もしも転生者が緑谷と爆豪を仲良くさせていたら 作:かっちゃ
これまた感想で聞かれた訳じゃないんですけど直死の魔眼的なのは出来るの?との質問ですが、私あまりTYPE-MOON作品詳しくないんですが理論上はできるはずです。詳しくないのでだんげんできませんけど。
ただ心に触れる以上にあたおかな行為なのでキャパオーバーで死ぬんじゃないんですかね。んな事するより心臓キュッてやる方が手っ取り早いし。
ってことで講評→マスゴミ&USJです。
本編の雰囲気壊したくない方はあとがき読まないこと推奨です。
「さあ講評の時間だ! 今回のMVPは雲渡少年だな! 直接戦闘に向いていない個性を味方を使うことで上手く使っていた。蛙吹少女も切島少年の確保の際に裏から詰めるなど良い判断だったぞ! 常闇少年も切島少年確保の際に蛙吹少女が確保しやすいように窓際に誘導したのとか良かったぜ!
敵チームも3人チーム相手だから時間制限を狙おうと戦闘力の高い切島少年を向かわせたのはいいプレーだったが今回は相手が一枚上手だったな!」
そう言って講評を締めくくったオールマイト。その後は特に何事も無く訓練が終わった。
そして放課後。
「なあ、お前の個性なんだったんだ? あ、俺は切島鋭児郎。個性は硬化だ。常闇とか梅雨ちゃんに聞いても『見斗ちゃんの作戦のおかげよ』って言っててさ!」
トイレから帰ってきたら相手の少年──切島くんに声をかけられた。梅雨ちゃんを見たらなんかニヤッてして視線そらされた。常闇くんみたらなんか他の人と話してて目も合わなかった。おれ売られた?
「んにゃぴ、おれは雲渡見斗。個性は視認。物理的、霊的問わず見えないものが見えるようになるよ。だから君らの位置を把握出来たんだよね。あとね、見えるなら触れるやろって思ってるから触れるよ。自分でもなんて出来るかわからん」
「なるほどな。それで俺らの行動が筒抜けだったのか。にしたって直接戦闘向きじゃねー個性だよな? それでここに入れたのすげぇな!」
「まあ鍛えてたしね。あと見たもの触れるって言ったでしょ? だからそれでロボットの内部パーツぶち抜いたりしてた」
「へぇ、面白い戦い方だな。でもそれだとどっちかというとサイコキネシスみたいな感じじゃねえか? 視認って名前の個性じゃねえと思うんだが」
「んー、自分でも説明しにくいんだけど感覚的には3つ目の眼ができる感じなんだよね。で、それが視界内に入るとこっち*1と統合される感じ。触れるのはあくまで副次的な効果……な気がする。ロボットとかの内部見る時の感覚としては第三の目をこっちの眼*2の内側に作ってだんだんピントを合わせるようなうんにゃら」
「なるほどな」
そんな会話をしていると、いつの間にかチビブドウがおれの近くまで来てた。お前はもう
「なあお前、見えないものが見えるって言ってたよな? ならよ、服の中とかも見れるんじゃねえのか!? それでドスケベしてるんじゃねえのか!!?? うらやまけしからんんんん!!!」
それを聞いてドン引きする女子、そしてこっちを疑わしそうな眼差しで見てくる女子たち。風評被害やめろ、泣くぞ。
「いいかブドウ「オイラは峰田だ!」……峰田、よく聞け。おれはさっき入試の時にロボットの内部パーツぶち抜いてたっていったよな?」
「……言ってたな」
「それはな、人間でもできる。で、おれはいざって時の必殺技のためにそれを練習していた。その結果内臓が一発で見えるようになった。というかそっちが癖になった。
なあ峰田、内臓見たあとに裸体見ても萎えるだけじゃないか?」
「…………いや、オイラはそんなことはねぇ!!」
「無敵かコイツ。おれは萎えるから無理だった。だからこの個性は
あれ、なんかみんなドン引きしてない? 峰田に? いや、視線が向けられてるのはおれだな。わいせつ行為に使ってないって言ったはずなんだけど。
「ねえ見斗ちゃん、私思ったことなんでも言っちゃうの。
話の内容もだけど……あなた、人の内臓イジるって発想になるのはちょっと、いえ、結構おかしいわよ」
「必殺技だから! そんなにホイホイつかわないから!!」
「必ず殺すつもりじゃねーか!!」
「言葉の綾だ! ちょっと揺らす程度なら吐き気とかで済むはずだから!」
「いやそれでもやべーだろ」
ウッソだろ……とorzしていると、ばくごーくんといずくんが教室に入ってきた。
