もしも転生者が緑谷と爆豪を仲良くさせていたら 作:かっちゃ
ほかの作者様の作品って紹介していいんですかね?よければ紹介したいんですけども。
あと更新遅くなってすみませんでした
1週間後。
「お、荷物届いてんじゃん。どっからだ? えーっと……雄英!? やっべ、合格通知!? 父上何処よ。
──寝てるし。いくら日曜だからってもう10時だよ? じゃあ先におれ一人で見るか」
ちなみに母はいない。うちは父子家庭だ。なんでもおれが小さい頃にヴィランに殺されたらしい。父さんは「あまり思い出したくないから」って写真も全部捨てちまったらしい。それでも思い出は捨てきれんらしく形見のペンダントを結構な頻度で大事そうに眺めてる。
……おれも母さんの顔見てみたかったな。
まあそんなことはどうでもいい。今は雄英から来たこれを見る方が重要だ。ただの紙が入ってるにしては分厚いが……偽物かもしれんし一応中を"見て"みるか。爆発でもしたら怖いし。
んー、なんかディスク? みたいなのが入ってる。えぺのホロスプレーの根っこの所みたいな。うん、カミソリとか仕込まれてる訳でもなし、開けよう!!
出てきたのは"見た"通り円盤状のなんか。横にボタンがあったから押してみるとディスプレイみたいなのが投影された。なんだっけこういうの。AR? プロジェクションマッピング? まあいっか。
そんなことを考えているうちに齧歯類が映し出された。雄英って動物園だっけ? 教師全員プロヒーローじゃないっけ?
『やあ、雲渡くん。私が投影されたのさ! さあ早速合否を伝えちゃうのさ!
先の試験、君の敵Pは31P。戦闘向きじゃないその個性を上手く使っていて素晴らしかったのさ!!』
照れちまうなぁ。あの内臓攻撃(Not 狩人)はね、思いついてから内臓見るのに必死になってて街に表れるヴィランの内臓をよく見てた。だいたい肺が汚ぇのな。ヤニカスヴィランどもがよぉ!!
そのせいで服の中見るより内臓見る方が得意になっちゃった。というか覗きをしようとしても内臓が見えちゃう。クソッタレ。
『さて、実技試験で見ていたのはなにも敵Pだけではないのさ。その名も救助P! ヒーローの本質、人助けについて見ていたのさ。それも審査性! 君は39P、トータルで70P! 余裕の合格さ!!
雄英は君を待ってるのさ! さあ、ここが君のヒーローアカデミアさ!!』
……っ!! 受かってた!
多分今のおれの顔は気持ち悪いくらいに口角が上がってるだろう。それがなんだ、雄英に受かってたんだぞ!?!? 最高の気分だろうがよぉ!!
ふぅ、とりあえず落ち着こう。
まずは報告。父上を起こして……まあ声をかけても起きないのは想定通りだ。体を揺すって……揺すっ………………。起きねえこのオヤジ!!
ダメだこりゃ。とりあえず父上にはテーブルの上に一言「受かった」と書いた紙を用意しておく。そしたらばくごーくん、いずくん、おれのグループラインに受かった報告を投下する。程なくして、ばくごーくんからも『俺も受かっとるわボケ!』というクソほど物騒な合格報告を貰った。そしていずくんからは……『僕も受かってた! みんな合格だね!』とのこと。
……っよかったぁ……。そうだよなぁ、いずくん頑張ってたもんなぁ。
緑谷:かっちゃんと見斗くんに話したいことがあるんだ
……ついにか。いずくんからは前もって『例がないんだけど、凄く遅咲きの個性が出たんだって言う。合わせてくれない?』とのメッセージが来ていた。もちろん了承した。
そして、
「見斗くんにはもう話してるんだけど、かっちゃんにも話したいことがある」
始まったようだ。呼吸を整え、大きく息を吸い、こっちをチラッと見る。そして視線をばくごーくんに向ける。
「僕に……個性が発現したんだ」
「は?」
「お医者さんに見てもらったけど今まで見たことがないくらい遅咲きの個性だって言われた。見斗くんにはトレーニングに手伝って貰ってたんだ」
「んでんなこと黙ってんだよデク」
「無個性でヒーローになって無個性・弱個性の人に希望を与えるって宣言したからなんか言いにくくて……」
「でも受験終わったし伝えとけよっておれから言っといたんだよね。ぶっちゃけいずくんに個性使われたらおれ勝てないし。三馬鹿最弱になっちまった」
「誰がバカじゃボゲェ!! ……おいデク。個性が発現したならよ、久々にやろうぜなんでもありをよ!」
「うん。僕もこの力、どこまで通用するか試したい!!」
「じゃ、いつも通り勝ち抜けで。ちなみにおれも禁じ手使うから」
