346プロの雑用バイト君   作:焼肉定食

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21話 酒は二十歳になってから

「高垣楓さん…ですか?」

「はい♪」

 

 

 いつも通りその日の仕事を終えた俺は千川さんに呼び出されて、再びいつもとは違う仕事をしてみないかと声をかけられていた。

 

 

「えーっと……その高垣楓さんという方が出演するイベントの手伝いをするってことですか?」

「その通りです! 会場の設営や後片付けに加えて諸々の業務をお願いしたいと思っています♪」

「わかりました。やらせてください!」

「ありがとうございます♪」

 

 

「それでそのイベントというのが飲酒トークイベントなんですよ」

「へぇ〜、高垣楓さんは大人の人なんですね」

「はい♪ とっても綺麗な人なのでもしかしたら白石君も一度は目にしているかもしれませんよ?」

「とっても綺麗な人かぁ……」

 

 

 うーん……でもここにいる大人の人は基本綺麗な人ばっかりだからなぁ…。

 

 

 

「ここって綺麗な人ばっかりだからちょっとわからないですねー」アハハ

「確かに…言われてみればそうですね♪ ウチのアイドルはみんな可愛くて綺麗ですからね!」

 

 

 そういう千川さんも相当可愛い部類だと思うけどなぁ……

 

 

「話が逸れてしまいましたが、イベントを終えた楓さんの送迎までお願いしたいんですよ。飲酒をするイベントですので1人で帰らせるのも少し思うところがありますから……」

「わかりました。 任せてください!」

「では、当日はよろしくお願いしますね!」

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 そしてイベント当日。

 

 

 俺は挨拶をするために高垣楓さんの楽屋へと向かっている。

 

 

 コンコンコン

 

 

「失礼します。346の白石です」

「どうぞ」

 

 ガチャ

 

「失礼しま……」

 

 

「こんにちは白石くん、高垣楓です。 今日はイベントのお手伝いに帰りの送迎までしてくれるそうで……よろしくお願いしますね」

 

 

 うわ……なんだこの人…… すっごい綺麗な人だ……

 

 スラリとした長い手足に透き通るような声、そして整ったあの顔……なんというか高嶺の花みたいな感じだ……大袈裟じゃなくて本当に。

 

 あれ…でも俺この人一回会って……

 

 

「………」

「白石くん、以前菜々さんと一緒にカフェでアルバイトしていましたよね…?」

「カフェ……あっ!」

 

 

 思い出した! 確かに高垣さんお客さんとして来てたぞ…! 他にも確か綺麗なお姉さんと一緒に……

 

 

「もしかして…私のこと覚えていませんでしたか…?」

「えっ…!あ、いや……そのっ…!」

「私は白石くんのこと覚えていたのに……ショックです…」

「あ、いやその…!す、すみません!」バッ

 

 

 

「な〜んて…ちょっとした冗談ですよ」

「えっ……」

「別にお互い自己紹介をした訳でもないので覚えていなくても不思議ではないですよ」フフッ

「な、なんだ……冗談か……」

 

 

 よかった〜 本気で悲しんでる顔に見えたから焦った……あれ演技なのか…すごいな。

 

 ていうか高垣さん冗談とか言うんだな……なんか雰囲気的にすごいクールな人なのかと思ったけど少しお茶目な人なのかもしれない。

 

 

「変な冗談はやめなシャレ……ふふっ」

 

 

 前言撤回。 少しじゃなくてかなりお茶目でした。

 

 

「では改めて自己紹介をしましょう。 高垣楓です。 菜々さんから白石くんは真面目でいい子だと伺っています。よろしくお願いします、白石くん」

「し、白石幸輝です! こちらこそ本日はよろしくお願いします! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は高垣さんと挨拶を終えたあと、イベント会場でお客さんが座るパイプ椅子をセッティングしながら高垣さんのことを考えていた。

 

 最初は住む世界が違う!って感じの雰囲気だったけど……そんなことはなくてすごく親しみやすい人だったな…高垣さん。もうちょっと話してみたいかも。

 

