第一話・ゴールドシップと麻雀 始め
四月八日 - トレセン学園トレーナー室
「ツモ!」
「あ゛~~! 俺の二索そこかよ~!」
「リーヅモドラドラ、裏はなし 4000点ずつもってこい!」
「ゴールドシップさん! 4枚使いは卑怯でしょう!」
「理不尽があってこそ麻雀だ、つべこべ言わずに1本場行くぞ」
……どうしてこうなった?
俺の名は
一トレーナーとしてURA優勝はとても誇らしいことだと思うから感動も一入だ。さて、そんな芸当を成し遂げた担当ウマ娘は誰なのかという声が飛んでくることは必然だろう。もったいぶる意味もないのでさっさと晒すとしよう。
「ゴールドシップ」である。え? あのゴールドシップ? あの奇天烈行為に定評のあるあいつが? と思われる方も多いだろう。しかし実力だけはウマ娘の中でもかなり洗練されていて、
さてトゥインクルシリーズやURAを走り抜けた彼女にはどんな道がこの先あるのだろうか? 答えは、正直今のところやることがない。クラシックで皐月賞と菊花賞を制し、天皇賞(春)も勝った。宝塚記念に至っては連覇もした。そんなゴールドシップにドリームトロフィーシリーズへの参加権利はなぜか来ないと来た。何故だ? こんな様なのでトレーナー室はミーティングができず最早ただのオセロ室と化していた。
「トレーナー、ドリームトロフィーからの挑戦状はまだか」パチッ クルッ
「まだだな」パチッ クルックルッ
「あっ! そこアタシが置くところだったのに!」
「さっきの手番に置かなかったのが悪い」
「はぁ~ ……ドリームトロフィー運営は節穴か!?」パチッ クルッ
「さぁな」パチッ クルクルクルクルッ
「そこもめくれんの?!」
「斜めって意外と気づかんよな、枚数数えるぞ」
「くぅ~ 数える前から負けてる気がする……」
「やっぱり負けてた……」
「Xなんかに打つからだ」
「はぁ~負けた負けた!」
「技術は向上してるから諦めんな」
「ずーっと謎だったんだけどなんでそんなオセロ強いんだよ?」
「お前以上に謎な存在いないぞ、子供時代よくやったからな」
「かぁ~……なんでもいいからトレーナーを負かしたい!」
「はいはい」
「トレーナー! 麻雀するぞ!」
「……え?」
こうして俺は、麻雀を担当ウマ娘とすることになった。二人しかいないのに。
「なんだトレーナー、大人の男なのに麻雀知らねぇのか」
「知ってるけどさぁ……すごい偏見だな」
「知ってるならヨシ」
「でも麻雀って四人いるよな? あと二人どうするよ」
「アタシに任せろ! お前はショートケーキ一切れでいいから用意しといてくれ!」ガチャ バタン
「は、はぁ」
──────────しばらくして
「そろそろ30分経つなあ、ゴルシのやつどこほっつき歩いてるんだろ」
コンコン
「入るぞトレーナー」
「おう」
「トレーナー! 連れてきたぞ!」
「さーて面子の程は、これはこれは……ナカヤマフェスタとメジロマックイーンじゃないですかゴルシさん」
「ちょっと! これはどういうことなんですの!?」
「久し振りに
「ナカヤマフェスタさんまで連行して!」
「ん? 私は望んでこの場に来たぞ」
「えっ」
「あれ? 言わなかったっけアタシ、麻雀でトップになったらショートケーキやるって」
「ショートケーキ……? どこで購入したものですの?」
「一応、一切れだけだけど駅前の……」
「まぁ! なかなかにお値段が高かったでしょう」
「ナカヤマはともかくマックイーンは麻雀できるっけ?」
「ゴールドシップさんにご教授いただきまして少々」
「お前……そんなことしてたのか」
「えへへ、あの時は教師になりたい血が走ってな」
「麻雀教える教師ってとんでもないな」
「ともかく、呼んだからには牌と卓はそっちであるんだろうな」
「もちろん! トレーナー、ゴルシちゃん物置へ行くぞ!」ガチャ
「えぇ……あそこガラクタみたいに雑多にもの置いてあるからあんまり好きじゃn」
「さっさとついてくる! お客様を待たせるんじゃない!」ズルズル
「すまんけど二人とも好きに座ってていいかrオエッ、首緩めて緩めて」バタン
「・・・」
──────────数分後
「えっさ!ほいさ!」
「お、二人の声が聞こえてきたぞ」
「なぜか祭りの神輿を担いでるように聞こえますわね・・・」
「マックイーン!着いたから開けてくれ!」
「はい」ガチャ
「えっさ!ほいさ!」
「お二人とも!鉢巻と法被はどこから調達したんですの!?」
「え?そりゃ普通にゴルシちゃん物置から・・・」
「何が入ってんだか」
「はぁ・・・とりあえず、このあたりでよろしいでしょう」
「ふぃーっ!久しぶりに箸より重いものを運んだぜ!」
「ゴルシ、それはダウトだ」
「あちゃあ、トレーナーにはばれるかあ」
「それじゃあ、やるか!」
「麻雀を!」
第一話終了です。ギャグの書き方がわからずこのような書き方になってしまいました。
陳腐な文章にならないように努力はしていますがやはり客観的にみると陳腐に見えてしまうのはどうにかしたいですね。