オリジナルジョジョの奇妙な冒険 〜別れの雨〜   作:ラタ

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pixivにもこの作品を投稿していますが、どちらかというとハーメルンの方が多く読まれてる感じがします。


#11 同胞

――翔太郎「相田俊樹が…"小野寺李人を殺して、自殺した…"」

 

敵組織の追手2人は情報漏洩を防ぐために自らの口をスタンドで永遠に塞いだのだった。

 

鷹優とことりが焦げた人影に近づく。

 

ことり「駄目です。死にました。」

 

あまりにも突然なことで空いた口が塞がらない。

 

鷹優「ことり、この死体をとりあえずSPW財団に報告して運んでもらうんだ。」

ことり「わかりました。」

 

そういってことりはスマホを操作して連絡を入れる。

 

ダブレ「占い師の方は無事みたいだねェ」

 

翔太郎「えぇ…ですが、やはりこの雇われた2人の方が敵組織について詳しかったハズです。」

 

――SPW財団が数分後に到着し、遺体を運んでいく。

騒ぎにはなってなかったようだ。隠密に行動しているのだろう。

 

そののちに"魂の鑑定人"が目を覚ました。

 

鑑定人「ここは…?」

 

助音「ここはTG大学病院です。敵組織に洗脳されてたあなたを少し気絶させてここで治療しました。」

 

鑑定人「洗脳…そうだ。私は洗脳されていたのだった…"奴の能力はそうだった"…」

 

翔太郎「奴とは?詳しく教えてください!」

 

無精髭を生やした外国人風の男は口をゆっくり開く。

 

鑑定人「奴の名前は坂根圭。詳しくは知らないが、私が占ったら"反SPWのボスの腹心"という結果がかえってきた。私の占いは外れたことはない。信用してほしい。」

 

その場の全員が驚いた。

なんらかの情報を得られると思っていたが、それ以上の情報が出てきたからだ。

 

鷹優「ということはボスの腹心があなたをスタンド能力で洗脳していたと?」

 

鑑定人「あぁそうだ。たぶんな。しかし、奴の能力は正確に言うと少し違う。"夢を見せる"んだ。」

 

翔太郎「夢を見せる?」

 

思った斜め上の回答に沈黙がおりる。

魂の鑑定人は説明を続ける。

 

鑑定人「しっかりと"覚えている"…夢なんて普通は覚えているものじゃあないが、"覚えている"んだ。

奴の能力は、人に自由に夢を見せ、その人にとっての悪夢などを見せることによって精神力を低下させて洗脳するというものだった。」

 

ダブレ「ほう…"夢"を…か。」

 

鑑定人「私も初めてその"夢"を見た時はおかしいと思った。私がSPW財団に裏切られて、反SPWの構成員になるという"夢"だった。」

 

鑑定人「わかったことは、夢の中でもスタンドを出せることや、夢の中で起こったことは現実に反映されないということだ。夢の中で自分をナイフで切っても現実に切り傷はなかった。」

 

魂の鑑定人から聞き出せた情報はそれだけだった。

 

鷹優「あんたは絶対にまた敵組織に回ってしまったらいけない男だ。SPW財団に保護してもらおうかと思ったが、どこに敵組織の構成員がいるかわかったもんじゃあない。しばらくはこの調査部で匿わせてもらう」

 

――本当に敵組織からの攻撃が始まった。

私もいつかあの占い師のように、洗脳されてしまうかもしれない…

 

と思いながら、助音と翔太郎は帰宅していた。

夜もう遅かったからだ。

 

助音「今回は私の自宅の方に帰ろっか!」

翔太郎「わかりました」

 

それまでずっと探偵事務所で生活していたが、流石に辛いので自宅に帰ることにした。

 

数分後、大きな一軒家に着いた。

そしてその玄関ドアの前に、1人の女性が立っていた。

 

瞬時に気付いた翔太郎。

――敵の追手か!?

