オリジナルジョジョの奇妙な冒険 〜別れの雨〜   作:ラタ

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後半からおふざけ能力が登場します。
言わなくても何のパロかはわかるハズ。


#16 仮面の騎士

――キッド「やぁ!遅いじゃあないか!」

 

そこには、普通は迎えにこれなかったハズの女性が、手に魔法陣を宿してその場に居たのだった。

 

鷹優「お前は…会ったことがあるな…確か…

          探偵の城戸瑞稀か…」

 

キッド「そうそう!キッドって呼んでね〜ッ!」

 

温厚な口調と笑顔でキッドは鷹優に話しかける。が、まるでキッドの目は笑っていない。

 

鷹優「もしかしてお前も…追手なんじゃあないだろうな?」

 

鷹優は先程彼を襲撃してきた女性、咲田舞を返り討ちにし、保護しようとお姫様抱っこのままだったが。キッドの前でもそのクールな目つきは変わらない。

 

キッド「違うよォ〜 って言いたいけど…そんなこと、証明なんてできないよね。」

 

普段にこやかとして目を閉じているキッドだが、

この時だけその赫い目を露わにしていた。

 

キッド「実際僕は観察しにきただけだよ…嘘はない…」

 

鷹優「観察だと…?いい御身分なモンだな。それってーと俺を助けずに見てたってわけかい。」

 

キッド「酷い言い分だね。」

 

すると、目の前のキッドは消えた。

消えた彼女の声は後ろから聞こえてきた。

 

キッド「君はたしかジョジョよりも頭がずば抜けてよかったハズだ… なのに、"夜とはいえ人や車が全く来なかった"ことに何も思わなかったのかい?」

 

橋の欄干に座っていたキッドはまるで鷹優を乏しめるかのようにそう言い放つ。

 

鷹優は振り向いて言う。

 

鷹優「お前…一瞬でそこに…」

 

キッド「おっと…今質問しているのは僕だ…質問を質問で返すなんて行儀がよくないな…君は国語をそう学んできたのかい?」

 

城戸瑞稀の発言はもはや挑発と化す。

 

鷹優「私を怒らせたいのなら、それらの発言は無駄だ。それ以上くっちゃべってもそれは無駄骨だ。」

 

鷹優は挑発的な発言に対し冷静に返す。

 

キッド「そりゃそうだよね〜ッ 君は感情によって一人称が変わるもんね〜ッ」

 

鷹優(コイツ…ここまで…)

 

鷹優は警戒を怠らないままこう発言する。

 

鷹優「お前…瞬間移動の能力を持っているんだろう…?消える前に手から魔法陣のようなものが出ていたぞ。」

 

城戸瑞稀は驚いたかのような表情を見せた後、またいつものにこやかな顔になる。

 

キッド「そうだね〜。この"ワープ能力"を使って、通行人とかを瞬間移動させて、この橋に近づけなかったんだよー。流石に車が来た時はどうしようかって悩んじゃったよ〜ッ」

 

鷹優「今はお前に構っている暇はない… 助音からお前のことを後々聞くとするが、あまり怪しい行動はやめたほうがいい…」

 

鷹優はお姫様抱っこをしたまま振り返り、ゆっくりと家に向かって歩き出した。

 

キッド「ふ〜ん… その子と君の関係は知らないけど、その子も洗脳されてたみたいだね。ジョジョもすぐ連れてきとくね〜ッ」

 

キッドは欄干から降りて、鷹優に走って近づいた。

 

鷹優「コイツは…働きすぎで精神的に弱っていた…表では前向きな癖して、家では自傷行為、まぁリストカットを行っていたんだ。私はコイツの仲間から依頼を受け、コイツの家に行ったが、自傷行為で失血をして倒れていた。洗脳するなんて容易かっただろう。」

 

鷹優はキッドと歩きながら喋る。

 

キッド「ふ〜ん。今もお姫様みたいに抱いてるけど、この後も抱くのかな?」

 

キッドは鷹優が抱っこしている女性、咲田舞を覗き込んで言う。

 

