クローズ&エボルのヒーローアカデミア   作:夢野飛羽真

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オーズの完結編作成と聞き大いに喜んでおります。
夢野です。

期末試験編も残すところ後2バトル程で終了とし、その後は合宿と神野となります。
当作品は神野で一回一区切り付けたいと思っています。

それではまずは出久と勝己のバトルを楽しんでってください。


1学期期末試験part3

(エボルト視点)

 

「おつかれ!百!焦凍!」

 

「牙竜さん!」

 

「ああ、なんとか勝った。」

 

試験を終えて待機室に戻ってきた轟と八百万を牙竜が迎え入れる。

 

「相澤先生からも戦法を褒めていただけましたわ!」

 

「そりゃ良かったな。俺もあの戦いは痺れたぜ~」

 

『作戦面でもかなり強くなったな。』

 

ということで八百万らが喜んでいる合間に試験は進んでいき、

 

「次は出久と勝己の番ってことは俺らも準備しねえとな」

 

『そうだな、じゃあ行くか。』

 

「行ってらっしゃい。牙竜さん」

 

10組目の出久と勝己の試験が始まりそうだったので見れないのは惜しいが11組目である俺達の試験に備えてモニタールームを出る。

 

『出久と勝己の試験見たかったな。』

 

「ああ、先生が録画データとかくれたら良いんだけどな…」

 

嘗ての幼馴染でいじめっ子・いじめられっ子の関係を経て2人の仮面ライダーであり戦友になった戦いは正直気になる。しかも対戦相手は2人の憧れのオールマイトだからなあ…こりゃ見応えがありそうだが残念ながら俺達は移動の時間だ。

 

(三人称視点)

 

「かっちゃん、作戦はどうする?」

 

「決まってんだろ、俺とお前で完封してやるだけだ。」

 

一方、廊下を歩きながら試験会場入りし戦略を考える緑谷出久と爆豪勝己

 

「開始と同時に変身してゲートに向かう。そこでオールマイトが立ち塞がるならブッ倒すだけだ!」

 

「そうだね、僕らは個性と仮面ライダーの力の併用ができるけどそれでも…」

 

先程の轟と八百万の試験時の時のナイトローグこと相澤の場合と違い彼ら2人も変身と個性の両立こそできるが問題は相手のオールマイトの実力。

過去の大怪我が原因で実力は全盛期ほどではないがそれでも拳1つで曇り空を快晴に変えることぐらいなら余裕であろう。

 

「それでも勝つ!俺とテメエが組んだんだったら超えに行くしかねえだろ!」

 

「そうだね!かっちゃん!」

 

最強のオールマイト相手に自信を失っていた出久も爆豪の言葉で奮起し試験会場の地にビルドドライバーを巻いて立つ。

 

『ラビットタンクスパークリング!』

 

『ロボットゼリー!』

 

そのビルドドライバーにラビットタンクスパークリングボトルを付けると同時に爆豪も腰のスクラッシュドライバーにロボットスクラッシュゼリーを挿す。

 

『Are you ready?』

 

「「変身!」」

 

そしてそれぞれの身体が仮面ライダーの装甲に包まれる。

 

『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ! イエーイ!』

 

『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』

 

「勝利の法則は…決まった!」

 

「心火を燃やしてブッ潰す!!」

 

「エボルトさんに教えてもらった決め台詞ってこんな感じでいいのかな?」

 

「さあな?よく分かんねえけどアイツの趣味かなんかだろ。」

 

変身を終えた2人はエボルトに教えてもらったという決め台詞を披露し、市街地を忠実に再現した試験会場のゴールを目掛けて走り出す。

 

「この大通りを進めばもうゴールだ…」

 

「このコース簡単すぎだろ、っつーことはデカいの来やがる!避けんぞ!!」

 

「テキサス…スマッシュ!!」

 

この試験会場を横断する大通りを進むビルドとグリスの視界にゴールのゲートとその前に立ちはだかるオールマイトの姿が入ったかと思えばそのオールマイトが右腕を大きく振るうと衝撃波が地面を抉りながら彼ら2人に迫る。

 

「危なかった…」

 

ビルドはワンフォーオールで強化された脚力で、グリスは爆破の推進力で横歩行に飛んで脇道へ逃れる。

 

「あの場所に陣取られたら回り込んだりはできねえな、」

 

ゲートのほぼ前にオールマイトがおり、その背後に回り込んで突破しようものなら則見つかって迎撃されるだろうと推測する爆豪

 

「だったら正面突破しかないね、」

 

「ああ、そうと決まれば話は早え、とっとと行くぞ!!」

 

ビルドとグリス脇道から出てオールマイトに向かって走る。

 

「正面突破と来たか!いいぞ!もう一丁!」

 

2人の姿を確認したオールマイト力を溜めるように自身の脇を締めて拳を握りしめ、

 

「テキサス…スマッーシュ!!」

 

溜めたパワーを解き放つように拳を解き放ち、また衝撃波が2人のライダーを襲うが、

 

『各駅電車〜急行電車〜快速電車〜海賊電車〜』

 

『シングル!』

 