 

「って、今はとにかくイベントの準備を進めなきゃ」

 

 

 

 そうして会場の設営を終えてしばらくした後、イベント会場には高垣さんのファンであろう人たちが続々と入場して席についていく。

 

 

「うわ〜 結構な数の人が入ってるな」

 

 

 女性アイドルのイベントだから客層は男の人が多いのかと思ってたけど……結構お客さんにも女性の方がいるな。

 まぁ確かに高垣さんスタイル良くて綺麗だから女性ファン多そうだもんな……

 

 

「それではただいまより高垣楓のトークイベントを開始します! 壇上にご注目ください……高垣楓さんです!」

 

 

 ワ-! キャ-!! カワイイ-! カエデサ-ン!

 

 

 ステージの上に高垣さんが姿を現すとお客さんのボルテージもマックスになる。 高垣さんはそんなお客さんたちに微笑みながら丁寧に手を振っている。

 

 

「えーっと…皆さんこんちには、高垣楓です。 本日は遠いところからお越しいただきありがとうございます。 早速ですが本日はお酒を飲むことが許可されているので頂いちゃいましょうか♪ 酒は避けられないですね…うふふ」

 

 

 デタ-! ウワァ-!

 

 

(す、すごい盛り上がってる……)

 

 

 クールな見た目に対しての可愛らしい一面が親しみやすさを生んでいるんだろうか…… 高垣さんが人気の理由もわかってきた気がする。

 

 

「それでは今から事前に受け付けた皆さんからの質問に私が答えていきますね? えーっと……楓さんみたいな綺麗でスタイルのいい女性になるにはどうしたらいいですか?…と、綺麗だなんて少し照れてしまいますね…」フフ

 

 

 高垣さんの綺麗な声がマイクによって会場に響き渡る。

 

 

「そうですねぇ……強いていうなら日々の努力でしょうか…? 勉強やスポーツと同じです。毎日の肌のお手入れやメイクやファッションの知識を蓄えたり……」

 

 

 すごいちゃんとした回答だな。 高垣さんほどの美人が言うと説得力が違う。

 

 

「あ! 後はたくさんお酒を飲むことですかね♪ 」

 

 エ---!!!

 

 

「あら…? これは綺麗に関係ない悪しき例…でしょうか? うふふ」

 

 アハハハ-!

 

 

 またダジャレだ。よくあんなに思いつくなぁ…… 少し関心する。

 

 

 その後もイベントは終始和やかな雰囲気で進んだ。 イベントの終盤には高垣さんもそれなりにアルコールが回ってきたらしくオヤジギャグを連発していた。

 

 俺はイベント会場の撤去を済ませると現場の人にもう上がっていいと言われたので、高垣さんを楽屋へと迎えにいく。

 

 

 コンコンコン

 

「高垣さん、白石です」

「は〜い♪ どうぞ〜」

「失礼します」

 

 

「高垣さん、会場の撤去が終了したのでそろそろ帰りま……って! なんでまだお酒飲んでるんですか!」

「だって〜 イベントで飲みきれなかった分が余ってたので……勿体ないじゃないですか〜」

 

 

 頬をほんのり桜色に上気させた高垣さんは機嫌良さそうに微笑んでいる。

 

 

「すごい酔ってる……高垣さん、もう帰りましょう? 家まで車で送りますから」

「え〜 もう少しいいじゃないですか〜 あ、白石くんもよろしければどうです?」

「俺未成年なので!」

「あら、そうだったんですか? 私は25歳です♪」

「ね、年齢のことは置いておいて…とにかく行きますよ! さぁ立ってください!」

「ではおんぶして連れていってくださ〜い♪」

「えぇ……」

 

 

 め、めんどくさい……! 高垣さん酔うとすごいめんどくさいぞ…! まるで25歳児だよ!

