もしも転生者が緑谷と爆豪を仲良くさせていたら   作:かっちゃ

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そういえばオリ主くんのスペックについて触れてませんでしたね。あとがきにダラダラまとめておきます。
あ、主人公の苗字物見から雲渡になりました。変更の理由は前回のあとがきにも書いたけど物見見斗だとあまりにも物間寧人に似てるから。


3

「ヘイ雲渡少年! 君は辛くなると手をぬこうとするよね! はい罰ゲーム、スクワット100……は普段からやってるのか。じゃあ300行ってみよう!」

 

「なんで200を飛ばすのオーじゃなくて八木さぁん!!」

 

 おれは今、多古場海浜公園でせっせこゴミを運んでいる。そしてサボってたのがバレて罰ゲームをしている。

 なんでこうなった? あれは、そう、確かヘドロの後家に帰ってからだ。

 

 

 

 

 

 

 家に帰って、部屋に戻って色々考えていた。そしてふと外を見たらいずくんとなんかゴツイ人……あれオールマイトじゃないか!?!? 

 ヤベェ、サイン貰いに行かなきゃ!! なんでいずくんと……ああ、いずくんが言ってた尊敬してた人ってオールマイトのことか!? うおおぉぉ熱いな! ノートノート、よし! いくか!! 

 そう思ってドアを開けると、ガリガリのオッサンと膝ついてるいずくんいた。嬉し泣き? なんで?? ってかオールマイトは? 

 

「君なら私の"力"、受け継ぐに値する!!」

 

 は? 

 

「私の個性は聖火の如く引き継がれたものなんだ」

 

 は???? え、待ってよそんなんあり? やばいやばい、マジでヤバいって。いやまて、まだこのガリガリがオールマイトだと決まった訳では

 

「オールマイトの個性は確かに──」

 

 オールマイト言ってるわダメだこりゃ。あ、まって石に躓いたあかんコケる──ズサーッ

 

「「「……」」」

 

 

 

「それじゃ、失礼しました~~」

 

 離脱!! 

 

「ちょ、待ちたまえ少年!! どこから聞いてた!?」

 

「見斗くん!? まってまって、一回落ち着いて話し合おって速くない!? そんな速さでドアって閉まるの? 空気抵抗とかは?」

 

 ふぅ……。何も見てないし何も聞いてない。よし、万事解決だな!! 

 

 

 

 

 

 回想終わり。あの後普通に捕捉されて説明受けて終わった。で、なんやかんやあって海浜公園を掃除している。あー太ももプルプルしてきた。なんで20kgくらいのそこら辺に落ちてた重りを背負いながらスクワットしてるんですかね。いやーキツいっす。

 ようやっと200終わった……。腿が死ぬて。いずくんは……オールマイト(250kgくらい)が乗った冷蔵庫を引っ張ってた。うーん微々たる進み具合。あ、ばごぉんって冷蔵庫が潰れた。すげーなオールマイト、予備動作無しやぞ今の。

 

BOOM!! 

 

 あ? なんか聞き覚えのある爆発音……ちょっと、ほんのちょっとだけ見させてちょーだい? 

 掌からの爆発、ツンツンした頭、明らかなヴィラン顔──ばくごーくんがそこにいた。アイエエエバクゴー!? バクゴーなんで!?!? 

 

 ん? なんか独り言言ってないか? 

 

『ちっ、なんか見られてる気がするな……こっちからか?』*1

 

「いずくぅぅぅん! ばくごーくんいるって!! オールマイト隠れ」

「オールマイトが、なんだって?」

 

「ヒェッ」

 

 こっわ。どんな人生送ってきたらそんな声出せんの? 

 あー、どうすればいいかな。チラッとオールマイトの方を見てみると、めっちゃオドオドしてた。なんならいずくんよりオドオドしてる気がする。なんでトゥルーフォームだとそんなに想定外のことに弱いの? 

 

「どうするよ緑谷少年! 誤魔化す? 誤魔化しちゃう!?」

 

「どうしましょうオー、八木さん! かっちゃんの事だし適当な嘘だとバレちゃう!」

 

「んー、でもバレちゃうと広まる可能性が増えちゃって困るんだよね!」

 

「なぁにコソコソ話してんだァデク」

 

「えっあっかっちゃん!? あ、えっとそのぉ……」

 

「私が彼のトレーニングコーチになってたんだ。余計なお世話だと分かっているが夢を追う少年の背を押してあげたくてね。雲渡少年はその手伝いというか、おまけみたいなものだよ」

 

「ならさっきのこいつのオールマイトって発言はなんだよ」

 

「えっとそれは──」

 

「ま、ええわ。それより俺がここで個性使ってたことばらすんじゃねぇぞ。それが交換条件ってことにしといてやるわ。じゃあな」

 