カイゾクハッシャーから放たれる電車型のエネルギーとツインブレイカーから放たれる不死鳥の形のエネルギー弾がオールマイトの一撃を打ち消す。

 

「一気に行くぞ!」

 

両方の掌から爆破を放って勢いよくオールマイトに飛びつくグリス。

 

「いい一撃だね!」

 

グリスとオールマイトの拳がぶつかり合うがパワーはオールマイトの方が上だった。

グリスは後方に身体が押され、後退

 

「かっちゃん!」

 

押し負けたグリスを助けるようにオールマイトの右脇にまでビルドが詰め寄り拳を放とうとするが、

 

「緑谷少年もいい動きだ!」

 

ビルドの脚力とワンフォーオールの力を組み合わせたことでとても俊敏に動けるビルドの接近を流石のオールマイトも見切ることは出来なかった、

 

「だが!声を出したのはいけなかったなあ、静かに仕留めてれば完璧だったね!」

 

「しまった!」

 

出久の声に反応したオールマイトの対応は早かった。

放たれるビルドの右腕を上から掴みそのまま地面に叩きつけるように一本背負投

身体能力が向上したビルドでさえも踏ん張りきれず地面に激突する。

 

「出久をッ……離しやがれッッ!!」

 

さらに間髪入れずもう一度出久の腕を掴んで投げ飛ばそうとするオールマイトに対してグリスが両手から大規模爆発を放ち、一度退けさせる。

 

「助かったよ、かっちゃん」

 

「気にすんな!んなことより次来んぞ!」

 

爆破を受けて一度後退したオールマイトが左腕を大きく振るいながら2人に向かってくる。

 

「ワンフォーオール・フルカウル!!」

 

ビルドの身体から緑色の稲妻が出たかと思えば、その身体はいつの間にかオールマイトの正面から消えて側面に現れ、脇腹に蹴りを入れる。

 

「素早いなっ…緑谷少年…」

 

流石にこの緑谷出久の動きには対応することができなかった、だが攻撃を受けてからのオールマイトの反撃は早かった。

攻撃を受けつつも出久の方に顔を向けて右腕を打ち込む。

 

「つ、強いッ……」

 

流石No.1ヒーローオールマイトと言ったところだろう、

まだ変身できるようになって数か月程度ではあるが仮面ライダー2人を圧倒する。

強力なパワーをビルドとグリスに向けて次々と放っていき2人はゲートから少しずつ後退してしまう。

 

「僕らのパワーでも押し負けるっ……」

 

「俺らが目指した壁ってのはやっぱデケエ…」

 

「かっちゃん、ここは僕が引きつけるから先に行って……」

 

オールマイトから距離を取る2人、

その状況でビルドがハザードトリガーを手に取りグリスより前に出るが…

 

「それは使わせねえ…」

 

ビルドドライバーにハザードトリガーを刺そうとする出久の腕を爆豪が掴んで止める。

 

「かっちゃん……」

 

「それ使ったらまた暴走しちまうだろ、」

 

「……」

 

ハザードトリガーは仮面ライダーの持つ力をさらに引き出せる反面脳を刺激し暴走させてしまうという危険性も秘めている。

以前保須で使用した時も緑谷出久は暴走してしまった。

 

「暴走しちまったらまた大変なことになって自分が傷付いちまうだろ、悪いけどそうはさせねえ、それが俺がお前にできる償いだ!!」

 

そう言うとグリスはオールマイトの方に向かって走り出す。

 

「また正面突破かな?けどそれなら、」

 

再度拳から技を放つための動作に入るオールマイトだったが、

 

『シングル!』

 

アタックモードにしたツインブレイカーがカブトムシの角状のエネルギーを纏い、オールマイトに向けて横に振るわれる。

 

「リーチが長いな!けど、これぐらいじゃやられないさ!」

 

カブトムシの角型のエネルギーを両腕で受け止めるオールマイト

 

「わかってんよ、出久!いい一撃頼んだぜ!」

 

「わかった!」

 

爆豪が自身の技を止められながらも、出久の方を見るとそれに反応するように出久も頷いてビルドドライバーのレバーを回すと、

 

『スパークリングフィニッシュ!』

 

胸部のカルボニックチェストアーマーから発生したディメンションバブルを纏いながら、ワームホールの様な図形でオールマイトを拘束し

 

「Shit!これでは動けない!」

 

拘束されたオールマイトに向かって…

 

「ワンフォーオール!フルカウル!」

 

ディメンションバブルとワンフォーオールを纏ったライダーキックが放たれる。

 

「ナイスだよ、緑谷少年」

 

爆豪のツインブレイカーでの攻撃が自身に隙を与え、その隙を見逃さずに自分を拘束し必殺キックを放った出久への賞賛の言葉をつぶやきながらライダーキックを受け入れるオールマイト

弟子の成長とその幼馴染との和解による連携に対しての涙を堪え、必殺キックのダメージで動けないということも相まってか彼ら2人のゴール通過を許した。

 

To be continued




暴走フォームへの変身を阻止する流れ一回やってみたかったんですよねー
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