仮面ライダーSPIRITS feat.ZERO ONE   作:けーやん

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本当に、長い間投稿が遅くなってしまい誠に申し訳ございませんでした。

久しぶりに番外編を投稿します。

ライダーくんがタイガーロイドと戦闘、そして突如空に魔法陣が出現!

どうなる第7話!(ビルドのあらすじ風味)



第7話『守れ、目の前のイノチを』

突然の爆発音に、新宿の街は騒ぎ出す。

 

「おい、スゲェ音したな。明治通り……神社の方じゃねぇか?」

 

新宿の街中で突然の爆発音と強い光に人々が騒ぐ。

 

「はあ、はあ」

 

夜の街中をルミが血相変えて走る。

 

「お…ルミちゃん」

 

野次馬の中に居た診療所の顔見知りの1人がルミに気づく。

 

「良さんッ……来太さんッ!」

 

ルミは男の声に反応せず、今は診療所で知り合った2人の青年を追い掛ける。

 

「おおーーーい!!止めてくれええーー!!」

 

ルミの後方で海堂が走り慣れていない身体に鞭打って走りながら野次馬にルミを引き止める様叫ぶ。

 

「海堂先生までどうしたんた?」

 

「2人して野次馬かい?暇だねぇ」

 

「ワシらも暇だけど」

 

2人の顔見知りたちは揶揄いながら海堂と並走する。

 

「ところでさ、あの"良"と"来太"とか言うデカいのは?」

 

「寝てんの?」

 

海堂は彼らの問いかけを無視して、ひたすらに走る。

 

「会わせちゃいかん……!ルミに()()()()()()姿()()()()()()()()()……!」

 

(間に合ってくれよッ……来太くん!)

 

海堂はそう願いながらルミの後を追い掛ける。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

ルミと海堂が街中を走っている中、神社内でニードルロイドと戦闘をしていた村雨は鳥居に集まった野次馬の中に嘗て【バダン】でコンビを組んでいた三影がいる事に気付いた。

 

「ミカゲ……」

 

村雨は死んだ筈の三影を前にただ呆然としていた。

 

三影は掛けていたサングラスを外し、村雨を見つめる。

 

すると、三影の右目から赤い一筋の光が発せられ、村雨の額を捉える。

 

「ミカゲエェェェェ!!彼は私が始末します!!」

 

人間態のニードルはミカゲにそう叫ぶも、三影は反応1つしなかった。

 

突如三影の右肩が盛り上がり、砲台が姿を現した。

 

三影は自分の周囲の野次馬を一切気にせず、砲台を村雨へ標準を合わせる。

 

そして三影が攻撃しようとした、次の瞬間。

 

 

『プログライズ!』

 

 

『フライングファルコン!』

 

 

『"Spread your wings and prepare for a force."』

 

 

「止めろーーー!!」

 

 

奇妙な電子音と男の叫びと共に、三影の姿が消えた。

 

 

その正体は、【仮面ライダーゼロワン フライングファルコン】に変身した来太が三影を掴み上空へ飛翔したのだ。

 

「貴様が…例の仮面ライダーか……」

 

「悪いけど、無関係の人たちを巻き込ませないぞ!」

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

三影が野次馬を巻き込んで村雨さんに攻撃しようとする直前に変身した俺は、三影を掴んで上空へ飛翔する。

 

「貴様が…例の仮面ライダーか……」

 

「悪いけど、無関係の人たちを巻き込ませないぞ!」

 

間一髪で間に合ったが、あのままだと三影の砲撃で野次馬の人たちが巻き込まれていただろう。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「邪魔をするな……ZX(村雨)を砕くのは俺の役目だ」

 

すると三影の首元から小型砲台が生え、攻撃する。

 

「ガァッ!?」

 

俺は至近距離による砲撃を受け、アスファルトの地面に落下する。

 

「キャアアア!?」

 

「何か空から落ちてきたぞ!」

 

「逃げろ逃げろ!」

 

近くに居た人たちが驚愕し、逃げ惑う。

 

「グゥ…」

 

「この程度か……?貴様の性能は」

 

悠々と着地した三影は見下ろしながら問う。

 

「お生憎様……まだまだやれるぞ!」

 