鷹優「冗談はよせ。」

 

 

 

場面は変わり、空条助音宅。

 

助音「今キッドから連絡が入ったよ。鷹優先生は追手を倒してたみたい。」

 

翔太郎「そうですか…やはり、ことりお姉さんに電話しておいて正解でしたね。」

 

先程、空条助音は、いきなり鷹優との電話が途切れたので彼の部下の小鳥遊ことりに電話をして彼の家の場所を教えてもらっていた。

 

すると、いきなり翔太郎の目の前にキッドが現れた。

 

翔太郎「うわぁッ!」

 

キッド「あッ、驚かしちゃったね〜? それより、ジョジョ。鷹優くんのとこにいる追手の洗脳を解きに行こっか。」

 

翔太郎は悠斗と共に留守番をすることになった。

 

またもや場所は移り、鷹優宅。

 

鷹優は一人暮らしだが、大きな一軒家に住んでいた。

 

鷹優「…来たか。」

 

玄関に一斉に現れた助音達。

気絶している咲田舞は、リビングにひかれた布団に寝かせてあり、鷹優が処理をしたのか、傷には様々な治療が施されたあとがあった。

 

助音「早速見てみるね。"グッド・ドリームス"」

 

数秒後。

 

助音「洗脳解けたよ。綺麗に傷跡処置できてますね。」

 

助音の目はいつの間にやらオッドアイになっていた。ダブレも観察していたのだろう。

 

鷹優「あぁ。一応念入りにな。」

 

ダブレ「悪夢を見ていたな…"片方"がグッド・ドリームスで良い夢に変えてやってたぜ。名前通りの能力なこった。」

 

助音「ちょっとー…ダブレったら、私のこと"片方"って呼ばないでって言ってるじゃーん…」

 

鷹優「それで…だ。何か手がかりは得られたのか?」

 

ダブレ「いや、全くだ。」

助音「この子、SPW財団の職員で、鷹優先生と面識があったようですね。」

 

鷹優「あぁ。」

 

鷹優は冷淡に答える。

 

ダブレ「SPW財団に保護させるのは危険だし、もう夜遅くだから病院に連れていけないから一夜だけここに泊めるのか。そんなこと言わずにずっと泊めてやりゃいいのにな。」

 

鷹優「ダブレ…そんなのは余計な世話ってヤツだ。」

 

助音「でも…私もそれがいいと思います。」

 

助音はダブレの辛辣な口調とは打って変わっておっとりとした口調。まるで飴と鞭の刑事だ。

 

鷹優「くっ…ジョジョまでも…まぁ考えといてやる。」

 

鷹優は恋愛などに興味はない。しかし、鷹優は先程戦った女性、咲田舞と交際していたことがあった。

 

きっと助音は能力でそれを読み取り、わざわざ空気を読んだのだろう。

 

助音「それじゃあ私たちはなにもすることがなくなったので、帰りますね。」

 

助音は玄関で待っていたキッドに近づいたあとに鷹優に向かって言う。

 

鷹優「あぁ。助かった。」

 

キッド「それじゃあねェ〜ッ」

 

1秒にも満たない内に助音達は消えてしまった。

 

 

鷹優「…恋など、興味はなかったのにな…」

 

鷹優は、気持ちよさそうな顔をして寝ている咲田舞の頬を優しく撫でた。

 

 

 

――翌日。

休日であったため、助音は翔太郎、ことりとでショッピングモールに買い足しに来ていた。

 

ことり「それにしても、鷹優せんせーが追手に襲われて、そしてまさかその追手が元カノだったとはねぇ…」

 

助音「結局、ことが収まるまで、鷹優先生のお家に泊まらせるらしいですよ?またくっつくのかなぁ…」

 

完全に女子会トーク。翔太郎はついていけずに、流しながら歩く。

 

ことり「助音ちゃんも私に敬語使わなくてもいいのにー…同い年でしょー?」

 

そんな他愛もない話をしていて、

ショッピングモールの中央ホールに着いたその時。

 

