関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第四十八話「えっ、終わり?」

その後、8時台のターンでは紗里が藤代駅に到着。チェックポイント一番乗りを果たした。そしてそこからいろいろあって現在、11時のターンを迎えている。

 

ここで現在地を書いておくと・・・

 

【俺】豊橋

 

【紗里】上野

 

【香里奈】新函館北斗

 

となっている。ここで新幹線でスキップ扱いになっていた香里奈が戻ってくるが・・・

 

「そ、そんな・・・」

 

時刻表を見て絶望していた。何せ次に長万部方面へ抜けられる普通列車は14時59分発。函館に着いてからさらに2ターン動けないという状態に陥ってしまったのだ。

 

「で、でも59分ですから。後もう1分ずれてたら14時台も動けませんでしたからね」

 

などと自分に言い聞かせるように呟いている。何かかわいそうに見えてきた・・・

 

まず俺がルーレットを回す。えっと・・・『4』か。

 

ここからは快速が使えるので早速、新快速で刈谷まで向かう。この区間は快速がバンバン飛ばしてくれるのでありがたい。

 

「じゃあ、いくよ・・・おお『9』だ!」

 

紗里は一気に9駅進んで宇都宮線の白岡駅へ。しかもこの駅はカード駅なのでカードが入手できる。その内容は・・・

 

「クラシックカード『白鳥(I)』?」

 

こいつ、やばいカードを引きやがった。クラシックカードは廃止になった特急や急行、長距離鈍行に乗ることが出来るカードで今、紗里が引いたカードはかつて日本最長距離を誇った大阪〜青森間を走った昼行特急『白鳥』に乗車可能なカードなのだ。

 

「へー、すごそうなカードだね」

 

ただ、紗里は今のところは使いどころがなさそうやけど、この後に要注意やな・・・ていうかクオリティやけに高いな。完全に本家超えとるで。

 

その後も白熱した展開は続く。

 

〜第10ターン(15時)〜

 

俺は今、京都駅までコマを進めている。ルーレットは『2』が出たので、新大阪へ。紗里は黒磯に到着して、さらに北上した豊原からスタート。ルーレットを意気揚々に回すが・・・

 

「ホァッ⁉︎」

 

何と『1』だけだった。これでは白坂か黒田原しか行けない。

 

「ハァ、新白河にも行けないなんて・・・ショック」(@_@)

 

仕方ないなと言って紗里は白坂駅にコマを進める。

 

香里奈は前のターンで『2』を出したので大沼駅からスタートだが、大沼発の普通列車は17時46分発までないのでまた2ターン休みになってしまっている。ちなみに、この時点で香里奈は今日中の普通列車での札幌到着は不可能になっています。ご愁傷様(笑)

 

「わ、笑わないでください!北海道は列車の本数少ないし、でっかいどうなんですから仕方じゃないじゃないですか!」

 

よっぽど嫌やったんやろうか・・・涙目になっている。

 

〜第11ターン(16時)

 

俺の番が回ってきたのでガイドブックのクーポンで新幹線に乗車する。ルーレットで出たのは『8』。これで福山乗り換えで一気に厚狭まで行くことが出来る。そのかわり、2ターン休みになるが。

 

その後は紗里は『2』を出してしまい、白河止まり。ここに来て急に牛歩になったな。

 

その後は俺がチェックポイントの厚狭に着いたこと以外は特にゲームは動くことなく、時間が進んでいった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜第108ターン目(17時)〜

 

・・・え?飛ばし過ぎやって?何、何十ターンも飛ばしてんねんって?しゃあないやん、特に書くとこなかったんやから。ただルーレット回す所を何十回も繰り返し書くなんてシュールにも程があるやろ。

 

という訳で気を取り直して、現在の場所

 

【俺】蟹田(津軽線)

 

【紗里】小月(山陽本線)

 

【香里奈】魚住(山陽本線)

 

現在、俺と紗里はチェックポイントを何とか回り終えてゴールの東京駅に戻る途中、香里奈が二つ目のチェックポイントの日豊本線宗太郎駅に向かっている所だ。これだけ見れば香里奈が圧倒的不利のように見えるが、香里奈はどっかの駅で『凱旋カード』なるものを手に入れていて、このカードを所持しているプレイヤーが最後のチェックポイントを回ると、その時点で当該プレイヤーはゴールの東京駅にワープ、すなわち、香里奈が宗太郎に着けば、東京駅に戻ることなく大逆転勝利をしてしまうのだ。

 

なので、現在は俺と紗里が東京駅に着くのが先か、香里奈が宗太郎駅に着くのが先かという勝負になっている。

 

しかも、紗里が『日本列島総ローカル線化カード』というカードを50ターン目ぐらいで発動していて、それのせいで新幹線は各停の種別、在来線は特急、急行、新快速、特別快速、通勤快速の類が使えず、使えるのは普通と快速のみ、しかも効果は基本的に永続。これが出された時は殴り合いの喧嘩になったな。

 

一応、解除は出来るが、それをやるためには地方交通線を3つ以上全線完乗しなければならないので、この状況では事実上不可能。

 

「やばいな・・・」

 

紗里が余計なことをしてくれたせいで、終わりが見えかけていたのに、いつ終わるかわからない状況に逆戻りしてしまった・・・ってあれ?そういや、今何時やったけ?

 

「なあ、香里奈。今何時やったっけ」

 

「今は・・・あ。もう6時過ぎですね」

 

「ヤッバ!それじゃああたし達、10時間ぐらいやってたってこと⁉︎」

 

「どないする?どっかの誰かさんが変なことしたせいで、終わらなくなりかけてるけど」

 

「うーん、じゃあゴールに一番近い人が優勝でいいですか?」

 

「せやな・・・まあ、俺はかなり遠いし、紗里と香里奈がほぼ同じくらいやから、二人の優勝でいいんちゃう?」

 

「いいんですか?」

 

「別にええよ。なんか商品が出るわけでもないし」

 

「「やったー」」

 

そんな訳でこのゲームは香里奈と紗里の優勝ということで終了。後片付けをして二人は帰っていった。

 

唐突に終わったのは許してくれ。

 

 




かなりグダグダになってしまいました・・・
このまま進めるとずっとすごろくを続ける羽目になるんで、ちょっと強引に打ち切っちゃいました。
なので、少し無理のある構成だったと思いますが多めに見てくれたらありがたいです。
次回はまだ内容は未定ですが、本来の鉄道旅に戻るので安心して下さい。
それでは次回。
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