俺はダメージを受けながらも起き上がり、【ファルコンヘッド】越しに三影を睨みながら【シャイニングホッパープログライズキー】を取り出し、起動させる。

 

 

『シャイニングジャンプ!』

 

 

ベルトを操作し、【オーソライザー】にプログライズキーをオーソライズ(認証)する。

 

 

『オーソライズ』

 

 

俺がプログライズキーを高く掲げた所に、【通信衛星ゼア】からの光が照射され、円形のゲートが出現する。

 

プログライズキーでゲート開くと、黄金に輝く大きなバッタのライダモデル【シャイニングホッパー】がオンブバッタのように【ライジングホッパー】のライダモデルを背に乗せて現れる。

 

 

『プログライズ!』

 

 

【シャイニングホッパープログライズキー】をデータネットで捕らえて身に着ける。

 

 

『The rider kick increases the power by adding to brightness! 』

 

 

アンダーアーマーにあたる【ライズアーキテクター】が【シャイニングアーキテクター】に変化する。

 

 

『シャイニングホッパー! 』

 

 

さらに頭部は【ライジングホッパーヘッド】に酷似した【シャイニングホッパーヘッド】へと変化し、左右の背部にはバッタの後ろ脚を模した推進器【シャイニンググラディエーター】が追加されている。

 

 

『"When I shine,darkness fades." 』

 

 

仮面ライダーゼロワンの強化形態の1つ【シャイニングホッパー】にフォームチェンジを完了する。

 

「姿を変えるか……。で?さっきとどう変わる?」

 

三影が再び攻撃しようとする瞬間、俺は演算処理装置【シャイニングアリスマテック】を起動させ、自身の性能と照合して約25,000通りの攻撃や回避のパターンを算出する事で、三影の動きを予測する。

 

「ハアッ!」

 

【シャイニンググラディエーター】による背部左右に2基装備された放出口より超濃密な発光粒子を放ち、放射圧による推進力を活かした加速で三影が攻撃する直前に背後を取って蹴りを入れる。

 

「ッ!?チィ!」

 

蹴られた衝撃で転がりながら、一瞬の出来事に三影の表情から余裕が消える。

 

三影は人間だった顔から獰猛な虎へと変わり、その姿を【バダン】の改造人間【タイガーロイド】へと変化させると、腕から複数の銃火器を生えさせ、攻撃体勢に入ろうとする。

 

「遅い!」

 

俺は再び加速し、今度はタイガーロイドの右側に接近する。

 

タイガーロイドも反応して複数の銃口を向けるもラーニングによる予測で最適解を導き出し、一瞬で左側に回り込んで顔面を殴る。

 

「セアッ!」

 

そしてタイガーロイドが吹き飛ぶ方向へ先回りし、上空目掛けて蹴り上げる。

 

「図に乗るな!」

 

タイガーロイドは滞空したまま全身に銃火器を生えさせ、全弾発射する。

 

 

「お前を止められるのはただ1人、俺だ!」

 

 

『シャイニングインパクト!』

 

 

 

ベルトに装填された【シャイニングホッパープログライズキー】を押し込み、必殺技を発動させる。

 

すると俺の横に1体の分身が出現し、共に金色の閃光となって飛翔し、三影が発射した砲撃を全て粉砕する。

 

分身体の飛び蹴りがタイガーロイドを捉え、時間差で本体の俺による止めのキックが三影に炸裂する。

 

 

「ハアアアアア!」

 

 

「グ……フゥ」

 

俺は着地し、アスファルトに落下したタイガーロイドを見る。

 

直撃したかに思われたライダーキックは、タイガーロイドに辛うじて左腕で防いでいた。

 

だが、その左腕は最早原型を保っておらず、少しでも動かせば崩れる程のダメージを受けていた。

 

「クソッ……これ程とは……」

 

タイガーロイドは三影の姿に戻り、俺の方を睨み付けていた。

 

「仕留めきれなかったか……けど次で決める!」

 

俺は三影に止めを刺そうとした次の瞬間、上空に巨大な魔法陣が出現する。

 

「アレは……!?」

 

すると魔法陣の中心が巨大な渦へと変わり、地上の人たちを吸い込み始めた。

 

「これが……第2段階……。虫ケラ共の体でも今のバダンには必要な力が」

 

「何だと?……待て!」

 

