クソ暑い夏休みのある一日の出来事だった
「って言うのが一日目の流れになります!」
「「「おぉ〜」」」
なんだろ〜夏の定番?と言うかなんと言うかだよね〜。俺はあんまりというか一回も経験した事がないけどもそもそも「合宿」って何?
と言うかこの流れって…
「あの〜せつ菜〜?これって俺も…「当たり前です!」
聞く前に即答されてしまった 、どうやら俺も参加するらしい…となると準備とかが、大変だな〜というか面倒臭いなぁ
と言うか行かなかったら行かなったで、侑と言う鬼に俺が半殺しにされるから行く以外の選択肢は無いんだよね〜
と言うか学校で合宿とか中々シュールだねぇ〜って……待てよ?
いや合宿行くのはともかく…部屋ってどうなるんだ?男子一人に女子九人はかなりまずいんじゃないかな〜…
い、一応聞いてみよう〜
「ね、ねぇせつ菜?俺の部屋ってどうなるんだい?」
「あ」
「「「あ」」」
うん、この感じぜってー何も考えてないパターンだね〜つまるところ俺は外でテント張って一人で寝ろって事なのかな〜?
「ゆ、ゆゆゆ侑さん?!結衣さんの部屋どうします…?」
「んー…結衣は男の子だけど襲うなんて事は基本しないかなぁ…小さい頃から見てるけど寝てる時の結衣って本当に生きてるか分からないんだよね〜歩夢もそう思うでしょ?」
「え?!わ、私?!んー…でも確かにいつもニコニコしてるから正直なに考えてるかはあんまり想像つかないかな…?」
「い、いえ!そうではなくて!結衣さんの部屋をどうするかって聞いてるんです!」
「あ〜そっちか、もう一緒で良いんじゃない?結衣大人しいし多分ドアは一つか二つ壊れるけど」
「そ、そうだねっ、私も特に問題は無いと思う…かな?多分ドアが犠牲になっちゃうけど…」
「「「え?」」」
「は?侑…歩夢…今なんて?い、一緒って言わなかった〜?俺の聞き間違いだよね〜?」
今侑と歩夢はサラッととんでも発言をした、これが俺の聞き間違いなら全然良いのだがどうやらそうじゃないらしい。
「さ、流石に年下もいるのにこれはまずいと思うけどな〜」
「え?何結衣まさかかすみちゃん達を…」
「いや、んなわけないでしょうがっ!」
「えっ…結衣君…」
「いや歩夢も違うからね?!と言うか皆もそんな白い目で見ないで?!」
「夜這いしちゃダメよ?」
「しませんからっ!!!」
これだから困るんだよなぁ〜…まぁ部屋は同じ確定みたいだし大人しく一人で部屋でのんびり隅で過ごしてよ
流石に地獄絵図になりかねないし
そして練習に関してだが各ユニットごとで練習する時間もあるようだ。
てか、ソロでやったりユニットだったりって本当にここの学校のスクールアイドルさんは大変だね〜
ま、勿論俺は歩夢のいるユニットに行くけどね〜
そんな事を考えていたら気付いたらなんか色々進んでいた。そして俺の名前が書いてある場所に荷物持ちと書かれていた
いや、待ってどういうこと
そしてなんか夜の肝試しのペアも歩夢じゃなくて…しずく……だと…?!何故だっ?!どうしてだよォっ?!
「いや、なんで俺が荷物持ちに…それにペアも…」
「わ、私じゃ…その嫌でしたか…?先輩っ…」
うわっ…その上目遣いはチートだよォ〜こんなの断れるわけないじゃん
しずくそれは卑怯だよォ〜
「う、ううんそんな事は、ないよ?」
「むっ、本当ですか?」
「ほ、ホントだってば」
この子百面相かな?さっきの上目遣いと言いいきなり頬を膨らませたりと感情豊かだねぇ
と言うかこの子本当に高校1年なのかな?にしては色々育ってるし、佇まいも高校生とは思えないんだよね〜
「先輩……どこ見てるんですか…?」
「あ、え?むnじゃなくて顔」
「顔の前なんて言おうとしました?」
「いえ、俺は顔としか言ってませんが?」
「本当ですか?」
「本当です」
完全にバレているが、ここまで来たらヤケクソ俺は最後まで言ってないと言い張ることにした。
何度も言おう俺は断じて胸は見ていない!!
「・・・・・・」
「ったくこの後も仕事押し付けられるし〜侑は本当に人遣いが荒いなぁ〜」
しずくとの言ったか言ってないの後俺は侑に見つかり合宿の準備の道具をまず部室にある物で揃えるということになり俺はこき使われていた。
「・・・・・・」
「あ〜もう、俺この同好会に入って間もないのに〜分からないよ〜」
そう、俺はまだこの同好会に入って全然日が経っていない強いて言うなら一週間経ったか経ってないかとかそこら辺
そりゃまだ覚えられないよね〜(適当)
「あのー」
「えっと、てかどれもペンライトばっかりじゃん!」
さっきからものを探してて思ったのだが、何故か知んないがこの同好会アホみたいにペンライトがある。
一体何に……
「せんぱーい?」
「こんな時誰か教えてくれないかな〜」
「結衣せんぱーい?」
「あ〜もうわからないよ〜!俺もお手上げっ!」
「ゆ!い!せ!ん!ぱ!い!!!!!!」
「わわっ、しずくどしたの〜?」
突然大きな声を出したしずくに少し驚きつつも俺の事を呼んでるみたいなので返事をした。
と言うか真横にいるんだから普通に声掛けても良くない?
