ウルトラ列伝~音の章~   作:アテル

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何とかダークキバの真骨彫をゲットできたウルトラやべーやつです。
アスティオン様、snowRoselia推し様、お気に入り登録ありがとうございます。

いつかあのクソダサタイトルと紹介文を直したい


2話『大異変』

「光輝、勝手な行動はしないで!はぐれたらどうするの!」

「え?どうしたの?」

「どうしたのもなにもあなたがここに来たじゃない!」

「?どゆこと?ていうか、ここどこ?」

なんと光輝は無意識に走ってここに来たというのである。

「それはこっちのセリフよ!・・・ごめんなさい、少し怒りすぎたわ。光輝、あなた本当にどうしたの?遺跡の時からなんだか変よ」

「うん、俺もそう思う。光輝、お前どうしたんだ?」

「どうしたのって言われても・・・俺には全く心当たりがないんだよな」

「え・・・そんな」

「ん?どうしたのりんりん?」

「今・・・現在地を・・・確認・・・したの・・・ですが・・・ここは・・・さっきいたところから・・・30㎞くらい・・・離れた・・・ところ・・・なんです。それも・・・こんなところ・・・に・・・そんな祠は・・・ないんです」

燐子があり得るはずのない事態を語り状況はさらに混乱を極める。その現実から目を背けようと紗夜が否定する。

「そんなこと、あり得ません!きっと森の中でGPSがうまく読み込めて・・・

ガタン!

「キャッ」

突如物音がし音がした方向を向く4人。物音がしたのはどうやら祠からのようだ。

「あれ・・・さっきまで・・・しまっていた・・・はずじゃ」

見るとさっきまでしまっていた祠の扉が開いて中が丸見えになってしまっている。祠の中には円錐のような形をした機械が入っていた。そして機械の正面の小窓が開き中からホログラムが投影された。投影されたホログラムには白髪に白い衣装と全身白一色の初老の女性だった。警戒する光輝と翔だったがお構いなしに女性は語り始めた。

『私は地球星警備団の団長ユザレ。このタイムカプセルが起動したということは、地球に再び危機が訪れているということ。我が末裔たちよ、ティガの巨人を蘇らせ、地球を守るのです!』

「地球の危機・・・まさか、怪獣のことか!」

翔の予想は当たっていた。

『その証拠に、大地を揺るがす怪獣ゴルザと空を切り裂く怪獣メルバが現れたはずです』

「ゴルザ・・・まさかモンゴルに出た奴のことか」

「じゃあ・・・メルバは・・・イースター島・・・の」

「それに対抗できるのは、ティガの巨人ってやつなんだよな!」

「ちょっと光輝!この人の言ってることを信じるの!?」

紗夜はまだユザレのことを信じていないようだ。

「でもこいつは怪獣が出たことを言い当てた。話だけでも聞く価値はあるはずだ」

「影山さんもですか!?」

「それに・・・私たちが・・・ここにいるのも・・・本来・・・あり得ないこと・・・なんです。だから・・・話を・・・聞く・・・だけでも」

「白金さんまで・・・わかりました、話は聞きます」

タイミングを見てユザレが話す。

『この時代から3000万年前、地球は闇に襲われていました。地球が闇に完全に覆われてしまうと思ったその時、宇宙より光の巨人がやってきて闇を封印しました。闇の脅威が去った後、巨人はその肉体を地球に残し、本来の姿の光に戻り、母性に帰っていきました。その肉体がある場所の1つがティガのピラミッドです』

「ん?なんでお前は今がお前の時代から3000万年前だと分かるんだ?」

『このタイムカプセルには人工知能を搭載しているからです』

「それで、巨人を・・・巨人を蘇らせる方法は何なんだ!」

『巨人を蘇らせる方法はただ一つ・・・』ザザ

だがここでノイズが入ってホログラムが途切れてしまう。

「な、復活の方法を教えずに探せって・・・そんな無責任な」

「とにかくピラミッドを、巨人を探そう!」

「探すって言ったって光輝、あなたどこにピラミッドがあるか分かるの?そもそも巨人が入るような大きなピラミッドが今まで見つからないことがおかしいのよ!」

「それは・・・」

「ピラミッド・・・もしかしたら・・・あるかも・・・しれません。それも・・・近くに」

「ほんとか!りんりん!」

「うん。前に・・・ネットの掲示板で・・・見たんだけど・・・秋田の・・・山奥で・・・ピラミッドを・・・見たって話・・・なんだ。でも・・・見た・・・数分後に・・・消えちゃったん・・・だって。もしかしたら・・・嘘かも・・・しれない・・・けど・・・確かめてみる・・・価値は・・・あるんじゃ・・・ないかな?ほら・・・これ・・・写真」

そういって燐子が見せた写真には奥の方に虹色のピラミッドのようなものが写っていた。ぱっと見合成跡もなく素人目からしたら本物と思えるくらいだった。

「ナイスりんりん!でも・・・まずはここがどこか知らなきゃどうしようもないよな」

そう、今4人はどこにいるかもわからない状況、ピラミッドを探す以前の問題である。どうやってこの状況を打破しようか、あーでもないこーでもないと4人が話し合っていると段々周りの景色がボヤけてきた。

