オリジナルジョジョの奇妙な冒険 〜別れの雨〜   作:ラタ

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ある程度書き溜めていたストックがきれかけてきました…


#17 仮面騎士リタリン

――隆之「治療開始だ。」

 

天野隆之と名乗る男は、仮面騎士なるものに変身し、助音たちの前に立ちはだかるのだった。

 

翔太郎「な…何者なんだコイツッ!」

 

隆之が変身した、ということはスタンド能力であることは助音、翔太郎、ことりの3人はわかっていた…が、やはり、その"仮面騎士"という単語や、変身の流れなどが全くわかっていなかった。

 

隆之「俺は天野隆之…スタンドパワーを用いて、正義のヒーロー、"仮面騎士リタリン"に変身し、悪者をブッ飛ばす…」

 

どうやら、"リタリン"という名前があるようだ。その名前を聞いた時にことりと翔太郎は動揺した。

 

ことり「まさかあなた…SPW財団の上層部しか知らない、正義のヒーロー!?」

 

隆之「そんなのは昔の話だ… お喋りなんてしている暇は無い… アンタ達はスタンドを準備しないでいいのか…? 俺は無防備な奴らを始末するのは苦手なんだよ。」

 

まさに、仮面騎士。騎士道精神を持っているから"仮面騎士"と呼ばれてるのだろうか。

 

ダブレ「アタシも参加させてもらうよ…」

 

そして、いつのまにか助音はオッドアイになっている。

 

助音「"グッドドリームス"」

ダブレ「"バッドドリームス"」

翔太郎「"ムーヴメント"ッ!」

ことり「"エメラルドシティ"」

 

"4人"は一気にスタンド能力を出現させる。

 

ダブレ「"4人"がかりなのに、よく勝てると思ったもんなんだな…」

 

ダブレがそんなこと言った瞬間。

 

一般男児「あァッ!"仮面騎士リタリン"だァーッ」

 

そう。天野隆之が襲撃してきたこの場所。ショッピングモールの中央。広いとは言え、もちろん人はいる。

 

男児が叫んだと同時に周りから歓声があがり、人が一斉に少し離れた所に集まってくる。

 

一般人「こんなところで仮面騎士ショーをやってるんだな… それにしてもリタリンかっこいいな!!」

 

いつの間にか人が集まってきている。

 

"仮面騎士リタリン"は元々テレビで放映されていた特撮ヒーローものだったが、実際にその"仮面騎士リタリン"は現実に存在していた。

しかも、かなり人気だった。リタリン自体は"身に纏う"形のスタンド能力なのだが、一般人にも見えているようだ。

 

隆之「仮面騎士リタリン…人気なモンだよな。実際に放映は続いてる作品だし…演じてるのも俺だ。」

 

ダブレ「翔太郎…知ってるのか?」

 

翔太郎「えぇ。SPW財団の中でも、その存在を知る者は少ない。SPW財団の敵になるテロリストなどの始末などの、"正義のヒーロー"をしているようです。」

 

助音「なるほど、フィクションじゃあなくて、現実にも存在していたってことね…」

 

隆之「今から始まるのは、俺、仮面騎士リタリンがアンタらを始末するショー。つまりアンタらは悪役だ…」

 

リタリンは助音とダブレに殴りかかる。

 

ダブレ「なんだ、見た目通りかなり遅いんだな。」

 

ダブレの言う通り、リタリンは動きがとても遅かった。助音達は簡単に避ける。

 

翔太郎「お姉さん!僕とことりお姉さんで離れた所から援護攻撃を行います!近接戦闘は頼みましたよ!」

 

そういうと翔太郎は銃を持ち、ことりとともに離れようとする…が、とあることに気づく。

 

……最初よりも観客が増えている…ッ

これじゃあいつ観客が被害を受けるか…

 

助音達を囲っている人々の数はかなり増えていた。

 

 

助音「隙だらけよッ!!」

ダブレ「こいつを喰らいやがれッ!!」

 