 

 

「じょ、冗談もほどほどにしてください……高垣さんのことおんぶなんてしたら心臓が爆発しますよ」

「……?」

 

 

 そんなキョトンとした顔されてもなぁ……

 

 

 その後、駄々をこねる高垣さんを何とか部屋から連れ出して駐車場へと向かう。

 

 

「さぁ乗ってください…高垣さん」

「は〜い♪ よろしくお願いしま〜す♪」

「はぁ……車に乗せるだけで疲れた……」

 

 

 助手席に高垣さんを半ば無理やり押し込むように乗せて俺も運転席に乗り込む。

 

 

「道案内をしてほしいんですけど……できます?」

「ん〜 寝てしまうかもしれないので住所を教えときますね〜」

 

 

「よし、じゃあ出発しますよ」

「白石くん、やっぱりお酒を飲みに行きませんか?」

「いやだから俺未成年ですから……」

 

 

 まだ飲み足りないのかこの人は……イベントと楽屋の分も入れたら相当飲んでそうだけど。

 

 そして俺は車を走らせ始めた。

 

 

 

「このアジ、とっても味がある♪」

「40点」

「電車が来るまでまっトレイン♪」

「30点」

「雷はもうたくサンダー♪」

「60点」

 

 

 なんだこの状況は……

 

 現在高垣さんはご機嫌に俺の隣で思いつくままにオヤジギャグを連発している。 感想を求めて来たので適当に返事代わりに点数をつけている。

 

 よくもまぁ……これだけ思い浮かぶよ。 高垣さんが楽しそうだからいいけど。

 

 

「いや〜 白石くん全部に反応してくれるから楽しくなってきちゃいました〜♪」

「それは何よりですけど…そろそろ高垣さんの家につきますよ?」

 

 

「…………」

「あれ、高垣さん?」

 

「…………」ス-...ス-...

「え!? ちょ、ちょっと! もう少しで着きますから寝ないでくださいよ!」

 

 

 しかし高垣さんは綺麗な顔で寝息を立てるだけで起きる気配はない。

 

 困ったなぁ……本当にもう少しで……あ、着いた。

 

 

 

「着きましたよ高垣さん! 高垣さ〜ん!」

「ん……んぅ……」ス-...ス-...

「ダメだ起きない、困ったなぁ……」

 

 

 仕方ない……やるしかないか。

 

 

 

 

 

 

「しっかり掴まっておいてくださいよ高垣さん」

「は〜い…♪」ムニャムニャ

 

 

 車から降りて俺は高垣さんを背負いゆっくりと歩き出す。

 背中に乗る高垣さんはビックリするほど軽く、柔らかく甘い香りがする。

 

 

 なんで女の人ってこんなにいい匂いがするんだ……? 本当に同じ人間なのかな……?

 

 

 

 ギュッ...

 

「……!?」ビクッ!

 

 

 フゥ-...

 

「うっ……!」

 

 

 

 ダメだ心臓が持たない。 早く高垣さんを部屋まで届けなくては……

 

 

「んぁ……あれ…白石くん、何してるんでふか…?」

「何してるって…今高垣さんを部屋まで連れていこうとしてるんですよ」

「むにゃ……変なとこ触っちゃ…めっ、ですよ…♪」

「そ、そそんなこことするわけないでしょ……!」

 

 

 この人……俺がヤリチン男だったら何されてるかわからないぞ……

 

 俺が童貞で命拾いしましたね高垣さん……やめよう、自分で言ってて悲しくなる。

 

 

「っと……着きましたよ高垣さん。この部屋であってますよね?」

「うぅぅ……き、気持ち悪い……」

「へ……?」

「うっ……」

 

 

「ちょ、ちょちょちょちょっと! それはまずいですって! ていうか俺の背中と後頭部に出したりしないでくださいよ!?」

「うぅ……ふぅ…」

「……お、収まった…?」

「……スゥ..スゥ..」

 

 

 ふ、不発か…… 流石に今のは焦ったぞ…… さっきから高垣さんに振り回されっぱなしだぞ俺……

 

 ていうか高垣さんが起きないと俺帰れないよな……? 最悪千川さんに連絡して……

 

 

 

「んん……みずきさん…呼んでください…」

「え? みずき……さん?」

「かわしま……みじゅき…さん……」ス-...ス-...

