関西人の関西人による関西人のための鉄道旅行記   作:柳芽帆奈

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第七十一話「(休符)」

 淀屋橋に到着するとすぐに車外に出されてしまう。俺は全線のフリーチケットという有効な乗車券を持っているので別にこのまま車内にいても何ら問題はないのだが、こういうクロスシートがついてたり、特別な車両が連結されていたりする様な車両だと車両整備の名目で一旦車外に放られてしまうのだ。これは阪急の9300系とかも一緒やったはず。え?8000系の8004F〜8007F?知らない子ですね。そんな話は置いといて、中では丁度乗務員の操作で一斉に車内のシートがバッタバッタと進行方向に方向転換しているところだった。

 

 そして、再び扉が開く。今度は15時38分発の特急出町柳行きとして再び京阪間を駆けずり回る事になるのだ。

 

 そして、そのままその折り返しの特急に乗車して次に向かったのは枚方市駅。

 

 多分、せっかく来たのに来た道戻るって淀屋橋まで行く意味はあったんかなんて言われるやろう。まあ、気にするな。

 

 というのも、京阪の中でまだ乗っていない路線があるのだ。もう枚方市に行った事から察しとると思うが、交野線である。

 

 交野線は枚方市から南へ一直線に下っていき、私市までを結ぶ路線。はるか昔はその先の清滝峠をぶち抜いて生駒まで延ばす計画があったらしいが、おじゃんになって、結局バス連絡になったらしい。

 

 交野線ホームに入ると、すでに電車が止まっていた。車両は10000系、元は支線専用の形式やったはずやのに、何故か他の8両編成から1両づつぶんどって7両編成で本線を闊歩しているアイツである。その為、支線で見る機会は以前よりは少なくなっている。

 

 16時2分に枚方市を出発。最初にカーブこそあるものの、そこから先は終点までほぼ一直線に南下していく。伊丹線にそっくりやな。

 

 そこから特に書くようなところはなく、14分ほどで終点の私市駅に到着。

 

 ちなみに、これで『きさいち』と読む。大阪にはたくさんの難読駅名があるが、ここも相当やろう。

 

 そういえば、こっから生駒の近くまで下れるバスがあるって聞いたけど・・・

 

 三角屋根の特徴的な駅舎から少し歩いた国道にバス停があったので見てみると・・・

 

「あらら」

 

 掲示されていた時刻表には10時39分発と16時9分発の二本しか書かれておらず、しかも、平日の運行はない。

 

 しかし、俺の興味は本数ではない。

 

「田原台ってどこや・・・」

 

 田原台という耳馴染みのない地名に気が向いていた。

 

 調べてみると、田原台というのは清滝峠の先にある住宅街で、住所こそ大阪府四條畷市だが、地理的に生駒との結びつきが強く、市外局番は一部を除いて生駒市と同じ番号、バスも生駒駅からの奈良交通の方が1時間に4本と圧倒的に多い。四條畷からのコミュニティバスと合わせても足元にも及ばへん。

 

 まあ、峠を隔ててるから当然と言っちゃあ、当然なんやけど。

 

 ちなみに、最初で言った生駒までの直通バスは奈良交通が東生駒まで出していたらしいが、もう2000年台初頭には既に廃止されていたらしい。

 

 ただ、ここから先に進めず、周辺をぶらりと歩いても、これといったものはないので駅へと引き返す。

 

「次、何分やったっけ・・・50分?」

 

 どうやら気付かないうちに電車を逃していたらしく、13分待ちをくらうことになったようだ。

 

 そして、少し待ってやってきた電車で枚方市まで戻り、17時8分発の準急でラストスパート。本当はもうちょっと乗ってたかったが、どうしても外せない所用があるのでやむなく断念し、守口市で下車する。

 

 そして、徒歩でシバスのバス停まで行って、帰宅の途につく。なんやかんやあったけど、充実した日を過ごせたな・・・明日から頑張ろか。

 

 




大変お待たせしました!
一週間ぶりの更新ですね・・・もう一つの話の更新に力が入ってしまった・・・
とはいえ、なんとか京阪編を完結出来ました!
そして今後なんですが、予定が詰まっていて、さらに鉄ネタが枯渇ぎみになっているのでしばらく投稿期間が空きます。今後、新しいネタを仕入れたら投稿するので気長に待っていただければありがたいです。
それでは次回、またお会いしましょう。

(唐突の宣伝!)
もう一つの「鉄のハーレム堪能記」は投稿を続けるのでこちらも読んでクレメンス。
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