アレスのところに英雄がいるのは間違っている 作:織田三郎ノッブ
さて、なんやかんやあってもう5歳になる。ていうか、今から誕生日パーティーだ。さすが、王族の誕生日だけあって規模がでかいんだがなんか今までで一番規模がでかいなーって思ってたら、あれだ、俺は今日[アレス・ファミリア]に入団するらしい。そう!
『ふむ?私は存じ上げませんよ?スキルというのは心の在り方によって発現するものらしいので病魔に冒されない体にならと言うのはおそらく間違い無いと思いますが』
あー、なるほど心の底から願っているからか。まー前世ではやばかったからなー。あんな思いは2度どごめんだ。そういや、ダンまちのスキルの名前って漢字4文字だよな。あっ、3文字のもあったか。なんか、かっこいい感じのがいいな。
『それより、よくぞ並列思考を習得なさった。私も師として鼻が高いですぞ!』
そうなのだ。なんか習得できてしまったのだ。並列思考。おかげさまで、常に脳内でレオニダス師匠と稽古をしながら生活を送っている。さすがレオニダス師匠!スパルタ!ってかこの国も結構やばいけどな!基本的にどっかの国と戦争してるみたいだし。まぁ、アレスのせいなんだけどね。なんでダンまちのアレスってああなのかねー。これから眷属になるわけだけどさ。
『個人的にあの者がアレス様だと信じたくはないですが、原作とやらを見る感じアレス様のようですな。計算が足りていないようですが。どちらかというと、脳にも筋肉が詰まっているスパルタ兵のような気があるような』
なんかレオニダス師匠がアレスをボロクソに言っているが。おっ、呼びに来たな!いよいよパーティーが始まる感じか。父上と母上と兵士数人と一緒に大広間に入る。はん!アレスが偉そうに玉座に座ってやがる。その下の段にも立派な椅子が3つあるからあそこに座る感じか。フカフカしてそうな椅子だな。ギャーやめて母上!抱っこしないでー!1人で座れるからー!はー、結局、母上の膝の上かー。
「これより!アレス様より我が息子ラクラス・ウィクトリクス・ラキアに恩恵を与えてもらう!」
叫んでんのはあれな。父上な。えーと、それで宰相ポジションみたいな感じで父上のそばに控えているのが産まれた時になんかいた長い髭の爺ちゃん。ジグロス・ラムネリアっていう、大層な名前があるんだけど。俺はラム爺って呼んでる。ラム爺はLV2で魔道具も作れたりしてすごい爺ちゃんなんだけど、アレスの信者だった。てか、俺いつの間にか一人称が俺になってたな。前世では、僕だったはずなんだけど。まぁ、いいか。
「ラクラス、アレス様の前に!」
呼ばれたから、母上の膝から飛び降りてトテトテとアレスの前まで歩いてく。なになに?背を向けろ?ああ、そういや刻むのって背中だっけ。うお!チクチクすんな。ちょっとくすぐったいし。いやードキドキすんなー。なんか良いよなこの瞬間。なんか生まれ変わるって感じがする。まぁ、1回生まれ変わってんだけどさ。お?手が止まったな。終わった感じ?なんか嬉しそうな顔してるぞ。
「ラクラスは既にスキルが発現していた!それも優秀なスキルだ!よってラクラスを次期国王とする!」
え?あれ?
ラクラス・ウィクトリクス・ラキア
LV1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
《スキル》
【
・早熟する。
・常時、「耐久」に高補正。
・異常無効。