オラリオ・ヴェンデッタ   作:壊れたドール

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ちょっとだけ
ベル君はヘラの恩恵をもらってて今は改宗可能状態
このベル君はかなり強くなる(予想)
独立させて書く時の為に設定書き出してるような感じだからガバガバなのはご愛嬌
嫌いならブラウザバック推奨


if-Lepus Lacrima-2

ベルの眷属入りが決定し、早い段階で恩恵刻んでギルドに登録しに行こうかと、ベルに上着を脱いでソファーに寝転ぶように指示する。

多少ぎこちなさはあれど、経験があるようですんなりと上着を脱いでソファーに寝転び、背中を晒す。

 

「上着を脱げ、なんて言ったら狼狽えるかと思ったが…」

 

そう疑問を口にしながら寝転ぶベルの背中に目を向ければ─

 

 

「──ヘラの恩恵……少し前にガネーシャのところが騒がしかったのはこれだったのか」

 

 

驚愕のあまり声を漏らしてしまう、改宗可能状態であることに気付いていいのか?と確認すれば頷くベルを見て恩恵を上書きする。

 

「お義母さんの知り合いの神様だって紹介されて、小さい頃にもらいました。おじいちゃんがいなくなったすぐ後くらいに再会してオラリオに行くって言ったらこっちで眷属になれるようにって…」

 

アルフィアやザルドとの関係、クラネルという家名、そしてヘラ……確かゼウスの眷属がヘラの眷属、アルフィアの妹を孕ませたとかいう話を聞いたことがある。

つまるところ2大巨頭の忘れ形見、といったところか。

おじいちゃんというのはおそらくゼウス、そして行方不明になったというのは十中八九、近付く最強最悪(ヘラ)の神気を感じて逃げただけ……一体何をしているのか。

 

「よし、これで今日から私の眷属、ユグドラシル・ファミリア最初の1人だ」

 

今掻き出すから待っていろ、と呟いてローテーブルの上でサラサラと2枚の羊皮紙にベルの背中に刻まれたステイタスを共通語で書き写していく。

 

「まさかレベル2だとは思わなかったぞ?」

 

上着を着るベルに向かって素直な感想を漏らす。書き写した羊皮紙の1枚、スキルを書いていない方の羊皮紙をベルに渡して。

 

「ベル、絶対に他人にはステイタスのことを話すなよ?」

 

そう諭すよう両肩に手を置いてしっかりと顔を見て真剣な表情を見せ、ベルはそれにわかりました、と真剣な表情で答える。

ステイタスを全て書き写したもう1枚の羊皮紙を眺め、ロキに相談しておくか、とベルに聞こえないように心の中で小さく呟く。

 

 

ベル・クラネル

レベル2

ユグドラシル・ファミリア

(元ヘラ・ファミリア)

 

アビリティ

力 :I 21

耐久:I 9

器用:I 92

敏捷:H105

魔力:G270

 

発展アビリティ

幸運:H

 

《スキル》

幽冥憎悪(アヴェンジャー)

・早熟する

・自身が《敵》と認識した対象に対する攻撃力超強化

・復讐心を忘れない限り効果持続

・怨念/憎悪の丈により効果量上昇

デメリット

・□□□□

 

憎悪の炎(オディウム・フローガ)

・能動的行動に対するチャージ実行権

・呪詛/状態異常/神威/魅了に対する完全耐性

 

《魔法》

【サタナス・ヴェーリオン】

詠唱式

福音(ゴスペル)

追加式

響け(レゾナント)

 

 

「さてベル、冒険者登録しに行くぞ」

 

渡された羊皮紙をじっと見つめるベルにそう声をかける。

この屋敷には家具があまりない、お前の家具も買いに行かなければいけないからな、と苦笑しながらぎこちない笑みを見せ。

この屋敷にあるのはせいぜい私の家具か来客用のものしかないからな、とも。

その言葉に慌ただしくするベルにすぐ行くからそう慌てるなと諭すような声色を向ける。

 

 

 

「はぁ…やはり見られるか」

 

身支度をしてバベルまでの道、メインストリートを歩く私とベル。

周囲から珍しいものを見たとばかりの視線を向けられて大きくため息をつく。

 

「えっと、神様大丈夫ですか?」

 

隣から心配そうな声をかけてくるベルに問題ないと返して。

 

「どうせ私が一人じゃないのが珍しいだけだ、気にするな」

 

そう、普段は基本的に一人、誰かといるにしてもロキ・ファミリアの誰かであることが多い。

そんな私が見たこともない兎を連れていれば物珍しそうに見られるのも仕方ない。

 

