あとがきは次回予告に使うのでここを作者の感想書くとこにする
正直二つに分ければよかったと思ってる。すまんかった
今回出てくる旅行先にはどこも行ったことありません。変なこと書いてたら許して
夏休み終わるまでにもう1話上げたい
2018年4月9日
「なーんで修学旅行が東北なのさ・・・」
「しょうがないじゃない、中学の頃に京都の方に行ったから高校では別のところに行きたいってことで決まったんだから」
「そうは言っても普通外国とかじゃん」
「でも東北の方は行ったことないのでしょう?なら楽しんだ方がいいわよ」
「ま、それもそうか」
光輝と紗夜は新幹線内で駄弁っていた。今日は花咲川高校の修学旅行、行先は福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形の順で東北地方一周である。行先に対し不満を抱く光輝であったがそれとは反対に紗夜は少し楽しそうである。
「そういや昨日の夜少し騒がしかったけどなんかあったの?」
「ああ、それね。明日からしばらく修学旅行だからいなくなるわって日菜に伝えたらあの子、大騒ぎしちゃって・・・。お土産はー?とか、どこ行くのー?とか・・・。あの子らしいといえば・・・そうかもね」
「あー、日菜なら言うな」
氷川 日菜(ヒカワ・ヒナ)、紗夜の妹。所謂天才という部類で1度見たものを完璧に再現できる。昔から姉のことが大好きでよく姉の真似をしていた。ただそのせいで一時期姉妹の中が悪くなってしまった・・・が今は元の仲のいい姉妹になっている。ちなみに仲が悪くなってしまっている間、光輝はいつかもとに戻ることを信じて二人を支えていた。
「でしょ?でも、去年の私だったらそんなことも気づけなかった。こうやって日菜と元通りになれたのはあなたのおかげ。ありがとう、光輝」
「ど、どういたしまして///てか、なんで急に///」
「あなたにそれほど感謝してるってことよ」
紗夜はそう言って微笑む。光輝にはその微笑みがなによりも美しく見えた。
『次は~福島~福島~』
ここからは各班に分かれて県内散策し時間になったら集合場所に集まり、次の県に移動する。この動きを4日間するのが修学旅行の予定だ。ちなみに光輝の班のメンバーは光輝、紗夜、翔、燐子である。
ただもう今はもう昼食時なのでだいたいの班は駅周辺で昼食を食べてから目的地に移動する。光輝たちも例にもれず駅周辺で昼食をとる・・・前に駅前のデパートでNFOグッズ販売店によってグッズを買う(光輝はやっていないため買わなかったが)。もちろん燐子の提案である。気を取り直して近くのハンバーガー店でハンバーガー4個とトレイ1枚分山盛りのポテトを買って食べる。
「氷川さんと・・・円日さん・・・そんなに・・・ポテトを・・・食べるん・・・ですか?」
「勿論。なんたって大好物ですから。」
「私はそんなにポテトを食べません。光輝が勝手に注文しただけです」
「はいはい分かったよ。紗夜はそんなにポテト好きじゃないもんな」
「そうよ。でも光輝、そんなに買ったのならちゃんと残さないこと、いいわね」
目の前で繰り広げられる痴話喧嘩を見て翔と燐子は苦笑する。
ちなみに20分後、ポテトはほとんど紗夜の中に吸い込まれていった。
「お~、結構暗いな~」
昼食を食べた光輝たちはあぶくま洞に来ていた。あぶくま洞は約8000万年かけた鍾乳洞であり中は幻想的な雰囲気になっている。
「翔君・・・大丈夫?」
「無理・・・寒い・・・死ぬ・・・」
翔は極度の寒がりであるために洞窟に行くのはあまり向いていない。だが既に翔はベンチコートを着ている。それでもなお寒がるのはなかなかである。
「やっぱり福島って言ったら喜多方ラーメンだよな。はー、洞窟で冷えたからだが温まるぜ」
そんなことを言う翔だがまだベンチコートは着込んだままである。
「せやなー」
「はあ~幸せやな~」
「せやなー」
「やっぱラーメンって言ったら醤油だよな~」
「せやなー・・・というと思ったか!ラーメンならやっぱ塩だろ!」
「んだとぉ!?醤油の素晴らしさしっかり教え込んでやらぁ!」
店内で騒ぐ光輝と翔を見て紗夜と燐子は苦笑する。
「・・・あの2人は何をしているのでしょう」
「プライドをかけた・・・喧嘩・・・でしょうか。私たちからすれば・・・くだらない・・・ですが」
