関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第六十二話「部長選抜クイズ(中編)」

『・・・ャトーはレジャービル♪、グランシ◯トーへいらっしゃい!』

 

「はい、CMが明けたところで第四問にまいりましょう。問題!」デッデン

 

 どうやらクイズ再開のようだ、しっかし、グラ◯シャトーのCMって最近あんまり流れへんくなったなぁ・・・えっ、何でCMが流れてたんやって?細えことに首突っ込むんやないよ。

 

『第四問 交直両用特急電車である485系のうち、ジョイフルトレインに改造されずに残っていた最後の編成名を答えよ(早押し)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うわ、ムッズいの来たなぁ。これ何の編成やったっけ。新潟のやつやったってのは覚えてるんやけど。

 

 ポーン

 

 まず最初に押したのは香里奈。

 

「ふふっ、こんなの簡単ですよ。私、お父さんにこれを撮るためにわざわざ糸魚川まで連れてってもらったんですから。これで正解出来なきゃ、コスプレしてやりますよ!」

 

「おお、自信満々ですね。では答えをどうぞ!」

 

「答えは・・・R26編成です!」

 

『・・・』

 

 部室に数秒の間、沈黙が続く。そして、

 

 ブブーッ!

 

「⁉︎」

 

「残念、不正解です!朝潮候補はお手つきということでこの問題の解答権を失います」

 

「」

 

 ポーン

 

 すかさず回答ボタンを押したのは紗里。こちらも自信満々な様子だが・・・

 

「平林候補、答えを」

 

「はいっ、R28編成でーす☆」

 

 ピロピロピローン

 

 こちらは正解。車両鉄の意地を見せた。

 

「朝潮候補も惜しかったんですけどね、R26編成もR28編成も最後まで生き残っていた一般車グループなんですけど、R28編成の方が3日廃車日が遅いということで、正解はR28編成でした、正解者に拍手!」

 

 パチパチパチパチ

 

「そして、朝潮候補は罰ゲームとしてコスプレをしてもらいます!」

 

『ワァァァァ!』

 

「ちょっと待って下さい!何でそんな・・・ハッ!」

 

 香里奈は抗議の意思を示そうとするが、さっきの発言が原因であることに気づき、すっかり意気消沈してしまう。

 

「そ、それで何をを、き、着せるんですか?」

 

 さっきまでの威勢は何処へやら、汗はダラダラ、顔色はすっかり青ざめてしまっている。

 

「「「ハイ!それについては我らにお任せ頂きたい!」」」

 

 そんな声が群衆の中から聞こえるのと同時に、群衆がモーセのアレみたいに二つに分かれ、その中央から何人かの生徒が現れる。

 

「あ、あれ?貴方達は」

 

「私達はコスプレ同好会!コスプレのことなら私達にお任せ下さい!」

 

 そんな同好会があったんや。まあ、ホスト部があるぐらいやったらこれがあってもおかしないかな。

 

「そ、そうですか。ならどんな衣装がいいでしょうか」

 

 突然のコス研の登場に戸惑いながらも部長は三人にそんな事を言う。

 

「それなら、この衣装はどうでしょう・・・」

 

 言って部員の一人が衣装を取り出し、香里奈を連れてどこかに向かう。

 

 数分後、香里奈が衣装を着て戻ってきたが・・・

 

「そ、それは!」

 

「は、恥ずかしい・・・」

 

 その衣装は、黒を基調とした露出度の高いスーツに、裏地が赤いマント、ロングブーツ。しかもね、香里奈って結構でかいんですよ。何がとは言わへんけど。やから非常に目の保y・・・ゴホン!やり場に困る衣装だった。

 

「これって・・・」

 

「そう、某ミルキィな探偵の敵役、アンリエット・ミステール、またの名を『怪盗アルセーヌ』でございます」

 

『ワァァァァ!いいぞぉ!』

 

 その場にいた群衆、主に男子が野太い歓声を上げる。でもなぁ・・・

 

「おい野郎ども。野太い歓声上げるんは勝手やけど、彼氏がすぐそばにおんのを忘れんなよ・・・」

 

『は、はぃ・・・』

 

 俺が少しドスの効いた声でそう言うと、たちまち歓声は鳴りを潜める。

 

「でも、この姿の香里奈も・・・悪くない」

 

「うう・・・」///

 

「おい、そこのカップルさん、イチャイチャするんはクイズが終わってからにしてくれよ」

 

 あ、そうやった。今クイズやってるんやったな。

 

「それでは気を取り直して、第五問!」

 

『第五問 現在世界で一番長い鉄道トンネルの名称を答えよ。(早押し)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラァ!」ポーン

 

 問題が表示された途端、ものすごい速さでボタンが押される。押したのは・・・香里奈。

 

「速いですね・・・それでは、答えをどうぞ」

 

「ゴッタルドベーストンネルです」

 

「・・・正解」ピロピロピローン

 

「・・・はぁ、もう吹っ切れました。折角、怪盗のコスプレしてるんですから、部長の座も華麗に頂きましょう」

 

 そう言い放った香里奈の声は、なんかいつもと少し・・・いや、結構違っていた。

 

「総一さん、ここからは本気で行きます」

 

 や、ヤバい・・・完全に目がイってる。

 

「ど、どうしよう。ちょっと怖いよ・・・

 

 紗里が涙目で俺の腕に抱きついてくる。当然、そんな事をすると・・・

 

『クソッ、このハーレム野郎が!』

 

『リア王・白庭総一に死を!』

 

 あんな風に火に油を注ぐ結果になってしまいました。ああ、神様仏様お客様。私は何か気に障る事をしてしまったのでしょうか?

 

 しかし、そんな事を考えてもしょうがない。やってやろうやないの。

 

 




お待たせしました・・・3日ぶりの投稿でございます。
えー、Vやねんが13年ぶりに復活してしまいましたね。阪神も中盤失速しましたけど、なんやかんや言って貯金は21あるんですよね。それで優勝出来へんって・・・やっぱりあの乳酸菌飲料を飲めば強なるんかな?
ただ、オリックスは優勝したので、後は関西ダービーの実現してもらうべく、ダメ虎にならない事を願うばかりです・・・
野球の話題ばっかりになってしまいましたが、とりあえず次回で部長が決定します。ちなみに、香里奈ちゃんが扮した怪盗アルセーヌは彼女の中の人繋がりです。良かったら当ててみてください。
それでは次回。感想等お待ちしています。
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