今日は真っ黒で背中が少し開いたレースが多め、肩の回りのファーが特徴的な魔法使いのようなローブ、人差し指だけが覆われた特殊なハンドドレス、太ももの根本近くまであるロングブーツ…全身を黒で統一し、長い銀髪を編み込んだ大きな三編みを肩にかけ、前に垂らした姿。

冒険者時代に使っていた戦闘衣を模したもの。

 

対するベルは黒を基調としたローブ、髪型はセミロング、目を瞑ってしまえば髪を切ったアルフィアと見間違える程に似ている。

 

周囲から見られ、緊張した様子で隣を歩くベルにもうすぐ着くぞ、と声をかけてやればバベルはもうすぐ目の前、というところまで来ている。

 

 

 

「さて、これを持っていけば冒険者登録と一緒にファミリア登録もできる。そうすれば晴れてお前も冒険者、というわけだ」

 

バベルについて早々にファミリア登録用の書類を渡し茶髪のエルフの受付嬢を指差して、持っていくならあのハーフエルフのところにしておくといい、と呟く。

返事もほどほどに書類を手に受付嬢の、エイナの元に行くベルを見送って辺りを見回し休めそうなところを見つければ腰を下ろして一息つく。

 

時折聞こえてくるエイナの怒声、初めてこの街に来た時に探索系ファミリアのリストをもらったと言っていたし顔を出さなかったことで怒られているんだろうと容易に想像がつく。

 

「あら、あなたがバベルにいるなんて明日は雪でも降るんじゃないかしら?」

 

冒険者登録をするベルを遠目に眺めていると知神の声が聞こえ、後ろを振り返れば燃え盛る炎のような色をした髪、眼帯に覆われた右目……数少ない友神の鍛冶神ヘファイストスが立っていた。

 

「そりゃ、私だってここに来ることくらいあるよ……それにこれからは神会にも行くことになるしね」

 

ベルに接する時と違う声色、まるで二重人格かとでも思うほどに先程までとは違う明るい声色をヘファイストスに向ける。

 

「神会って……あなたレベル2の眷属なんていないでしょ?」

 

疑問の声を上げる友神に対しやれやれ、といった表情を向けてほら、とエイナに説教されているベルを指差して。

 

「ユグドラシル・ファミリア団長にして唯一の眷属、レベル2のベル・クラネル」

 

行き倒れてるところを助けてあげたんだけどまさか恩恵持ちでレベル2だとは思わなかった、と苦笑してみせる。

 

「…前はどこの所属だったの?あんたのことだから闇派閥ではないだろうけど」

 

その問いに小さく一言

 

『ヘラ・ファミリア』

 

「ヘラとゼウスの孫、両親は死んで親戚もいない、ゼウスはヘラに追いかけられて行方不明だからオラリオに来た、ってさ」

 

「ヘラの眷属って……大丈夫なの?」

 

他の神から何か言われない?と心配されるも問題ない、と答える。

 

「私に、私達にちょっかい出したらどうなるか思い知らせるだけだから♪」

 

笑顔でウィンクしながら、底冷えする冷めた声色で楽しそうに呟く声は何故か広がり、バベルの中には静寂が訪れるも再びもとの喧騒を取り戻す。

 

「はぁ……もう既に嫌な予感しかしないわ」

 

ヘファイストスのため息のような呟きはバベルの喧騒にかき消され、耳にしたのは私だけだろう。




※【復讐者】を【幽冥憎悪】に変更
このガバガバ加減よ
既にレベル2だからミノ事件は起きない
そもそもこのベル君は誰も憧憬にしないので…
幽冥憎悪(アヴェンジャー)】はシグの【怨讐姫(ヴェンデッタ)】の下位互換
デメリットの部分は追々
憎悪の炎(オディウム・フローガ)】は英雄願望にシグの【精霊血統(スピリタス・サングイス)】と【雷神恩寵(トール・グラツィア)】から耐性を引っ張ってきた感じ
魔法はアルフィアと同じもの、スペルキーだけ違う
追加の魔法は追々

服装イメージ
シグ
髪:ToDのフィリアみたいな髪型
頭:なし
胴:サイオンズソーサレス・ローブ
腕:サイオンズソーサレス・ハンドドレス
脚:なし
足:サイオンズソーサレス・ハイブーツ

ベル
髪:肩より少し下くらいのロング
服:オラリオに来る前にヘラにもらったローブ
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