 

翔太郎「ムーヴメントッ!」

助音「え?え?」

 

翔太郎の両手が銃を持つ手になると、その空白の空間から真っ黒い銃が現れた。

 

すると、ドアの前にいた女性はこちらに気付き、

こっちに手を振ってこう言った。

 

???「ジョジョ〜!遊びにきたよ〜!」

 

助音「あ!キッド!!」

 

翔太郎「え?遊びにきた?」

 

困惑する翔太郎。

助音は説明する。

 

助音「あの女性はキッドっていう私の友達だよ!

敵じゃないから安心して!」

 

走って近づいてきたキッドと呼ばれる女性は、

刹那、助音に抱きついた。

 

平均女性より胸が大きめの助音だが、それよりも大きい胸が助音の顔を圧迫している。身長は助音をゆうに超えている。助音は窒息しかけた。

 

キッド「その少年は?さっき変なこと叫んでたけど、そういうお年頃なのかな〜?」

 

……スタンドが見えていない…スタンド使いではない…?

 

助音「この子は最近うちで預かることになった

枕木翔太郎くん!詳しいことは後で話すから、とりあえず家に入りましょ!」

 

キッドは一瞬考え込む表情になったが、すぐに頷いて3人で大きい一軒家に入って行く。

 

落ち着いてから助音が話し始める。

 

助音「彼女の本名は城戸瑞稀っていって、私とおんなじ探偵なんだよ!」

 

キッド「ちょっと〜その名前嫌いだから"キッド"って呼んでって言ってるじゃーん…」

 

……なんで"キッド"なんだろうか。翔太郎が数秒考え込んだ後、城戸(きど)という苗字からだろうな。と勝手に決めつけた。

 

キッド「あ、翔太郎く〜ん、今私がなんでキッドなのかって考えてたでしょ〜?」

 

翔太郎「!?」

 

キッド「あっ、その表情は図星だね〜?」

 

助音「キッドは頭いいんだよ〜!」

 

キッド「ジョジョ程じゃないけどね〜ちなみになんでキッドかって言うと〜男の子好きだからかな〜…」

 

翔太郎「???」

 

助音「うわ…」

キッドの言葉の真意がわかった助音は少し引いた。

KID...小さい子供のことを指す。

 

キッド「それにしても可愛い〜!」

 

キッド…もとい、城戸瑞樹は翔太郎に抱きつく。

翔太郎が嬉しいのか苦しいのかわからない焦燥に見舞われたその時。

 

キッド「痛っ」

 

助音+翔太郎「え?」

 

キッドは翔太郎から離れる。原因不明の痛みが胸のほうからだったのか、キッドは自分の胸を覗き込んでいる。

 

キッド「刺さり傷…?胸元にあるっぽいけど、裸を見られても傷は小さいから気付かれないかな。」

 

翔太郎は自分の服の胸ポケットに"ソレ"が入っていることに気づく。

 

……スタンドの矢!!

 

翔太郎は敵組織の構成員から奪ったスタンドを発現させる矢を肌身離さず持っていた。助音に買ってもらった男児用の服の胸ポケットに入れていたのだが、キッドが抱きついた時に、矢尻が胸ポケットの生地を破いてキッドの胸元に刺さってしまったようだ。

 

……スタンドの矢を刺されても死んでいないということは…スタンド使いになった…?

 

刺されてスタンド使いの素質がなかったら死んでしまうスタンドの矢。キッドの胸元が傷ついたのはこの矢のほかにない。

 

キッド「あ〜ッ!手からなんか出てる!」

 

彼女の手から、水色の魔法陣が発生していた。

 

 

 

人物紹介

魂の鑑定人…本名不明。いかにも占い師っぽい格好をしていて、無精髭を生やしている。イタリアのサルディニア島出身だが、日本語はペラペラ。

占いの実力は父親譲りで、イタリアで不審死した父親にかなり似ている。




新しい味方キャラ登場!能力については次回!

小説の投稿、一週間に一回でいいですか…?

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