女トレとマルゼン。たまにその他諸々   作:磯風とユキカゼ

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今回は総勢12名のウマ娘が登場!
初めてのオリジナルウマ娘も出てきます


女トレとマルゼンとライス、世界と戦う

11月上旬

トレセン学園トレーニングコース

 

トレ「うんうん……マルゼンさんもライスも絶好調だねぇ……出れるな」

 

ファル子「トレーナーさん、何に出れるの?」

 

トレ「ジャパンカップ」

 

ファル子「ッ!?だって今年のジャパンカップには!」

 

トレ「うーんファル子よみなまで言うな。私も重々承知だ」

 

ファル子「なら!」

 

トレ「マルゼンさんがね、めっちゃ火ぃ付いてんのよ。最強だかなんだか知らないけど私は強い子と戦いたいって。珍しいことに」

 

トレ「それにライスも自分から出たいって言ったの。全く有馬もあるってのにあの子ったら……」

 

ファル子「……そっか。なら私は応援するしかないね☆」

 

トレ「あんたはあんたで年末の大賞典あるでしょうが。ほら、坂路3本!行った行った!」

 

ファル「はーい☆」

 

同日

成田空港到着ロビー

 

海外ウマ娘A「ここが日本。母様の故郷……どんな子がいるんだろう」

 

海外ウマ娘Aのトレーナー「よし、行こうレイン!」

 

海外ウマ娘A→スノーレイン「分かりました」

 

海外ウマ娘B「ううう……まだ足がガクガクするぅ……」

 

海外ウマ娘Bのトレーナー「大丈夫かい?」

 

海外ウマ娘B「へ、平気ですぅ……憧れの二ホンなんですから、楽しまないと!」

 

海外ウマ娘Bのトレ「うんうん、それでこそトゥリィタンキスタだよ。頑張ろうね!」

 

海外ウマ娘B→トゥリィタンキスタ「はいっ!」

 

 

レース一週間前

記者会見場

 

記者A「今年のジャパンカップにはあの欧州最強の女帝スノーレインを始め、多くの強豪が出走しますが、自信の程は?」

 

マルゼン「相手が誰であろうと、私は先頭を走るだけです」

 

~また別の場所~

 

記者B「ライスさん、ジャパンカップでは誰を狙いますか?」

 

ライス「えっと……誰を、じゃなくて、一着を狙っています」

 

~さらにまた別の場所~

 

記者C「Who are you most wary of?(誰を一番警戒していますか?)」

 

レイン「Of course, Marzensky and Rice Shower. They are very strong.(もちろん、マルゼンスキーさんとライスシャワーさんです。彼女たちは強いですから)」

 

~さらにさらにまた別の場所~

 

記者D「Sie sind ein Japan-Fan, was war Ihr erstes Mal in Japan?(日本ファンとのことですが、初めての日本の感想は?)」

 

トゥリィ「Wir sind begeistert!(感激ですぅ!)」

 

月末・ジャパンカップ当日

東京レース場

マルゼンスキー控室

 

マルゼン「………」

 

コンコン

 

トレ「マルゼンさん、入るよー」

 

マルゼン「トレーナーちゃん!」

 

トレ「激励しにきた」

 

マルゼン「ライスちゃんの方に行かなくていいの?」

 

トレ「今あっちには仲良し組がいるから」

 

マルゼン「そう……」

 

トレ「……」

 

マルゼン「……」

 

トレ「……言う事飛んじゃった」

 

マルゼン「ちょっと……」

 

トレ「でも、それでいいのかもしれないね。楽しんできて」

 

マルゼン「……もちろん!!」

 

~その後~

ライスシャワー控室

 

トレ「入るよー」

 

ライス「お姉さま!」

 

ウララ「あ!ライスちゃんのトレーナーさんだ!おじゃましてまーす!」

 

ロブロイ「こんにちは。じゃあそろそろ行きますね。ライスさん、応援してます!」

 

ウララ「いっちばん前でがんばって応援するよ~!バイバ~イ!」

 

ライス「う、うん!ありがとう!」

 

トレ「さて、いつも通り走れば勝てる。周りのことは気にせず、存分に走ってきてね」

 

ライス「わかりました」

 

 

~ゲート入り待機時間~

 

実況の赤坂さん『さあ全員が本バ場入場終わりました!』

 

ライス「大丈夫……大丈夫」

 

レイン「あなたがRice Showerさん?」

 

ライス「ひゃ、ひゃい!?そ、そうですけど……」

 

レイン「よかった……私はSnow Rain。よろしくお願いします」

 

ライス「……勝ちますから」

 

レイン「……私もです」

 

マルゼン「ライスちゃんどうしたの?」

 

レイン「あなたがMarzenskyさんですか?」

 

