オリジナルジョジョの奇妙な冒険 〜別れの雨〜   作:ラタ

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何度も先延ばししてごめんなさい…
ようやく戦闘シーンです!


#33 大きな木

――紗和『翔太郎…久しぶりね…って言っても覚えてないか〜』

 

スワンキーストリートへ視察に来た枕木翔太郎と城戸瑞稀。城戸瑞稀に連れられ、丘の上にある大きな木の下にやってきた翔太郎だったが、そこにいたのは…

 

向日葵みたいな金色の伸ばした髪、白銀色の透き通った目の女性。

 

そこには、翔太郎の母親、枕木紗和だった。

 

 

翔太郎「え…?」

 

翔太郎は硬直する。

冷や汗をかいていて、口もあんぐりと空いている。

 

紗和『まあ、わからなくて当然だよね〜 聞いてる限りには、“行方不明になってる”んだっけな?とりあえず瑞稀ちゃん説明お願いね!』

 

キッド「やっぱり僕が説明するのか〜」

 

瑞稀は、ちょっと困り顔で言う。

見るに、彼女ら2人は信頼しあっている。

 

紗和と名乗る彼女も、瑞稀が説明することが1番信憑性があると考えているのだろう。

すると瑞稀は大きな木に寄りかかって座った。

手をひょいひょいと動かして翔太郎にも促す。

 

キッド「まぁ…少しここから踏み行った話になる。過去に何が起こったのか… そして今、一体どのような状況になっているのか…」

 

促された翔太郎は、彼女と同様に木に寄りかかる。

紗和は金髪を靡かせて木に近づき、しゃがんで座った。

 

キッド「それを全部説明するには、時間がかかるんだ。話も長くて簡単に覚えられないしね。」

 

すると、彼女の顔はいつになく真剣になる。

 

キッド「この“スワンキーストリート”には…災厄が、不吉が…たくさんの負が集まる。」

 

紗和『この道はまさに…杜王町の“負の遺産”ね…』

 

彼女はそういいながら、寄りかかっている木に触れる…が。"手がすり抜けている"。

 

翔太郎「手が…!?」

 

キッド「あぁもう…紗和さん、後で説明することなんですから混乱させないでください」

 

紗和『あら、先にこのことだけ説明すればいいんじゃない?』

 

悪戯っぽく彼女は微笑む。

風で金色の向日葵のような髪が揺れた。

 

紗和『私、じつはこの世に存在してないのよ』

 

彼女は、嘘を吐く素振りもなくにこやかに言う。

城戸瑞稀はため息をついた。

 

 

 

――紗和『私、じつはこの世に存在してないのよ』

 

私はこう発言したあと、彼が…翔太郎がどんな反応を取るか、注意深く見ていた…が。

大方予想通りだ。

 

強い困惑の表情が浮き出ている。

まずまず、『本当に母親なのか』なんてまだわかってないから当然か…

瑞稀ちゃんの言うことをちゃんと聞いておけば良かったのかも…

 

キッド「厳密に言えば、魂のみの状態だね」

 

そう彼女が言うと、彼女は魔法陣を宿した手で私を触れようとする。が、触れれない。当たり前だ。

 

……まず翔太郎は、瑞稀ちゃんの能力"ネイキッドシャッフル"は、「魔法陣を宿した手でスタンドを触ることができる」という能力も持つことを知ってるのかしら?

 

キッド「素手ではもちろん、スタンド能力でさえ紗和さんに触ることはできない。ほぼ、幽霊みたいなもんだからね」

 

翔太郎「何故そんなことに…?」

 

…まあ、そう思うのは当たり前か。

私だって、こんなことになるとは思わなかった。

 

キッド「紗和さん、どうする?この話題だけ話しとく?」

 

瑞稀ちゃんがこちらを見る。

 

紗和『うん。話そう。明ちゃんのこと。』

 

翔太郎「明…って」

 

キッド「枕木明(まくらぎ めい)枕木姉妹の末っ子で、紗和さんの妹だ。」

 

翔太郎「つまり、紗和さん…?が、そうなったのは、枕木明が原因ってことなんですね?」

 

