第五十二話「Let's go ASsooNAS!」
「か、香里奈。どないしたんや」
「実はですね、今度、一緒に行きたい場所があるんですよ」
「行きたい場所?別にええけど・・・」
「ありがとうございます!それじゃあ、時間と場所は追って連絡しますね」
言って香里奈は部室を後にしていった。
「・・・ほな、行くか。場所は俺が決めてもええ?」
「どうじどうぞ」
俺たちも続いて部室を後にする。
それから俺達は『
「お兄ちゃん・・・ここって居酒屋やんね」
「せやけど?」
「いや、大丈夫なの・・・その、未成年がこうやって集まっても」
「ハハ、居酒屋に未成年が入ったらあかんなんてどこの法律や条例に書いてあるんや。酒を飲んだり、10時以降も店におらんかったらええ話や。それに、この店は隆の知り合いの、宮浦さんって人がやってる店やからな」
「そういうわけやないんやけど・・・もういいや」
遥はどこか諦めたようにため息を吐く。
「おし、ほな頼もか」
俺は店員に注文を伝え、料理を持って来てもらう。
「改めてやけど・・・隆。おかえり」
「おう!」
俺は隆と(烏龍茶が入った)ジョッキで乾杯をし、友達の再会を祝った。
それから何日かが経って日曜日。俺は早朝の誰もいない阪急大阪梅田駅にいた。あの後、香里奈から『5時に阪急梅田集合でよろしくお願いします』と言われていたのだ。アイツ、どうやら始発で来るらしいが、谷町線はまだ電車が動いていないので、俺はわざわざ都島から徒歩で来る羽目になった。ちくせう、でもこれも可愛い彼女の頼みやし・・・
そんな事を考えていると、宝塚線の始発電車が梅田駅に到着。降りて来た人はまばらで、その中から白いロングの美少女を見つけるのは容易だった。
「おーはよーございます!」
「香里奈・・・元気やな」
紗里といい、香里奈といい、なんでこんなに俺の彼女は元気なんやろう・・・永久機関でもあるんか?
「それじゃあ、総一さん。これをどうぞ」
香里奈が1枚の切符を俺に渡して来た。あ、『阪急阪神1Dayパス』か・・・
「それじゃあ、早速行きましょうか」
言って早速、5時ちょうどに出発する京都線始発の京都河原町行きに飛び乗る。車両は8300系の復刻編成『classic8300』やったな。
「それで、香里奈。今日はこんな朝っぱらから何をするんや?」
「総一さんは、アズナスって知ってますか?」
「アズナス・・・ああ、エキナカのコンビニのやつか」
説明しよう!アズナスとは阪急阪神が展開する独自のエキナカコンビニのことで、基本は阪急と阪神の駅構内に店舗を置いている。ちなみに、日本初のエキナカコンビニを作ったのも実はここである。
「実はですね・・・アズナスって無くなっちゃうんですよ」
「えっ、それホンマか」
「はい、全部○ーソンになるんですよ」
「○ーソンか・・・なんか意外やな。ちゅうことは、からあげ○ンが食えるかもな」
「それで今、消えゆくアズナスを写真に写真に記録してるんですよ。既に宝塚線のアズナスは大体制覇したんで、後は京都線と神戸線なんですけど、どうせなら一緒に行こうかなって」
「ゲッ、長くなりそうなやつや」
「フフフ、もう逃げられませんよ」
香里奈がしてやったりと言わんばかりの笑みを見せる。
「ハハハッ、分かった分かった。もうやけや、とことん付き合ってやろうやないの」
「それでこそ、総一さんです」
こうして、丸一日、アズナス巡礼に出向くことになった。
今回からは全店のローソン転換が決まっているアズナス編をお送りします。一昔前はam/pmとか、ソルティーとか、サークルKとかたくさんあったんですけどね・・・今は大体大手三社にまとまっちゃってるんで、寂しくなりますね。ただ、最近は阪急ネタしか思いつかないんで、そろそろ他のネタをぶっ込んでいきたいですね・・・
アイデアあったら活動報告にリクエストお願いします。
それでは次回。