アレスのところに英雄がいるのは間違っている 作:織田三郎ノッブ
というわけで、アレスの宣言によって次期国王に決まってしまった俺なんだが。あの後、アレスっつー馬鹿神を除いてきちんと話を聞いた感じだと俺が国王になるのは間違いないみたい。ラム爺が言ってた。
『あのラム爺というご老人は、若かりし頃はさぞや名のある戦士だったのでしょう。所作に戦士のそれが見受けられました』
ほえー。そうなのか。今は見た目がヨレヨレの爺さんだしなー。俺にはそういうの全然わからん。
『経験を積んでいけば、そのうちわかります。あの駄神がそういう目を持っているのかは、怪しいところですが』
すっげーアレスに対するあたりが強いな。師匠。あれ?そういえばレオニダス師匠の国のスパルタって、アレス様が国の神様じゃなかったっけ?
『ええ、その通りですぞ。なのであの駄神がアレスという名前なのは心底認められないのです。我が弟子を国王に決めた点だけは評価できますが』
けどさーあの感じ、アレス絶対深く考えてないよな。「アッなんかすごいスキル発現してる!王様にしたろ!」みたいな簡単な考えで実行してそう。もし、あれで実は他にも王様候補がいて、その王様候補の不満が爆発して反乱とかになったらどうするつもりだったんだろう?まぁ、鎮圧はできるんだろうけどな。実際スキルはすごかった。そーれは認めよう。スキルを羊皮紙に書いてくれたから、見せてもらったけど。異常無効の他に耐久が上がるのと、早熟するってのがあったな。異常無効とかは病気にかからないみたいな感じだろ?で、耐久が上がるのは戦闘時とかじゃなくて常にだったのは優秀。早熟すろはそこらの人よりは結構早くなるんだろうけどさ、主人公の【
『レベルアップというのは、確か偉業を達成するのでしたかな?』
そう。神に、世界に認められる偉業を達成する。そうすることでレベルアップすることができる。そう考えるとダンジョンっていうのは常に
「なんだ『ほう、そんな国があるのですか。どのくらいの強さで?』
確か最終的にLV6が2人かな?そうだったはず。ていうかさ、アレスって良いところあるか?神様の中でも割とやばい部類だよな。原作でのオラリア攻め込んだ時とかやばかったかもん行動が。行き当たりばったりっていうか、考えなしっていうか。基本、ボッコボッコにされてた記憶しかないんだけど。あれは、普通に考えればまず勝てないって理解できると思うんだけどなー。まぁ、魔剣を打てるヴェルフが狙いだったらしいけどただ1人が魔剣打てるだけでかつてのラキア王国の隆盛が取り戻せるって考えてたのなら、やっぱり馬鹿だよなー。いやー、本当この国の今後が心配だな。
『ラム爺殿ではあの駄神を諌められませんか?』
多分、ラム爺はアレス信者だから止めてくれないだろうなー。あれ?そうすると、アレスを抑えてくれる人がマジでいない。そういやヴェルフってどうなってるんだろ。まだ生まれてない感じか?精霊の加護をクロッゾの一族の中で唯一持ってるし、魔剣は打たせるつもりはないけどLV2にだし、ラキアでは貴重な戦力になってくれるだろにな。なんとかできないかねー。そういえば父上が次期国王だから、今のうちからそば付きをつけるって言ってたな。ラム爺に人選は一任したらしいけど。女の子だといいなー。前世だと幼馴染とかいなかったからな。そういうのに憧れるんだよ。ラム爺たのむぞー。
「なん.....だと」
父上はなんか難しい顔してるが関係ない。間違いなく俺にとっては青天の霹靂だ。大事件だ。なんたってそば付きが女の子だったばかりか、ダークエルフとエルフの美少女だったのだから!2人だぞ!2人!さすがだぜ!ラム爺!お手柄だ!
「彼女らがラクラス殿下のそば付きです。今後ラクラス殿下の身の回りの世話や警護は彼女らが担当します。大丈夫です。彼女らの実力はそこらの兵士には引けをとりません。我が国が誇る大将軍2人が太鼓判を押すほどですぞ。年齢も9歳とラクラス様に近いですし、ほれラクラス殿下にご挨拶を」
「ゴルゴーと申します。ラクラス殿下、どうぞよろしくお願いします」
「リベルテと申します。ラクラス殿下、どうぞよろしくお願いします」
おー、エルフの美少女がゴルゴーさんでダークエルフの美少女がリベルテさんか。よし!覚えた!
『周囲に女性がいるからと鍛錬に手を抜かないように気をつけなければいけませぬぞ』
わかってるぜ!レオニダス師匠!後悔して、死にたくはないからな。気は抜かない。けど.....、ニヤニヤするのは許して。
王の執務室。ほとんどの国政が国神アレスによって左右されていても、王の執務室は当然ある。その執務室にてラクラスの父たる国王マルティヌスと王家の相談役たるかつての大将軍ジグロス・ラムネリアが会話をしていた。
「ジグロス、あれはどういうことだ。ラクラスのそば付きはラクラスに近しい年齢の男子を複数人つける手筈ではなかったのか。あれでもし、ラクラスが浮かれでもしたらどうする?!将来の側近にするという意味もあったのだぞ!」
「ええ、それは存じておりました。しかし、警護という面においては彼女らは優秀です。それぞれ、大将軍イストロス殿と大将軍グラニコス殿の養女で彼らは最低でもLV3に至る器はあると語っていました」
ラキア王国における大将軍というのは国内に3名しかいない、LV3のことである。
「こちらをご覧ください」
羊皮紙を2枚、マルティヌスに差し出した。それには2人のステータスが記入されている。
【ゴルゴ―・グラニコス】
種族:エルフ
LV1
力:G213
耐久:G256
器用:D516
敏捷:E442
魔力:C683
《魔法》
【グレイス・ヒール】
・回復魔法。
・日照下における効力補正。
【ブライト・ディスカラーレーション】
・広域攻撃魔法。
・光属性。
《スキル》
【リベルテ・イストロス】
種族:ダークエルフ
LV1
力:D591
耐久: E489
器用:F324
敏捷:D547
魔力:I0
《魔法》
《スキル》
【
・戦闘続行時、発展アビリティ『治力』の一時発現。
・戦闘続行時、発展アビリティ『速攻』の一時発現。
・戦闘続行条件は能力に比例。
「1年半前にアレス様より恩恵を与えてもらっています。ご覧の通り素晴らしい成長速度です。何より、アレス様も気に入っておられます。周囲から求婚なさらぬか心配されるほどに。さすがに、エルフ、ダークエルフがアレス様の妻となられるのは問題があるのでこういう方法をとりました」
ジグロスは気が重そうにそう答えた。クロッゾの一族が魔剣を打てなくなって以降、エルフ、ダークエルフのラキア王国に対する風当たりは厳しい。エルフ、ダークエルフを妻に娶った場合、どのような反応があるかは考えるまでもない。
「そうか、あいわかった、婚約も視野に入れているのだな。なら納得せざるを得ない」
「なあに、ラクラス殿下は彼女達など遥かに凌駕する器をお持ちです。何より、彼女達のような美しい少女を目にして何も表情をお変えにならなかったじゃないですか」
マルティヌスは先程の我が子の表情を思い出す。将来、結婚してくれれば良いが。
アレスのロリコン?疑惑(捏造)。
ヒロインは4人と考えております。そのうち1人は原作キャラ。