この話の途中ではライダーベルトが出てきます。当ててみてね(この小説はウルトラマンがメインです)
ここ最近ウマ娘にはまって絶賛リセマラ中です。新しい小説思いついたんで年明けまでにリセマラ終わってたら書きます
書いてる途中方便を入れそうになったのはここだけの秘密
5月2日・・・
ここは羽沢珈琲店。商店街の一角に佇む喫茶店だ。開店して少し経ち人の波も落ち着いてきた頃、店内の端っこにひっそりといた燐子に声が掛けられる。
「やっほー☆ごめんね、急に呼び出したりして」
声の主はリサ、同時に、燐子をここに呼び出した張本人である。
「いえ・・・今井さん・・・何かあったんですか?」
「あー、えっと・・・その、燐子に本を貸してほしくて。それか、おすすめの本があれば教えてほしいんだ」
「どんな本を・・・探しいてるんですか?」
「あー、なんだろ。詩集・・・とか」
「詩集ですか?」
思ったりもしなかったジャンルに思わず聞き返してしまう燐子。
「うん。最近アタシ作詞してるんだ。まだまだの出来だけどね~。アハハ。それで、創作意欲とか、詞選びとか。そう言ったのを何か貰えたらなあって」
「わかりました。じゃあ・・・今から・・・私の家に・・・探しに・・・行きましょう」
「えっ!あたしとしては早い方が嬉しいけど今から行って大丈夫なの?急に行っちゃって。次の練習の時でも大丈夫だよ!」
「いえ・・・もし・・・創作意欲を求めて・・・詩集を読みたいのなら・・・直接見て・・・自分で選んだほうがいいですし。頼られて・・・嬉しい・・・ですし・・・何よりも・・・今井さんの・・・力になりたいんです。バンドメンバーとしても・・・その・・・お、お友達・・・としても」
少し頬を赤らめながらリサに思いを伝える燐子。
リサは光輝が言っていたことをようやく本当に理解できた気がした。
「燐子!うん、ありがとう!(燐子は・・・アタシのことを信頼してくれている。アタシのために何かしようとしてくれている。多分、みんなも同じ。そうじゃん。忘れちゃダメじゃん、こんなに大切な事。アタシ1人で生きてるわけじゃない。頼ってもいいんだよ。その分、アタシも頼らればいいんだから)」
その日の午後・・・
リサは羽丘の体育館にてダンス部の部活をしていた。今は休憩中、リサは皆の所から離れ、1人読書をしていた。彼女の手にある本は詩集。午前中に燐子のもとから借りてきたものだ。
「(わ、この表現素敵・・・。でも、アタシにこんなに素敵なの書けるかな・・・)」
「・・・え。リ・姉。リサ姉」
顎に手を当て、深い思考に漬かっていたリサだったが誰かから声を掛けられ帰ってくる。
「あ、あこ!?どうしたの?」
「リサ姉が読んでた本がりんりんが持ってたのとおんなじ本だから気になったんだ~。リサ姉大丈夫?最近お疲れな気がするから心配だよ~」
「何だそんなことか~。心配かけちゃってゴメンね。最近ね、アタシ、作詞してるんだ。ま、まだまだだけどね。それで、何かヒントがないかなあ~って燐子に借りたの。でも頑張ってもなかなかいい言葉が出てこなくてね~」
リサの悩みを聞き、あこは少し唸った後、閃いたと言わんばかりに顔を上げリサに思いを伝えた。
「あこもそういうことあるよ!そんな時はね、あこの好きなものとか、なんであこがいるのかとか考えたんだ!そしたら、いろいろヒントが見えてきたの!・・・結局、うまく伝えられなかったんだけどね」
あははと乾いた笑いを付け加える。
「なんでアタシがいるか・・・か。あこ、ありがと。あこって最近ほんとしっかりしてきたね~☆」
「ほんと!?やったあー!それじゃリサ姉、そろそろ練習再開だよ!一緒に行こ!」
「あ、もうそんな時間かあ~」
リサとあこは2人並んで歩いて行った。
「(アタシがいる理由・・・。『Roselia』のリサとしてある理由・・・)」
夕方・・・
リサは部活終わりに今日の夕食の食材を買いに商店街に来ていた。
「え~っと、後はネギと白菜と・・・卵・・・牛肉・・・かな」
誰が見ているわけでもないのにリサは元気に見せようと母親から送られたメールを読み上げる。だが彼女の心の仲は先程あこに言われたことが引っかかっていた。
「(アタシが『Roselia』としてある理由なんて・・・友希那のお世話に近いとこがあるもんねえ・・・。こんな気持ち、こんな理由、歌詞になんてできない。じゃあどうすれば・・・)」
ひたすら迷いながら商店街を歩いているとペットショップから見慣れた顔が出てきた。しかもドッグフードを食べながら。・・・ドッグフード?
