そろそろコメディっぽい場面を書きたいとおもう今日この頃、皆様どうお過ごしでしょうか。私は感想が欲しいです(強欲)
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4月15日、たまの日曜日。
『東京~東京~』
他の生徒より4日遅れて光輝と紗夜は東京に帰ってきた。新幹線から降り、自宅のある方向の電車に乗り換える。光輝と紗夜は家が隣同士なので同じ帰り道を歩く。15分ほど歩くと、二人の自宅が見えてくる。
「じゃあ紗夜、ありがとな」
「別に気にしなくていいわよ、私がそうしたかったんだもの。でも、もう心配かけないでよね」
「うん」
軽い挨拶を交わし互いの家に入った。
「ただいまー」
「おかえりなさい、心配したわよ」
安堵した表情で光輝の帰りを玄関で待っていたこの女性は円日 奏(マドカ・カナデ)、光輝の母である。専業主婦だが料理がド下手。
「光輝!無事だったか!よかったー」
奏の隣に立つこの男性は円日 淳(マドカ・アツシ)、光輝の父で円日家の大黒柱。酒バカな一面もある。
「心配かけたね、父さん、母さん」
「ほんとに、心配ばっかかけて・・・。無事に帰ってきたこと、後で氷川さんとこにも報告しに行くのよ」
「はーい」
さすがに今行くのも迷惑なので荷物を片付け、昼食を作り、少しだらけてから行くことにした。
1時半過ぎ・・・光輝は氷川家のインターホンを押した。
『はーい』
自分だということを名乗り開けてもらう。
「光輝君、いらっしゃい。どうしたのよ?」
中から出てきたのは紗夜たちの母、氷川 月子(ヒカワ・ツキコ)だった。
「こんにちは月子さん、今日はちょっと生存報告というかそういうのをしに来ました」
「そういうことね。分かったわ。上がって」
「お邪魔します」
そういって光輝はリビングに向かう。
「あ、光輝!おかえり~」
「光輝、いらっしゃい」
「光輝君、よく来たね」
日菜、紗夜、そして2人の父、氷川 陽平(ヒカワ・ヨウヘイ)がリビングにはいた。
「えーこの度は多少のケガこそしましたが、無事に帰ってきたことを報告しに来ました」
「ははっ、光輝君が無事で何よりだよ」
「あっそうだ、光輝とおねーちゃん、怪獣とか巨人とか近くで見たんだよねー。どんな感じだったの?」
急に日菜が話題を振った。
「あれ、紗夜。まだ話してなかったのか」
「ええ、こういう話は3人でしようと思ってね」
紗夜の一言で日菜の顔が笑顔で埋め尽くされる。
「おねーちゃんありがとう!るるるるんっ♪て来たよ!」
そういって日菜は紗夜に抱き着く。るんっ♪とは、日菜の口癖である。意味はよく分からなくても慣れれば案外通じるらしい(光輝談)。
今までの紗夜ならそもそも日菜と日常的な会話をしようとすらしなかった。だが今回は自ら日菜に関わろうとした。これは紗夜が成長した証でもあった。
「もう日菜!離れなさい」
顔を赤くした紗夜は日菜を引きはがす。積極的に会話はしようとしてもこういうことにはまだ慣れていないようである。
「ちぇー。あ、それでそれでー、どんな感じだったの?怪獣と巨人」
「そうだよ紗夜、俺あの時気絶してて知らないんだよ。教えてくれよー」
2人揃ってキラキラという効果音が付きそうな目で紗夜を見る。
「そんなに見られると話しにくいわよ・・・。それで、何が聞きたいの?」
「俺は巨人がどんな姿をしていたかかなー」
「あたしは怪獣と巨人の名前かなー」
「じゃあまず巨人の姿ね。巨人は銀色の体で体中に赤と紫のラインが入っていたわ。それに額と胸にクリスタルみたいなのもあったわね。肩には金色のプロテクターみたいなのもあったかしら。私が覚えているのはこれだけよ」
紗夜の説明は正確でなおかつ分かりやすかった。
「なるほどね・・・。ありがとう、紗夜」
「ええ。それで・・・日菜は何を聞きたかったの?」
「あたしは怪獣と巨人の名前かなー。もしまたでできたら話してみたいし」
「怪獣と巨人の名前?怪獣の方は紫のがゴルザ、赤いのがメルバだそうよ」
「すごーい!おねーちゃんなんで知ってるの?さすがおねーちゃん!」
日菜の真っ当な疑問は光輝が答えた。
「それはユザレってやつが教えてくれたんだよ。地球に大異変が起きるって」
光輝の話を聞き日菜はポカンとする。しばらくして急に大声を出した。
「すっごーい!!何それ!どうやって聞いたの?ねーねー教えてよー」
好奇心の塊である日菜のスイッチが入る。その後十数分間光輝と紗夜は日菜に質問攻めにされていた。
「あ、そうだ!巨人の名前は?」
「巨人の名前は知らないわ」
「ティガ」
光輝が呟く。
「ティガ?」
「!?ああ、ユザレがそう言ってたじゃん。ティガのピラミッドってさ」
