今日は二話連続投稿ということなのでいっぱい楽しんでいってください。
それではどうぞー
(三人称視点)
「下間牙竜が仮面ライダービルドの世界にいたのは確かだね。」
「ええ、ロストスマッシュを派遣して探してみたところ確かにいまわ」
ここはショッカーに基地、玉座に座り腰にアークワンドライバーを巻いたオールフォーワンが自らの補佐であるアズから報告を受ける。
「ならビルドの世界ごと攻めてしまおうか。」
「そうよね、だったら最適な仮面ライダーがいるわ」
というアズの言葉と共に一人の仮面ライダーが彼らの前に歩いてやってくる。
「ブラッド族の魔術師、仮面ライダーブラッドです。」
彼らの前に姿を現した仮面ライダーブラッドは右手と左手それぞれでグリップの様なものを握るようなポーズを見せる。
「君そんなキャラだったかな?」
「ええ、どこかのスーパードクターのことをデーモン呼ばわりしてそうなポーズね。」
「そこはお気になさらず、ビルドの世界を破壊すればいいのですね。」
「その通りだ。期待しているよ」
「お任せ下さい。」
そう言うとマントを翻してブラッドは任務に向かう。
「けど仮面ライダーブラッド、あんな性格だったかな?」
「ここの連中は皆世界中から集めた悪意で複製された存在だけどそのままの性格だと悪意と個性が強すぎて統率が取れないからねえ、少し脳改造をした状態で復活させておいたのだよ、」
「流石オールフォーワン、賢いわね」
「そうだろう、ただこの方法だと大量生産は難しいからね。そろそろアレも使わないとね。」
オールフォーワンの懐からは超スーパーヒーロー大戦のライダーガシャットがその姿を覗かせていた。
そして、ビルドの世界に向かった仮面ライダーブラッドは……
「さあ、パンドラパネルを奪いこの世界を滅ぼすのだ!!」
シザーズロストスマッシュ、ゼブラロストスマッシュ、そしてガーディアンの小隊と共に桐生戦兎らが住んでいる町で暴れ回っている。
かなりの都会である故、多くの人が集う地域であるため逃げ惑う人々の数というのも自然と多くなる。
「なるほど、これが牙竜の言ってたショッカーか」
「ジャッカーだかショッカーだか知らねえけど兎に角ぶっ潰す!」
だが3人のブラッド族戦士達の行く手を阻むかのように桐生戦兎、万丈龍我、猿渡一海、氷室幻徳、内海成彰の5人の男たちが並び立つ。
「仮面ライダー共か、丁度いい、ここで滅ぼしてやろう。」
「悪いけどそういうわけにはいかないな」
『ラビット&ラビット!』
仮面ライダーブラッドと向かい合う桐生戦兎のドライバーにはハザードトリガーとフルフルラビットタンクボトルが付けられる。
「ああ、俺達は簡単には負けねえ!」
『ドラゴンゼリー!』
「こんなとこで死ぬわけにはいかねえからな」
『ロボットゼリー!』
「この世界の民は俺達が守る。」
『デンジャー!クロコダイル!』
スクラッシュドライバーを腰に付けた龍我、一海、幻徳は各々の変身アイテムを装填する。
「この世界で得た幸せを……ここで失うわけにはいかないんです!」
『コウモリ!発動機!エボルマッチ!』
内海もエボルドライバーにバットフルボトルとエンジンフルボトルを入れてベルトのレバーを回し、それと同じタイミングで戦兎もビルドドライバーのレバーを回す。
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』
『『Are you ready?』』
「「「「「変身!!」」」」」
『オーバーフロー!紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!ヤベーイ!ハエーイ!』
『潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!』
『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』
『割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オーラァ!キャー!』
『バットエンジン!ヌゥハハハハハハ……!』
仮面ライダービルドラビットラビット、クローズチャージ、グリス、ローグ、マッドローグの5人のライダーが並び立つ。
「勝利の法則は…決まった!」
「今の俺達なら、負ける気がしねえ!」
「心火を燃やしてぶっ潰す!」
「大義のための犠牲となれ…」
「全ては難波重工の……いや、民衆のために!」
そして5人のライダー達はブラッドらに向けて一斉に走り出す。
(牙竜視点)
「危ねえ!」
街で怪人たちが暴れてるっつーことで戦兎さん達と一緒に駆けつけたんだが、なんか敵が連れてきた機械の兵隊がちまちま住民を襲ってきやがる。
「速く逃げろ!」
「あ、ありがとうございます!」
今の俺にできんのはこいつらから人々を助けることだけ……
ドラゴンエボルボトルとクローズマグマナックルをそれぞれ持って兵達を殴って倒していく。
「それ寄越せ!」
敵兵の数が多くてちょっと埒が明かねえからライフルを無理やり奪って撃っていく。