紗和『そうだね… このお話には、2つの人物の能力が関係しているの。"Where do I go?"と、"ノンフィクション"よ。』

 

瑞稀ちゃんはウンウンと頷くが、翔太郎はわかっていない様子。そんなに説明してなかったのね…

 

キッド「じゃあまず…枕木明の能力、"Where do I go?"から解説しようか… 」

 

そういって、瑞稀はスマホを取り出すのだった。

 

 

 

 

ここは、場所を移ってTG大学病院。

金髪で赤青の目のオッドアイの女性、空条助音と黒い長髪で白衣を着た男性、天久鷹優は、調査部病室のドアの前にいた。

 

助音「この先に…いるんですね」

 

緊張を孕んだ声で彼女が言う。

 

鷹優「あぁ。そうなるな… だがそんなに緊張する必要はないぜ」

 

そう彼は言うと、打診するような動きでドアを優しくノックした。

 

鷹優「調査部部長の天久鷹優です 失礼します」

 

返事はない。お構いなしにドアを開けた。

助音は引くような目で彼を見るが、視線を病室の中へと移らせた。

 

病室の端っこ。窓の近くのベッドの上。

黒い長髪の少女が目を瞑って横たわっている。

 

鷹優「おや…?まだ眠っていたか。起きたと聞いていたがな…」

 

助音が少女に近づいて、スタンド能力“G・ドリームス”で少女の頬に優しく触れた。

 

助音「"夢を見ている"… 本当に寝てるよ。」

 

鷹優も安堵して少女に向き直る。

彼女は、助音と翔太郎を襲撃した。

まだ敵か味方かなどわからない状況なのだ。“実は寝ていて、こちらの情報を探っている”ということをまず疑わないといけなかった。

 

鷹優「ちなみに夢の内容は?」

 

助音「乙女のプライバシーですよ。それ以上聞いたらセクハラで訴えます」

 

鷹優「夢の内容にセクハラもクソもあるかよ…」

 

少し部屋に沈黙が落ちる。

 

鷹優「…んで、洗脳は?」

 

助音「完全に消えています。やはり、洗脳していたスタンドの本体が死んだから、能力が解除されたと思います。」

 

ダブレ「個人情報もあまり出てこないが、本当に名前が“をー”なんだな。不思議なモンだぜ。」

 

鷹優「個人情報については、ことりがいろいろと頑張ってくれている。SPW財団の人と協力して過去等を今調べているそうだ。」

 

すると、後ろの方からドアを開ける音がした。

 

悠斗「あ、空条さんと天久先生。もう来てたんですね」

 

シャツとジーンズというシンプルな格好をしている好青年。その青年の名は室田悠斗。

 

助音「悠斗くん!久しぶりだね!」

 

彼は、反SPWのボスの腹心である坂根圭に洗脳されて助音たちを襲撃した。

翔太郎と瑞稀に撃退された彼は洗脳を解かれ、今は天久たちがいるTG大学病院の調査部に匿われている。

 

悠斗「お久しぶりです! あ、をーさん、また寝ちゃったんですね…」

 

鷹優「そうみたいだな。まあ別に彼女に話を聞く以外にもやることがあるから後回しでも構わないが」

 

助音「悠斗くん、鑑定人さん知らない?ちょっと色々と鑑定してほしくて…」

 

鷹優「"抜け殻"はまだ見なくていいのか?」

 

鷹優は、少女の具合を気にしながら聞く。

 

ダブレ「まだ時間もあるし大丈夫だろ。」

 

鷹優「なんの為に私は時間を… まあいいか。それじゃあ私は彼女の具合を見てたり、ことりの手伝いでもしているよ。」

 

少しため息を吐いたあと、鷹優はそう言った。

 

ダブレ「悪いな。どちらかというと、占いの方を優先しておきたくてな」

 

鷹優「問題ない。…ん?」

 

鷹優のスマホが揺れた。緩慢な動きで彼はスマホを操作する。

 

鷹優「ちょうどことりから呼び出しをくらった。ちょうど用事ができてよかったよ。」

 