紗夜に問われ光輝が慌てて答える。
「ティガ、ティガティガティガ!いいじゃんティガ!でもね~、ティガだけじゃ物足りないかな~」
「そうだよな~、なんか前に着いた方がよさそうだよな~」
光輝が誘導する。
「ジャイアント?スーパーマン?るんっ♪てこないな~」
日菜が悩み続けること1分。そろそろ光輝がウルトラマンという単語出そうかと思っていた頃、日菜が突然、ひらめいたー!と叫んだ。
「ウルトラマン、ウルトラマンティガ!」
やっと出てきたその単語に光輝が強く反応する。
「それだ!それだよ日菜!」
イェーイと2人でハイタッチをする。
「ウルトラマン・・・超人・・・いいじゃない」
紗夜も納得したかのように頷く。
その時、光輝のスマホが鳴った。確認してみるとRoseliaのメンバー、今井 リサ(イマイ・リサ)からの連絡だった。
「どうしたの?」
紗夜が問う。
「リサからおかえりって」
「あ、そうだ。おねーちゃん、光輝にぎゅーっしたの?」
突然日菜から爆弾が投下される。
「!?日菜!ななななんでそれ知ってんの!?」
光輝が動揺して日菜に聞く。
「リサちーが教えてくれたよー。紗夜が光輝にハグしたんだってーって言ってたよー。おねーちゃんもやるねー」
日菜がニヤニヤしながら答える。
「え?私そんなことしたかしら?」
紗夜の会心の一撃、光輝に9999ダメージ。光輝にとってはかなり嬉しい出来事だったがそのことを紗夜が覚えてないという衝撃が光輝の胸を貫いた。
「えーっとねー」
そう言い日菜はスマホをいじる。やがて一枚の写真を紗夜に見せた。
「ほら!」
日菜が見せた写真には光輝に抱きつきながら説教をしている紗夜が写っていた。
「・・・光輝、私、こんなことしていたの?」
「うん、してた」
紗夜の反応から察したと思うが紗夜が光輝に抱き着いたのは無意識だったようだ。
光輝の答えを聞き、紗夜の顔が青ざめる。
「ごめんなさい光輝!」
そう言って紗夜は物凄いで自室に逃げ込んだ。天岩戸のごとく固く閉ざされた紗夜の部屋を開けるために、2皿の山盛りポテトが消えたという。
ちなみにその夜、翔のスマホに鬼電がかかってきたらしい。
3日後・・・4月18日
円日光輝の朝は早い。5時半には起きて家族の朝食と弁当を作る。朝食のメニューは白米、味噌汁、サラダの和食セット。円日家のルールである。この時にニュースを見ながら作るのが彼の流儀だ。テレビをつけるがここ最近のニュースは怪獣の話で持ち切りとなっており今日も代り映えのない話が続く。
『先日研究所に輸送中に自衛隊の護衛艦から逃亡した怪獣、ガクマは未だ発見されず人々には大きな不安が消えておりません』
この怪獣が発見されたのは3日程前、久良々島にて灰色の2本角で4足歩行の怪獣が発見された政府が発表した。この怪獣は現地の民話に基づきガクマと命名され研究所に輸送されること、そして既にガクマは生命活動を停止していることも併せて発表された。このことに対し当時怪獣はどこに行ったのか、巨人は何の目的で現れたのかなどの報道をしていたテレビは嚙みついた。噛みついたといっても最初は賛成派が圧倒的に多数だった。だが事件は起こった。護衛艦に乗せて輸送中、事件は起こった。生命活動を停止していたはずのガクマが再び活動を再開した。護衛艦の乗員は全滅、ガクマは逃亡。最悪の結果だった。余談だが、光輝はこの件を後から知ったため現場に駆けつけることが出来ず、それ以降はスマホとリンクするタイプの腕時計をつけ始めてこまめにニュースを確認するようになった。そしてガクマを取り逃がした自衛隊と政府に批判が殺到した。確認や想定が甘いなどそれはもう凄かった。
7時半過ぎ・・・完成させた朝食を全員が食べ終る。淳は弁当を持って出勤、奏は洗濯をする。光輝も学校に行く支度をする。制服に着替えスパークレンスを懐に入れ、鞄を持ち家を出る。家を出て真っ先に向かうのは隣の氷川家、ここでまだ起きてないだろう日菜を起こす。
「日菜~、起きろ~」
そう言いながら光輝は日菜のベッドを揺らす。本人を揺らすよりこっちの方が起きやすいからだ。何十秒か揺らしていると日菜が跳ね起きる。
「あっおはよー光輝。あれ?おねーちゃんは?」
「確かに今日はまだ会ってないな、珍しい」
日菜は起きるのは遅いがすぐにちゃんと意識を覚醒させるタイプだ。起きてすぐに光輝と会話をする。話に上がった通り、いつもなら紗夜はとっくに起きていて、光輝とリビングで会って、一緒に日菜を起こしに来る。だが今日はまだ紗夜を見ていなかった。日菜が支度をするため光輝は日菜の部屋を出て紗夜の部屋に向かう。ノックをして部屋に入ると紗夜はまだベッドの中ですーすーと寝息を立てて眠っていた。予想通りの様子に光輝は思わず笑みをこぼしすぐに紗夜を起こすためにベッドのそばに行き、声をかけようとするが・・・出来なかった。穏やかな顔で寝ている紗夜に見とれてしまい起こすことが出来なかった。しばらく見ていると・・・
