関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第十一話「ほんのちょろっと北陸ロマン」

 コンビニで弁当を調達してやって来たのは大阪駅11番線ホーム。サンダーバードやひだ、サンライズ出雲・瀬戸などの長距離列車が使うホームで他のホームとは違い、独特の旅情が漂っている。

 

 なお、今回の旅程は大回りをする関係で

 

 

 

 大阪→(東海道本線・湖西線 特急使用)→敦賀→(北陸本線)米原→(東海道本線)→草津→(草津線)→柘植→(関西本線)→久宝寺→(おおさか東線)→放出→(片町線・JR東西線)→大阪天満宮

 

 

 

 となっている。

 

 到着時刻になるまでは改札の連絡橋からトレインビューなどをして時間を潰し、到着時刻になる。

 

『まもなく7時ちょうど発、特急サンダーバード3号金沢行きが到着します・・・』

 

 やって来たのは9両貫通の683系4000番代。写真を何枚か撮った後、自由席のある6両目に乗り込む。

 

 以前乗車したくろしおとはまた違う座り心地のいい座席で、ここにいかにこの特急をJR西が重視しているかがよくわかる。

 

 列車は定刻通り7時に大阪駅を出発し、車内に流れる『北陸ロマン』のチャイムを聞きながら大阪にしばしの別れを告げる。

 

『車掌はJR西日本の西条と司馬が終点、金沢までご案内致します。次は高槻に止まります』新大阪を出てしばらくすると、車内改札をしに車掌さんがやってきた。なんかえらいどこぞのシスコン最強魔法師に似たような車掌さんである。

 

「失礼します。切符を拝見致します」

 

「ああ、どうぞ」

 

「・・・ん?天満宮・・・」

 

「ああ、今、大回りしてるんです」

 

 切符を見た時に車掌さんが首を傾げていたのでそう説明すると、

 

「大回り・・・成程。分かりました」

 

 事情を把握したらしい車掌さんは検札印を押してそのまま行ってしまった。どうやらOKだったらしい。

 

 その後は高槻、京都の順に停車し、湖西線に入る。湖西線は各駅停車や新快速では乗ったことがあるが特急で乗ったことは一度もなく、弁当を食べながら琵琶湖を眺めるという普段とはまた違う体験をすることができた。

 

 そうこうしているうちに列車は琵琶湖に別れを告げていよいよ北陸と関西を分かつ野坂山地へ。湖西線と北陸本線の分岐駅である近江塩津を通過し、いよいよ通常の大回りでは行くことが出来ない福井県へ突入する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 敦賀に到着したのは8時55分。

 

 もう少し写真を撮ろうと思ったがサンダーバードの停車時間は1分程度ですぐに発車してしまった。

 

 駅のホームの向こう側には今まさに建設中の北陸新幹線の敦賀駅が見えている。新幹線が敦賀まで延びた時は全てのサンダーバードが敦賀止まりになり、ここから福井方面も第三セクターに移管するという。俺個人としては青春18きっぷが使えなくなるかもしれないので少し寂しい。

 

 ここからは普通に鈍行を乗り継ぐのだが、次の新快速は9時23分。しかも自分の経験から近江塩津でも20分ぐらい待つ事はわかっていた。時刻表を見てみると12分に名古屋行きのしらさぎ4号があるとの事。ただ、さすがにこれ以上お布施を払うわけにもいかないので、20分×2待ちをくらうことにした。

 

「まあ、写真撮らなあかんし丁度ええか」

 

 そして折り返しが来るまでの間、香里奈から借りた一眼レフで写真を撮っていくのだった。

 

 今回はキリがええからここまでにしておこう。

 

 

 

 




どうも、柳芽帆奈です。
筆が進んだので本日二話目の投稿でございます。やっぱり大回り章は筆が進みますね!
ちなみにサンダーバードの車掌の二人はさすおにOP「grilletto」を聞いて執筆したらいつの間にか生まれたキャラです。もしかしたらまた登場するかもしれません。
それではまた。
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