「あ、いずくんおかえり。何してたの?」
「なんでorzってるんだ? あ、戦闘訓練のVみせてもらってた。出来れば持ち帰りたかったけどダメだって」
「あー、おれも行こうかな。……やっぱいいや。今週組手やる?」
「今日訓練したからいいかなって感じ」
「おk。ん、そろそろ行かないと新幹線間に合わなくね? じゃ、おれ行くわ。みんなまたね~」
~次の日~
学校に行くと正門のところにマスコミが砂糖に群がる蟻みたいになってた。いや蟻達は綺麗に並ぶからあっちの方が上かな? なんか「オールマイト就任について!」とか「我々には報道の自由が!!」とか言ってた。
それに登校しようとしてる生徒にひたすら声をかけて「オールマイトの授業について一言!」とかただひたすらに通行の邪魔をしている。……だる。
「なにあれ」
「お、ジロちゃんじゃん。あれマスゴミがオールマイトの授業について聞こうとしてくる。どうしようか……普通科のフリしない?」
「確かにそれがいいかもね。それなら変に絡まれることも無いだろうし」
「よし、じゃ行こうか」
「ちょ、手を引っ張るな!」
ジロちゃんの文句は聞こえないふりをして、蟻さんの群れに突っ込む。
「オールマイトの授業について一言!」
「おれら普通科なんで。あと通行の邪魔でーす、どいてください」
「あっすみません……ってボタンの数的にヒーロー科じゃないですか! ちょっと!! お話を!!」
「普通科でーす!!!」
そう言ってジロちゃんと走り抜ける。
門をくぐったところで後ろから大きな音が。振り向いてみるとさっきまではなかった壁ができていた。これがあれか、雄英バリアってやつか。ネーミングセンスねぇな。
「って、いい加減手を離してよ」
「おっと、こりゃ失礼しました。嫌だったよねごめんね」
「いやまああの状況じゃ仕方なかったかもしれないけどさ……」
謝りはした。けどよく考えたら女子と手を繋ぎっぱなしだったのか。申し訳ねぇなぁ。でもまあ役得なのでOKです。でも嫌われたらどうしよう。女子のコミュニティは広まるのが早いし村八分になる可能性が微レ存……? うーん……ま、なるようになるやろ。
「昨日の戦闘訓練おつかれ。Vと成績見させてもらった。ま、反省点は言われたようだし俺から言うことは無い」
教室に着いていずくんとかとダベっていたら相澤先生がきた。入学してから数日だというのにしっかりと教育されている。すぐさまみんな静かになった。
「さてHRの本題だ。急で悪いが今日は君らに…………学級委員長を決めてもらう」
「「「学校っぽいの来たァァァァァ!!」」」
みんなが(また臨時テストか!?)とかビビってたところにこんなものを入れる……上げて落とす天才やでほんま。
みんな俺がやる俺がやるって言ってる。ヒーロー科、素晴らしいね。みんな上昇志向に満ちている。個人的には峰田になって欲しい。別に下心とかはないけど。
おれ? やる気ないよこんなん。ようするに雑用でしょ? んなもんパスパス。なんか一番ぴーんと腕上げてた飯田が「投票制にしよう」なんて言ってた。相澤せんせは無反応。時間内ならなんでもいいよとのこと。
……おれは飯田でいいかな。真面目だしメガネだしやりたそうだし。
まあ結果はいずくん3票ヤオヨロ2票飯田1票なんですけどね、初見さん。
というか飯田他の人に入れたのか。流石に真面目すぎないか?
「い、一票!? 誰が入れてくれたんだ……ありがとう!」
「他に入れたのか……」
「お前もやりたがってたのに……なにがしたいんだ飯田」
「見てよばくごーくん、いずくんガッチガチ。ロボットみたいになってるよ、あれ大丈夫?」
「ケッ」
「自分になんなかったからって拗ねんなよ」
「拗ねてねぇわ!!」
いつも通りばくごーくんをおちょくりながら一限目の英語の準備をする。マイクの英語は普通すぎて面白くないのにたまにクソデカボイスカマしてくるから寝れないとかいうクソみたいな授業。
正直おれ英語クソほどできるからマジで苦痛。というか出来ないの社会と国語くらいだし? 暗記苦手だし国語はあれ何があってるのかわからんやろ。うーん理系。
そしてなんやかんや午前終わってお昼。しんそーを誘って食堂へ。ジロちゃんと上鳴*3が向かい合って食ってるところに混ざらせて貰った。おれはトンカツ定食でしんそーが焼肉定食。やっぱ肉食わねぇと持たねえよな。肉食え肉!!