「・・・翔?何食べてるの?」
「おお、リサじゃん」
「質問に答えて!」
「ドッグフードだけど?」
「ドッグフードは人間の名前じゃないよ」
鋭いツッコミが入る。
「ほらドッグフードって栄養豊富だし」
「まずくない?」
「ほら、味覚に集中しなければ」
「できないよ!」
「ご飯私が作ろうか?」
「あくまで栄養補給だから大丈夫だよ」
こいつは何を言っているのだろうか。リサの脳みそは理解が追いつかない。
「そういやリサはどうしてここに?」
「おつかい。そういう翔こそなんでここに来たのさ」
「次郎丸のドッグフードと俺の晩飯用の食材買いに」
「ほんとになんでドッグフード食べたの?」
「リサ、最近大丈夫か?」
「え?」
突然の質問に困惑の色を見せるリサ。
「いやさ、最近のリサはなんか張りつめてた・・・っていうかなんっつたらいいかな~。まあ、そんな感じだったからさ」
「あーうん何言ってるか分かんないけどなんとなく分かった。つまり最近のアタシはなんか変だったと」
「そういうこと。なんか困ってるなら話聞くぜ」
「あ~じゃあできるだけすぐとか嬉しいかな。できればだけど」
「じゃあ今からするか」
「え?今から?ちょっ・・・」
翔はすぐさまリサの手を取り自宅方向に走り出した。ドッグフードしか買っていないがこういったつっぱししり気味というか行動力はあるが少し抜けてるところは彼らしいところである。リサを引っ張りながら走ること10数分、一軒のアパートにたどり着いた。ここが彼の自宅である。102と書かれた扉の前で足を止め鍵を開ける。
「らっしゃい、リサ」
翔に招かれて入った彼の部屋を見て、リサは意外に思った。走り気味な翔らしからぬきれいに整頓され、爽やかな雰囲気がした部屋だった。だがその爽やかな雰囲気に相応しくないものも同時に目に入ってくる。部屋の隅に重ねられたおもちゃたちだ。自分が幼少期見たことのある物から全く見たことのないゴツゴツした感じの物まである。中でも一番に目を引いたのがガラスケースに入った物。自分がまだ幼稚園生の頃に流行っていたガラケーのような物が着いた銀色のベルトが飾られていた。そのすぐ横には赤と黒で彩られた腕時計のような物も飾られていた。リサにはこれの価値は分からないが、とりあえず何か凄いものということは伝わった。さらにその下に目を向けると他にもまだまだあった。スペードが正面に描かれているものやダイヤが正面に書かれているものなど4個ほどのベルトがあった。
「まあなんだ、急に連れてきちゃったけど・・・出来ればでいいさ。話してくれないか?リサの悩み。その・・・俺も気になるからさ」
「あ、うん。じゃあ・・・」
そしてリサは自分が作詞していること、友希那に歌えないと言われたこと、紗夜や光輝、燐子、あこに言われたことを話した。
「・・・こんな訳だよ。で、今あこに言われた『Roselia』としてのアタシの原点。まあ友希那の世話焼き・・・になるのかな。にたどり着いたんでけど・・・これじゃだめだなって。アタシ、どうすればいいのかな。こんな状態じゃ『Roselia』に相応しくないよね」
リサの独白を受け、翔はすぐさま言い放った。
「リサ、Roseliaにこだわる必要ないんじゃないか?あと世話焼きがRoseliaに相応しくない理由はやめてくれ刺さる」
「あっゴメン。それで・・・『Roselia』にこだわる必要ないって?」
「いやさ、リサの話聞いてるとRoseliaとしての歌詞を書こうとしてるじゃん」
「そうだね。でもそうじゃない?『Roselia』で演奏するんだから」
「確かにそうだな。でもさ、それならRoseliaの誰が書いてもいいよね」
翔の言葉を受けてリサは黙り込む。
「リサは確かに『Roselia』のベーシストだけど『今井リサ』でもあるだろ?だったらさ、『今井リサ』でしか書けない歌詞を書けばいいんじゃないかな」
「アタシでしか書けない・・・歌詞」
「そ、言うなればリサらしい歌詞、かな」
「『Roseliaじゃない・・・アタシらしい歌詞。・・・いいの?そんな我儘・・・」
「我儘なわけあるか。作詞なんだから」
