クローズ&エボルのヒーローアカデミア   作:夢野飛羽真

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さて、いよいよ最終決戦に突入です!

まさか年内までにここまでいけるとは思ってませんでしたね。

では本編スタートです。


エンドゲーム

(3人称視点)

時はショッカー首領三世らの復活の直後に遡る。

 

(黎斗さんまで失って……自分はもう……)

 

オールフォーワンによって自分の身体を怪人を生み出すのに利用された挙句に今まで自分と共に戦ってくれて、自分に力を与えてくれた檀黎斗すら敵について行ってしまった。

そんな絶望の感情が銃士の中に溢れていた。

 

「そんな所で挫けてしまうとは情けないな。」

 

どこかから声が聞こえた。

 

「あなたは……?」

 

「俺は鏡飛彩、ゲームの世界のな、」

 

「ゲームの世界……?」

 

身体を起こし銃士はゲームの世界の飛彩の方を見る。

自分の四肢を拘束していたものはいつの間にか無くなりその身体は自由だった。

 

「お前はこの世界の仮面ライダーなんだろ?」

 

「そ、そうっすけど……」

 

「俺の知ってる仮面ライダーはこんなところで折れなかったぞ……」

 

飛彩の言葉に1度視線を落とす銃士だったが、

 

「自分は……負けたくないっす……」

 

拳を握りしめてそれを自分の胸に当てる。

 

「黎斗さんに戻ってきて欲しいっす……」

 

「檀黎斗か、あいつはアークの力で洗脳されてしまっている。」

 

「洗脳……じゃあ、黎斗さんは裏切ったわけじゃないってことッスか!?」

 

銃士にとって黎斗は恩人でもあり恩師のような存在

彼を失うことだけは絶対に嫌であった。

どうしても取り返したかった。

だから洗脳されているだけという情報は銃士にとって一筋の光だった。

 

「そういうことだ、お前は助けたいか?あの男を」

 

「も、勿論っス」

 

「だったら立て、どんな状況でも患者を救う。それが仮面ライダーというものだ」

 

医師として、仮面ライダーとして、多くの命を救ってきた本物の鏡飛彩のことを思いつつ、ゲームの世界の飛彩は銃士に奮起を促す。

 

「自分は……暗かった自分を助けてくれた…自分を仮面ライダーにしてくれたッ……黎斗さんを助けたいッス……!!」

 

彼の言葉に応えるように銃士は体にたまった疲労やダメージに抗いながら自身を拘束した台の上で立ち上がる。

虐められていた自信を変えてくれた、救ってくれた男を助けるために銃士は再び立ち上がる。

 

「それでこそ仮面ライダーブレイブだ。良いだろう壇黎斗を助けてこい。」

 

「は、ハイっス!それと……」

 

円形の台の上から降りて銃士は飛彩の方を見る。

 

「新・壇黎斗・神さんっス……!」

 

「そうだったな、それとこれは俺の力だ。受け取れ」

 

そう言うとゲームの世界の飛彩は白い粒子となって消えて代わりに銃士の手には白いライダーガシャットが収められる。

 

『タドルレガシー!』

 

「自分は…黎斗さんのために…」

 

覚悟を決めた銃士はガシャットを起動する。

 

「満月の魔眼!」

 

再び戦いに赴く勇気を出した、銃士は腰にゲーマドライバーを付けて受け取ったガシャットを装填する。

 

『ガシャットォ!ガッチャーン!レベルアーップ!!』

 

そしてゲーマドライバーを開く。

 

『辿る歴史!目覚める騎士!タドールレガシー!』

 

(エボルト視点)

レベルビリオンになったゲンムにやられる……

そう思った時だった、

 

「我は勇者と魔王、両方の力を手に入れし戦士……仮面ライダーブレイブ!レガシーゲーマー!!神を切る者だ!」

 

『銃士!?銃士なのか!?』

 

「ああ、我はデビルムーン!甲斐銃士だ!」

 

ここに来て銃士が戻って来やがった!

