殲滅魔法はまだでません
口調が違うのは他所向けモード
追記
今回の格好のイメージ
髪:ギラバニアンブレイド
頭:なし
胴:ヨルハ五三式軍装:重
手:サイオンズリベレーター・フィンガレスグローブ
脚:ヨルハ五三式脚衣:重
足:レベルブーツ
年が明けてすぐ、1月の中旬に差し掛かるか差し掛からないかの頃、ダンジョン第17層ゴライアスの湧く大部屋に一人のハイエルフが立ち、腰に下げた2本の剣を抜こうとしていた。
その眼前には広間の主であるゴライアス。
咆哮を発しようとした刹那、ゴライアスの巨体は灰と化し崩れ落ちる。
灰の山となったその前には剣に付いた灰を振り払い、満足そうな顔で鞘に収める銀髪の
ロキ・ファミリア幹部にして迷宮都市唯一のレベル8
鞘に収まっている2本の剣は銘をムジョルニアとストームブレイカー……ではなく、新しいニ本一対の剣。
『アベンジャー』
現在の主神であるロキからの依頼で、鍛冶神ヘファイストスが、元の主神トールから送られた素材と手元にある素材を使用した鍛え上げた最高傑作。
魔力伝導率の高い金属が含まれているため魔法剣士であるシグにとってこれ以上ない剣。そして何よりも持ち主の魔力に反応し、持ち主もしくは持ち主が認めた者以外は持つことすら許されないという唯一無二の特殊武装。
「さて、いい加減出てきたらどうだ?」
剣を収めるも気を緩めずに背後、上層の方角を向き呼び掛けるシグ、現れたのはフレイヤ・ファミリア団長、レベル7
「ストーカーか?趣味が悪いな
シグにとって敵対派閥の団長とはいえオッタルには多少思う所がある。
同じく主神に振り回される身として。
「久々に体を体を動かそうと下層へ向かっていたところで偶然見かけただけだ、他意はない」
「白々しい……そう言う割には闘争心が隠せていなかったぞ」
近くまで寄りオッタルを見上げるシグ、頭ひとつどころではない身長差で見上げる先には背負われた大剣と見紛う程の二振りの剣。
最早隠す素振りも見せず、闘争心をむき出しする2人。
「………手合わせ願おう」
背負った剣を抜き、その身長で見下ろしながら申し出るオッタル。
どうやら相当鬱憤が溜まっているらしい。
鞘に収められた剣を抜き、軽くならと返すシグにオッタルは頷きながら構わない、と告げる。
少し離れ、剣を構えながら睨み合う二人の強者、方や魔法に秀でた
─そう単純なものではない。
広間に響く甲高い金属音、ぶつかる互いの剣が火花を散らす。
口火を切ったのは【猛者】、2本の剣による連撃を【怨讐姫】は受け流していく。
何故猪人であるオッタルの剣戟を流せるのか……
レベルの差?
確かにそれもあるだろうがそれだけであれば圧倒的な力を誇る猪人の猛者なら押し切れる。
力で劣るハイエルフであるシグがオッタルの強撃を受け流せる理由─
─それは長きに渡る流浪と冒険者生活によって積み上げられた経験。
足りない部分を技術と経験で補う、ただそれだけ。
オッタルの強撃が落ち着いたと思えば今度はシグによる乱舞、己の疾さに重点を置き力でなく手数で攻める姿はまるで舞っているかのようにすら見える。
しかし、度々手合わせしてきたオッタルはシグの連撃を当然のように捌いていく。
全力の殺し合いであるならシグは一方向からの連撃でなく、疾さを生かし相手の前後左右から剣戟を見舞うであろう。
しかしこれはあくまで手合わせ、いわば体操。
溜まった鬱憤を体を動かして発散させているだけのこと。
敵対派閥である二人、しかして付き合いは長くお互い高Lvであるということもあり、ダンジョン内で出会った時にはこういった風に手合わせをすることがある。
使うか、そう小さく呟きながら手数を増していく剣戟にオッタルは顔を強張らせる。
顔を強張らせるオッタルに口角を上げながら
「『
超短文の付与魔法、
雷は落ち……否、昇った