引っかからないわけではない。一個人の個人的な感情をバンドでやっていいのか、みんなはどう思うのか。だが、それでも、リサはそうしたいと思った。やってみてもいかもしれない。やってみたい、やってもいいんだ。リサの心の中にある迷いが少しずつ溶けていく。それは波紋のように広がりリサの心を満たしていく。彼女はもう、迷わない。
翌日・・・
「・・・」
「・・・」
厳粛な空気が流れていた。ここはcircleに併設されたカフェ。ここでリサは友希那に書いた歌詞を見せていた。翔からの助言を受けた後、リサは一夜で歌詞を書き上げたのだった。
「(やっぱり緊張するよ~!ていうか、深夜のテンションで書いちゃってから変なとこありそう・・・。ヤバ、急に不安になってきた)」
「・・・素敵な歌詞ね」
「えっ、ホント!?」
「ええ、この詞なら、Roseliaとして歌えるかもしれない」
「ホント!?いいの!?Roseliaとして歌ってくれるの!?」
友希那に言われた言葉があまりにも嬉しすぎて何度も聞き返すリサだった。
「ええ、リサらしいいい詞だったわよ」
「~~~~!友希那!ありがと!それじゃあ早速、今日の練習でみんなにも見せてみるよ!」
大きくガッツポーズをして全身で喜びを表すリサであった。
circle内のスタジオにて、リサは自分が書いた歌詞をメンバーのみんなに見せていた。
「今井さんらしい温かみのある、素敵な詞ですね」
「ああ、本当にリサらしい」
紗夜、光輝が称賛の言葉を贈る。
「リサ姉、歌詞できたんだね!」
「あたたかい風景が・・・浮かんでくる。とてもいい詞だと思います」
「リサ!いいじゃんこれ!」
続いてあこ、燐子、翔も褒めたたえ、翔に関してはリサに向けてサムズアップも送る。
「ありがとう。これはアタシが小さい頃に見た、音楽が広がる風景、アタシの音楽の原点なの」
「それを詞にした、というわけね」
「うん、そういうこと」
「今井さんらしさが出ている詞だったのは、そういうことだったのね」
「最初はさ、Roseliaらしさを気にしすぎちゃっててぜんぜん自分の言葉にならなかったんだ。でもみんなに相談して、色んなことを言われて、やっと出来たんだ。だから、ありがとうね」
リサが思いをみんなに伝える。お礼を受けたメンバーはそれぞれ、照れたり、どこか誇らしくしている者もいる。反応こそそれぞれだったが、思いは皆一つ。『こちらこそいつもありがとう』だった。
「あのさ、友希那・・・。今年はその・・・フェスに出るよね?」
ここで、リサが本題に切り込む。
「?ええ、当然よ。今年はトップの成績で必ずフェスに出る」
友希那の決意は変わらなかった。
「だよね。あ~~よかったあ・・・。友希那、何にも言わないからまた悩んでるのかと思っちゃったよ~」
「フェスのことでもう悩んだりなどしないわ。みんな、当然出るものだと思って、何も言わなかっただけよ」
「友希那、それはいいんだけどマネージャー(笑)の俺らにはせめて伝えてくんない?あの、申し込みがさ」
「うん、それは流石に・・・」
翔と光輝が友希那に懇願する。
「あ、そうだ!マネージャーのお二人さん、1つお願いがあるんだけど」
「「「「「「?」」」」」」
リサ以外が首を傾げる。
「コンテストの申し込み、まだなんだよね?」
「ああ、そうだけど」
翔が答える。
「あれ・・・アタシにやらしてくれないかな。アタシの中の決意と覚悟を、もっともっと確かなものにしたくて。お願い!」
「それくらいならもちろん大丈夫だよ。っと確かここら辺に・・・」
そう言って翔は自分の鞄を漁り、中から1枚の紙を出した。
「ほい」
そしてリサにそれを手渡した。紙の内容はコンテストの募集だった。
「うん、ありがとう」
空には『虹』が輝いていた。
GWも終盤に差し掛かる中、光輝と紗夜がデートに行くことになった
果たして二人の仲は進展するのか
次回『天弓に見守られて』
お楽しみに!
ハルキの~ウルトラナビ!的なのは必要か
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オリジナル要素だけでいいで!
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単純な解説がええで!
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既存の設定も解説してもええで!