関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第五十三話「Allons à asnas!」

「それで香里奈さんヨォ、まず最初はどこに行くのよ?」

 

「そうですねぇ・・・淡路は全部閉まっちゃってますから、まずは南茨木を目指しましょうか」

 

 最初の目的地は南茨木となったが・・・一つ疑問が。

 

「行くのはええんやけどさ・・・この時間からは空いてへんやろ」

 

 アズナスって早くても6時ぐらいにならへんと開かへんのちゃうんかったっけ・・・

 

「確かに開いてませんけど、今回は店の外観を撮るのが大きな目的ですからね。レシート集めだったらアレですけど・・・流石にお金が・・・」

 

「ふぅん、小遣いいくらもらってるん?」

 

「そうですね・・・大体月に1万5000ぐらいですかね・・・」

 

「あれ?思ってたより少ないな・・・てっきりもっと貰ってるんかと思ってた」

 

「両親が若いうちに浪費癖をつけておくのはよくないって」

 

「結構しっかりしてるんやな・・・」

 

 そんな会話をしているとあっという間に南茨木駅に到着。

 

 改札を出るとすぐに目的のアズナスが見えてくる。勿論、シャッターが下されている。香里奈は早速、例の高級カメラを取り出して写真をパチリ。撮った写真を見て満足そうに頷く。

 

「じゃあ、撮れたんで次行きましょう」

 

「おう」

 

 次にやって来たのは46分発の同じく京都河原町行き。さっきのと同じ、早朝しか見られない、河原町まで優等列車の待避を受けずに逃げ切る電車である。

 

 この電車で次は隣の茨木市へ。

 

 主要駅ということもあって、複数の店舗がある。まず最初に向かったのは改札のすぐ側にある小さいアズナス。こういう形態は『アズナスエクスプレス』という名前になっている。

 

 まあ、シャッターが閉まってるんやけど。

 

 この後、改札周辺を巡り終えて、改札内に戻り、この日3本目の普通に乗車。高槻市へと向かう。高槻市駅は特急停車駅かつ昼間のほぼ全ての普通が折り返す程の主要駅だが、意外にも無印のアズナスはなく、エクスプレスが1店舗あるだけ。

 

 なので、撮影はすぐに終わった。

 

 そしてこの日4本目の普通京都河原町行きに乗車。次の目的地は京都府内なので、ここでようやく大阪府を脱出することに。

 

 初めは長岡天神を目指していたが、既に閉まっていたことがわかり、更に北へ向かうことになった。

 

「香里奈・・・あと京都線のアズナスって何駅残ってるん?」

 

「そうですね・・・今日の時点だと、東向日と桂と大宮が残ってますね」

 

「うわ、結構残ってんな・・・」

 

 その後も途中下車を続け、何とか大宮店までたどり着き、京都本線は制覇。

 

 7時14分発の快速急行で一気に十三へとんぼ返りを決める・・・

 

「何を言ってるんですか?淡路で降りますよ」

 

 えっ?淡路は全店閉まってるんちゃうんか・・・

 

「千里線を忘れてませんか?」

 

 あっ・・・千里線か。

 

 という訳で十三に行く前に淡路で下車し、千里線に乗り換える。

 

 電車は7時51分に出発。しばらくは高架化工事真っ只中の区間を進む。個人的には下新庄駅が結構おもろいなって思うんですけどね。というのも、この辺りで東海道新幹線の高架を跨ぐ関係で、高架化した暁にはめちゃくちゃ高い駅になるのだ。多分、河堀口とかと同じぐらいなんちゃうんかな。高架化予定の区間が終わると、途端に大きなカーブを描き出す。途中の千里山まではこんな風にグニャグニャしたルートを進んでいく。

 

 だが、千里山を出ると一気に直線区間へと変貌。ニュータウンの路線らしくなる。

 

 そして南千里、山田を巡って京都線系に残るアズナスは全店制覇。しかし、俺達は梅田方面に引き返さずに、そのまま改札を出て行く。

 

 え?お前らどこ行くんやって?まあ、どこに行くかは次の機会に話すわ。




いやぁ、難産でした・・・コイツらコンビニに行って写真を撮ってるだけですからね、話が単調になりやすいんですよ。多分これからもこんな展開が続くので温かい目で見てくれれば幸いです。
それでは次回、感想等あればどしどし下さい。
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