 そう言ってばくごーくんは元の場所に戻って行った。そしてそのうちまたBOOMとかBOMBとか鳴り出した。

 聞きたいことも沢山あるだろうに、何も言わずに行ってくれた。いつか打ち明けたいな。まあ打ち明けるべきなのはおれじゃなくていずくんだけど。いずくんとオールマイトも同じことを思ったようでしんみりしている。そして「いつか彼にも打ち明けたいね」と言っている。

 うん、なんかいい感じの雰囲気だしスクワットあと100残ってるけど誤魔化せねぇかな。ってことでゆったりといずくんとオールマイトのところに行って会話に混ざってくる。

 

「やっぱばくごーくん優しいね。いずくんは感謝しときなよ?」

 

「うん、そうだね。いつかかっちゃんにも打ち明けたいんだけど」

 

「緑谷少年と雲渡少年が信頼している子なら打ち明けてもいいとは思うが、それでも受験終わったあとにしよう。それはそうと雲渡少年はあと100回ほどスクワットが残ってるんじゃないか?」

 

「ああああバレてるぅぅ!」

 

 誤魔化せてなかったかぁ……。足壊れちゃ~^う!

 

 

 

 

 

 

 

 そうして時は流れ、雄英受験の日。

 おれとばくごーくんはそれぞれ仕上げてきたし、いずくんはOFAを5%まで使えるようになったのと、ある程度の棒術を身につけた。うん、負け越しちゃったんだよね。個性有りの組手だとやっぱばくごーくんが1番強くて次におれといずくんの2人ペア、そしておれといずくんが同じくらいって感じだ。2人がかりなのに6割勝つばくごーくん何者?

 うーんついにいずくんに追いつかれちゃったかぁ。しかもOFA使われたら勝ち目ないっていうね。

 一応必殺技はあるんだけどあまりにもあれ過ぎて使いにくいんだよね。殺しちゃうかもしれないし。いや、種を明かせば簡単だ。おれの個性は目に見えないものが見える。物理的にも霊的にも。そして見えるなら触れるという自分でもよく分からん確信がある。

じ(・)ゃ(・)あ(・)内(・)臓(・)は(・)?(・)内臓を見るには腹を開かなきゃ行けない。ならおれには見える。触れることが出来る。内臓掴まれて平気な奴とかいないだろっていうことよな。

 

「うわぁ広い……これが沢山のプロヒーローを排出してきた雄英高校かぁ……!! こんなに広いのは異形系にも配慮したからかな。他にもあの校章は……」

 

「ブツブツうっせぇわデク! さっさと行くぞ!」

 

「ちょっとばくごーくん固くない? 緊張してる? リラックスリラックス」

 

「待ってよ二人とも……あっ!」

 

 後ろを見るとコケそうになってるいずくん。慌てて手を出そうとしたら、その体がフワッと浮いた。コケそうな姿勢のままで。

 近くにはふわふわした雰囲気の女子が。

 

「私の"個性"、ごめんね勝手に。でも転んじゃったら縁起悪いもんね」

 

 うーん可愛いね。ヒーローってやっぱりある程度客寄せパンダ的な側面もあるし美人多く入ってくるとかあるのかな。周り見ても結構顔整ってる人いるし。

 おれもなー整って無いわけじゃないけど色んな人から「煽りウザすぎ」とか言われるしなー。ばくごーくん? 顔はいいけど性格が論外だよドブ煮込みだし。

 あれ、いずくんフリーズしてないか? (女子と喋っちゃった!!)とか思ってるんじゃないかアレ。

 

「いずくんいずくん、女の子の方しか喋ってないよ」

 

「けっ、何トロトロしてんだよデク。おら、早く行くぞ」

 

「Let's fucking go!!」

 

「こんな公共の場でFワード使うなやボケ!」

 

「こんな公共の場でボケとかいう汚い言葉使うなよ。さ、いくぞいずくん」

 

「あ、うん!」

 

 日本最高峰の高校だってのにこんな緊張感なくていいのか?まあいいか。後ろから「待てやボケェ!!」って怒号聞こえるけどまあいいか。

 

 

 

 

 

 筆記の問題はちゃんと対策してきたから多分行けてる。というかおれ頭いいし。なんなら英数理は前世の記憶あるから余裕だし。だから問題なのは実技なんだけど……。

 

『今日は俺のライブにようこそー!! エビバディセイヘイ!!』

 

 シーン……

 

『こいつぁシヴィー!!』

 

「ボイスヒーロー"プレゼント・マイク"だ。ラジオ毎週聞いてるよ感激だなぁ……」

 

「あっぶねー、返事するところだった。ぐっと堪えたおれを褒めてくれ」

 

「黙れやお前ら」

 