「ちょっと二人とも!店内で騒がしくしないでください。お店に迷惑が掛かるでしょう」
ラーメンの味で喧嘩するほど平和な修学旅行だったがその平和に突如崩れだす。
その時、店のテレビから流れているニュースから不穏な言葉が聞こえる。
『速報です。先程、モンゴルにて体長60m級の巨大生物が出現しました。巨大生物は現地軍の活躍により地中に潜りましたがその後の行方は分かりません。しかし、巨大生物の出現は現地の人々に大きな不安を残しました』
店内にいた誰もに衝撃が走る。
「・・・そんなことが・・・あり得るのかよ・・・」
「だが実際そういうことが起きた。いくら遠いとこで起きたていっても注意しとかないとな」
「なんだよ翔、やけに冷静だな」
「特撮見てたらよく起きるような話だからな。単に見慣れてるってだけだ。ただそんな漫画みたいな話が起きてるってことが異常だがな」
ニュースではそのまま現地の人へのインタビューが流れているがちゃんと聞けている人はほとんどいない。入ってきた情報があまりにも大きすぎてまだ整理しきれていないのだ。
やがて情報の整理が済むと人々は他人事としてニュースを見始めた。
その考えが災いだとも知らずに・・・。
店を出た光輝たちは集合場所である福島駅前に向かう。その後、宮城に移動してホテルに泊まる予定だ。しかしこのまま修学旅行を続行していいかという問題がある。光輝は修学旅行を続けたい思いと続けて大丈夫だろうかという思いを抱えたまま電車に乗るのだった。
その後、集合場所についた光輝たちだったが教師たちが修学旅行を続行していいのか議論をしていた。結果としては修学旅行を続行するという結論になった。教師たち自身も楽しみたいという気持ちもあったのだろう。そして何より自分たちは関係ないという心理が大きかった。
そしてそのまま何も問題は起きずホテルにたどり着いた。その間生徒の間では巨大生物の話題で持ち切りだったという。
深夜、光輝は不安で眠れずロビーにいたところに紗夜がやってきた。
「どうした?眠れないのか?」
自分のことを棚に上げ紗夜に話しかける光輝だったがその紗夜から聞こえてきた言葉は普段からはとても考えられないほど弱弱しかった。
「ねぇ・・・光輝。私たち・・・これから大丈夫かしら」
紗夜の不安は最もなものだった。いくら外国だといっても相手は未知の生物。いずれは自分たちも襲われてしまうのではないかという可能性が紗夜の不安を大きくした。
「今はまだ大丈夫でもいつかは襲われてしまうのかしら」
「・・・そうかもな。でももしそうなったら俺が守ってやる。って言えたらいいけど生憎俺はそんなに強くないから言ってやれない。でも!紗夜のために俺はできる限りを尽くすさ。約束だ」
これは彼の純粋な思いであり優しさでもあった。紗夜の不安を取り除くことはできなくても和らげることはできる。できる限り。
「ええ。約束」
その優しさはちゃんと紗夜にも伝わった。
翌日、今日は宮城と岩手の観光をする。光輝も紗夜昨夜とは打って変わって明るい表情をしている。
「ここが仙台城跡地か。剣士の血がたぎるぜ!」
「あれ?翔君が使ってるのって・・・西洋剣・・・だよね?」
「・・・りんりん・・・チッチャイコトハキニシナーイ」
仙台城、この地方を収めていた伊達氏の居城であり今は跡地となっている。(wiki調べ)
「これが・・・笹かまぼこですか。本当に笹みたいな形状をしていますね」
「・・・俺、魚、無理」
「光輝、お前まだ魚嫌い治ってないのかよ。てか、これ練り物なんだから大丈夫だろ・・・」
「だって練り物でも原料魚だもん」
仙台名物笹かまぼこ。普通のかまぼこと違ってかまぼこの形状を笹のようにしているところが特徴であるが他にも食感なども普通のものとは違う。
モグモグ「あ、俺これ好きかも」
「うん・・・私も。よく見るやつと違って・・・・結構・・・柔らかい」
「お土産として買っていきたいですが残念ながら要冷蔵なので難しいですね」
その後、光輝たちは昼食を抜いて岩手に来ていた。昼食を食べていないだけあって他の班よりも早めである。
「皆さん・・・本当に・・・やるんですね?」
「あたぼうよ。付き合わせて悪いな、りんりん」
「ううん。それは・・・大丈夫・・・なんだけど・・・。氷川さんまで・・・大丈夫・・・・なんですか?」
