やっほ〜いや〜さっきぶり〜ってな訳で、俺達同好会は今回のメインイベントである夜のプールに来てるよ〜
合宿と言うよりお泊まり会みたいな感じで俺は満喫してる〜。それと明日の日程も今日とほとんど変わらないみたい〜ただ午前は少し練習だとか〜
というか本当にこの学校って敷地やばいね〜俺驚いたよ〜そりゃ彼方さんにも複数のお昼寝スポットがあるわけだよね〜
俺も今度教えてもらおうかな〜…いや!合宿中に是非とも突き止めてやるぞ〜!
って話が脱線したけども…
ま〜俺は遊び10割で楽しんでるよ〜そんじゃまたね〜
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「夜のプールって……なんかこの歳でそして学校って大丈夫〜?」
「とか言ってる割には水着は用意してたのね」
「一応持って来いって脅されてましたからね〜」
「にしても、何でラッシュガードなんか?屋内なんだから良くない?」
「果林さんと違って、人に見せる趣味はは無いものではないので〜」
「何それ私が露出狂見たいじゃない」
「違いますか?」
「少しぶん殴っても良いかしら?」
「暴力反対です」
せっかくプールに来たのに俺は果林さんに殴られそうになっていた。最近の女性はこんなにも野蛮なのかとも思えるくらい殺意を感じた
ただ露出狂じゃないんですか?と言っただけなのに…
あ、ちなみに俺はあんまし肌を人に見せるのがどっかの誰かと違って好きじゃないからパーカー型のラッシュガードを着て万全の状態であるのだ〜はっはっはっ〜
んーにしてもさぁ……
「あ、ゆいゆいの水着って…なんで上半身隠してんの…?」
「露出狂じゃないよ?俺は」
俺を見るなり愛さんは不思議な顔をして聞いてきた。先程も述べた通り俺はあんまし人に肌を見せるのは好きじゃない
「いや〜ゆいゆい絶対いい身体してるって思ったのになぁ〜」
「聞こえ方がまずいよ?愛さん。てか、なんで君らそんなに肌が露出してるやつばっかなの?」
「えっへへ〜いいっしょー?もしかして見蕩れたー?」
「いや、それは無いから安心して〜」
「え〜何それ〜ゆいゆいひどーい」
マジで、女子は普段は肌を露出するのを嫌がるイメージが俺の中にあるのだけれど、プールや水泳の時は違うのか…?それとも愛さんが変なのか…?分からないな〜
そして愛さんと話してたら次々と水着姿の同好会のメンバーがやって来た。正直俺は今この状況に凄く困惑している
本当に男子がここに1人いて良いのかと
「あー!結衣せんぱ〜いかすみんの水着姿どうですか〜?」
「可愛いね」
「いや!雑すぎませんか?!」
突然かすかすみんみんが、俺の前に現れてそう聞いてきたので俺は音速でそう返した。
とりあえずこいつには可愛いねと言っておけば何とかなる。俺は短い時間で勉強したのだ!
「結衣さん…肌隠してる…ずるい…」
「そうですよ。先輩っ!私達もちゃんと水着なんですから先輩もっ!」
「おいおい…璃奈にしずくよ…男には〜見せられんものってのがあるんだぜ〜?」
「さっ璃奈さんかすみさんあっち行こっ」
「「はーい」」
「おぃぃぃぃぃぃぃぃいっ!!!」
結構決めたつもりだったけど、綺麗に無視されてそのまま素通りされてしまった。純粋に悲しい
そして次にエマさんと彼方さんが……っ?!
この2人………
でかいぞ…!!何とは言わないけど!!
「あれ〜結衣君気絶してる〜?」
「あれれっ大丈夫かな〜?」
「く、くっ…くはぁっ…」
大丈夫…大丈夫…です…貴女方のそのマッターホルンが…俺の純粋な少年の心を…
マジで3年生の皆様方何がとは言わないけど発育良すぎないか…て言うか一部を除いてこの同好会みんな良すぎるだろ〜なんなんだ〜これは〜
「ゆいゆいこんなんで倒れてたら歩夢の水着見たらどうなるんやら」
「なにっ?!それは是非とも見なければだな!」
「いや復活はや」
歩夢の水着だと…?!これは是非とも生涯に一度しか見れないかもしれない!しっかり焼き付けて置かなければ!!
そして次に歩夢が来るかと思っていたが、来たのは生徒会長の中川さんでちょっと萎えた
「あー…」
「あの……歩夢さんじゃないからってあからさまに萎えた顔するのやめて貰えます…?」
「いや〜まぁね?悪くないよね?でもねやっぱり期待して……ンゴァはっ!?」
「失礼極まりないですっ!本当に!」
俺がなにか喋ろうとしたら音速でせつ菜のハイキックをモロに顔面にくらい俺は昇天してしまった。
いやこの子蹴る力強過ぎるだろ…あ、でも女の子に蹴られるなんて普通の男子からしたらご褒美か…ならみんなに蹴られた感想を伝えるよ…
くそ痛い 以上!
