でも戦闘シーンはお気に入りなので問題ありません
TG大学病院屋上、鷹優とことりが双子女子高生“亜希乃、紗季乃”と交戦中に、翔太郎や瑞稀は未だスワンキーストリートにいた。
十五年前の交通事故。それはまさにスワンキーストリートで起こったこともあり、翔太郎と瑞稀は現地へと視察に赴いたわけだが…
――キッド「大体言うべき話はこれくらいだけど… やっぱ頭パンクしちゃってるかあ〜」
そのキッドと呼ばれている女性は、大きな木によりかかっている放心気味の少年、翔太郎に向かって言う。
翔太郎「魂…?矢…?本物…?3つ目…?主人格…?レクイエム…?単語同士が結びつかない…」
紗和「まあかれこれ1、2時間話してるし…しょうがないんじゃないかな?」
金の長い髪をなびかせるその女性の名は枕木紗和。
目が回ってさえいそうな翔太郎を覗き込んでいる。
キッド「ま、出来るだけわかりやすく、そして時間をかけずに説明したつもりなんだけど…やっぱりそううまくはいかないみたいだね〜」
紗和「貴方には少し重すぎる真実かもしれないけど、受け止めて欲しいの。」
翔太郎「でも、大体わかりました。僕たちがこれから何をすべきなのか、"僕の使命"がなんなのか。」
翔太郎の目が鋭くなる。
紗和「まずは、明ちゃんが出てくるタイミングを見計らないといけないね…」
キッド「まだこの状況を打開できるタイミングじゃないからね」
少し、その間に沈黙が降りる。
翔太郎「やはり、お母さんを助ける方法はないんでしょうか…」
紗和は少し暗い顔をしたが、少し綻んだ。
紗和「私の身体はもうない。私はもうこれからきっと助からないけど、あなたに“お母さん”って呼んでもらえるだけで私は救われるのよ。」
その光景を見て瑞稀は微笑む。
がさごそ。
そんな音が、上からした。
キッド+翔太郎「ッ!!」
キッド「“ネイキッドシャッフル”」
翔太郎「“ムーヴメント”ッ!」
瑞稀の手には魔法陣、翔太郎の手に拳銃が現れる。
紗和は何が起こっているかわからない、という顔だ。
紗和「えと…どしたの?」
???「これ以上の情報は得られないと判断した。」
??「状況がよくわかってないと思うけど、じゃ。」
誰かの声がすると同時に、2人の男性がおそらく木の上から降りて来た。
紗和はとても驚いている。
キッド「誰だお前 いつからいた?」
翔太郎は拳銃の照準を2人の間に行き来させている。
緊迫した状況の中、2人の男性は同時にペコリとお辞儀をした後にゆっくりと口を開く。
???「俺の名は桜井紫苑。」
??「僕の名前は古橋怜。」
紫苑+怜「それじゃあね」
キッド「…は?」
2人はそういうと、3人に背を向けて歩き始める。
翔太郎「一体どういう…!」
彼がそう言う瞬間に、その2人の男の目の前に瑞稀が現れる。瞬間移動の能力だ。
キッド「流石に、“ボクたちの話を全部聞いていた”となれば帰せないなあ〜」
彼女が言う通り、彼らは瑞稀たちが話していたことを全部聞いていたのだろう。
紫苑「やれやれ、困ったな」
怜「『帰せない』…かあ。『帰りたくない』ってセリフだったらドキドキしたんだけどなあ。」
怜…その長身で金髪の…青年、もしくは成人しているであろう男は、まるで煽るように言う。
怜「僕達の目的を話せば帰してくれるかい?」
キッド「アティテュード次第かなあ〜今君は、“なんて発言すればいいか”しっかり思考する必要がある。これは"面接"と思うがいいよ。」
翔太郎「少なくとも3人に勝てるとは思わないで欲しい。」
紗和(…え?私も戦うの?)