「ご心配ありがとうございます、白金さん。ですが・・・あの2人に目にもの見せてやらないと。ですがそれまでは観光です。早くいかないと時間が無くなってしまいます」
そういう紗夜の顔には悪い笑みが浮かんでいた。
今、光輝たちの眼前には洋風な赤レンガで作られたモダンな建物がある。ここは岩手銀行赤レンガ館。元は岩手銀行の本店として建てられたが今はこうして歴史的建造物として一般公開されている。
「翔君・・・剣士の血・・・だったら・・・こっちの・・・方が・・・滾るんじゃ・・・ないかな?」
「あー、確かにそうだね。こんな感じの洋風なレンガ建築の方がNFOっぽいな」
「・・・紗夜、何言ってるか分かる?」
「ええ。影山さんの言っていることが的を得ていることはよく分かるわ」
「あーそうだった紗夜もハマってたんだっけ、NFO」
以前一度Roselia全員(光輝と翔も含めて)で翔、燐子、あこのやっているNFOというゲームをやったことがありその時に紗夜がハマったのだ。そのハマり具合は驚きもので日菜が光輝に構ってもらえないとSOSを出すほどである。
「とりあえず3人とも・・・NFOで盛り上がるのもいいけど・・・観光なんだから中入ろっか」
赤レンガ館の観光を終えた光輝たちは盛岡八幡宮に来た。ここは盛岡の総鎮守(だいたい神様界の知事的なもの)である由緒正しい神社である。
「予約の時間まで少ししかないからまきで行くぞ」
「しょうがないか。アレ出来ない方が残念だし」
「そうですね。わざわざお昼を抜いてきた意味がありません。早めにお参りだけして行きましょう」
こうして光輝たちは参道を進み拝殿に着いた。拝殿は漆塗りの赤が目立ちとても神々しい様相だった。賽銭箱の前に立ち4人は5円玉を投げ込み2拝、2拍手し各々の決意を誓う。
「(俺はこの1年間、Roseliaを支えてきた。そして・・・1年越しにFWFへの挑戦権が取れるコンテストが来る。ここから先、今まで以上に厳しくなるだろう。だから・・・俺は紗夜を・・・紗夜たちを支え続ける!俺にはこれしかできないけど・・・これからもあいつらが笑えられるように!)」
「(私はRoseliaに入って大きく変わった。今までの私からはとても想像できないくらい。日菜と向き合えたのもその一つ。日菜と向き合う勇気を持てたのは光輝のおかげ。でも以前なら・・・彼の言葉も聞かなかったでしょうね。だからその変化を次のコンテスト、そしてFWFで見せる!そしてRoseliaの氷川紗夜としての音を・・・見つけ出す!)」
「(もうすぐでFWF。みんなの夢の部隊。Roseliaの一員として楽器が弾けなくともあいつらのためにできることはたくさんある。できることをする。それってすごくかっこいいことだってここに来て知ったんだ。だからそれをする。それが・・・俺のやらなきゃいけないことだ!)」
「(友希那さん・・・今井さん・・・氷川さん・・・円日さん・・・そして・・・あこちゃんと・・・翔君。今までみんなのおかげで私は進んでこれた。みんなに背中を押してもらってここまでこれた。そして今度は・・・その集大成。だから・・・Roseliaのみんながいれば・・・大丈夫!)」
「「「「・・・」」」」
神社とは本来己の決意を神様に伝える場所。そして神様はその決意に応えお力添えをしてくださるという。
お参りが終わった後の4人の顔はどこか清々しい顔をしていた。
「よし、お参りも終わったし、アレに行くか」
ここまで長く引っ張ってきたアレだが岩手・・・というか盛岡に来たらすることは一つ。
「よっしゃー!わんこそばやっぞー!」
わんこそばである。いわずと知れた盛岡名物。光輝たちはこれに挑むために昼食を抜いたのである。
「おー!」
「早く行きましょう。絶対に勝ちます」
ちなみに本来は光輝と翔だけが希望したため場合によってはなくなる可能性があったが確実にするために光輝が
「紗夜、俺に勝ったら何でも好きなことしてあげるから頼む」
と切り札を切って紗夜も参加することになったという経緯がある。
店内に入りわんこそばを注文する。その後準備始まりがいよいよ開戦の時が迫る。
準備が終わり・・・
「「「「いただきます」」」」
開戦のゴングが鳴った。お椀にそばが入りそれを食べる。
10分後・・・