マルゼン「そうよ。あなたがスノーレインさん?上手な日本語ね」

 

レイン「恐縮です。母が日本生まれですので。今日はよろしくお願いします」

 

マルゼン「こちらこそ!楽しいレースにしましょ!」

 

赤坂『スターターが台に行きました!ジャパンカップ、間もなく出走!陸上自衛隊東京音楽隊によるファンファーレです!』

 

 

~観戦席~

 

ルドルフ「……」

 

???「Puis-je m'asseoir à côté de toi?(隣に座っても?)」

 

ルドルフ「Entrez, Broyer(どうぞ、ブロワイエ)」

 

???→ブロワイエ「J'attendais cette fois……. J'espère que mes juniors seront sur cette scène.(この時を待っていたよ……。私の後輩がこの舞台に立つのを。)」

 

 

赤坂『まずは一番人気、7番スノーレイン!続いて二番人気の9番マルゼンスキー、三番人気の5番ライスシャワー。粛々とゲート入りが進んでいきます』

 

赤坂『トゥリィタンキスタは大外16番!さぁ各ウマ娘ゲート入り完了、体勢整いました!』

 

マルゼン(絶対に……)

 

レイン(絶対に……)

 

ライス(絶対に……)

 

トゥリィ(絶対に……)

 

4人((((勝つ!!))))

 

ガコンッ!!

 

赤坂『スタートしました!!』

 

~観戦席~

 

ファル子「レッツゴー!ファイトオー!」

 

デジタル「ジャパンカップは国際G1……それも実力者ばかりです」

 

トレ「どうした急に」

 

ウララ「わぁデジタルさんだ!」

 

ロブロイ「で、デジタルさん!?どこから!?」

 

デジタル「マルゼンスキーさんにとって日本の、いや東京レース場の2400はホームグラウンドと言っても過言ではありません。ライスシャワーさんも適性はステイヤーとはいえ中距離でもその力を発揮できるウマ娘です」

 

ブルボン「そうですね。普段なら勝ちは濃厚、最後の競り合いもマルゼンさんとライスさんの一騎打ちになるでしょう」

 

デジタル「はい。しかし今回は違う。あの欧州最強ウマ娘のスノーレインさんがいます。彼女はイギリスのトリプルティアラを軽く蹂躙した後、凱旋門賞であのブロワイエ相手に約16馬身もの大差をつけゴールしています。彼女の特徴は何と言ってもその末脚。まさに豪脚です」

 

トレ「そうね。さらに怖いのはその加速力とトップスピード。ラスト3ハロンで一気に前に上がってくる脚は、パワーが必要な欧州のバ場でスピードも兼ね備えているということ。バ場が良ければなおさらよ」

 

デジタル「それに今回は四番人気ですが、トゥリィタンキスタさんも侮れません。異色な経歴ですが、実力は十分、凱旋門こそ4着でしたがフォワ賞は1位入着を果たしています。彼女の持ち味はスノーレインさん以上のパワー。後ろから追い込むだけの力を持っています」

 

トレ「まさに世界最強決定戦ね」

 

…………

 

トゥリィ(よし、ここっ!)

 

トゥリィ「やああああああ!!」

 

赤坂『第3コーナーに入ってトゥリィタンキスタがスパートを掛けた!』

 

ファル子「早過ぎない!?掛かってるのかなぁ……」

 

デジタル「いいえ、あれは彼女の必勝パターン。フォワ賞でも他の重賞でもロングスパートを仕掛けて勝っています!」

 

赤坂『大ケヤキを回って第4コーナー!先頭は依然マルゼンスキー!ライスシャワーとスノーレインが差す体勢に入った!』

 

マルゼン(ここからまだまだギア上げてくわよ!!)

 

ライス「やあああああああああ!!!」

 

レイン(やはりすごい……滾る……ッ!熱すぎて溶けてしまいそう……!もっと……もっと!)

 

ウララ「ライスちゃーん!がーんばれー!!」

 

ファル子「マルゼンさんファイトー!!」

 

赤坂『マルゼンスキー逃げる!マルゼンスキー逃げる!ライスシャワーとスノーレインがほぼ同じペースでマルゼンスキーに食いついていく!さらに後ろからトゥリィタンキスタとキンイロリョテイが上がってくる!』

 

トレ「マルゼンさん……ライス……!」

 

赤坂『残り200!並んだ並んだ5人が並んだ!誰が抜け出すのか!?誰が抜けるのか!?キンイロリョテイ抜け出した!キンイロリョテイ抜け出した!上位人気4人を一気に差し切ってゴール!!キンイロリョテイ撫で切った!!二着以下は写真判定です!』

 

トレ「うそやろ……」

 

レース後

 