それじゃ、スタート! と言った瞬間にいずくんは目の前から消えていた。同時にばくごーくんもその場から飛び上がりいずくんの後ろを取ろうとした。しかしいずくんはそれを読んでいてばくごーくんにクリーンヒット……してない! 手のひら正面に向けて距離を取るのと同時に攻撃をした。
いずくん、吹っ飛ばされているがしっかりと受け身を取っている。が、ばくごーくんは追撃。そして……
「ばくごーくんWIN! なんなんキミ、本当に中学生?」
「中学生だわボケ。デクやらてめぇやらが弱すぎるだけだろカス共」
「お口わるわるだね、たのしい高校生活になりそうだね??? wwwww」
「ぶっ殺す。デクスタートの合図頼むわ」
「うん、わかった。スタート!」
先ず前提としてだが、個性なしならいずくんといい勝負なおれだけど、個性ありだと普通にやれば最弱だ。どっちかといえば建物の中からどんどこずんどこやってた方が強い。つまり遮蔽が無いとクソ雑魚なんですね。
じゃあどうするか。背を向けて全力で逃げる! スモーキー!!
「待てやクソボケぇ!!」
後ろから般若が迫ってくるけど"見えている"ので避けれます。そこで腕を掴んで……投げ飛ばす! ってマジ? 空中で姿勢整えるってマジ? ヤバいってあいつ。才能マンすぎる。そして努力もしてる。頭もいい。天は二物も三物も与えた。しかしその代償として社交性を失った。ワロス。
っとそんなことはどうでもいいんだよ。大事なのはここでばくごーくんが警戒して立ち止まったこと。流石に動きながらだと出来ないけどさ、止まってれば出来るよ。ばくごーくんの体内を"見る"。アッパーっていう顎を撃ち抜くので脳震盪起こしたりするならさ、直で揺らしたらどうなるんだろうね?
「くおっ」
効いてる効いてる。ここで距離を詰める。そこら辺の敵で試した時は10秒は動かなかった。だから、これで決める!
「舐めんなぁぁぁぁ!!」
「ウッソだろおい!!!」
勝者、爆豪勝己。
「ってて。なんで二人がかりでも勝てないんだよ。バグか? ばぐごーくんか?」
「誰がバグじゃ。デクは速度に思考が追いついてねぇだろ。止まった瞬間に予測して予測してじゃ咄嗟のことに対応出来ねぇだろうが。
青眼は動いてるやつにも使えるようにしろや。あんな悠長にやってたら立てこもり犯とか人質取ってるやつくらいにしか効かねえだろうが。あともっと対面強くしろやボケ」
「脳とか内臓とかに手を出すのかなり神経使うんだけど? ちょっとミスったら人死ぬんだけど?」
「感覚掴めや」
「無理だろ。頭まで筋肉なったのか? てかばくごーくん練習付き合ってよそれならさ」
「嫌だわわんちゃん死ぬかもしれない訓練とか」
「じゃあ無理だわ」
そんな話をしながら家に帰った。そして起きてたパパ上に「お゙め゙でどゔぅぅぁああああ!!」って泣きながら抱きつかれた。汗かいてんじゃシャワー浴びさせろい!
──そして、時は流れ雄英高校入学式の日。
眠そうな目を擦りながら親父が玄関に立っていた。
「たっく、声もかけないで出ていこうとすんなよもう。制服まあまあ似合ってんじゃん。かっけーぞ」
「親父昨日も遅かったんだろ? 寝てていいっつの」
「あ? 息子の晴れ姿見ねぇで何が父親だ。……ほら! 行ってこい!」
そう言って背中を叩かれる。「いってきます」「いってら」なんて定型文をいつもとは少し違う気分で話してから玄関をくぐる。
春の暖かい陽気に包まれた。気の所為だろうが、おれのこれからの高校生活を祝福してくれている気がした。
「机に足をかけるな! 雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」
「思わねーよ、てめーどこ中だよ端役が!!」
祝福は気の所為だったらしい。なんであいつ初日からネクタイも付けないで制服着崩して机に足かけてられるの? 歴代最悪の態度だろあいつ。煽っとこ。
「Heyばくこーくん、なんで君は入学初日から誰彼構わず噛み付いてるの? 引っ越してその土地に慣れない小型犬? チワワくん、どうしたんだい? なぜ肩を震わせているんだい? 僕の煽りは上手だよ」
「ぶっ殺すぞクソ青眼ぇ!!」
「あ、みなさんおはようよろしく、今年一年は同じクラスの雲渡見斗だよ。こっちは個性小型犬のばくごーくん。誰彼構わず噛み付くけど個性の影響だから気にしないでね。よろ!」
クラス中からヤバいやつを見る目で見られてる。普通に自己紹介してるだけなのに何故? ん? よく見るとみんなの目線がばくごーくんに向いているような……うおぶねっ!!