数秒の沈黙の後、怜と同じくらいの身長でボサボサな髪をしている男が口を開く。
紫苑「別に俺たちはお前らを始末しにきたわけじゃない。その気になればできるが、任務ではないからな」
怜「僕らは反SPWの幹部なんだ。特に僕らは“情報班”って呼ばれてるやつだね」
翔太郎「反SPWの…幹部…!?」
翔太郎は、反SPWの話では聞きなれない“幹部”という言葉に困惑する。
今まで刺客として送られてきた(洗脳されてた)者たちと、どのような違いがあるのだろうか。
怜「聞いてた限りボスからの命令で、天久と小鳥遊のところに“電波姉妹”、ジョースターのところに“ドラゴン男”が行ってたハズだけど…」
翔太郎(なるほど…幹部はボスから直々に命令を受けて動いてるってことか…)
キッド「つまり…“情報班”の君たちは、なんらかの方法で僕たちがここに来ることを知って僕らから情報を得て、今現在帰ろうとしている、と。」
紫苑「噛み砕いたらそんな感じだな。…ま、思ってたよりも多く情報が出てきたからホクホクだぜ」
ほぼ『尋問』紛いの面接を受けているその2人は、無防備に突っ立っている。
"それを見てからこそ"、無防備な2人だからこそ瑞稀は思うことがあった。
キッド「なんでお前らはそんなに“余裕”なんだ?」
その通りである。(1人だけ特殊だが)3人のスタンド使い相手に、こんな無防備でヘラヘラとしているのだ。
相手を挑発するためなのか、それとも“余裕”である理由が存在しているのであろうか。
怜「んー…まあ強いて言うならスタンドが強いからじゃない?てか、もう帰っていい?」
見るに、もう彼らは飽きている。
翔太郎「帰ってみろよ。一歩でも動いたら撃つぞ」
紗和(あら物騒)
紫苑「了解」
そう言うと同時に、その男は一歩、踏み出した。
拳銃の照準を紫苑に合わせた翔太郎は、躊躇いもせずにトリガーを引く。
半透明で光を乱反射して飛んでいくその弾丸は、ガラスの弾丸。
堅苦しい発砲音がけたたましく響いたその瞬間。
紫苑「“Winning come back!”」
キッド「!!」
翔太郎「え」
いつの間にか。
その“ガラスの弾丸は翔太郎の方を向いていた”。
紗和「え!?」
――反射された!?
その綺麗な弾丸は音を置き去りにする速度で翔太郎の元へと走っていく。
怜「あーあ」
瞬間、男らの前にいた瑞稀は消えた。
紫苑「そういや言ってなかったなァー…“お前らに勝ち目がない”ってこと…」
ガッ、という無機質な音が響く。弾丸が木に着弾したのだ。
怜「あれ?」
――おかしいな。なんで死んでないんだろう。
彼が目を凝らして見ても、その少年は死んでいないし怪我すらしていない。
その少年は木の少し手前で腰を抜かして座っている。
そこに、城戸瑞稀が手に魔法陣を宿しながら立っていた。
怜(どちらとも無傷…ッ どういうことだ?
しかも何故…“片手しか魔法陣がない”んだ?)
すると、数秒とも経たないうちに彼女は消えて、また2人の目の前に現れた。
紫苑「おや」
怜「一体どういうこと?“インターバル”はどうしたの?」
2人の男の剣幕が強くなる。
キッド「なぁ〜んだ。“情報班”のクセに、碌に僕の能力をわかってないんだな〜」
紫苑「お前の“ネイキッドシャッフル”は瞬間移動後に30秒以上瞬間移動できないインターバルが存在しているんじゃあないのか?」
キッド「さあ?何を言っているのかわかんないなあ」
左手に輝く魔法陣を“右手に移し替えた”彼女はそう笑うのだった。
――亜希乃「粘られても尺的に困るんや、はやく死んでくれへんかな」
これは、TG大学病院調査部の2人と、反SPW幹部の電波姉妹の戦闘の続きである。
TG大学病院の屋上のヘリポートでの戦闘。鷹優とことりが同位置、そこから離れたところに亜希乃と紗季乃がいる。
依然戦闘は続いており、"亜希乃がブラックホールの能力"、"紗季乃が足跡の能力"ということが判明している。
