鷹優とことりは敵組織の追手を追い払った。
――ことり「お大事に。」
――鷹優 「お大事に。」
もともと鷹優たちと助音たちはTG大学病院で合流する予定だった。追手を撃退した鷹優たちや、助音たちは、TG大学病院に向かい、調査部の診断室でようやく合流を果たした。
お互い見知らぬ人を連れてきていたから驚いていたが、大体みんな察していた。
鷹優「調査部の人間は私とことりの2人だけだ。情報漏洩の危険もない。」
助音「とりあえず、私たちを襲撃してきたこの男たちの情報を探りましょ。」
ことり「その小野寺李人って男、今確認したんですが、やはりSPW財団の研究者っぽいです。」
鷹優「やはりな。そいつは洗脳されてない、金で雇われたタチの人間だ。調べなくてもわかる。」
翔太郎「僕もそう思います。その男に僕は会ったことがあるんですが、やはり敵組織側とつるんでたようなんです。」
助音「そんでもってこっちの男…"グッド・ドリームス"で調べてみたけど、相田俊樹っていうみたい。」
ことり「相田俊樹…電子カルテに過去の情報が残ってました。この病院の患者だったっぽいですね。カルテには電力会社の社員で、感電して運ばれたらしいです。」
鷹優「その俊樹という男や李人という男はどうでもいい。1番重要なのはこの占い師だ。」
その占い師の男は、助音と翔太郎を襲撃し、追い詰めた人物。スタンド能力が占いに関するものみたいだが、本人の占いもプロ並みらしい。
鷹優「この男はもともと占いの仕事が好評でSPW財団に役を買われて雇われていた。ジョジョ、その男は洗脳されていたのか?」
助音「えぇ。洗脳されてたみたいです。」
ことり「たしか、その人はスタンド能力で"少しだけ他人の未来が見えてた"からスタンド使いになりたかった人にかなり依頼を頼まれてましたね。」
鷹優「そうだ。スタンド使いを量産するために敵組織はこの男を洗脳したんだろう。」
助音「…この人を追手として私たちを襲撃させたのは、この人はもう捨て駒だったってことだよね?」
鷹優「その可能性が高い。ということは敵組織のスタンドの勢力が揃ったと見ていいのだろう。」
――うわ。話についていけないや。
と思っていたことりや翔太郎を気にせず鷹優や助音は話を続けていっていた。しかし…
ダブレ「その男の能力は強かった。特殊なスタンドじゃないとそいつには勝てないだろう。こう見れば考えは変わらないか?」
鷹優「ジョジョ…?」
助音はいつのまにかオッドアイになっていた。
助音「あ!ダブレったら!ちゃんと詳しく説明してから出てきてって言ったじゃん!」
ダブレ「いや、この話は重要なことだ。なぁ鷹優。何故こんなにも強いスタンドを持つ男を私たちに襲撃させたと思う?アタシたちを始末できればよかったんだろうが、アタシたちが撃退することくらい予想の範疇にはあったと思わないか?」
鷹優「それはどういうことだ」
ダブレ「質問を質問で返すんじゃあないよ…
まぁこういうこった。敵組織の追手に相田俊樹とか小野寺李人とかいうやつらがいたようだが、そいつらもかなり強かったんだろう?本来スタンド使いを量産するための駒を何故捨て駒として使ったのか。」
ダブレ「どうせなら違うスタンド使いを私たちに襲撃させて、その占い師の能力でスタンド使いを量産すればよかったんじゃないのか?」
助音+鷹優「!!」
鷹優「"なんらかの理由で私たちをいち早く始末しなければいけなかった"。」
ダブレ「正解だ。あくまで予想だが、アタシと助音と翔太郎がその占い師と出会った時、あの男のスタンドの破壊力は弱かったにしても、1発の拳で人をかなりの重症に陥らせることも可能だ。翔太郎はアタシたちを庇ってスタンドに殴られたが、"気絶程度で済んだ"。
その後にこう言った。"おっと…子供の方を殴ってしまったようだ… まぁ順序は変わっても関係はない…"」
翔太郎「それってまさか…!殺すのが目的じゃないってこと…?」
助音「目的は私…?」
ことり「ということは、連れて行く最優先はショータくんじゃなくて助音ちゃんってこと!?」
ダブレ「たぶん…だ。つまりアタシたちは敵組織のなんらかの弱みを握っているということだ。ま、鷹優の"敵スタンドの勢力が揃った"ってのもありそうだな。」
鷹優「お前…空条助音じゃないな…?」
ダブレ「いや、アタシは空条助音さ。」
助音「あのですね、鷹優先生。これは私のもう片方の人格っぽくて、私が二重人格だったらしいんですよ。それで、もう片方の人格の名前は"ダブレ"で、今ダブレと私で体を動かしてるから今オッドアイなんです」
鷹優「ふむ…2つの人格で魂を動かすか…珍しい事象だが、ジョジョの"魂や精神に干渉する能力"などが関係しているのかもな」
ことり「ねーねー、ダーちゃんって呼んでいい?」
衝撃的な真実を告げられたにも関わらず、2人はあまり驚いてないようだ。翔太郎は初めて助音と会ったときに、ダブレとおぼしきものに遭遇していたため、多少の驚きで済んだ。
ダブレ「まぁ最終的には、敵組織において何が弱みなのかをこれから探すことになるな。」
鷹優「私たちを襲撃したその2人の男はもうそろそろ起きても構わないだろうから私の能力の自白剤で…」
そう言って鷹優たちがそれぞれベッドの上にいる追手のほうに振り返ったその時。
"先程まで寝ていたハズの相田俊樹が、まだ起きていない小野寺李人に電線を刺していた。"
ことり「あ、アンタ何やってんの!!」
小野寺李人は動かなくなってしまっている。体中に電線を刺されていて、体中が火傷をしている。
もう助けられないだろう。
俊樹「!!」
――気付かれた。そう思った俊樹は…
人体が焦げる不快な匂いが漂う。
相田俊樹は、気付かれた瞬間にスタンドの電線を自分に刺し、自殺してしまった。
翔太郎「相田俊樹が…"小野寺李人を殺して、自殺した…"」
偶然すぐ気付けたからか、占い師までは殺されていなかった…が、情報源となるはずだった3人のうち2人は、仲間と自分をも殺して口を閉ざしてしまったのだった。
人物紹介
天久鷹優…TG大学病院の院長の息子。クールで冷徹だが、天然で大雑把。基本白衣を四六時中身につけている。長く伸びた髪を切るのが面倒なのか、輪ゴムでポニーテールにしている。元SPW財団の医者で、ことりとともにスタンドの矢について研究していたのだが、矢を落として指を傷つけてしまい、スタンド能力を手に入れる。恋愛に興味は無い。
小鳥遊ことり…調査部見習い。元気はつらつ。ショートヘアーで身長は低め。普段はボーイッシュな服を着ることが多い。元SPW財団の医者で、鷹優とは幼い頃からよく一緒にいた。鷹優のスタンドの矢の研究に付き合っていたが、鷹優が落としてしまった矢をキャッチしたときに手を傷つけてスタンドを得る。鷹優が大学病院で調査部を立ち上げたときについていって、ほぼずっと一緒である。恋愛対象は女性。
ストックは少なめですが、なるべく安定して投稿します!
小説の投稿、一週間に一回でいいですか…?
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いいですよ 頑張れ
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うるせー しね