 

『頼もしいじゃねえか、とっととあの神何とかするぞ』

 

「うむ、この我が!神を救おう!」

 

「さっきから何を言っている!!私はこの程度では屈しない!!」

 

戻ってきた銃士に対してゲンムが迫り、拳を振るおうとする。

 

「我が……いや、我らの剣の前にひれ伏せ!悪意よ!」

 

『そのガシャットは……』

 

『マイティアクションX!』

 

ただのマイティアクションXガシャットではなくプロトマイティアクションXガシャットオリジンだ。

これは壇黎斗にとっては色々とあるガシャットだ。

 

『ガシャット!』

 

『タドルクリティカルスラッシュ!!』

 

銃士のタドルレガシーの力と新・壇黎斗・神のマイティアクションXのオリジンの力

2人の力をガシャットが刺さっているガシャコンソードが纏う。

 

「受けてみよ!騎士と神の一撃を!!」

 

そしてその刃がゲンムレベルビリオンを切る。

 

「こ、これはッ……」

 

銃士の一閃はゲンムレベルビリオンの膝を地面につかせるのには十分だった。

 

「や、やったのか……」

 

その様子にアクセルが呟くがこの程度ではやられないだろうな。

 

「まだ、まだだぁ!!」

 

オリジンガシャットのバグスターウイルスを抑制する力があるとは言え倒しきれなかった。

 

「コズミッククロニクル!!」

 

ゲンムの背に宇宙を舞台にしたゲームのパッケージのような絵が現れたかと思えば

 

「隕石!?」

 

俺達目掛けて一つの隕石が降ってくる。

これが地面に落ちたらここにいるヒーロー達も……出久達もやられるッ……!!

 

『させるかあ!』

 

俺は宙を飛び、隕石に向かって拳を突き立てて墜落を止める。

 

『カミワザ!』

 

『ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング!』

 

「まずは貴様からだ!!」

 

隕石を止めるのがやっとだというのに、その隕石を後ろから押して、このまま墜落させようとするゲンムのライダーキックが隕石に放たれてその勢いに俺は圧倒される。

 

((こんなとこで負けてられっかよ!!牙竜のことを待ってんだよ!!アイツが生きてるなら俺も……!出久達も……!!他の奴らも……!!全員で生きて笑ってアイツの帰りを待たねえといけねえんだよ!!))

 

情けねえ、銃士があんなに相棒のために頑張ったってのに……

俺はアイツが死んだと信じ込んじまって……!諦めて……!!

 

『俺はアイツのために!!勝ちに行くだけだぁ!!』

 

俺にはまだ切り札があった、

 

『エボルトリガー!!』

 

まだ使える状態じゃない、そう思ってまだ使おうとしてなかったエボルトリガーをパンドラバングルから取り出してそれを左手で握って隕石に向けて拳を撃ち込む。

ハザードレベルがいくつになったら使えるとかそんなのは分かんねえ!!けどいけると信じて使うだけだ!!

 

『うおおおおおおおおぉぉぉぉ!!』

 

その時だった、隕石が砕けてその欠片が粒子となりゲンムの必殺技のエネルギーごとエボルトリガーに吸い込まれた。

 

「馬鹿な!?」

 

ライダーキックのエネルギーを吸収されたゲンムは地に落ちる。

 

『オーバー・ザ・エボリューション!』

 

「ショッカー!今日がお前たちの崩壊記念日だ!」

 

『コブラ!ライダーシステム!レボリューション!』

 

エボルトリガーをエボルドライバーに挿し込み、レバーを回す。

 

『Are you ready?』

 

『変身』

 

『ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!』

 

『フハハハハハハハハ……!』

 

これが仮面ライダーエボルの完全体ッッ!!

 

「仮面ライダーエボル、ブラックホールフォームだ!!」

 

ゲンムの必殺技のエネルギーを吸収し俺は遂にフェーズ4を迎えた。

 

「あれがエボルさんの……」

 

「最強形態……」

 

「白黒だな…」

 

ブラックホールフォームの感想を言う出久達を背に俺は敵達の方を見る。

 

「ゲンム!これはどういうことだ!ここは俺が!!」

 

オールフォーワンにさっき下がる様に言われて、後ろにから見ていた、多分ヴィラン連合の手がいっぱい付いてたやつが変身したと思われる仮面ライダーファルシオンがゲンムの横に立ち剣を構えるが…

 

「全ては計画通りだ!!」

 

ゲンムとファルシオンの2人が同時に攻撃を仕掛けると思ったその時だった、

立ち上がったゲンムがファルシオンを蹴り飛ばしたのは。

 

(新・壇黎斗・神視点)

 

「何をする!?」

 

私に蹴り飛ばされた死柄木がこちらを睨みつける。

 

「銃士君、君の一撃で目が覚めたよ。」

 