トレ「リョテイはアウト・オブ・眼中だったわ……」

 

マルゼン「ま、まぁそんなこともあるわよ……」

 

ライス「つ、次のレースもがんばるぞー!」

 

トレ「おー……」

 

レイン「あの!」

 

マルゼン「あら、レインさん。どうしたの?」

 

レイン「お礼が言いたくて。本日はありがとうございました」

 

ライス「こ、こちらこそ……ありがとうございましゅ!?うぅ……噛んじゃったぁ……」

 

レイン「あ、あなたがRice ShowerさんとがMarzenskyさんのTrainerさんですね?初めまして。Snow Rainと申します」

 

トレ「あ、これはご丁寧にどうも……この後暇なら、みんなで会食でもどう?」

 

レイン「聞いてきます。Trainer!I was invited to a dinner, can I go?」

 

~少し離れた場所~

 

トゥリィ「トレーナーさぁぁぁぁぁん……どこですかぁ……?」

 

ファル子「大丈夫?」

 

トゥリィ「た、たすけて。欲しい……少ししかニホン語、話せない……ドイツ語なら……」

 

ファル子「う、うう……ファル子、ドイツ語わかんない……こんな時フラッシュさんがいれば……」

 

フラッシュ「呼びましたか?」

 

ファル子「きゃああ!?ふ、フラッシュさん!?どうして!?」

 

フラッシュ「それは置いといて……大丈夫ですか?私はドイツ語を話せますから」

 

トゥリィ「えっと……その……トレーナーさんと迷子になっちゃって……」

 

フラッシュ「なるほど……連絡先などは知っていますか?携帯で連絡してみては?」

 

トゥリィ「……あ、ありがとうございますぅ!」

 

ファル子「ありがとーフラッシュさん!」

 

フラッシュ「いえいえ」

 

ファル子「……ねぇ、あなた一人でしょ?一緒に待とうよ!」

 

トゥリィ「いいん……ですか?」

 

ファル子「一人で待つよりも一緒に居た方がいいよ!いこ!」

 

トゥリィ「は、はいぃ……」

 

ファル子「トレーナーさーん!」

 

トレ「どしたーファル子ー?」

 

ファル子「この子も一緒に待とう!この子、トレーナーさんとはぐれちゃったみたいなの!」

 

トレ「あら、トゥリィさんじゃない。連絡はしたの?」

 

トゥリィ「はい……すぐに……くるそうです」

 

トレ「じゃあトレーナーさん来たら一緒に会食でもどう?スノーレインさんも来るかもだけど」

 

トゥリィ「私で……よければ」

 

トゥリィのトレーナー「トゥリィ!」

 

トゥリィ「トレーナーさぁぁぁぁん!!!」

 

トゥリィトレ「よかった……」

 

トゥリィ「トレーナーさん。さっきマルゼンスキーさんのトレーナーさんから会食に誘われたのですが行ってもいいでしょうかぁ?」

 

トゥリィトレ「……いいよ。今日は頑張ったしね」

 

トゥリィ「ありがとうございますぅ!」

 

レイン「Trainerさんから許可を頂きました。私も行きます」

 

トレ「よし、じゃあ出発!」

 

みんな「「「「「「「おー!!!」」」」」」」

 

 

 

~ジャパンカップ確定着順~

 

1着キンイロリョテイ

2着マルゼンスキー(1/2馬身)

同 スノーレイン

同 ライスシャワー

同 トゥリィタンキスタ




という訳でジャパンカップ編でした。

もう12月なのにジャパンカップって遅くね?って思ったそこのあなた、安心してください。自分もそう思います。

今回は終わり方に凄く悩みました。その思考の末に辿り着いたのが今回の結末であり、レースの着順でもあります。

あ、次回で最終話を予定しています。

以下オリジナルウマ娘の設定放出です。

スノーレイン
日本と英国のハーフのウマ娘。英国トリプルティアラを軽く蹂躙し、凱旋門賞にて欧州最強のブロワイエに引導を渡した、文字通りの女帝
得意な脚質は先行と差し。パワーの必要な欧州バ場にて他を寄せ付けない横綱相撲を演じるだけのスピードを持ち合わせており、その末脚は豪脚の名にふさわしい
清楚な佇まいで物腰も柔らかいが、その本性はバトルジャンキー

トゥリィタンキスタ
ロシア生まれ・ドイツ東部育ちという異色の経歴を持つウマ娘。凱旋門賞の前走戦であるフォワ賞にて1着を勝ち取るも、凱旋門賞では4着
豪雪地帯出身のため、(欧州基準の)不良バ場をものともしないパワーの持ち主。得意な脚質は追い込み。後方からのロングスパートはまるで某アイツ
温厚だが負けず嫌い。生粋の日本オタク
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