17層の天井をも焦がさん程の勢いで轟音を立てながら昇る雷に空気が震える。
蒼い雷をその身に纏ったシグは後頭部高くで1本に纏められた銀髪を逆立たせる。
全身に蒼い雷を奔らせるその姿はさながら─雷神
付与魔法である【フルメン】によって得られる効果は主に3つ。
1つ、身体能力強化。
1つ、任意で雷として斬撃を飛ばす遠距離攻撃。
1つ、電撃によって剣を自由自在に飛ばし、引き寄せる。
ただでさえ魔力の次に伸び、毎回のランクアップを999で成している敏捷。
そして世界で唯一、シグだけが持つ発展アビリティ『迅速』
ハイエルフでありながら速さで猫人である【
しかしこの状態ではさらに早く、速く、疾く、それでいて力などの他の身体能力も強化される。
次第に捌ききれなくなったのか、オッタルの体には細い切り傷が刻まれ始める。
その様子を見て打ち込んでこい、とでも言うように剣戟の速度を落としていく。
「また腕を上げたか」
「お前と違ってダンジョンには潜っているからな」
自分が挑戦者となる数少ない好機に口角を上げながら全力で剣を打ち込むオッタル。
しかしシグはオッタルの全力にすら涼しい顔をして剣で受け流していく。
激しい打ち合いに周囲の空間を揺れる、まわりの地面は最早ボロボロになっていた。
長い打ち合いの末に次第に手を緩めていく二人、完全に手を止めると一息ついて纏っていた雷を解く。
「傷一つ付けられないとは」
「それはそうだ、私は魔法を使っていたからな」
オッタルの呟きに対し笑いながらそう答える。
といっても魔法を使っていなかったとしても結果は同じだっただろう。
「また伸びているだろう?一体何をした」
以前よりも速く、力も強くなっていた、と問われれば真顔で。
「一人で下層に2週間こもっていた。まぁ、リヴェリアからは説教を貰ったがな」
他言無用で頼む、と付け加えて答えると呆れた顔を向けられる。
そんな表情を無視し、体中の細い傷口から血を流すオッタルに近寄って魔法を使う
『其は聖なる森の息吹─与えよ【コンキリオ・クラート】』
皮膚の表層に刻まれただけの傷は少しの精神力を込めただけの魔法で完全に塞がる。
助かるというオッタルの一言に加減を間違えた私のせいだ、気にするな、言いながら剣を鞘に収める。
武器を慣らす程度だったから私は帰るがお前はどうする?と問いかければ予定通り下層に潜るというオッタル。
「お前のように2週間とまではいかんが俺も潜るとしよう」
「そうか、次手合わせするのを楽しみにしていよう」
しばらくは遠征でそれどころではないが、と言うと小さく口角を上げながら。
「次こそは一太刀浴びせてみせる」
そう言って下層へと足を進めるオッタル。
「……戻るか」
下層へ向かう姿が見えなくなると上層へと向かい歩みを進める。
あまり遅くなれば何を言われるかわかったものじゃない。
オッタルの口調が薄っすらとしか思い出せないせいで変になった
原作どこにしまったかな....
フレイヤはあまり好きじゃないから出てきても当たりが強くなる可能性が微レ存
付与魔法の3つ目の効果はソーがムジョルニアを飛ばして引き寄せるアレ
戦闘回とかいう割にただただ剣を打ち合ってただけ
他の人のSSの戦闘描写が上手すぎてあまりの差に泣いてる
武器の名前はアベンジャーズから、
ムジョルニアの欠片とヴィブラニウム、オリハルコンの特殊合金製
正直やりすぎたと思ってる
文章力がなければセンスもなさすぎて自分が嫌になる
魔法の追加情報
【フルメン】
・付与魔法
・雷属性
・超短文詠唱
詠唱文
『
主な効果
・身体能力強化
・斬撃を雷の形で飛ばす
・剣を飛ばし、引き寄せる
【コンキリオ・クラート】
・回復魔法
・短文詠唱
・消費する精神力に応じて状態異常回復、解呪効果付与
詠唱文
自分に使用時
『其は聖なる森の息吹─此処へ』
自分以外に使用時
『其は聖なる森の息吹─与えよ』