関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第六十話「さあ、答えろ」

「あ、そういえば部長。大事な話があるって聞いたんですけど」

 

「そうそれや!やっと本題に入れるわ。実はな、今日来てもらったんは他でもない。次期部長についてなんや」

 

「「「「「⁉︎」」」」」

 

 そうか、もうそんな時期やったか・・・

 

 この学園では部活の部長の任期は1年間と定められていて、その交代日となる日が近づいているのだ。2年生部長の場合だと、部員の総意次第で続投も可能で、俺が知っている限りやったら茶道部、アルティメット部、ホスト部、映像研究会がこれにあたってたはず。しかし、うちの部長の岸辺弦一郎はご存知の通り、3年生。という訳で新たな部長を決める必要に迫られているのだ。

 

「成程・・・では、一体誰にするんですか?」

 

「2年生から選ぼうとおもてるんやけど・・・正直言うと決めかねてんねんな・・・」

 

「「「「「・・・」」」」」

 

「一応、入部したての桜川を除いた2年生組3人に絞ってあんねんけど、みんな部長としてやってけそうなポテンシャルがあるから」

 

 どうやら部長候補は俺と香里奈と紗里のようだ。

 

「それじゃあ、どうやって決めるんですか?」

 

「それはな・・・鉄道クイズや」

 

「「「鉄道クイズ」」」

 

「せや。やっぱり、伝統ある鉄道部の看板を背負う以上、鉄道知識に精通していないと話にならん。そこで、鉄道部の部長になるにふさわしいやつをクイズで決めようっちゅう訳や」

 

「成程・・・」

 

 香里奈が腕組みをして考えるそぶりを見せ、紗里もなにか考えているようだ。それにしても部長をクイズで決めるって・・・まあ、選出方法は各部に任されてるから別にクイズでもええんやけど。

 

「まあ、やってみたいっていう気持ちはあるねっ☆」

 

「そうですね。自分で部のあり方を決められるって言うのもいいですし」

 

「俺もやりたくない言うたら嘘になるな」

 

「おし、ほな決まりや!ちょっと準備するから待っとき」

 

 言って部長が部室から出ていき、何処かに行った。

 

「・・・それにしても、まさか恋人同士で闘うとはな」

 

「ええ、でも総一さん。私、負けませんからね!」

 

「フフフ、あたしも全力で勝ちにいくよ☆」

 

「おう、望むところや!」

 

 三人で火花を散らしあっていると、

 

「「あのー。俺達の事、忘れてませんか?」」

 

 苦笑を浮かべる隆と圭人。あっ、ごめん置いてけぼりになってたね。

 

 そこから数分待っていると・・・

 

「お待たせ!」

 

 部長が道具を何個か携えて戻ってきて、それらを机に配置していく。その中にはクイズ番組とかでよく見る、ボタンを押すと○が書かれた板が立つ機械もあった。要はめちゃくちゃ本格的に作っている。

 

「いやー、一度やってみたかったんよ。クイズの回答者」

 

 いや、部長。それが本音やろ。

 

 ガヤガヤ

 

「?おい、なんか人が集まってへんか」

 

「あ、ギャラリーの皆さん。どうぞどうぞ、入ってください」

 

 おい、ギャラリーまで呼んどったんかい!鉄道に興味があったんか、クイズに興味があったんか、それともただのミーハーなんか知らんがいっぱい来たな。

 

 訳のわからない状況に戸惑っている俺たちを他所に、部長が声高らかにクイズの開始を宣言する。

 

「それでは、ハーレムカップルによる部長職争奪、鉄道クイズを始めたいと思います!」

 

『ワァァァァ!』

 

「「「おい、岸辺ッ‼︎!」」」

 

 なんちゅう文句でギャラリーを集めとんねん!でも事実やから言い返せへん・・・

 

「このクイズは作者の予定によって問題数が決まるという自由度が高いssならではの仕様となっていて、全問題終了時に最も得点が高かった人が第42代鉄道部部長となります!」

 

「本当に珍しい仕様ですね・・・」

 

「おい、作者!とっとと終わらせてくれよ!」

 

 うーん、どうしよっかなぁ。

 

「それでは参ります、第1問!」

 

 




という訳で、今回からはクイズ大会編となります。
本来は、これがARラリーの後やったんですけど、色々あってこっちを先にします。
そういえば、この小説ももう60話行きましたね。とりあえず100話いきたいな・・・
感想等くれると非常にありがたいですし、執筆の原動力になるのでいつでもお待ちしています。
それでは次回。
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