「大体なんで結衣さんはラッシュガードなんて着てるんですか!」
「貴女方と違って、露出狂ではなi……ぐふぉぇっ!」
「怒りますよ?」
「もう…怒ってるじゃん…イタイ…」
またしても首に回し蹴りを受けてしまい復活した瞬間に俺はまた生死の境をさ迷う事になった。
いやまじで折れるかと思った…本当に……せつ菜殺意高すぎい
「あ〜…もう本当に少しは手加減してよ〜俺だって人間なんだから〜」
「ふん!結衣さんなんかに手加減は必要ないと侑さんに言われたので手加減はしませんっ!」
「あいつ…また余計な事を…って…おっ?」
何やら後ろかな眩い何かを感じた!もしかしてこれは!歩夢か!歩夢だっ!この感覚歩いてる少しの足音…間違いない歩夢だっ!
俺は期待して後ろを振り向いた…
そしてそこには……
女神となんかがいた…!!
「あ、歩夢っ……凄い…似合ってる…!!」
俺は敢えて歩夢の横にいる奴を視界から外していた今は歩夢だけを目に写しておく事が俺の使命だからだ。
にしてもこの表情!この恥ずかしがってる表情可愛いかよっ!ね?!こんなの絶対この先見れないからね!!
ほかのみんなは横であいつやべぇみたいな会話をしてるけど、今の俺はそんなのはクソどうでもよかった。
とにかくこの女神様を目に焼き付けて一生の宝物に…
「うおぉぉっ……!!歩夢…本当に似合ってるよ…!!」
「ほ、ほんと…?良かった…結衣君のために可愛いの…選んでおいて…」
うぉぉぉぉ!!!聞いたか全人類よ!!今この子は俺の為にといったぞ?!これより嬉しいことはあるのか?!夏のイベントで!最高か!今夜可愛い幼馴染がいて俺はじあ"わ"ぜ"でず!!
「もう俺この後どうなってもいいや…あ、どうせなら写s…ぐぇっ!ってっ…え…ぎゃぁぁあ!!」
「結衣視線が、キモイさっさとあっちに行って」
いきなり歩夢の横にいたなんかに蹴られて俺はそのまま水の中へドボンしてしまった
あいつまじ許さん…絶対後で後悔させてやる…
それから俺達はナイトプールで遊び始めたのだが…
「ふぃ〜……いや〜さっきは落とされて死ぬかと思った〜」
1人悲しく俺は上を見ながら屋根を越して見れる星空を眺めながら浮き輪でプカプカ流れていた。周りはみんなバレーとかやって遊んでいるがこうして1人になってみるのも悪くない
案外都会でもチラホラ星は見えるんだね〜と思いつつもやっぱり山とかに比べると少ないな〜って思ったりもしてしまう。
「あ、結衣先輩ボール…こっちにパスして貰えますかー?」
星を眺めてたら横からボールが飛んできたので俺はボールを拾い1発しずくの方へ思いっきりパスをしようとした次の瞬間
「あ!先輩しず子凄く球技音痴なので加減を…って、あ」
「え、あ、ごめんもう無理」
かすみちゃんが何やら言ってるが、俺はもう打ってしまい時すでに遅しだった。
「え、ちょ先ぱっ…きゃむっ!!!」
「しず子ぉぉぉぉぉぉっ!!」
「あちゃー綺麗に行ったねー」
見事に気持ちいいぐらいの顔面レシーブをさせてしまった。と言うか今のをどうやったら顔面でレシーブできるのか俺はしずくにコツを聞きたくなってしまった
一応俺は泳いでその場に寄ったが、どうやらこれが命取りになったらしい。
「おーいしずく〜大丈夫〜?って…あ…。」
「先輩…?」
「うーん、これまずいかもね〜…って事でばいばーい!」
「あ!コラ先輩!逃がしませんよ!って速っ!」
しずくは鬼の目をしながら俺を追いかけてきたが、幸い水の中のため泳いで動く方が速い為俺は全速力で泳いで逃げた
一応基本的な泳法は全て泳げるため俺は難なくしずくから逃げる事が出来た
しかしこの後俺は浮き輪でのんびりしてたら殺られるのであった…
「うん、えとさ俺さっきから蹴っ飛ばされたり沈められたりってプールで殺されかけてるの気の所為?」
「は、ははは…結衣くんさっきからずっと追っかけられてるもんね…」
苦笑いしながら歩夢が答えてくれるが、違うんだ歩夢俺は今命の危機を感じてしまっているんだ
「いや〜これ俺いつか死ぬよね〜」
「さ、流石にそれはないと思うよっ」
いや、多分このまま行けば俺は確実に沈められるだろう…にしても気になったことが1つ