「おねーちゃん!もう朝ごはんだよー!あれっ?おねーちゃんまだ起きてないんだ?」
日菜が紗夜の部屋にやってきた。もちろんノックはしていない。
日菜の大声で紗夜はようやく起きた。だがまだ眠いらしく目をこすっている。
「日菜?こんな朝早くから大声出さないで頂戴・・・」
欠伸をしながらベッドを出ようとすると横には光輝がいた。
「あら光輝、おはよう。今日は早いわね」
「いや紗夜が遅いんだよ」
苦笑しながら光輝が答える。それを聞き紗夜は慌てて部屋の時計を見る。そこには無慈悲にも寝坊を告げる時刻が刻まれていた。
その後、紗夜は慌てて支度をし学校に向かった。光輝と紗夜の通う花咲川と、日菜の通う羽丘は反対方向なので家の前で別れる。電車を乗り継ぎ、最寄り駅で降りる。駅から出て、川沿いを少し歩けば、3階建ての校舎、私立 花咲川高校に到着だ。
教室に入るとまず鞄の中身を出し翔のもとに向かう。
「おはよう、翔」
「よっ、光輝。今日は遅いな」
「ああ、紗夜が寝坊してな。それより今日もポテト、頼むぜ」
「りょ・・・量はご容赦を・・・」
「そこは財布全開・・・だろ?」
光輝が最近翔に教えてもらったセリフを言って煽る。実は翔が紗夜が光輝に抱き着いた件をリサに写真付きでばらした罰として、光輝に1週間毎日ポテトをおごる羽目になっている。こうしてしばらく駄弁っていると教室のドアが開き担任が入ってくる。
「おーいお前らー、朝のSHRはじめっぞー」
それを聞き、生徒たちはいっせいに自分の席に戻る。光輝もその例に漏れず自分の席に戻り朝のSHRが始まる。彼は朝のSHRの担任の話を聞き流しながら1限目の準備をする。そしてSHRが終わり1限目までのちょっとした空白もまた駄弁って終わる。こんなくだらないがどこか平和で幸せな光景が、このクラス、いやこの学校には溢れていた。
時は進み昼休み、適度にニュースを確認し授業を聞き流した光輝は翔と昼飯を食べていた。
「2年の頃には4人で食べていたのに・・・今では2人で食うのにも慣れたな」
「確かに。始めは光輝が紗夜ちゃんと一緒に昼飯食べないのが違和感ありまくりだったのにもう見慣れたもんだ」
「それを言うなら翔と燐子ちゃんが一緒に・・・中学の頃はそうか」
紗夜と燐子は新生徒会発足後から昼食をほとんど生徒会室で食べるようになった。会長や役員としてやるべきことが山ほどあるらしい。
再び時は進み放課後、午後も午前と同じような過ごし方をした光輝は翔とハンバーガーショップに来ていた。
「ポテトL3つ」
「うげっ」
光輝の注文の量に翔が短い悲鳴を上げる。そのお値段なんと約1000円!本当に財布全開である。注文を終え席に着くと翔が光輝に聞いた。
「なあ光輝、本当にもう大丈夫なのか?」
「?」
「体のこと」
「ああ、それね。もう大丈夫だよ」
爽やかな笑顔で言う。
「もう元通りに動かせるし、大丈夫だって」
「お待たせしました、ポテトL3つですね?」
「はーい」
ポテトが届く。光輝は早速3本掴み口に運んだ。ここで急だが説明しよう!光輝はポテト愛の力によりポテトのイッキ食いに最適の体になっているのである。そのため3本食いも余裕でこなせるのだ!ちなみに常人がポテト3本イッキ食いなんてすると結構きついぞ、気を付けよう!
そのまま光輝はポテトをあっという間に平らげた。翔はこの後バイトがあるため店先で別れ光輝は家までの道を1人歩く。満開の時期を過ぎ、葉っぱがちらほらと出始めた桜を見ながらゆっくり歩いていると急に地面が揺れだした。その数秒後にどこかで大きな音がした。慌ててその方角を見ると・・・ニュースではよく見た灰色で2本角の怪獣・・・ガクマが雄たけびを上げていた。
『ゴオオオ』
地底からガクマ、天空からメルバが襲来する
2大怪獣の前に追い詰められていくティガ
さらに炎と共に一人の戦士が現れる!
次回『炎魔戦士』
お楽しみに!
ハルキの~ウルトラナビ!的なのは必要か
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オリジナル要素だけでいいで!
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単純な解説がええで!
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既存の設定も解説してもええで!