私はアークの力によって洗脳されてしまっていたがプロトマイティアクションXのオリジンガシャットのお陰で目を覚ますことができた。

 

「じ、自分のお陰っすか……?」

 

「ああ、立派になった様だね、銃士君。」

 

銃士君もいつの間にかレベル100に到達している。

何とも喜ばしい限りだ。

 

『だったら何故俺に攻撃を……』

 

「何故私が洗脳解除後も操られていたフリをしていたのか…」

 

私はエボルト君の質問に応えるように語り始める。

 

「何故コズミッククロニクルを生み出したのか、何故君にライダーキックを撃ったのかァ!」

 

『これ以上は言わなくていいぞ』

 

「その答えはただ一つ………!」

 

「何やってんだ?」

 

私たちのやり取りに甘粕さんも少し困惑しているようだが、

 

「ハァァァ………エボルトォ!」

 

「君の!最強形態の……!ブラックホールフォームに………!!変身させるためだァァア゛ーーーーーッハハハハッ!!ア゛ーーッハーッハーッハーッハッ!!!ア゛ーーッハーッハーッハーッハッ!!!」

 

『なんだ、そんなことか』

 

例のやり取りがごとく言ったがアークを倒すにはブラックホールフォームの力が必要だと私は咄嗟に判断し、エボルトリガーの力を引き出すために敢えて洗脳されたままのふりをしていたのだが、ただの大博打だ。

 

「つまり君は私達のことを騙していたのだね…」

 

レガシーゲーマーに変身した銃士君の横に移動して立つ私の前にオールフォーワンが現れる。

私達仮面ライダーとオールフォーワン、ファルシオンの2人が向き合う形になる。

 

「まあ、だが君達に我々の悪意を止めることはできるかな?」

 

『アークワン!』

 

「変身」

 

『シンギュライズ!破壊…破滅…絶望…滅亡せよ…!コンクルージョン・ワン…』

 

オールフォーワンがアークワンに変身したのと同時だった。

 

「おいおい、なんか出てきやがったぜ!」

 

オールフォーワン達がいる方向、今は戦いの余波で荒れ地となっている地域の中心部からショッカーのマークを大々的に付けた塔が地面を突き破りせり上がってくる。

 

「これが悪の力だ!」

 

その塔の上部にある衛星の中心部が赤く光ると同時に大量の怪人達がアークワンとファルシオンの周りに出現する。

ゲムデウスやン・ダグバ・ゼバ、強力な怪人軍団がアークワンを中心に布陣する。

 

「この数…多すぎるだろ…」

 

アクセルが呟くが確かに数は多い……

兵隊を含めて1000体はいるんじゃないだろうか……

 

「さあ、悪意の力を受けてみるがいい!」

 

地面から現れた塔についた衛星の中心部から赤いビームが放たれて我々仮面ライダー達を襲う。

 

「危ない!」

 

ビルドが前に出て守ろうとするがレーザーによる爆発で我々は蹴散らされるが……

 

『神さん、銃士、皆……まだやれるだろ?』

 

それでもエボルト君が立ち上がる。

 

「勿論さ。」

 

「まだいけるっすよ……」

 

我々もまだここで屈する気はない。

 

「まだ立つのかい?だったら二度と立たないようにしてあげよう」

 

さらに何発もレーザー攻撃が放たれてる。

 

「防ぎきれないッ……」

 

私やエボルは何とか防ぎ切れてはいるがビルド達はレーザー攻撃をもろに受けてしまい、怯んでいる。

 

『このままじゃ、勝てない……』

 

そして怪人軍団が我々に迫る。

私とエボルト君の最強フォームでも勝てるだろうか……

 

「エボルト、左だ、左を見ろ……」

 

その時だった、我々にとって聞き覚えのある声が聞こえてきたのは…

 

(3人称視点)

牙竜の声が聞こえた。

そう思ってすぐにエボルやゲンムらが自分達の左を見ると。

 

『牙竜……?』

 

灰色のオーロラカーテンが突如出てきてその中から牙竜が変身した仮面ライダークローズが姿を現す。

 

「待たせたな、エボルト」

 

牙竜とエボルトの目が合い、その牙竜の後ろにオーロラカーテンから出てきたビルド、クローズ、グリス、ローグ、マッドローグと桐生戦兎らが変身した本来のビルドライダー達が並ぶ。

 