2つで1つなスタンド、グッドドリームスとバッドドリームスは、リタリンに拳を放つ…が。

 

重い重鉄音。てごたえがない。

 

鷹優「近距離パワー型スタンドとは言っても、やはり所詮は俺のこの体にダメージを与えることができない…」

 

ダブレ「そんならダメ押し…」

 

すると、2人のスタンドは一気に拳を敵に連打する。

オッドアイの女性は勢いよくその拳と共に叫ぶ。

 

助音 「オルオルオルオルオルオルオル…」

ダブレ「オルオルオルオルオルオルオル…」

 

容赦もない拳の連打。しかし、響く鋼鉄音は、かえってその攻撃が無力であることを示していた。

 

助音 「オルァッ!!」

ダブレ「オルァッ!!」

 

渾身の一撃さえ、なんと軽く受け止められてしまう。

 

隆之「そんなもんか…?次はこっちからいくぞ…"リトルバスターズソード"」

 

すると、空中から巨大な剣が現れた。

 

ダブレ「ちょちょ、剣ン!?」

 

隆之「そりゃあ騎士だからな…」

 

リタリンは自由自在にその剣を動かしながら、助音達に斬りかかる…が。

 

鋼鉄音が響く。それは、人が切れた音でもなんでもなかった。

 

ことり「させませんよ…絶対にね。」

 

ことりは、"エメラルドシティ"で出現させた大きいメスでその剣を受け止めていた。

 

……お…重い!なんなの!?コイツの剣!

とてつもないくらい重いッ!

 

そうは思いながらも、ことりは相手の剣をおさえつける。

 

次の瞬間、発砲音が3発響く。

 

隆之「!!!」

 

カランカランと、乾いた音を立ててリタリンの剣が落ちる。

 

翔太郎「少なくともアンタは4人を敵に回しているんだ。最初から勝った気にならないで欲しい。」

 

翔太郎が放った空気の弾丸はリタリンの手元にヒットして剣を吹き飛ばした。もし空気の弾丸が観客にあたっても、軽く転ぶだけで済むだろう。

 

リタリンが落ちた剣を拾おうとしたが、助音とダブレに剣を奪われてしまう。

 

助音「剣なんか使ったことないよ…ダブレ、任せるね!!」

ダブレ「あぁ、任せろ。」

 

すると、赤と青でオッドアイだった女性は、完全に両目が青色になる。スタンドも、バッドドリームスだけになっている。

 

ダブレ「ことり、行くぜ!」

ことり「了解、ダーちゃん!」

 

2人で一気に斬りかかる。

 

隆之「グゥッ!!やりやがったな…ッ!」

 

やはり、元々彼が所持していた剣や、巨大なメスでダメージをようやく受けたらしい。

 

隆之「ハッピースレイヴウィップ」

 

ばちばち、と電気が弾けている音をたてる鞭が現れる。その長い鞭は先から全体的に電流が流れていた。持ち手の部分のみ安全地帯だ。

 

隆之「コイツを喰らってくたばりなァッ!!!」

 

隆之は電流が流れる鞭を振るう。

 

助音とことりは各々の武器でガードしようとする…が、その長い鞭は思いもよらないところに伸びていく。そこは…

……空気の弾丸を補給していた翔太郎の所だった。

 

ことり「ショータくん 危ないッ!!!」

 

だが手遅れだった。翔太郎は当たる数コンマ秒前に気付いたが、時すでに遅し。電流の流れる鞭で縛られてしまった。

 

翔太郎「うわァァァァ」

ダブレ「翔太郎ッ!!」

 

ダブレは軽々とその剣を用い、鞭を切り裂いた。

翔太郎は軽く気絶している。

 

ことり「ショータくんは私が治療しますッ!」

ことりが急いで翔太郎のもとに走る。

 

隆之「させるかよ。」

その発言と同時に鞭を振り払った隆之。変幻自在な軌道で動いた鞭は、ことりの足を引っ掛けた。

 

ことり「きゃあッ!!!」

 

ことりは派手に転ぶ。そのまま観客の方に転がっていってしまう。

 

……あれ?感触が…

ことりは、転んだ先の人に触ろうとするが触れない。

もしかして…これはホログラム…?

