関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第二十四話「阪急城下町、TOYONAKA」(中編)

 梅田駅で二人でしばらく待っていると聞き慣れた接近メロディが流れ、これから乗る千里中央行きが入線してくる。編成は今や6編成(2021年7月現在)のみとなったOsaka Metro最古参、10A系1124F。

 

 扉が開くと多くの人が降りていくが、それでも着席率は100%超え。仕方がないので席が空くまで待つことにした。まあ、新大阪過ぎれば空いてくると思うからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『西中島南方です。お忘れ物のないよう・・・』

 

「あ、空きましたよ」

 

「ホンマか、今のうちに座ってまえ」

 

 実際には一駅手前で席が空いたので、そこに座る。勿論、隣同士でだ。

 

 電車は快調に飛ばしていき、江坂駅に到着。ここが御堂筋線と北急線の境界駅になるので乗務員はここで交代。江坂を出ると景色がオフィス街から住宅街に変わっていき、ニュータウンに入ったことを実感させる。中津を出て以来のトンネルに突入するといよいよ千里中央は目前。そして駅に到着。

 

「いやー、着きましたね」

 

「おし、ほな早速行くk「あっ!」何や何やどうしたんや」

 

「1724を撮り忘れちゃいました・・・」

 

「1724?もしかしてあれか?元トプナンの?」

 

 彼女が言う1724号車とはこの編成の7両目に連結されている車両。これだけだとただの中間車のように聞こえるが、実はこの車両は元トップナンバーの1901号車。現在、トプナンの流れを汲む唯一の車両なのだ。いつ廃車になるかわからないので撮っておきたかったんだろう。しかし、

 

「はい・・・でもこの駅、ホームドアがあって車両が見えないんですよ・・・」

 

 千里中央駅にはホームドアが設置されているため、車両が上半分しか写らないのだ。

 

「うーん。まあ、安全のためやからなぁ。こればっかりは」

 

「それはわかっているんですけどね。やっぱりちょっと残念です」

 

 そんな会話を交わしながら改札を出る。

 

 ここからはバス移動だ。千里中央には北摂地域最大のバスターミナルがあり、何と12番のりば+αまである。しかも高速便以外は全て阪急バス一社に統一されているのだからすごい。ちなみに北急も阪急阪神のグループ会社。流石、阪急グループが牛耳る街、豊中である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ、どのバスに乗ればいいんですかね・・・」

 

 香里奈は腕組みして路線図とにらめっこしている。無理はない。千里中央からは北は豊能町のニュータウン、南は曽根駅、西は石橋阪大前駅の近くの井口堂、東はJR茨木駅まで路線が広がっていて、乗り場もバラバラなので知らない人は間違いなく迷うだろう。

 

「えっとな。このまま新御を北上するバスに乗ったらええから、この7番のりばのやつに乗ったらええで」

 

「ありがとうございます。知ってたんですか?」

 

「ああ、俺は乗り鉄やけど、バスもいけるクチやからな。いろいろ調べてるんよ」

 

「そうなんですね。じゃあ、早速いきましょう」

 

 言って俺達は今止まっているバス、85系統の如意谷住宅前循環に乗車。ここからのバスは途中のバス停までノンストップの急行便が出るが、このバスは各停留所に止まる便である。

 

 バスは10時17分に発車し、快調に新御を走っていく。

 

『次は、新船場北橋、新船場北橋です』

 

「ここで降りましょう」

 

「せやな」

 

 降車ボタンを押し、精算をしてバスを降りる。いよいよ工事現場のお目見えだ。

 

 




いかがでしたか?今回はバスの要素を取り入れてみました。実は、私も乗り鉄兼乗りバスなんですけど、鉄道ファンとバスファン両方を兼ねてる人っているんですかね?もし好評だったら、路線バス乗り継ぎの旅も書くかもしれません。それではまた次回。リクエストもお待ちしてまーす。
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