紗季乃「焦っても生姜ないよあーちゃん。いつものアレでいこう。」
その光景を少し離れたところから見ている鷹優とことり。
鷹優「今度は何をしてくるんだ…?何が起こるかわかったものじゃあないな…」
ことり「油断しないでくださいよ鷹優せんせーッ」
亜希乃「“ピーナッツ”…覚悟しぃや」
その殺し屋のような風貌のスタンドが、銃口を鷹優たちに向けた。
鷹優「走れッ!!!」
瞬間に発砲音は響き、空へと消えていく。
鷹優たちがいた場所の真前に着弾したそのカプセルが割れ、紫色のブラックホールが出現する。
ことり「“E・シティ”ッ」
鷹優 「“C・シティ”」
空間が歪み、光さえも吸い込まれるブラックホールの引力に抗いながら、二手に別れて走る鷹優とことり。
鷹優+ことり「くらえッ!!」
2人のスタンドのオーラを纏った、沢山のメスが途轍もない速度で亜希乃と紗季乃の元へ飛んでいく。
紗季乃「ザンネン無念“マシュマロ”」
彼女らの前に、沢山の足跡が盾のように現れ、山ほどあるメスはそれらの足跡に突き刺さって止まった。
ことり「成程足跡を盾代わりに…」
亜希乃「感心してる暇ないで」
2発の発砲。さっきの倍の音が鼓膜を揺らす。
それぞれ鷹優、ことりの近くへと着弾し、ブラックホールが発現する。
鷹優もことりもまた軌道修正して走る。
ことり「…どれだけブラックホール出現させてるの… きゃぁ!」
ことりが瞬間吹っ飛ばされた。
鷹優「ことりッ!?」
紗季乃「おやおや、ワタシのスタンド“マシュマロ”がブラックホールの中に先にいたことを知らなかったようですね?」
ことりの近くに発現したブラックホール。
ブラックホールは基本光さえ脱出できず、観測できるのは"黒"だけである。
そのブラックホールが消えた中から出てきたのは、紗季乃のスタンド“マシュマロ”だった。
数メートル飛ばされて倒れたことりが、息絶え絶えに言う。
ことり「足跡…ッ!私たちが観測できないところから、足跡を伸ばして私を攻撃した…ッ!」
さっきまでことりが立っていた場所には、長く伸びた足跡があった。
つまり紗季乃は、自身のスタンド能力をブラックホールの中に隠し、足跡追跡能力でことりを追撃したということだ。
しかし鷹優はことりを無視して走り続ける。
亜希乃「なんて冷酷なやっちゃ」
鷹優「あいつはあんなんで死なないのでね」
鷹優は走りながら、状況の確認を怠らない。
亜希乃、紗季乃はまだ動いてない。“マシュマロ”は鷹優と離れた場所にもいるし、足元には足跡はない…
鷹優「!?」
――足跡は無いが…カプセルが散布されている…!
そう。彼が進まんとする道のりに、たくさんの金色のカプセルが“ピーナッツ”の方へと一列に並んでいた。
鷹優「ッ… これは…ッ!」
亜希乃「『下を向いて歩こう』ってか?まんまえにいる始末対象を見らんでいいんか?」
紗季乃「クスクスゥー」
それを見たことりが叫ぶ。
ことり「鷹優せんせーッ!後ろに逃げてぇぇぇぇ」
しかし遅かった。
紗季乃が飛ばした足跡は、"鷹優に近いカプセルから亜希乃に近いカプセルへと、順々に踏んで割っていった"。
鷹優「なッ!?」
鷹優は目の前のブラックホールに吸い込まれ、順番的に…まるで、ドミノのように奥へ奥へと吸い込まれていく。カプセルを手前から奥へと順々に割ったからだ。
もちろん、目の前に現れる…終着点は亜希乃のスタンド、“ピーナッツ”である。
亜希乃「気前のいい宅配便やな」
そのスタンドは勢いよく振りかぶって…
亜希乃「SEEEEEEEEEEEE YAAAAAAAAAAAAAAA」
連打。“ピーナッツ”は、その1発1発の拳に殺意を込めて、何度も何度も鷹優に打ち込む。
フィナーレかと言うように殴った拳。鷹優は吹っ飛ばされたが、その拳についていた金色のカプセルが割れ、ブラックホールが出現する。
また吸い込まれた鷹優はまた怒涛のラッシュを喰らう。
亜希乃「どうやァッ これでアタシらの覚悟がわかったかァ!」