 そんなことを言ってる間にも説明は進む。ざっくり要約すると1、2、3のポイントもった敵がいるからそれ倒して点数稼いでね。0ポイントのおじゃま虫いるからそいつは無視でも構わないよって感じだ。

 途中おれといずくんが物見遊山のつもりならさっさと帰れってメガネくんに言われたけど誤差だよ誤差。

 

 そんなわけで試験会場にやってきた。同じ学校で協力させない為かいずくんともばくごーくんとも違う会場だ。

 

「んじゃ、お互い頑張ろうや」

 

「……ケッ」

 

「うん、頑張ろうね!」

 

 そう言って三人違うバスに乗りこんでそれぞれの会場に行く。

 バスでは精神統一している人、掌に人の字を書いて飲み込んでいる人、個性の確認をしている人、寝てる人……寝てる!? おれが言うのもあれだけど緊張感ねえな。まあ時間の使い方は人それぞれだしね。

 おれは本読んでる。ブックカバーはかけてるけどラノベなんだよね。緊張感の欠片もねぇ。ごめんね寝てる人、緊張感ないとか言っちゃって。

 

 そして到着。みんな余裕そう「はいスタートー!」ダッシュ! やっべ、スタートって聞こえたから反射的に飛び出しちゃったけど良かったかな?お咎めないしいっか。

 

『標的補足!! ぶっ殺す!!』

 

「口悪ぃなぁばくごーくんかぁ!?!?」

 

 拳を避けて内部を見る。そして重要そうなパーツをちょちょいっと弄れば……。

 

「1Pはチョロいね。次は……あそこか。他のやつらに追いつかれる前にあと2体はやっておきたいね」

 

 おれの個性は敵の位置、他の受験生の位置、状況なんかが分かるからこの試験ではまあまあ有利だ。ついでに機械だから内部を弄っても問題ない。素晴らしいね。

 あ、あそこに後ろから襲われそうな人がいる。

 

「そぉれ!!」

 

 あれ、素手でも意外といける? それもそうか。もし戦闘に有利な個性以外でもやれるようにとかか。だとしたらサポート向けのこせいとかどうなるんだ?それだって絶対にヒーローに必要だ。っとそんなことは置いといて、まずは声かけるか。

 

「大丈夫? 怪我とかしてない?」

 

「え、あ、大丈夫です。ありがとうございます!」

 

「いいよいいよ。じゃ、お互い頑張ろうね」

 

「は、はい!」

 

 さて、人助けもしつつロボットも壊しているけど、一つ気になることがある。0(・)P(・)ロ(・)ボ(・)ッ(・)ト(・)ど(・)こ(・)だ(・)?(・)周り見ても誰も0と遭遇したなんて言ってないし、個性使っても見えてない。

 んー0だしドッスンとかって言ってたってことはそこそこ目立つはず。なのに誰もいない……まだ居ない? ってことは! 

 

「下か!」

 

 丁度動き出したとこかよ! その地点で避難誘導って出てくるの早! 運良く誰もいなかったから良かったもののワンチャン死人が出るぞ?ホークスでもいんのか?

 ってかみんな逃げてくじゃん。それがヒーロー候補かよ。

 

……けて」

 

 !? 声が聞こえた。個性を使って瓦礫の中を見る。いや埋まってるし! 耳がイヤホンのプラグの女の子が瓦礫に埋もれてる、助けに行かなきゃ! 

 

「おい、どこ行くんだよお前! そっちには0Pしかいないぞ!」

 

「人がいる! 困ってる人見捨てたらヒーローになんてなれないだろ! !」

 

「っ……! 俺も手伝う!」

 

「あざす! えーっと」

 

「心操人使だ!」

 

「了解! おれは見斗! 心操そこの瓦礫起こすぞ、せーの」

 

 デカい瓦礫を退けたら、少女が見えた。丁度足が挟まれてて出られないらしい。それにめっちゃテンパってる。「ウチ……その……」しか言えてない。

 ヤバいな、どうやって落ち着かせる? 

 

「なあ心操、お前の個性なに?」

 

「……洗脳だ、俺の声に反応した人を操れる」

 

「最高!! ならこの子に落ち着けって言っといて!! おれは瓦礫よけとく!」

 

 そう言って足の上の瓦礫をどかそうとした。その時だった。丁度0Pが追いついてきやがった。FUCK!!! 