「なぐりかかってくるなよ、おれじゃなかったら避けれてないぞ?」
「誰が小型犬じゃぶっ殺すぞ!!」
「違った? 自己紹介も出来ないようだからしてあげようと思ったんだけど」
「出来るわ!! 爆豪勝己、個性は爆破! これでいいかよ!?」
「自分から個性ばらすとか馬鹿?」
「ああああ!!」
「うわ、顔やば。写真撮っとこ。プロになった時にこれ晒そう。あ、いずくんじゃんやっほ。席そこね」
「あ、うん」
なんでいずくんそんなにやばい人に絡まれたみたいな顔してるの? おれだって傷つくこともあるんだぞ。って、ん? いずくんの後ろに芋虫みたいな変態おらん?
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは……雄英高校ヒーロー科だぞ」
((((なんかいるぅぅぅ!!))))
(ゼリー飲料一気飲みってなかなかきつい所あるよな。この人すげえな)
「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
その理論はやばいだろ。人生90年時代ぞ? そのうちの8秒とか誤差だろ誤差。8/(365×90+22)×24×3600だろ? 8÷2840140800
だから……わがんね。誰か計算してくれないかな。
「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」
更衣室の場所を教えられ、そのまま先生は教室から出ていった。それを見てみんなはガチなのだと分かったようでいそいそと更衣室へと向かう。
……誓って言うが、覗きはしていない。覗きは行為そのものよりも以下にして覗いたのかとか背徳感とかが大切になってくると思うんだ。
そんなことはさておいて、全員がグラウンドに着いたときに相澤先生がとんでもないことを言い出した。──個性把握テストを行うと。
「入学式は? ガイダンスは!?」
「ヒーローになるならそんなに悠長な行事出る時間はないよ」
「雄英は"自由"な校風が売り文句。そしてそれは"先生側"もまた然り」
文科省の怠慢だ何だの言いながら入試一位らしいばくごーくんを指名する相澤先生。てかソフトボール投げ72mってマジ? ゴリラじゃん。あと先生そんなにヘイトスピーチして大丈夫? クビになんないの?
「じゃあ個性使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい」
「んじゃまぁ……死ねぇ!!!!! 」
(((死ね?)))
(かっちゃぁぁぁん!?!?)
「あっはっはははは! 死ねって! w敵かよ!! wwwww」
おれが笑い、いずくんが心配して、残りが困惑する中全くどうじていない様子の相澤せんせがよくわからん機械をこちらに見せてくる。そこには723.4mの文字が。
「723mってマジかよ!!」
「個性思いっきり使えるんだ! さすがヒーロー科!」
「なんだこれ! すげー
おいおい、そんなに騒いで大丈夫かよ。まだ殆ど話していないけど何となくひととなりは分かった。無駄を嫌い、合理的に、効率的に生活したい。そして恐らく
「…………楽しそう……か」
ほら見ろ絶対これなんか罰ゲームあるやつじゃん。
「ヒーローになるための3年間、そんな腹づもりで過ごすつもりでいるのかい?」
「!?」
「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう」
は?
「生徒の如何は先生の自由。ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」
は????????????
ヒロアカコソコソ噂話。見斗くんは個性の関係上、非常に脳みそに負荷がかかります。なので脳の処理能力高い=頭がいいです。今回パッと掛け算出来たのはそういうことです。あと人生90年時代ってしてるのは今の日本平均寿命(たしか)88歳とかですし個性あるから健康になるかなーって思ったりしたからです。
あ、今更ですが不在なのは口田くんです。ごめんね口田くん、ごめんなさい全国一千万の口田くんファンのみなさま。