“背中を足跡で押しつけられている”ことりは、それを傍観することしかできなかった。
ことり「さ…殺意の塊…」
紗季乃「うるさいよアナタ」
遠隔で動かされた足跡が、ことりを強く踏む。
ことり「ぐぅッ」
拳のカプセルが全て割れてしまい、ブラックホールが消えてしまったところで鷹優はことりの元へと殴り飛ばされた。
どうにか止めようとすることりのメス投げも虚しく、全て足跡に弾かれてしまった。
ことり「た…鷹優せんせ…げほ」
鷹優「あぁ…なんとか… 血液だけはなくならないからな…」
またもや遠くに離れてしまった亜希乃たちは、鷹優を人間を見る目で見ていなかった。
亜希乃「そか…“無限の血液の能力”!ゾンビかおもたわ…」
紗季乃「イットイズグラス(それは草)」
亜希乃「でもそろそろ決着つけなやなあ」
そうこう話している間に、鷹優とことりはヒソヒソと小声で話していた。
鷹優「あのメスは…そういうことでいいんだな?」
ことり「それくらいの覚悟、ありますよね?私もう動けないんですよね。実際近距離じゃないと勝てないし…」
鷹優はわかったよ、と呟く。
亜希乃「決着をつけたる!」
鷹優 「決着をつけるッ!」
鷹優がまたもや2人の少女の元へ走り出す。
紗季乃「“マシュマロ”足跡祭りーっ」
紗季乃が急に万歳すると同時に、周りが"足跡で埋め尽くされた"。
その足跡はことりや鷹優の前後左右、全ての方向を埋め尽くしていて、どう動いても能力が発動してしまうようになっている。
ことり「足場が…ッ、このままじゃカプセル弾丸の格好の餌食に…ッ!」
瞬時に鷹優は叫ぶ。
鷹優「ことりィッ “ストレッチャー”を出せ!」
ことり「えっあっ!はいッ!“E・シティ”!」
ことりの目の前に、“ストレッチャー”が現れる。
それは、救急現場等で使われる、『動く診察台』である。
そして、ことりは勢いよくストレッチャーを鷹優の方向へと手で押す。
“足跡を無視して”ストレッチャーは鷹優の方へ走っていく。それに鷹優は飛び乗った。
亜希乃「なァッ!?」
鷹優「“C・シティ”ッッッ!!!!」
勢いよく距離が狭まる。そんな鷹優のスタンドの目の前に…“大量の血液ビン”が現れた。
2人の少女が唖然としている間に、鷹優はラッシュで"血液ビンを全て割った"。
鷹優「SYAAAAAAAAAAAAAAAA」
瞬時に我に帰った亜希乃が叫ぶ。
亜希乃「さーちゃんッッッ 奴は血液を違う液体に変えたんだッ!得体の知れない何かにッ!!」
亜希乃は紗季乃の制服を掴んで急いで後退したが、時すでに遅し。深紅の血液が、“無色透明な液体”と化して、紗季乃に襲いかかった。
紗季乃「つ、冷たァ…ぁぁぁぁぁ!」
鷹優「それは“液体窒素”だッ!浴びてすぐに命に関わるわけじゃあないが、凍っちまうかもな」
紗季乃「よ、よくもォォォォピーナッツゥァァ!」
ガチガチと震えている紗季乃。もはや、寒くて震えているのか怒りで震えているのかがわからない。
足跡でストレッチャーを蹴っ飛ばし、地面の足跡を踏んでしまって動けなくなった鷹優を、紗季乃は学校指定靴で踏みつけた。
鷹優「ぐぅぁッ」
紗季乃「やはりホンモノの脚で踏むに限る…!あーちゃん!“ピーナッツ”でコイツの眉間撃ち抜いて!」
亜希乃「お、おゥ!アタシの妹によくも!」
倒れている鷹優に亜希乃が小走りで近づいてから、銃口を鷹優の顔の方へと持っていく。
紗季乃「これで、ザ・エンドってねェ!」
鷹優「“怒り”はッ!!!!!」
鷹優「良くねーよなあ?」
叫んだ。鷹優が。
…不敵な笑みを浮かべながら。
亜希乃「はァ?」
鷹優「私だって、キレたら『俺』なんて言ってしまう時だってある。しかも、キレちまったらどんだけ優勢でも、不利になってしまったりするよな?」
鷹優「それに!お前たちが言っている"決意"ってのは、真の決意ではないッ!"人殺しをする"なんてことが決意なのではない!自分が殺されるかも、という大前提を得てこその"決意"なんだッ!」