「おらああああああ!!!」
銃弾を連射し、兵隊達を次々と倒す。
「ったく、手間取らせやがって…」
一先ずここに来た連中は倒せた。他の場所の様子も見ておかねえと……
「うわぁっ…!」
そう思って移動しようとした時だった、仮面ライダークローズチャージの身体が突然飛んできて俺の前で転がる。
「龍我さんっ…!」
俺は倒れる龍我さんを助けようと近付こうとた、
「おっと、見つけたよ、下間牙竜君」
だがその時だった、俺の目の前に黒い仮面ライダーが現れて一瞬で弾き飛ばされた。
「なんでテメエ俺のことを……」
「私は仮面ライダーブラッド、アークの命令で君を殺しに来た。」
アークッ…!ショッカーの奴か……
「こんなとこにまでお出ましとはな…」
「ああ、じゃあ、死んでもらおうか。」
ブラッドとかいう奴の掌からエネルギーの塊のような弾が俺に向けて放たれた。
「牙竜!!」
あっという間に俺は避けることができなかったがその前にクローズチャージが立ち塞がって俺を庇った…
「龍我さん!!」
俺を庇ったクローズチャージの変身が解けて生身を晒した龍我さんが倒れる。
「クソっ!この野郎!」
クローズマグマナックルで殴り掛かるが…
「変身もできないあなたに何ができるというのですか?」
だが、あっさり受け止められて腕を掴まれて投げ飛ばされる。
「確かに俺は変身できねえ……けどそれでも俺は……」
確かに今の俺は変身できねえ、ハザードレベルも下がっちまってる。
エボルトと出会う前と同じだ。けど一個違うことがある……
「俺はヒーローだ!」
「そうか、だが下間牙竜、あなたはここで死ぬのです。」
またあの光弾を撃とうとしたが…
『フルフルマッチデース!』
そのブラッドを背後から赤くて兎の要素強めのビルドの大剣が切り裂く。
「大丈夫か?万丈、いつまで寝てるんだ?」
「わりい、苦戦しちまった。」
龍我さんもなんとか立ち上がった。
「牙竜、お前もまだ立てるだろ。」
「当たり前だ!」
俺はまたクローズマグマナックルを握りブラッドの方を見る。
「この不退転の服に誓う!俺はまた立ち上がってテメエを倒す!」
昨日玄徳さんに貰った服の不退転の文字通り、俺はまた立ち上がる。
「だったら二度と立ち上がれないようにしてやろう!」
ブラッドが一瞬で俺に近づき、拳を振り上げるが、
『♪~~~!♪~~~!』
「クローズドラゴン!」
俺のクローズドラゴンが炎を吐いてブラッドの攻撃を妨害した。
「クローズドラゴン、もう一度一緒に戦ってくれるのか?」
『♪~~~!』
クローズドラゴンをその手で掴みガジェットモードに変形させる。
「牙竜!ドラゴンエボルボトルを挿せ!」
「おう!こっちのボトルか!」
この世界に飛ばされた時、俺は仮面ライダーエボルが使うドラゴンエボルボトルをクローズドラゴンに挿すと。
「色が変わった!?」
エボルボトルの色が金色に、クローズドラゴンの色がエボルドライバーの様な朱色に変化する。
『覚醒!』
『グレートクローズドラゴン!』
それをビルドドライバーに挿してレバーを回す。
「クッ…!身体がっ…熱い!!」
青い粒子が出てきて体の中に入ってくる。
この感覚は、初めてエボルトと融合した時以来だったな……
『Are you ready?』
「いけるぜ!!」
『Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON! Yeahhh!』
(3人称視点)
下間牙竜とエボルトはアークワンの攻撃を受けた後、牙竜が違う世界に行ってしまったためつながりが弱くなってしまっていた。
そしてエボルトが出久と一時的に融合したことで、牙竜とのつながりがより弱くなってしまい、彼は弱体化してしまっていた。
だが、彼の持っていたドラゴンエボルボトルはグレートドラゴンエボルボトルに、クローズドラゴンはグレートクローズドラゴンに変化し、牙竜の身体に新たにエボルトの遺伝子を与え、ハザードレベルを元の水準まで上昇させ、その牙竜を仮面ライダーグレートクローズに変身させた。
「はあああああぁぁぁぁ!!!」
再度クローズマグマナックルを握りしめたグレートクローズがブラッドに殴りかかる。
「馬鹿なッ!何故また立ち上がれる!何故また戦える!!」
「決まってんだろ、どこの世界だろうと守るべき笑顔がいっぱいある。ヒーローを求める人々はいっぱいいる。だから俺は立ち上がる!!」
nascitaでの交流で下間牙竜にとってこの世界も大切な世界の一つになった。
いや、彼はどの世界もいい世界なのだと感じたのだ。
だからこそ、世界を傷つけるショッカーと再び戦う覚悟を決めることができたのだ。
「おらぁ!」
グレートクローズのビートクローザーが横一線に振るわれて、ブラッドの胸部から火花を散らす。
「さあ、こっからまた俺の戦いを始めてやるぜ!」
To be continued
仮面ライダーブラッドのキャラ変位関しましては完全に役者ネタです。
もうすぐ最終回のドクターXに登場する加地先生ネタを入れてみました~
では後編も楽しんでいってください。