関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第四十一話「とある中央の特別快速」

7時37分、東京駅を出発。ちなみに座席は何とか確保出来た。

「でも、中央線の方は同じ電車なのにロングシートなんですね」

「そーだよ、昨日乗った3000番台はセミクロスだけど、この0番台は全部ロングシートだからね。だから約1時間このままだよ」

「1時間ですか・・・まあ、島田から熱海までの電車に比べたらまだマシですね」

「しかも、土日ダイヤで一番早いやつやからな」

一応説明しておくと、中央線には各駅停車と特急と快速のほかに、中野から西、立川まで快速運転する下りしかない通勤快速、通勤快速+荻窪・吉祥寺を通過の中央特快、中央特快の青梅線直通ver.の青梅特快、中央線最速、高尾まで快速運転する上りしかない通勤特快という5種類の快速、さらには平日と土休日で停車駅が違うので計6種類の快速が存在する。そのうち通勤が頭につく2種別は平日しか運転しないので今日みたいな土休日ダイヤの日はこいつが最速になるのだ。

ちなみに今乗ってる中央特快は同区間のただの快速より12分速いよ。

以上、白庭総一presents『中央線快速を知ろう』でした。

「そういえば、もうすぐあそこを通りますね」

「?、あそこって?」

「ほら、今通ってるよ」

俺が指差す先には上下線が広がって、その間にガラス張りのホームっぽい建物があるのが見える。

「ここはな、万世橋駅言うて、100年ぐらい前の中央線ってここが終点やってん。東京駅みたいな立派な駅舎もあったんやけど、東京駅まで伸びてから駅がショボくなって最後は無くなってもうてん」

「まあ、書類上は休止駅なんですけどね。それでさっきのは商業施設が出来た時にデッキになった部分なんですよ」

「へぇー、それは知らなかったな」

それから十数分して、電車は新宿を出発し、二つ先の東中野駅を抜けると、定規を引いたような直線区間に突入する。複々線は三鷹まで、直線区間自体は立川まであるという前面だけ見てると線路しか見えない恐ろしい区間や。

そんな区間を電車は緩行線を走る各駅停車を横目に見ながら、快調飛ばして西へと向かい、8時18分にとあるアニメの聖地・立川に到着。ここでようやく直線区間が終了。ここから高尾までは各駅に停まるので種別が消える。

ただ、何も話すことがなくなったので俺が好きな鉄道Youtuberの動画を見て時間を潰す。

そうしているとあっという間に時間がすぎて、1本見終わる間に高尾駅に到着した。

この高尾駅からは運転系統が一気に変化。本数が1時間に1〜2本まで減り、電車も新型のE233系から、他路線のお下がりの211系が大多数を占めるようになる。

今から乗る8時45分発の小淵沢行きも終点まで乗り通すと2時間39分かかるロングラン電車である。ちなみに、これは余談だが、1日1本だけここから245km先の長野まで5時間近くも走り続ける441Mという電車があるらしい。余裕ができたらぜひ乗ってみたい。

ここから先、お世話になるアルパインブルーとリフレッシンググリーンの『長野色』を纏う211系には元の所属の違いでオールロングの車両とセミクロスの車両が混在しているが、幸い、今回はセミクロスやった。ここでロングを当ててしまうと静岡以上の惨劇を見てまうからな・・・

「ほな、ちょっと遅いけど朝飯食うか?今はそんなに人もおれへんし」

「そうですね、そろそろお腹も空いたんで。じゃあ、平林さん。バッグ出してください」

「はーい」

言って紗里はエコバッグを出し、中から東京駅で事前に買った三種類の弁当を取り出す。

「ほな、食うか」

「「「いただきまーす!」」」

その後は三人でおかずを交換しあったりして和やかな雰囲気で8時45分の発車時刻を迎えた。

 




いかがでしたでしょうか?
ここからは少し小刻みになってくるかもしれません、なんせストックというものは作っていないもんで自分でもこの先の展開が読めないんです・・・
大阪に着くまで4、5話ぐらいでいこうって思ってるんですけどどうなる事やら・・・
まあ、気長に呼んでくれたら幸いです。
それでは次回。感想あったら是非どうぞ。
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