「ハダハダヒヘフ!(まだまだいける!)」
「ヒョフーヒョフー(余裕ー余裕ー)」
「ホンホンヒヒハフヨ(どんどん行きますよ)」
まだ余裕そうである。
20分後・・・
「ハ、ハダハダ(ま、まだまだ)」
「ヒャハレヘ・・・ハマフハ(やられて・・・たまるか)」
「ハンヘフハ?ホフヘフハ?(何ですか?もうですか?)」
少し辛そうである。
30分後・・・
「ホ、ホウフホヒヘ・・・ハヒヒュッハヒ(も、もう少しで・・・80杯)」
「ハハハハ・・・ヒ・・・ヘ・・・フ・・・(まだまだ・・・い・・・け・・・る・・・)」
「ホヘハハホフフホヒヒヘホウヘフヘ(これならもう少し行けそうですね)」
「ごちそう・・・さま・・・でした」
一人かけそばを食べていた燐子が食べ終わり、男子勢は虫の息、紗夜は涼しい顔してそばを食べているというなかなかにカオスな状況だ。
40分後・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「フ、ホホホホヒフイヘフヘ(む、そろそろきついですね)」
「翔君・・・円日さん・・・大丈夫・・・ですか?」
男子勢が動かなくなった。
45分後・・・
「ふぅ・・・ごちそうさまでした」
結果・・・光輝91杯、翔95杯。そして・・・紗夜126杯で紗夜の圧勝である。今回の敗因は元から大食いの紗夜がなんでもというやる気ぶち上げ剤を与えられ最強核の強さだったことだろう。当然の結果である。
その後、10分ぐらいして男子勢の意識が戻り集合場所に移動していた。あとはホテルに移動して今日の日程は終わりである。青森に移動する電車の中で紗夜は光輝にお願いを伝えた。
「光輝、勝ったからお願い、あったわよね」
「ああ、そうだな。なにがいい?」
「また今度光輝にご飯作ってもらいたいわ」
「それくらいならお願いされなくても作るのに」
「私がそうして欲しいのよ」
「じゃあそれでいいけど」
こうして修学旅行2日目は幕を下ろした。
翌朝、人々を絶望に叩き落すニュースが流れた。
『緊急速報です。昨夜、イースター島にて体長50m級の巨大生物が出現しました。巨大生物はその後北西に向かって飛び立ちましたがその後の行方は分かりません。これに対し政府は2日前にモンゴルに出現した巨大生物と合わせて[怪獣]と分類し、防衛の準備を進めていると発表しました』
突如として現れた2体の巨大生物もとい怪獣。奴らがあまりにも巨大すぎることと未知であること。この事実は人々を恐怖に陥れるには十分すぎた。だがこんなところで学生生活最後の修学旅行を終わらせるわけにはいかない花咲川高校3年生、日本に来ると確定したわけではないと教師たちに力説し怪獣が出た時はすぐに近くの避難所に避難し担任に連絡を取ることを条件に続行を許可してもらったのであった。
新青森駅からバスに乗ること30分・・・ここは日本史の授業で絶対出る場所、三内丸山遺跡である。
「うへぇ・・・なんでここに」
「なんで修学旅行で勉強しなきゃならんだ・・・頭痛くなりそう」
「文句言わないでください。修学旅行は本来勉強するものなんですから」
「行って・・・みたら・・・案外・・・面白い・・・かも・・・しれません・・・よ?」
それもそうかと気持ちを切り替えて近くにあった看板に目を向けると・・・
「壁画展?こんなの事前に調べた時にはなかったよな?」
「新しく始めたのでしょう?今から行くんだから、見に行けばいいじゃない」
こうして光輝たちは遺跡内に入っていき壁画展を開催しているところまで足を進める。壁画展はここと書いてある看板まで行くと地下への通路があった。どうやら展示物は地下にあるようだ。通路を通り地下に行くと大きな壁画があった。壁画には土偶のようなものと人型のものが戦っている様子が描かれていた。周りには山が描かれており、単純に考えるとおそらく怪獣と同じくらいの大きさだろう。紗夜、翔、燐子はよくわからないという表情をしていたが光輝だけは巨人と思われる絵をじっとっ見つめていた。
「(何なんだ・・・この絵から感じる懐かしさは・・・)」
「これ、最近発掘されたばかりであまり研究が進んでないんですよ」
不意に後ろから声をかけられ4人はびっくりする。
「ああ、すいません。私、ここの研究員をしています。沢渡と申します」