そういって彼は病室を後にするのだった。

 

助音「悠斗くん、それで鑑定人さんは?」

 

悠斗「鑑定人さんなら、調査部診断室で電子カルテいじってたみたいですが」

 

ダブレ「あいついつか逮捕されるだろ 見た目だけでも怪しいってのに」

 

助音「占いでパスワードを強行突破したんだろうなあ…」

 

そうこう言っていると、悠斗はドアに向けて歩き出した。

 

助音「あれ?悠斗くんはこれからどうするの?」

 

悠斗「どうせだから、天久先生たちを手伝ってきます。空条さんたちはごゆっくりしててくださいね!」

 

ドアが閉まる音がする。

 

ダブレ「アタシたちも行くか」

 

助音「うん。そうだね。」

 

2人で1人の女性は動き出した。

 

 

 

――鷹優「一体どういうことだ…?」

 

そういう彼、天久鷹優は、病院の屋上…の入り口のドアの前にいた。

TG大学病院には2つ、屋上が存在する。1つは、患者をヘリで輸送するヘリポートで、もう1つは、患者や医者が自由に楽しめる公園となっている。

 

今彼が向かっているのはヘリポートの方だ。

彼は、ずっと足を動かして続けて歩いている。

 

その、"床にある足跡を順々に踏みながら"。

 

鷹優「いつの間にか…体が制御できなくなっている… この足跡、もしやスタンド能力なのか…!?」

 

――5分前に、鷹優は調査部病室を後にした。

彼はことりからのメッセージ通りに、屋上へ向かっていたのだが、途中で"体の制御が効かず、足が止まらない"ということに気づいた。

 

ことりにメッセージを飛ばすも、返事はない。

そこから推測するに、考えられるのは…

 

鷹優「“C・シティ”」

 

彼の能力、“C・シティ”で、目の前のドアを開ける。

 

視線を移した先…屋上には、青い空が広がっている。

そしてそこには、大方予想通りの光景が広がっていた。

 

???「あらら、随分と遅い到着やんけ。2対1はキツいけど、よう頑張ったやん。」

 

??「敵側を褒めてどうするの。…さて、鷹優先生…来てくれて感謝なのデスアルキメデス」

 

そこには、2人の少女と、見覚えのある1人の女性がいた。その2人の少女の見た目は酷似している…

少女と言えども、見た目は女子高生程度だ。

 

その1人の女性な大きなメスを持っている。

調査部で鷹優の部下、小鳥遊ことりだ。

 

ことり「鷹優せんせーーッ!ごめんなさーーいッ 突然の襲撃と、スマホ奪われたことでこうなっちゃいましたーーッ!」

 

???「必死で草」

 

鷹優「お前ら…反SPWの手先だな。 私たち2人に襲撃するってことは…覚悟はできてんだろうな?」

 

??「おーこわデスわ。貴方達勝てないのでご安心を。」

 

鷹優は、足元を覗き見る。

"足跡が消えている"…

 

そのことを確認した瞬間彼は地面を蹴って、ことりのそばの近寄った。

 

鷹優「こいつらの能力はわかったのか?てかまずこいつらは誰なんだ…」

 

ことり「ちょっとずつわかってきましたよ…この娘たちの名前は知りませんがね。」

 

すると、少女2人は距離をとって話す。

 

??「んじゃ、仕切り直しまショ。」

 

???「アタシの名前は神谷亜希乃(こうや あきの)。双子姉妹の姉で、スタンド名は“ピーナッツ”!!!」

 

??「ワタシの名前は、神谷紗季乃(こうや さきの)。双子姉妹の妹でスタンド名は“マシュマロ”。」

 

亜希乃+紗季乃「どーぞお見知り置きを!!」

 

亜希乃「久しぶりの戦闘だぜ。喜ぶんやな。」

 

2人の電波少女と、調査部の2人の戦いが始まった…




回想編よりも戦闘シーンのほうが
書きやすいかもしれない…

小説の投稿、一週間に一回でいいですか…?

  • いいですよ 頑張れ
  • うるせー  しね
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