 

「心操、そっちどう!?」

 

「だいぶ落ち着いてる! って0P来てるじゃねえか! 逃げるか!?」

 

「ちっ……おれが時間稼ぐ!! 心操は救助続けて!!」

 

 出頃なサイズのビルの欠片を0Pに投げる。お、ナイスエイム。丁度目の代わりのセンサーに当たった。

 予想通り0Pがこっちを向いてくる。デケェなぁ怖ぇなぁ。でもさぁ!! ヘドロの方が強くて怖そうだよなぁ!? 害意も悪意もなんも感じねえぞ無機物。

 

「ヘイヘイ0Pくん、鬼ごっこしようぜ!!」

 

 心操たちとは逆の方向に向かって走り出す。脚長で助かるよ。股下抜きやすいのなんの。背中を向けてるから同時に個性を使う。右の大振り、左、ここでクールタイムOK、パターン把握。 同時に心操たちの様子も確認する。

 

 あああ頭痛いぃぃ!キャパ来てるってこれ!今日個性使いすぎた!というか長い時間広い範囲で複数を見すぎた!

 けど!! そ(・)れ(・)だ(・)け(・)だ(・)!! 右ストレート、踏みつけで、この後は左で来るんでしょ?ってパターンかわった!?!?やっべ避けきれな

『終了~!!!』

 

 …………。後頭部まで20センチ位のところで止まってる。助かった? うぉぉぉ生きてる! 生きてるって素晴らしい!! 0Pから逃げ切った瞬間が1番生を実感するぅ!!マジでギリギリセーフって感じ。これつついたらどうなるんだろ。あっ……。ま、まあビルのひとつやふたつは経費で落ちるだろうから多少はね?(震え声)

 

「ね、ねぇ」

 

「んあ、えーっとあれか! 瓦礫に埋まってた!」

 

「そう。あの……その、助けてくれて、ありがとうございます……」

 

「いーよいーよ、おれがやりたいからやっただけだしほぼ心操に任せちゃったし。感謝は心操に伝えてよ。あ、心操しらん? あのクマ出来てるあいつ」

 

「その心操って人にはもう伝えたよ。同じようなこと言ってた。で、心操くんだけど今来ると思う。何度も言うけどありがと。お互い受かってるといいね! じゃまた!」

 

「うん、受かってるといいね。じゃあばいばーい」

 

 かわいい女の子からの感謝はクルものがあるよね。一回目のありがとの時の照れ顔とか。うーんかわいい。初対面の女子に可愛いとか言うのキモイとは思うけどそれでも可愛いもんは可愛いんだわ。

 っと噂をすればなんとやら。心操くんのお出ましだ。

 

「よっ、心操くん救助お疲れ。マジで助かったわありがとな」

 

「いや、こっちも色々救われたよ。…………なあ、俺の個性、怖いと思わないのか?」

 

「ん? あーあれ? もしかして敵っぽい個性とか言われてた? お、図星か。そんなん言わせときゃいいんだよ。銃で人死んだら悪いのは銃じゃなくて使った人だろ? それと一緒。

 そんなこと言うやつには中指立ててばーかとでも言っとけばいいんだよ」

 

 こうやって、と例を見せてると心操くんはようやく笑ってくれた。今までの気難しい顔よりそっちのが万倍いいぞ、心操くんよ。

 

「なんか救われたわ。ありがとな」

 

「おうよ。それじゃ、雄英でまた!」

 

「……ああ。また」

 

 そうやっておれの雄英受験は終わった。このあと家帰って即寝た。あああ落ちてたらどうしようぅぅ!!

*1:
頑張って覚えた読唇術




実技のところちょっと気に入ってないのでもしかしたら手直しするかも。
ちなみに他の二人の様子は
緑谷:5%使えるしなんなら使ってなくても勝てる。麗日さん助けるために100%(まだ細かい調整はできない)を使って原作通り負傷。ただ、ポイントは取ってるので麗日さんから分けたいという申し出は無かった。
爆豪:ほぼ原作通りだが、危ない奴を助けたりしてた。純粋なスペックも高くなってるから多分100は余裕で超えてる。助ける時も暴言だったためツンデレ疑惑がある。

そして主人公の個性です。
個性:視認
見えないものが物理的、霊的問わず見える。というか本人の認識次第。ついでに見えるなら触れるとかいうよく分からん理由でポルターガイストみたいなこと起こしてる。遠くを見たり二箇所同時にみたりすると負担がくそデカくなる。
霊的なものを見ている時は目が青くなって普段より脳が疲れる。何かに触れているときはもっと脳への負担がかかる。
霊的なものを触ろうとした場合、キャパオーバーのためしばらく個性が使えなくなる。心とかに触れるとやばたにえん。あまりにも酷い場合最悪死ぬ。
僕はあんまり詳しくないんですが直死の魔眼的なのについては多分本人が認識してないのと見れたとしてもキャパオーバーで死にます。
ちなみに実技のときなんか優男かもしれないですけどあれは外行きの仮面被ってます。外れたら煽り魔が誕生します。3日は仲良くできるけど1週間くらいするとウザくなるタイプ。
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