出現した魔法陣に気を取られていると、三影が姿を眩ます。

 

「クソッ、けど今は!!」

 

追いかけようとするも、目の前の大惨事を放って置かなかった俺は、急いで上空で魔法陣に吸い込まれそうになる人たちを抱き抱え、地上に戻る。

 

「ヒイィッ!?」

 

「ば、化け物!?」

 

「建物に避難して下さい!それかガードレールか電柱にしがみ付くんだ!」

 

「は?」

 

「え?……は、はい!」

 

救出した2人にそう言って、俺は再び上空の人たちを救う為に飛翔する。

 

「クソッ!流石に1人じゃ間に合わない!ッ!……アレは」

 

【シャイニングホッパー】の推進力でも全員の救出が困難だと思っていた所に、別の方向から赤い光が魔法陣へ接近する。

 

「村雨さん!!」

 

その正体は、再び仮面ライダーZXに変身した村雨さんだった。

 

村雨さんも俺と同様に、吸い込まれそうになる人たちを救出に動いたのだ。

 

「けど、このままやっても埒が明かない……やっぱりあの魔法陣をどうにかしないと」

 

そう考え込んでいると、少し離れた方向に1機のヘリコプターが滞空し、開いたドアから2人の男女が俺と村雨さんを見ていた。

 

「アレは……」

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

【滝和也視点】

 

「へっ、なぁにが一部でテロの疑いが……だよ。バダンめ、とんでもねえ事始めやがって……」

 

俺は目の前の光景をインターポールの捜査員アンリと共に確認する。

 

「あの赤いタイプ。宣戦布告……それに米軍基地で見たヤツだ……」

 

「でも……滝……。人を救出してる様に見えるわ」

 

その光景の中には前に世界中に宣戦布告し、米軍の航空基地を殲滅した赤い怪人ZXが魔法陣に吸い込まれそうになる人たちを救けていた。

 

「へっ、なーにを言って……。そういや今回は三影が一緒じゃないみたいだな」

 

「え?」

 

「何でもねえよ。……それより、()()()()()()

 

別の場所ではZXと同様に人を救出している人型がもう1人居た。

 

見た目は黒と黄色で何処かバッタっぽい体に、腰には俺のよく知る()()()()みたいにベルトが巻かれていた。

 

「解らないわ。今までのデータに記録されてない個体のようね。バダンの新型かしら……けど、アレも人を救出しているみたいね」

 

「しかも何だよあの速度。下手すると()()()()よりも速えぞ」

 

遠くからだとまるで金色の閃光にも見える程のスピードで次々と人を救け出していた。

 

少し遅れてZXも足からジェットを噴かしながら飛行し、同様に人を救けていた。

 

「アンリさん!!結城さんから映像が届いてます!」

 

「ちぇ、何だよこんな時に!!」

 

操縦士の言葉を聞いた俺とアンリは届かれた映像を見る。

 

「これは……!?」

 

その映像には今目の前で起こっている事が世界中でも発生している事を映し出されていた。

 

「結城……これは!!」

 

『……そうだ。遂にバタンが沈黙を破った』

 

通信越しに結城がアンリの問いを応える。

 

『ロス……パリ、モスクワ……それにシドニー。世界中の都市が良い様に襲われている。バダンが空軍を叩いた意味がこれだ』

 

「人間狩り……」

 

あまりの惨劇にアンリは顔を顰めながら唇を噛む。

 

「兎に角よ!!東京(ここ)は俺たちで何とかしようぜ!他所は放っといてもなんとかならあな!」

 

『……そうだ』

 

俺の言葉に通信越しで結城が応える。

 

「任せとけって。風よか速え奴らによ」

 

そう、今まで悪の組織と闘って来た()()()()がこの惨劇を黙って見ている筈が無い。逸早く駆け付けて対応するに決まっているのだ。

 

なら俺たちは目の前の惨劇を如何にかする。

 

「一緒に闘うぞ、本郷……一文字!」




仮面ライダーゼロワンvsタイガーロイド

フライングファルコンでは部が悪いと判断した来太は尽かさず【シャイニングホッパー】にフォームチェンジする。約25,000通りの予測と高速演算し、タイガーロイドとなった三影の動きよりも数手先を行く闘いを見せる。
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