「そういやさ、雲渡ゼロ票だったけど他の人に入れたの?」
「おん、飯田にね。委員長とかいうめんどくさい仕事は他人に任せたいからね、入れるとしても梅雨ちゃんか常闇だろうしその二人も自分に入れる可能性高かったからまあどう頑張ってもやることにはならなかったろうね」
「ってか飯田あんなにやりたがってたのに他の人に入れたのか!?」
「せやね。上鳴も自分に?」
「おう。他の人のことなんてよくわかんなかったしな……まあ誰かに入れるとしても爆豪以外だな」
「そりゃそうだ」
なんて問答をしながらケラケラ笑っていると、ウウ~!! というサイレンが鳴り出した。と同時に『セキリュティレベル3が突破されました』というアナウンスが。
「なんだ!?」
「誰かが校内に侵入したってことだ! こんなこと初めてだよ!!」
「!? ちょ、三人とも避難しないと!!」
「そうだよ2人とも! 早く!!」
「…………見えた。あれマスコミだから大丈夫。慌てる方が危ない」
「でも!」
「心操、お願い」
「おう。なあお前ら「「なに!?」」 『落ち着け』」
その言葉で2人とも落ち着いて席に座った。そこで洗脳を解いてようやく冷静になったようだ。2人ともありがとうとか言ってる。
……さて、ただのマスコミ風情が雄英バリアを破れるのか? もうちょっと奥まで見るか。さて、何がでるかな…………っ!?
一瞬。ほんの一瞬だが、体の至る所に手をつけた人間がいて、次の瞬間、そいつは黒い霧に包まれて消えた。霧に包まれる直前、そいつと目が合った気がした。
その時わかった。あいつは……あいつは、おれの敵だ。
胸の奥からどんどんと溢れてくるどす黒い感情。今まで抱いたことの無いその気持ち、それを名付けるのであれば『殺意』。今すぐあいつを殺したい、いや、殺さなくてはならない。そんな気持ちがおれの中を満たしていく。
「雲渡、どうした? なんか怖いぞ?」
「大丈夫、大丈夫だ。なんでもねぇ」
「全然そんなふうに見えないって! 心音もなんか怖い感じだし……」
「おれは普段から怖いからな。なんの問題もない」
「でも……」
うるさい。うるさい、少し静かにしてくれ。あいつへの殺意は風化させちゃダメだ。ヒーローなら抱いちゃいけないこの気持ちも、おれには必要なんだ。
「おい見斗」
「なに、心操」
『座れ。冷静になれ』
体が言うことを聞かない。殺意もどんどん薄れていく。いつもの感覚が戻ってくる。
……落ち着いた。さっきのあれはなんだ? おれは何を思っていた? わからない。けど、何かがおかしい。
「とりあえず、しんそーありがとう。ちょっとおかしかったわ」
「戻ったのか……少し心配したぞ」
「おうよ。他二人もごめんな」
「いやウチは大丈夫だけ」「大丈ー夫!!」
「ただのマスコミです! なにもパニックになることは無い大丈ー夫!!」
…………なにあれ。飯田? 飯田が非常口になってみんなにあれマスゴミよって呼び掛けてる。非常口飯田って呼ばれそう(小並感)。誰も呼ばなくてもおれは呼ぶから安心してな、非常口飯田。
ともかく。そんなこんなで混乱が収まり、念の為ということで5限目の授業は自習になった。やったぜ。あとなんやかんやあって非常口が委員長になった。ついでにやっぱり非常口って呼ばれてた。おれの個性未来予知だっけ?
そんなことを思いつつ帰路に着く。考えるのはあの手男のこと。そして同時に明日のヒーロー基礎学になんだか嫌な予感を感じて考えるのをやめた。
そして、ヒーロー基礎学の時間になった。
「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった」
見ることになった、という言葉に不安を覚える。やることはレスキュー。訓練所は
コスチュームの着用は自由のようだ。それも……それすらも、これから敵が攻めてくるということの暗示のように思えてならない。
考えるな考えるな考えるな! 敵なんて来ない、あの手男も来ない! そういえば手男はどうなった? バリアを破壊したのはあいつだ。あいつ以外考えられない。吐き気を催す邪悪。底なしの悪意。今すぐ殺したい、ああ違う! ヒーローはそんなことを考えない!!