「歩夢は泳がないの〜?」
「い、いや私はその…いい…かな…」
「えぇ〜、なんでなの〜侑とかと泳いで来なよ。」
「侑ちゃんは…ほら…その…」
歩夢は小さく声を出しながら、侑の方を向いた。そして俺の目に写ってる侑は歩夢と笑ってる侑ではなく、他の同好会のメンバーに囲まれて笑ってる侑だった。
…よく考えれば、歩夢と侑はいつも2人だったな…もしかして一緒にいられないのが寂しいのか?かと言ってこの歳になって一緒が良いなんて言い難いのも分からなくもないかも。
…それに…歩夢のこの顔…相当我慢してるな。辛かったんだろうな…俺は侑みたいに歩夢と付きっきりだった訳じゃないから分からない部分がそこそこ多い。でもこの顔は間違いなく悩んでる時の顔…
「歩夢」
「ん?なぁに?結衣君…」
「行きたい場所があるんだ、一緒に来てくれないか?」
「え、う、うん!私でいいなら行こっ!」
俺は今の歩夢を見て、俺は素の俺を出し歩夢に声を掛けた。正直歩夢には隠す気なんてなかったんだけど、周りがうるさいから暫くはこうして生活を送っていた。
そして俺達は夜の学校の屋上へ向かった。
「わぁ…綺麗……」
「ふっ…そうだな。街の灯りが一つ一つ…まるで星みたいだ…」
屋上から見える景色はまるで星空を見てる気分だった。辺り一面それぞれの違う色の灯りが、とても芸術的だった
それを見て歩夢はさっきのくらい表情から、少しだけ明るい表情にもどっていた。
…まぁ、俺に出来るのはこれくらい…か…。
「何だか…結衣くん戻ったみたいだね。」
「ん?何がだ?」
歩夢は突然俺の方に顔を向け優しく微笑みながらそう言った。
「さっきまではさ…その、自分じゃない自分を演じてたけど、今は…その…昔みたいな優しい感じがするっ」
「気の所為だよって……クス…そうかもな。歩夢のおかげ…かな」
「そんなことないよ、私はなーんにもしてないよ。それに結衣くんは今みたいな笑顔の方が、ずっと似合ってるよ」
今みたいな…か…。そういや俺って今と昔じゃかなり違ってる気がするな……。
自分でも気付かないうちに俺は自分をひた隠しにしていたのかもな…。
「だからね…結衣くん…私のお願い聞いてくれる?」
突然歩夢は真剣な顔で、俺に頼み事をしてきた。その表情は見るからに嘘偽りの無い真剣な眼差しだった。
そして歩夢は口を開いてこう言った。
「もう…嘘をつくのを…やめてくれるかな…?」
「…………」
「今はこうやって前みたいに話してくれてるけど…またみんなの前に戻ったら…また結衣くんじゃない結衣くんになるでしょ…だから…」
歩夢は悲しそうな声で、そう言った。確かに俺は歩夢の前以外ではあんまし素で会話したことがない。
正直歩夢だからこそ話せるのかもしれない部分がある
「嫌なの…また結衣くんがどこかに言っちゃいそうで…私…怖いの…」
歩夢は今にも泣き出しそうな顔で、俺にそう言った。何故俺が本当の俺を隠してるか…それは面倒事を起こしたくないからだ、昔はよく今のような感じのせいで沢山の奴らに絡まれたりした。
お陰様で…ヤクザの世界にまで知られる名前になっちまったし…
ま、でも…みんなはともかく歩夢だけなら…良いかな…なんて思ったりもする。
「……分かった…今まで通りにはする…。だけど条件がある。」
「うん……」
「俺がこうやって話すのは、歩夢と2人の時だけってなら問題は無い。正直俺はまだ同好会の人間を信用していないからな…」
正直自分を隠すのはすごくしんどいし精神的にも疲れるし病む。それ程自分以外を演じるって事に負担がかかるのだ。
そして歩夢は少し考えた末に俺に返事を返した。
「分かった…そっちの方が私も…嬉しい…かな…」
「そっか。んじゃ、お互いそっちの方が良いなら決まりだな。んじゃきりもいいし戻るか。」
歩夢は少し顔を赤くしていたが、直ぐに笑顔になり、うん!っと周り照らすような明るい笑顔を俺にみせた。
そしてプールに戻ろうと屋上から出ようとしたが、歩夢はその場から動こうとしなかったが…
次の瞬間歩夢は優しい笑顔でこう言った。
「おかえり…っ……結衣くん…っ」
9月……