「あの…なんですかその…近くにいるんだから普通に声掛けろよ、的な顔は」
「ありゃ?バレちゃった〜?あちゃ〜」
「バレちゃった?あちゃ〜じゃないです!!!私ずっと先輩のことを呼んでましたし!なのに先輩は、ペンライトが多いだの誰か教えてくれないかなー?って真横に私がいるのに!」
「ごめん、全く興味なくて気づかなかったよ〜」
「なっ……あなたって言う人は…本当にぃぃ…」
どうやらしずくはずっと俺の横にいたらしく声をかけて欲しかったらしい。
しかし俺は興味なかったのでしずくの存在すら認知していなかった。
「それに大体なんでこんなに怒られてるのに、ニコニコ笑顔でいられるんですか?!」
「アッハハハ〜なんでだろうね〜不思議だね〜やっぱり誰か俺にフシギダネを撒き散らしてるからじゃないかな〜?」
「どっかの御三家の話はしてません!とりあえずヘラヘラするのをやめて真面目に私の話を聞いて下さい!」
「丁重にお断りいたします!」
後輩にお説教とはこれまでにない屈辱なので、俺は断る事にした。
……っと言ってもどうやら終わる感じではなさそうだけどにぇ〜
「はぁ…ほんとに私は肝試しこんな先輩と一緒で平気なんでしょうか…確か校外も出るとか…ううっ心配です」
「ん〜安心して〜俺もこんな後輩と一緒で大丈夫かな〜って思ってるから〜」
「なっ!それって私が結衣先輩より怖がりで臆病ってことですか!」
「そうだね〜」
「むっどうしてそんなにすぐズバズバと…先輩には思いやりって言葉が、ないんですか?!」
「ないよ〜」
「即答しないで下さい!」
「聞いたのそっちなのに即答するなって我儘だなぁ〜育ち良さそうに見えたけど唯のわがままな女の子かい?」
「ちっ、違います!そもそもどうしてそんなに即答できるんですか!」
それは思いやりがないということか?なら理由は簡単だな
「俺がお前に思いやりを必要としてないからだよ」
「へっ…?」
どうやらコイツは侑以上に感情的になりやすく直ぐに周りが見えなくなるみたいだ。
まぁ一年だからっていう部分もあるが………
そしてきちんとした身形でしっかりしてるイメージだったがどうやら俺の見当違いだったみたいだ。
「何故、俺がお前なんかに優しくしなければならない?義理がどこにある?まさか同好会のメンバー…とか言った理由でとかはないよな?」
つまらんな、たったこんだけなのにコイツは唖然として返す言葉もないとは実につまらない。
「それに…正直肝試しとかいう貴様らの娯楽なんぞ正直俺はどうでもいい…他に組みたければ他を当たれ…ただ文句を言いたいだけなら人がいない場所にしろ……」
「・・・・(な、なんなの…?!この人…雰囲気がまた……!)」
「そして最後に一つ……」
俺はこいつに敢えて忠告する事にした
「………俺はお前を何時でも殺せるんだぜ……?……その辺良く理解しておくんだな……」
「っっ?!(目が本気だ……この人…本当に…)」
流石にやりすぎたか…完全に怯えているしな…まぁ…余程のことがない限り殺しはしないが……
「クスッ…なーんてね!そんな事しないよ〜ほらやる事やらんと侑に怒られるよ〜」
「は、はい!(な、なんなの?この人の変わり方…まるで…別人…?)」
俺はケロッとして、そのまま作業に取り掛かった。しずくは少し動揺してたが、また直ぐに一緒に作業を始めた
途中物が無いなど色々ハプニングが起きたが、ある程度下準備が出来たので良しと言うことにしよう〜流石に侑も怒りはしないでしょ〜
そして俺達はそのまま集合し後日また詳しい話をすると最後に俺らは解散各自それぞれの帰路についた
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一体なんだったのだろうか……
先輩のあの変わり方…そしてあの目…
いつもはニコニコしていて温和な雰囲気が出ているけど、何かを機として突然豹変するあれは…
私には何が原因か分からない……でも1つさっきので感じたのは、先輩はその気になれば本当に人を…私を殺しかね無いということ…
途端に冷たくなるその喋り方……思えば先輩にはおかしいと思う点が節々とあった気がする…
ドアを蹴り飛ばすあの力も規格外だけど…何より人を傷付けるのを何とも思ってないあの雰囲気…そして普段の笑顔ともう一つの顔の差…
もしあの人を怒らせるとなれば……確実に無事では済まされないだろう…
…そしてこれは私の憶測だけど…先輩は私の事をメンバーの中で特に警戒していると思う…理由は幾つかあるけど最も有力なのが私が、先輩の笑顔を作り笑顔と見破った事…それ以外にも様々な面で、観察されている事に気付いると思う…
周りの人は普通〜みたいな感じだけど…あの人は…とてつもなく頭が良いし…かなり策士だと私は思う……
身体能力に関してはアレを見れば疑う余地もない…あとは底知れぬ実力……
もしかしたら…あの人がこの学校の生きる選択を……
ふぅ