「あら?なんだか周りが白く・・・」

「何ですか・・・これ。一体・・・何が」

「紗夜!俺のそばから離れないで!」

「りんりん!こっちに!」

周りが完全に白くなり4人は光に包まれる。そして目を開けると・・・河原に立っていた。

「うぅ・・・ここはどこですか?」

「あれ・・・ここって」

周囲を見渡し、何かに気が付いた燐子が慌ててスマホを見る。しばらくして燐子がスマホの画面をみんなに見せた。

「ここ・・・この写真の・・・場所じゃ・・・ないですか?」

燐子が見せた写真に写っている川、森、そして前方にかかっている吊り橋。確かに、先程燐子が話していた掲示板に載っていた写真と風景が似ていた。

「確かに・・・似ている」

「じゃあ・・・もしかして、あっちにピラミッドがあるかもしれないっていうことか!」

そういって光輝は吊り橋の方へ走り出した。川の上流特有のごつごつした岩場も抜群の身体能力を使って上に落ちるがごとく登っていった。

「ちょっと光輝!待って!」

紗夜も追いかけるが川の上流に位置するこの場所は走りにくく岩を超えるのにも一苦労するような場所であるため光輝になかなか追いつけない。紗夜に続いて翔と燐子も追いかけたがぐんぐん進む光輝に差を広げられて行く。光輝が吊り橋のところまで進んだとき、何もない原っぱだった前方に虹色に輝くピラミッドが現れた。ピラミッドを確認した光輝はより勢いを増して進む。

進み続けること10数分、光輝はようやくピラミッドに辿りついた。だが周りを1周回っても入口らしき場所が見当たらない。もしかすると上の方にあるのかもしれないと思い、ピラミッドを登ろうとしたところピラミッドの表面に触れることが出来ずに手がすり抜けた。驚いて手を左右に振るとピラミッドの表面はただ光っているだけで何もないことが分かった。覚悟を決め光輝はピラミッドの内部へと入っていった。

光輝がピラミッド内に入って少し経った後、ようやくたどり着いた3人が光輝と同じようにピラミッドの表面に突っ込み内部へと入った。ピラミッド内はかなり眩しく、入った直後は目が開けられなかったが少し経つと目が慣れ開くことが出来るようになった。目を開き、一番最初に見えたのは・・・3体の巨人の石像だった。向かって右側にそびえ立つ巨人は頭部に3本の角が生えており、左側の巨人は頭部に大きな角が1本生えていた。そして中央の巨人は頭部が滑らかに削られたような細さで肩から胸にかけて3本のラインが入っていた。さらに3体共通として胸に突起があった。

「・・・巨人だ」

「これが・・・ユザレさんの言っていた・・・光の・・・巨人」

翔と燐子が感嘆している中、紗夜が1人巨人を眺めていた光輝のもとに駆け寄った。

「光輝!急に飛び出さないで!びっくりするじゃない!」

「ああ。ごめんごめん紗夜、巨人がいるって思ったら居て立っててもいられなくってさ」

「光輝、あなた、なんでそんなに巨人のことに真剣なの?本当に変よ、今日のあなた」

そこに歩み寄ってきた翔も口を開く。

「ほんとだよ。確かにこういうことで1番熱くなるの光輝だ。でも普段のお前だったらもう少し落ち着いてる」

壁画に1番食いついたのも、ユザレに対して巨人のことを聞き出そうとしたのも、このピラミッドに真っ先に走り出したのも、すべて光輝だった。翔の言う通り光輝は人ためによく動く人間だった。困っている人がいれば、立場関係なく必ず助けに行く。生徒会が困っていてら自分が生徒会でもないのに手伝ったこともあった。後輩から悩みを相談されたときは、真摯に向き合って相談者自身が満足いく答えを出せるように手助けしたこともあった。そんな光輝でも今回のようになるのは珍しい、いや、初めてだった。この件の何がそう彼を動かすのか、紗夜と翔は疑問に思っていた。

「いや大したことじゃないんだけどね・・・この巨人から感じるんだ。懐かしさを。ま、よくわかんないんだけどね?」

訳の分からない返答に2人は首を傾げる。その反応に対し、全く同じ反応をするものだから光輝は吹き出し、また巨人の方を見た。

「にしても・・・こんなのどうやって復活させるんだよ。全く分からん」

「ホント・・・どーしたらいいものか」

また議論が始まった。途中、光の巨人なんだから光を上げたらいいじゃないという安直な意見もあったが既に十分明るいという至極真っ当な反論を受けまたスタートに逆戻りするなど議論は難航していた。

議論を重ねること数十分、そろそろおやつ時になる頃に4人のスマホが一斉に鳴り出した。慌てて確認するとそこには・・・

『秋田市市街地にモンゴルに出現したものと同個体かと思われる怪獣出現。それに伴い、秋田県内の全住民に避難指示が発令されました。』

という緊急速報が表示されていた。

「逃げるぞ!」

「でも・・・逃げるって・・・言っても・・・こんな山奥じゃ」

「とりあえず、さっきの河原に行こう!」

だがここで光輝が声を荒げて反論する。

「じゃあ巨人は!巨人はどうするんだよ!」

「光輝!逃げなきゃダメ!死んだらどうするつもりなの!」

だが紗夜も強く反論する。このままでは光輝が死んでしまいそうな気がして・・・。光輝も渋々それを受け入れ、4人はピラミッドから先ほどまでいた河原に逃げた。だが、辿り着いた瞬間、今1番聞きたくない声が聞こえた。

『ゴオオア』

『キャアアオ』

ゴルザとメルバが、ピラミッドにやってきたのである。




ティガのピラミッドに襲い掛かる超古大怪獣
「やめろーーー!」
絶望の中に、一筋の希望が現れる

次回、『巨人の目覚め』
お楽しみに!

ハルキの~ウルトラナビ!的なのは必要か

  • オリジナル要素だけでいいで!
  • 単純な解説がええで!
  • 既存の設定も解説してもええで!
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