

「確かあのバイザー超音波で視界不良でも周囲の敵察知できるんだよな、」

 

「ええ!なので音波を狂わせれば問題ありませんわ!!」

 

次に八百万が何らかの機械と数本の発煙筒を宙に向けて投げるとゲート方向に向かって走り出す。

 

「煙幕に超音波ネズミ駆除装置か、考えたな。だがっ…」

 

煙の幕で視界を、超音波を出す機械で感知機能を阻害したがナイトローグはすぐに八百万が走って行ってる方向に向けて銃を構える。

 

「考えが甘いな。そっちに行くのはわかっている…」

 

『バット!』

 

『ファンキーショット!』

 

「悪いな先生、そういうの使えるのはアンタだけじゃねえんだ。」

 

嘗て、仮面ライダービルドの物語の中で、ナイトローグはトランスチームガン、仮面ライダーローグはネビュラスチームガンと同じ形状の武器を使っていた。

勿論轟焦凍の変身する仮面ライダーローグも例外ではない。

ネビュラスチームガンからローグの左腕から放たれた炎を纏ったコウモリの姿をしたエネルギー弾がナイトローグに向かって進んでいく。

 

「お前もそう来るか、」

 

ナイトローグは空中でエネルギー弾を退避

 

『UFO!』

 

空を切ったコウモリ型のエネルギー弾にネビュラスチームガンから放たれたUFO型の弾が当たると軌道が変わり、エネルギー弾が再度ナイトローグを襲う。

 

「俺を攪乱して背後に回ったのは見事だった。だが俺の本領はこっちだ、」

 

遠距離同士での戦いでは個性と銃の性能では轟の方が優勢だ。 だがナイトローグに変身する相澤消太、ヒーロー名イレイザーヘッドの基本戦術は近接戦闘 自身の個性で相手の能力を封じつつ体術で捕縛 自分の個性では対処出来ない異形型相手でも立ち回れる程に近接格闘の技術を磨いてきている。

 

「っ……!」

 

ナイトローグの戦いの場は空中から地上へ

仮面ライダーローグ、轟焦凍に向かって急降下し腹部に向けて蹴りを入れる。 そこから間髪を入れずに右ストレート、左フック、膝蹴りと殴る蹴るの押収をローグに浴びせる。

 

「威力はいい、だが動きが大振りだ。」

 

「ああ、そんぐらいわかってるッ……」

 

仮面ライダーローグは左の腕を振るい、前面に向けて炎を放つが、ナイトローグはあっさり躱しローグの右脇腹にスチームブレードを突き立てる。

 

「お前、個性使うの躊躇しないんだな…俺にいつ消されるかわからない状況で」

 

「ああ、その心配は無用だからな。」

 

ローグの右手がスチームブレードを掴み凍らせる。

その氷結の進行に巻き込まれないようにナイトローグはスチームブレードを手放し、ローグから離れるが…

 

「なるほどな、俺がナイトローグに変身してる時はバイザーのせいで個性が使えないって情報を仕入れてたってことか。」

 

「ああ、その通りだ。八百万がエボルトから聞いていたらしい」

 

ナイトローグの頭部にある視覚情報を得るための電子レンズはガス等の視界不良の要因を打ち消して鮮明に情報を装着者に伝えることができるが、その分装着者の目に関する個性の効果すらも阻害してしまう。

勿論、相澤の抹消もナイトローグのバイザーを通せば効果は発揮できない。

 

「なるほど、それを見越していたってわけか。それに俺が抹消を使ってもナイトローグを使っても仮面ライダーローグで対処できたってことか…」

 

ここで、轟と八百万が立てた作戦について説明しよう。

八百万は牙竜のサポートができるようにとエボルトからライダーシステムやトランスチームシステムに関しての情報を聞いていた。

それによって、ナイトローグの性質上、目を使う抹消の個性とナイトローグの併用ができないということがわかった八百万と轟は一先ず仮面ライダーローグの力自体はサポートアイテムと変わらないので抹消できないということを利用し、イレイザーヘッドが来てもナイトローグが来ても力を封じられることがない様にと先に轟は仮面ライダーローグに変身しておき戦闘の軸にすることでどちらにも対処できるようにしていたということだ。

 

「だが、それだとライダーシステムだけに頼り過ぎだな、」

 

「どうだろうな?」

 

ローグと一直線上に並び、ゴール方向に背を向けるナイトローグの背後から突然爆音が響いた。

 

「そっちは囮か!」

 

バイザーを通して相澤の目に映ったのは自身が普段からよく使う捕縛布と大筒を構える八百万の姿だった。

ローグが自分を引き付けているうちに八百万がゴールを目指す作戦だと予測していた彼にとっては予想外の出来事だった。

 

「金属製ッ…!」

 

トランスチームガンの弾丸が放たれたが捕縛布はそれを弾く。

 

「いいタイミングだ!八百万!」

 

丁度轟に意識が向いていた相澤にはこの金属製の捕縛布は想定外だった。

その捕縛布に向けてローグが左腕から炎を放つと金属の捕縛布は一気に収縮し、空中へ逃げようとしたナイトローグの下半身に絡みつく。

 

「形状記憶合金か…やられたな……」

 

熱によって形が変わる形状記憶合金とそれに絡まったナイトローグの身体を轟の大氷結が一気に凍らせる。

 

「今のうちだ。」

 

「ゴールを目指しますわよ!」

 

台車を創造した八百万はその上に轟と共に乗り、炎の推進力でゴールに向かって進んでいく。

 

「よく考えたな…100点満点だ。」

 

情報戦、作戦立案、通常戦闘において自身を完封した轟と八百万のことを凍らされた相澤が一人呟き暫くするとゲートの方から彼らが試験をクリアしたことをアナウンスされた。

 

To be continued

 

 

 




次回はオールマイトVS緑谷&爆豪になると思います。
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