「こ、これは……」

 

さらに黎斗・神が周囲を見回すと彼らこの世界の仮面ライダー達の周囲に次々と灰色のオーロラカーテンが現れる。

 

「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

あるオーロラカーテンからはエグゼイドやブレイブ、パラド等のCRに所属しバグスターウイルスと戦ってきた仮面ライダー達が……

 

「さあ、お前の罪を数えろ!」

 

「さあ、振り切るぜ!」

 

また別のオーロラカーテンからは風都という街を守り続けるWとアクセルが、

他のオーロラカーテンからは15人の昭和ライダーが、

別のオーロラカーテンからは10人の剣士達が……

正義の心を持つ仮面ライダー達が次々に姿を現す。

 

「かなりの数を集めたみたいだね、士」

 

「当然だ。向こうが様々な世界の悪を集めたなら、俺達は仮面ライダーを集めて対抗するだけだ。」

 

全ての仮面ライダーと言っても良いほどの人数の戦士達を集めた海東大樹と門矢士

彼らはアークが作り出したショッカーのことを調べており、いつかの決戦に備えサブライダー含め多くのライダー達に声を掛け、そしてこの個性を持つヒーロー達の世界での最終決戦のために彼らを一斉に集めたのだった。

 

「これだけいれば、いける気がする!」

 

「アーク、お前を止めるのは俺達だ!!」

 

ジオウやゼロワンも仲間たちと共に戦場に降り立つ。

 

「一輝!仮面ライダーがいっぱいいるぜ!!」

 

「ああ、バイス!湧きまくってきたぜ!」

 

今、デットマンズとの戦いに身を置く仮面ライダーリバイとバイス、さらに彼の家族達も参戦する。

 

「許さんぞショッカー!」

 

そして仮面ライダーの原点にして頂点、ショッカーと戦い続けた男

本郷猛の変身する仮面ライダー1号がライダー達の先頭に立つ。

 

『いっぱい集まってやがるな。』

 

「素晴らしい!」

 

圧倒的な仮面ライダー達の数にエボルとゲンムは思わず感嘆の声を漏らす。

 

「皆!まだまだいけるっスよね?」

 

「当たり前だ!」

 

「この世界のヒーローだってまだ負けてられないぜ!」

 

銃士が変身するブレイブの治癒能力によってダメージから回復した甘粕が変身するアクセルと天晴が変身するグレイブが立ち上がる。

 

「緑谷少年!」

 

「オールマイト!」

 

「私も戦うよ、ヒーローとしての誇りを掛けてね。」

 

「ええ、一緒に行きましょう!」

 

 

まだ動けるオールマイトも出久が変身するビルドの横に立つ。

 

「かっちゃん!轟君!いくよ!」

 

「当たり前だ!」

 

「ああ、俺達もまだ負けてらんねえ…」

 

オールマイト共に出久ビルド、爆豪グリス、轟ローグの4人が他のライダー達と共に並び立つ。

 

「これで全員か?」

 

「まだとっておきがいるよ。」

 

辺りを見回し仮面ライダー達が揃ったと確信したディケイドがこれで全員かをディエンドに確認したがまた一つ新たなオーロラカーテンが出てきて。

 

「5人揃って!」

 

『『機界戦隊!ゼンカイジャー!!』』

 

「海賊のパワー!ヨホホーイ!ツーカイザー!!」

 

そこからトジテンドと戦うスーパー戦隊、機界戦隊ゼンカイジャーと彼らと共に戦う世界海賊のツーカイザーが現れてライダー達と共にショッカー怪人達と向かい合う。

 

そしてエボルがその光景を見渡しながらライダー達の前に出て、

 

『仮面ライダーズ!アッセンブル!!』

 

To be continued




この展開をやりたいがために小説家をしていた夢野です。

アベンジャーズエンドゲームめっちゃ好きなんでそれの仮面ライダーバージョンをやってみました。

文章だけではわかりにくいので少し補足すると、
王蛇とかデュークとかキルバスどう考えても悪のライダー以外の全てのライダーがこの場に揃っております。
次回以降はライダーファン必見のお祭りが展開され、その中でも牙竜や出久達が頑張ります。

話はさておき、先日ヒプノシスマイクと言う作品のライブに行って来ました。
ヒプマイは牙竜のモデルになったキャラ達がいるので(後バイス役の木村昴さんも)読者の皆様にオススメ致します。
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