アレスのところに英雄がいるのは間違っている 作:織田三郎ノッブ
月日は流れ、闘技大会が明日にまで迫った。
で、俺はというとめっちゃくちゃドキドキしてる。こういうイベント初めてなんだって。もう、興奮と不安と期待がごちゃ混ぜみたいな感じ。運動会の前日とかこんな気持ちなのかな?よくわからんけど。まぁ、それより、俺はこの2年間頑張った。俺の努力の証を見よ!
ラクラス・ウィクトリクス・ラキア
LV1
力:S996
耐久: A897
器用:A891
敏捷:B773
魔力:I0
《魔法》
《スキル》
【
・早熟する。
・常時、「耐久」に高補正。
・異常無効。
【
・損傷を負う度、攻撃力が上昇する。
・「力」の高補正。
LV上がってないじゃんとか思ったそこの貴方。それは違う。オラリオの冒険者がおかしいだけだ。特にアイズ。8歳でランクアップとか頭おかしい。(主人公も1ヶ月半でランクアップとか十分頭おかしいんだけど、いちおう14歳だからな。ランクアップしたの)あれは、黒いワイバーンとかいう化物を一人で倒すっていう正真正銘の偉業を成し遂げたからで。普通は複数人で強敵を打ち倒すのを繰り返すんだよ。だから、ダンジョンも無いのに9歳でランクアップ目前ってのは十分すごいんだって。ゴルゴ―とリベルテにステータス的には抜いたもん。伊達にスキルに「早熟する」があるわけじゃなかった。
ほらっ、
ゴルゴ―・グラニコス
LV1
力:E407
耐久:F381
器用:B798
敏捷:D524
魔力:S963
《魔法》
【グレイス・ヒール】
・回復魔法。
・日照下における効力補正。
【ブライト・ディスカラーレーション】
・広域攻撃魔法。
・光属性。
《スキル》
【
・魔法効果増幅。
・精神力消費の効率化。
リベルテ・イストロス
LV1
力:B798
耐久:A835
器用:C634
敏捷:A818
魔力:E461
《魔法》
【タウロポロス・セルモクラスィア】
・高揚魔法。
・全能力の超高強化。
・好戦欲激昇に伴う判断力低下。
《スキル》
【
・戦闘続行時、発展アビリティ『治力』の一時発現。
・戦闘続行時、発展アビリティ『速攻』の一時発現。
・戦闘続行条件は能力に比例。
なっ?ステータス的には俺の方が上でしょ?.....ただなー。2人とも魔法持ってるんだよなー。マジで羨ましい。俺も発現しないかねー。
『ふむ、ラクラス殿は魔法に何を求めているので?』
んー。.....必殺技かな。主人公の無詠唱の速攻魔法も良いとは思うけど、やっぱり決め手に欠けるんだよね。通常攻撃になっちゃってるから。戦い方の幅が広がるんだろうけど、格上の敵と戦う場合を考えると格上に通じるものがないと困ると思うから。
『なるほど。きちんと考えてはいるのですか』
そりゃもう。ダンまちを読んでいる人で魔法について考えない人なんているのかな?たぶんいないでしょ。
『男の浪漫というやつですか』
んー。浪漫っていうより、どっちかっていうと性じゃない?
『なるほど、性ですか』
それにしても、俺だけシードかー。俺は一応、王子で次期国王だからなー、政治的に色々あるんだろうけどさー。なんか嫌だよなー。
闘技大会の18歳未満の部の出場者数は249名だった。そこから、1回戦で125名に減り、2回戦で63名。3回戦で32名。ここから俺もトーナメントに参加する。普通は最大で8試合するんだけど、俺は最大で5試合。1日2試合なので初日は、1試合こなして疲れた奴と戦うということになる。いくら、試合後はポーションを使用するとは言え、この差はでかい。ああ!それと、次の日の試合に出ることになった出場者は、我らが主神様がステイタスを更新してくれるらしい。そういうのもあって、出場者は毎回それなりの数になるみたい。
『明日に備えて早く寝たほうが良いのでは』
はい。おっしゃる通りです。そうした方がいいとは思います。けどさ!興奮して寝れないんだって!しょうがないじゃん!そういや、今更だけどさ、俺が普段寝ているベットも天蓋付きとかで前世だと考えれないぐらい豪華だよな。まぁ、城に住んでいる時点で何言ってるんだって感じだけど。
『王族ですからな。そのぐらい普通でしょう。贅沢をするというより、王の一族としてのメンツという意味もあるでしょう』
ほーん。.....ん、なんか眠くなってきた。ほあー。おやすみ。レオニダス師匠。
『お休みなさい。ラクラス殿』
『さて。いよいよ、王族として振る舞わねばならなくなりましたぞ。あなたはこの機会に、何を臣民に示すのか。楽しみです』