隆之「ふん…アンタたちが俺の敵なわけか…」

 

助音達の前に立った男は、いきなり3人に言い放った。

 

翔太郎は一瞬で警戒し、いつでもスタンドを出せる体勢を取る。

 

翔太郎「なんですか…?時間をそこまでかけられないんです、邪魔しないでもらえませんか?」

 

隆之「今まで出会った敵もそう言ってたさ…俺の名前は天野隆之。正義の為にアンタら、やられてもらうぜ」

 

助音「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。いきなり何を言ってるんですか??」

 

しかし、天野隆之と名乗る男はその発言を気にすることなく、色とりどりで派手なスマホと、穴が真ん中に一つあいている派手なスマホカバーを取り出す。カバーは見るに材質はわからない。取り出された大きめのそれらは、オーラを纏っているように見える。スタンドだ。

 

隆之「アンタら…俺が出す処方箋で死滅させてやるぜ」

 

――さっきから何を言っているんだ…?そして、何をしている…?

 

いきなりのことだったので、助音達3人は状況があまりわかっていなかった。追手かどうかさえもわかっていないので、身動きが取れないのは確かだ。

 

変なものを見るような視線に射抜かれながらも、隆之はスマホカバーを彼のお腹の部分に持っていった。スマホカバーは空中で固定され、電子的な画面、おそらくカルテのようなものが出現し、並び、全体的に見てベルトのようなかたちになった。

 

隆之は大きめのスマホの表面をこっちに向ける。パスワード入力画面だ。それに隆之は"2,0,2"と入力し、決定ボタンを押すとスマホが喋り始める。

 

スマホの待機音「be preparing... be preparing...」

 

隆之がスマホを天に翳して、勢いよく腰の開いているカバーにスマホを差し込んだ。

 

待機音「Now It's Your Turn!!!」

 

けたたましく機械音が鳴り響く。

 

翔太郎「何を…しているんだ…ッ!?」

助音「まさか…本当に敵組織の追手…?」

 

次の瞬間。隆之は開いていたカバーを閉じる。

カチリと音がし、またスマホが喋りはじめる。

 

待機音「Shut Down!!」

 

カバーの真ん中に空いている穴から何かが見える。

斜めに線が入った0の中に2つの2が入っている。

 

隆之「変身ッ!」

 

隆之はカバーの上に露出していた大きく丸い

スイッチを勢いよくその拳で押し込んだ。

 

待機音「R E B O O T !!!」

 

その刹那。隆之は立体的な数字の群れと

無数の光に囲まれる。

 

ベルト「Prescription Possible」

 

ベルト「KAMEN KNIGHT RITALIN」

 

数字群や無数の光の中から出てきたのは

先程までの男ではなかった。

 

その電子的、そして数学的なデザイン、

電源マークを彷彿させる仮面のような顔、

そしてベルトを含めたメタリックな体。

 

…それは巷で「仮面騎士」と呼ばれるものだった。

 

隆之「俺は仮面騎士リタリン。」

 

隆之「治療開始だ。」

 

天野隆之と名乗る男は、仮面騎士なるものに変身し、助音たちの前に立ちはだかるのだった。

 

 

 

スタンド紹介

スタンド名「リタリン202」

スタンド使い名「天野隆之」

少し大きめで派手なスマホと、派手で穴が空いている手帳型スマホカバーの能力。カバーをお腹の部分に持ってゆくとホログラム的なカルテがあらわれ、ベルトのようになり、装着できる。スマホのパスワード入力画面で「202」と打ち込んでベルトカバーに差し込み、カバーを閉じて電源ボタンを押すことによって、

「仮面騎士リタリン」に変身できる。

全体的に見て見に纏う形のスタンドであり、その鋼鉄のような体にまともな攻撃は通用しない。一応身に纏う能力。

破壊力 :A(A以上だが、Aと記載)

スピード:A

射程距離:C

持続力 :A(時間による解除はない)

精密動作:D




あくまで仮面騎士ですからね。騎士。仮面ナイトですよ。

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