蘇る戦艦   作:メビウス1

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自分の文才のなさに泣きたい…


陣形

大和の武村艦隊編入の話を終えた武村は大和を艦隊のメンバーに紹介するため、作戦会議室に向かっていた。秘書艦である愛宕は艦隊のメンバーを会議室に行くように伝えるため、先に行っていた。

武村は歩きながら大和の方を向き、改めて大和にあることを聞く。

「しかし、本当に良かったのか?」

「何がですか?」

「いや、本当に俺の艦隊に来てよかったのか?」

「はい。この艦隊に入ったことは後悔していません。これは、大和自身が決めたことですから」

「…そうか」

大和の言葉には何も迷いは感じなかった。どうやら、大和は本当に自分の意志でこの艦隊に入ったらしい。

武村はそう思い、再び大和の方を見る。

先程の坂田元帥との会話に夢中になって気付かなかったが、美しく綺麗に伸びたサラサラな髪。愛宕よりも小さいが、それでも随分な大きさがある胸。そして、スタイルが良く、顔も美人である。

(いかん、いかん。何をやっているんだ俺は)

思わず、大和に見惚れてしまいしょうになるが、首を振って正気に戻る。

それを見ていた大和はキョトンとした表情こちらを見ていた。

「あの提督?どうかしましたか?」

「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ」

武村はそう誤魔化し、自分が指揮する艦娘が待っている会議室へ歩く。

そして、ある扉の前で足を止める。

「ここが、俺たちが普段使っている作戦会議室だ」

武村は扉を開け、大和と共に部屋の中に入る。そして、部屋には武村が見慣れた艦娘たちが待っていた。

「提督。武村艦隊計8人、全員揃っているわよ」

「わかった。ありがとう、愛宕」

愛宕に皆を集めてくれた礼を言った、武村は大和と共に、皆の前に立ち、8人全員居ることを改めて確認し、話を始める。

「全員揃っているな。さて、今日、急に集まった理由は既に愛宕から聞いていると思うが、我艦隊に新しい仲間が入ったので今から紹介する。大和」

「はい。大和型戦艦一番艦、大和です。皆さんよろしくお願いします」

大和の自己紹介が終え、会議室は静かさに包みこまれた。だが、それはほんの一瞬であった。

次の瞬間

「「「「「「「エェェェェェェ――――!」」」」」」」

待機室は驚きの声に包まれた。

「あんた、一体どんな汚い手を使って戦艦を手に入れたのよ!それも、大和型って!」

「司令。裏でどんな汚い手を使ったですか?」

「そうですよ司令!大きな作戦もあまり前に出してくれないし、戦果も他の人たちと違って、そんなにも挙げていないのに!」

叢雲、浜風、天津風の順にそう言い。そもそも、武村艦隊の主な任務はトラック泊地の近海哨戒。そして、接近してくる深海棲艦艦隊の発見か迎撃。または、敵泊地発見と姫クラスを含む深海棲艦大規模艦隊発見時に行われる、大規模作戦の後方支援である。

また、戦果は正規空母5隻以上、戦艦3隻以上、巡洋艦10隻以上と言う多大な戦果を挙げているが、それでも、トラック泊地内ではかなり低い方であり、とても大和型が来る条件が揃っていない。

「まぁ、いろいろ訳があってな。大和は本土からの指示で、彼女自身で艦隊を選ぶように言われている。で、我が艦隊が選ばれたわけだ」

「そう言うことですか」

「でも、何で大和がうちの艦隊を選んだの」

「その話は後にしてくれ。話が長くなる」

大和がこの艦隊に来た理由を説明し、叢雲たちに納得したが、今度は何故大和がこの武村艦隊を選んだのかと言う話が出てきた。

さすがにこの話は大和のプライベートにも関わってくるうえ、話も長くなるため武村はその話を止め、別の話を始める。

「各自、大和に自己紹介したいと思うがすまないが後にしてくれ。他にまだ話したいことがある。今後の艦隊戦術だ」

それは、今後の武村艦隊の戦術であった。現在の武村艦隊の戦術は当然ながら戦艦を含む艦隊運用はしていない。そのため、新たな戦術を作らないといけない。

「今の俺たちの艦隊戦術はこうだ。まずは、飛鷹の彩雲偵察機による索敵し、敵艦隊を発見。敵艦隊を発見後、直ちに飛鷹から攻撃部隊を発進。それと、同時に艦隊を二手に分かれ。1つは飛鷹を中心とした機動艦隊。もう一つは敵艦隊に砲雷撃戦を仕掛ける艦隊だ。その後、飛鷹から発艦した攻撃隊が敵艦隊に可能な限りダメージを与える。そして、弱った敵艦隊にもう一つの艦隊が砲雷撃戦を仕掛け、敵艦隊を殲滅する。それが今までの戦術だ。しかし、戦艦である大和が来たお蔭で新しい戦術ができるようになった」

武村艦隊の今までの戦術は航空機による索敵、攻撃し、その後、砲雷撃戦で敵艦隊を殲滅する戦術だった。だが、戦艦である大和が来たお蔭で戦術の幅が広がった。

「新しい戦術は全部で3つだ。まず一つは今まで通りの運用だ。しかし、飛鷹の方に大和を入れることによって、機動艦隊の護りを固めることができる」

最初の戦術は今まで通りの戦術である。しかし、大和を飛鷹の護衛に付けることによって機動艦隊の周りを固くすることが出来る。万が一に機動艦隊が襲われても、エリートクラスの戦艦までは大和で対処可能である。

「二つ目は、大和と五十鈴を中心とした水雷戦隊によると敵艦隊の殲滅する戦術だ。この戦術は大和による長距離砲撃で敵艦にダメージを与え、その後、水雷戦隊による突撃。敵艦隊を一気に殲滅する戦術だ」

二つ目の戦術は重巡洋艦高雄、愛宕を飛鷹の護衛に付け、大和と五十鈴を旗艦とした水雷戦隊で敵艦隊を殲滅である。大和による長距離砲撃で敵艦隊にダメージを与えつつ、水雷戦隊が突撃。魚雷で敵艦隊に止めを刺す戦術である。

「そして最後は大和と愛宕、高雄による戦隊だ。これも、大和の長距離砲撃で敵艦隊にダメージを与えつつ、愛宕、高雄の射程内まで接近。射程内に入った所で、一斉射で敵艦隊を一気に殲滅する戦術だ」

最後の戦術は五十鈴たちを飛鷹の護衛に付け、大和と愛宕、高雄による戦隊で敵艦隊を殲滅である。大和による長距離砲撃しつつ、愛宕、高雄の射程内まで接近。射程内に入った所で一斉射。敵艦隊を殲滅する戦術である。

「これが、大和のお蔭で出来るようになった戦術だ。だが、実際使ってみないとわからない。ちょうど明日は演習があるから、その時に先程言った戦術の一つを使う。話は終わりだ。各自解散。今日はゆっくりと休んでくれ」

「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」

 

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