 

ダブレ「お前の相手はこのアタシんだァァァァッ」

 

彼女が使う剣はまたリタリンにヒットする。

 

隆之「ぐッ…よほど俺のことが好きなようだなッ!」

ダブレ「そんなわけねェだろォーーッ!!」

 

ダブレは剣を振り払って何度も斬りつける。が、鞭で剣をおさえられてしまう。

 

ダブレ「そんな長射程の鞭、やはり近距離では使いにくいんだよなァ?ほら、手がブルブル震えてるぜ…」

 

ダブレが言う通り、リタリンの、ダブレの剣を抑えるその手は震えていた。

 

隆之「言わせておけばこのヤローッ ――…」

そう言いかけた瞬間。

 

ダブレ「なんで気付かなかったんだろうな… 元々、私の能力は"触った人やスタンドの行動を支配"するといったもの…」

 

ダブレ「それはつまり、"どれだけ硬くて防御が強い能力でも、スタンドであることに変わりはないから行動は支配できる"ってな…」

 

剣をいつの間にか手放していたダブレは、神妙な顔をしながらそう発言したとともに、"バッドドリームス"で渾身の一撃をリタリンに喰らわす。

 

隆之「な…体が動かないッ!」

 

そう、ダブレは"バッドドリームス"の能力で、リタリンの行動を支配し、動きを止めていた。

 

ことり「ダーちゃん!ショータくんは治療しといたから、その能力でそいつをそのまま抑えといて!」

 

ダブレ「一体こんな硬い奴をどう倒すって…」

 

ぼん。という音がことりの方からする。ことりの主武器となるのは大きなメスだが、ことりが持っているメスは、普段の2倍ほどもあった。

 

ダブレ「おいおい!そんな大きさじゃあ観客が!考えは好きだが、やめとけッ!」

 

ことり「いいのよダーちゃん。この観客たち、ホログラムだもん。」

 

ことりはそう言うと、1本のメスを観客の1人に投げる。メスは人に刺さらず、突き抜けていった。

 

隆之「くっ、バレたか… 」

 

ことり「そんなのハッタリ、この調査部の小鳥遊ことりには効かないわーッ!」

 

ダブレはメスの射程に入らない程度に逃げ、尚もバッドドリームスでリタリンの動きを止めていた。

 

ことり「それじゃ、再起不能になってもらうわね!」

その超巨大なメスを持った女性は天真爛漫に言う。

 

隆之「ウワァァァァァァァァァァ‼︎‼︎」

 

超巨大なメスが振り下ろされ、重力とその鉄の質量を乗せた斬撃が隆之を襲う。

 

地面にメスが叩きつけられる。

人型のスタンドじゃ太刀打ちができなかった仮面騎士リタリンでも、その質量を乗せた斬撃に敵うハズもなく、その場に倒れこんだ。

 

ことり「リタリンは鬱に対する、依存が見られる薬…一体どんな活動を行ってるか知らないけど、少なくとも、皆を笑顔にさせてよね?」

 

ことりは倒れて気絶している"仮面騎士リタリン"こと、天野隆之に言うのだった。

 

 

 

 

仮面騎士リタリン…

作者が怒られても仕方ないキャラクター。

カルテベルトに、リタリンドライバーを装着した正義のヒーロー。

SPW財団に雇われており、財団の敵になるテロリストや、特殊な鬱病患者から発生する怪人を倒すことを生きがいとしている。もちろん今作では洗脳されている。あくまで、「仮面騎士」。




作者は慢性シメキリ病にかかってしまったようです 助けて鷹優先生

小説の投稿、一週間に一回でいいですか…?

  • いいですよ 頑張れ
  • うるせー  しね
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