「おい、見斗? もうみんな着替え始めてるぞ?」
「っ、ああ上鳴か。すまん、考え事してた。今着替えるわ」
「そうか。……無理すんなよ?」
「誰が無理なんてするんだよばーか」
「は? 誰がバカだよてめえにだけは言われたくねぇわ」
「おれ個性の影響で脳の処理能力クソ高ぇから頭いいが?」
「こんなやつが……?」
「シバくぞ」
くだらない会話をしているうちにあんな考えはどこかへ行ってしまった。着替えを終わらせバスへと向かう。途中非常口が空回りしたりしたがまあそんなのはどうでもいいだろう。バスの中は非常に騒がしかった。
「私思ったことをなんでも言っちゃうの、緑谷ちゃん」
「あ!? ハイ!? 蛙吹さん!!」
「梅雨ちゃんと呼んで。あなたの個性、オールマイトに似てる」
なんて爆弾発言があったりばくごーくんの人気が出なそうだったりバクゴーくんの性格がクソを下水で煮込んだ性格なんて言われたりしてクソほど賑やかだった。ちなみにばくごーくんおちょくったら殴られた。上鳴も殴れよ。
そんなふうにダラダラ話していると相澤先生が「もう着くぞ……いい加減にしとけよ」と言ってきた。声を揃えて「「ハイッ!」」と返事、そして静かになる車内。うーん、いい感じに調教されてきたな。
着いた施設はめっちゃ広かった。テーマパークかな?
「すっげー! USJかよ!?」
夢の国でも良くないか?
「水難事故、土砂災害、火事……etc……あらゆる災害や事故を想定して作った演習場。その名も
USJなのか……TDLはないの? 校長にちなんで的に。
そんなことを考えていると、13号先生がお話を始めた。ちなみにいずくんと麗日さんがめっちゃ大はしゃぎしてた。いずくんは分かるけど麗日さんもヒーロー好きなの? 「私好きなの13号!」なんて言ってるしね。
「えー始める前にお小言を1つ、2つ、3つ、4つ……」
増えるな……長いのは嫌いなんですけど……。
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の“個性”は【ブラックホール】。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「知っています! その“個性”で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ……。しかし、簡単に人を殺せる“個性”です。皆さんの中にも、そういった“個性”がいるでしょう」
みんなの間に緊張が走る。いずくんが殴ればそれだけで少なくないダメージを与えれる。おれが心臓を握ってれば生命活動なんて止まる。考えてみると誰でも堕ちることはあるし、ヒーロー科の連中は個性が強力だからやろうと思えば誰でも直接殺せるよな。……峰田以外。
「超人社会は“個性”の使用を資格制にし、厳しく規制することで、一見成り立っているように見えます。しかし一歩間違えれば、容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないでください」
「相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。
この授業では……心機一転! 人命の為に“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。
君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな。……ご清聴、ありがとうございました」
「ステキー!!」
「ブラボー! ブラボー!!」
みんな聞き入っていた。おれも相澤先生に睨まれてたからちゃんと聞いてる振りをした。
まあいい話でしたね。力を持つならその責任はちゃんと果たしましょう的なあれでしょ? 言ってることは一般的なこと。小学校の道徳でもやるようなことだ。それを話し方だけでここまで凄みのようなものを持たせるのは流石プロって感じだ。
「そんじゃあまずは……」
その言葉を相澤先生が放ったとき、広場に黒い霧が広がるのが見えた。
背筋が凍った。バリアが崩れたあの時に見えたものにそっくり……いや、同じものだ。ああ、あいつが来るのか。
「ひとかたまりになって動くな!! 13号、生徒を守れ!」
「なんだありゃ!? また入試みたいなもう始まってんぞパターン?」
ああ、いけない。あれは……
「動くな!! あれは」
抑えなくてはいけない感情が、
ちなみに屋内対人戦闘訓練のボツ展開で轟くん、障子くんとトリオになって
「見るわ。えーっと、ブッ(鼻血が吹き出る音)」
「どうした!?相手の攻撃か!?」
「葉隠の……裸が……」
「……………………そうか」
ってのがあったんですけど主人公くんの戦い方紹介したいなーとか思って泣く泣く梅雨ちゃん常闇くんとこに混ぜました。いつか葉隠でラッキースケベさせたいですね。…………こんなこと絶対に今回の後にやるべきことじゃない。
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