「よろしくお願いします。それで、この壁画が最近発掘された・・・と」
真っ先に沢渡に声をかけたのは意外なことに光輝だった。
「ええ、第一発見者が言うには急にこの通路が開いたというんですよ。ですが地盤沈下にしては空き方が不自然なのでそうとしか考えられないんですよ。不思議な話ですよね」
「そんなこともあるんですね」
「そうですね。で、この壁画なのですが・・・文字が全く書かれてないのであまり研究が進まないんですよね。もしかしたら教科書が書き換わったりなんて思いながら研究をしています。それくらいしないとモチベーションが上がらなくて・・・。おっと、話過ぎてしまいましたね。では、ゆっくりしていってください」
「ありがとうございました」
「いえいえ、それでは」
そういって沢渡は地上に出て行った。その後もしばらく光輝は壁画とにらめっこしていた。
大分時間が経ち遺跡を出て4人は駅に移動していた。
「光輝、あなたなんでずっとあの壁画を見てたの?」
「いや、なんかあの巨人?に懐かしさを感じてさ・・・。よく分かんないんだけどね」
わけのわからない答えに紗夜は首を傾げ、これ以上は聞いてもよくわからないだろうと追及するのはあきらめた。
「よくわからないけど・・・まあいいわ。大分満足したみたいだもの」
そうして駅にバスが着き、次は電車で秋田に向かっていった。
秋田に着いた4人はまず昼食をだ。食べるのは秋田名物、きりたんぽ鍋である。
「きりたんぽいいね~」
「春に・・・食べるものじゃ・・・ない・・・けどね」
ホウッという効果音が出そうな位温まる翔と燐子。一方・・・
「ほら・・・紗夜アーン」
「こ、光輝・・・こんなところでしなくてもいいじゃない///」
あーんしようと見せかけてきりたんぽの中ににんじんを入れることで紗夜の人参嫌いを克服させようとする光輝と案外まんざらでもなさそうな紗夜だった。
「ほらほらいいからいいから、アーン」
「うぅ・・・あーん///」
「どう?美味しい?」
「えぇ、おいし・・・ん?光輝、もしかしてこれ中に・・・」
「人参入れたけど」
驚いた紗夜は慌てて口の中の人参をお茶で流し込む。そして今度はお返しと言わんばかりに鍋の鱈をつかみ光輝の口元に持っていく。
「ほら光輝?あーん///」
「あーん」
それに対し光輝はなんのためらいもなく鱈を食べた。好きな人のあーんならば嫌いなものでも食べないという選択肢はない。結局自分だけダメージを受けた紗夜は心の中でもう二度とあーんをしないと誓ったのであった。
「私たちは・・・何を・・・見せられてるん・・・だろうね?」
「こういう時じゃないとアタックできない、しかもアタックが地味な哀れな男かな?」
ちなみにそれ以降光輝が鱈を食べることはなかった。
きりたんぽ鍋を食べ終えた光輝たちは北秋田市に移動した。駅から目的のくまくま園まで歩いていると突如周りの景色が変わった。さっきまで舗装された並木通りを通っていたはずがいつの間にか木々が生い茂る森に立っていた。
「え?ここどこ?」
「私たち・・・さっきまで・・・道路を・・・歩いていた・・・はずじゃ」
「とにかく今は動くのは危険です。まずは落ち着いて現状を確認しないと・・・ちょっと光輝!どこに行くの!」
急に光輝が走り出した。慌てて3人は追いかけるが足の速い光輝に追いつくことはできずに少しずつ差が開いてしまう。紗夜が必死に呼び止めるも光輝は全く反応せず誰かに導かれるようには走り続けた。しばらく走っていると急に光輝が止まった。やっと追いついた3人が辺りを見回すと・・・
祠がぽつんと立っていた。
「私は地球星警備団団長ユザレ」
たどりつた謎の祠からユザレが現れる
ユザレは何を語るのか、光輝たちに何を求めるのか、そして突如現れた怪獣たちはいったい何なのか
次回『大異変』
お楽しみに!
ハルキの~ウルトラナビ!的なのは必要か
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オリジナル要素だけでいいで!
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単純な解説がええで!
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既存の設定も解説してもええで!