紗季乃「き、急になにを」
鷹優「そうだろ?ことり」
紗季乃の発言を遮って、ことりに語りかけると同時に、鷹優は空高く"何か"を放り投げた。
亜希乃「薬ビンかッ!?」
ことり「…ええ。“背中の足跡にメスを突き刺してどかす”なんて、それ相応の決意がないと…いや、そんなんじゃあないか。」
紗季乃「な、お前ッ!?」
その遠くには、“足跡をスタンド能力でできたメスでどかした”小鳥遊ことりが立っていた。
ことり「投げたメスが足跡に突き刺さるってことは、こんなことも可能ってか…流石鷹優せんせー。
…あとはカッコいいところ、見せてくださいよ。」
そういうと、ことりは“無数のメス”を鷹優たちの上空へと“E・シティ”で飛ばした。
亜希乃「な…アンタら、一体何をする気や!!!」
――鷹優「本物の決意ってヤツだよ。とっくに済ましちまったがな。」
鷹優が高く放り投げた"モノ"に、一本のメスが命中した。それと同時にぱき、という音がする。
紗季乃「アレは…あの音は…!」
鷹優たちから、数十メートルの高さのところに。
その“ブラックホール”は発現した。
亜希乃「う、うばっとったんかアタシのカプセル!」
鷹優「そんなこと気にする時間じゃない。今からは…決意の時間だ。」
亜希乃+紗季乃「はァ!?」
上空のブラックホール周りが、光と空間を歪める。
とんでもない引力が鷹優たちを引っ張るが、少し離れているからか吸い込まれない。
亜希乃「ざ、ザンネンやったなぁ…ってえ!?」
しかし。鷹優たちの代わりに吸い込まれてしまうモノがあった。
人間の体重とは比べものにならないほど軽いソレ。
ことりが亜希乃らを迎撃しようとしたソレ。
“たくさんばら撒かれたメス”だった。
ことりが無数に発現させていたメス。
足跡に弾かれたメス。
消えることなく、全部がそのブラックホールに吸い込まれていく。
そして、次第にブラックホールの引力が弱まってくる。歪んだ空間も元に戻り始め、メスとメスが擦り合う鋼鉄音さえも聞こえてくる。
鷹優「『下を向いて歩こう』だったっけか?違うよ。お前らは足元ばっか見過ぎなんだよ」
紗季乃「メスがァァァァ鷹優ぅぅ貴様ああ」
まるで、戦闘配置をとる蟻のようなほどのメスが、雨のように降り注いでくる。
亜希乃「くッ…"ピーナッツ"!」
メスが5メートル、とどんどん近づいてくる中、亜希乃はそのスタンドの銃口を真後ろの地面に向け、カプセルを放った。
亜希乃「さーちゃんッ 走れェェェェェェ」
遠く、真後ろに発生したブラックホールに、亜希乃と紗季乃は走り出す。
間一髪、メスが落ちてくる前に、2人ともブラックホールの引力に吸い込まれた。
紗季乃「ふ、ふふ…助かった…!よくもあいつ…ってあぁッ!?」
亜希乃「なぁっ!?」
鷹優「どこまでも執念深いな。だからこそ俺は、ブラックホールの中まで追ってきたッ!!!」
鷹優「仕返し、させてもらうぜ」
亜希乃や紗季乃がスタンドを繰り出すよりもはやく、鷹優は“C・シティ”を繰り出して…
鷹優「WiiiiiiiiiillllllllllllllBEEEEEEEEEEEEィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ」
目にも止まらぬラッシュ。
2人に反撃の暇すら与えずに、連打は止まらない。
ついに、最後の1発ずつを決めて、ブラックホールと足跡は消えた。
鷹優「治療完了。」
ついに、鷹優とことりは反SPW幹部の双子姉妹、「神谷亜希乃」、「神谷紗季乃」を撃破したのだった。
マシュマロ&ピーナッツ強すぎ
小説の投稿、一週間に一回でいいですか…?
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いいですよ 頑張れ
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うるせー しね