 

 

 高垣さんはそう言ってまた眠りにつく。 かわしまみずきさん……って誰だ? 高垣さんの友達だろうか…

 

 

「高垣さん、スマホ貸してもらえますか…?」

 

 

 高垣さんは言葉を発することなくモゾモゾと自分のスマホを取り出す。

 

 

「えーっと……連絡先…連絡先……あった。 川島瑞樹…この人かな?」

 

 

 やばい、なんか緊張してきた。 いやでも高垣さんが呼んでくれって言ってるんだから問題はない……はず…!

 

 

 ピッ..!

 

 

 通話ボタンを押すと聞き慣れた発信音が鳴る。

 

 

『もしもし楓ちゃん? どうしたのよいきなり?』

 

 

 よかった…! 本当に高垣さんの知り合いみたいだ。

 

 

「あ、あのすみません! 俺346でアルバイトをしている白石幸輝と申します」

『えっ…?』

 

 

 

 

 

『なるほど……事情は大体把握したわ。いいわよ、今から楓ちゃんの家に向かうからもう少しだけ待っててくれるかしら?』

「あ、ありがとうございます!」

『それじゃあね〜』

 

 

 プツッ... ツ- ツ-

 

 

「ふぅ……」

 

 

 とりあえずこれで一安心だな……ありがとう川島瑞樹さん…!

 

 

「高垣さん、もう少しで川島瑞樹さんが来ますからね?」

「………」スヤスヤ

 

 

 やっぱり高垣さんの目は覚めない。ただあまりにも気持ちよさそうに寝ているのでもう何も言う気にはならなかった。

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

「こんばんわ〜 寒い中待たせちゃってごめんなさいね〜」

「い、いえいえ! お待ちしていました!」

 

 

 救世主川島さんの姿を見て俺は驚いた。 それは川島さんもとんでもない美人だったからだ。

 

 

「えーっと……白石くん? でいいかしら」

「は、はい! 白石幸輝です! よろしくお願いします、川島瑞樹さん!」

「楓ちゃんが迷惑かけたみたいでごめんなさいね?」

「あはは……全然平気ですよ」

 

 

「楓ちゃんって酔っ払って家に帰ると偶に私を呼んだりするのよね〜」

「そうなんですか…?」

「えぇ、多分…お世話されるのが好きな子なのよ。楓ちゃんって……でもなんか憎めないのよね〜」

 

 

 まぁ確かに……所々駄々っ子みたいで子どもっぽいところもあったな。

 

 

「ありがとね。 楓ちゃんの面倒見てくれて」

「い、いやいや! これも仕事なのでお礼なんて…!」

「こ〜ら、こういう時のお礼は素直に受け取っとくものよ?」ツン

「……ど、どうしたしまして…」

「ふふっ」

 

 

 おでこツンってされた……今のはすごいグッときた。 なんだろうこの川島さんから溢れ出るイイ女感は。

 

 

「さ! 部屋に入るわよ楓ちゃん!」

「んん、みずきさん……? 来てくれたんですね〜」

「んもう……あなたが呼ばせたんでしょ?」

 

 

 2人のやりとりを少し見ただけで仲の良さが伝わってくる。 まぁ友達というよりはお母さんと子どもみたいだけど。

 

 

「それにしても流石にずっと楓ちゃんを背負ってるのは疲れたでしょ? この辺に座らせておいたりしてもよかったのに」

「いえいえ、高垣さんすごく軽かったので。それにこんな冷たいとこに座らせるのは可哀想じゃないですか」

「あら、優しいのね♪ ほら、楓ちゃん…お礼をちゃんと言いなさい」

「んあ……ありがとうございました〜 白石くん♪」フリフリ

「お疲れ様でした、高垣さん。ゆっくり休んでくださいね」

 

 

 ニコニコと手を振る高垣さんに手を振り返す。

 

 川島さんが言ってた憎めないってのもわかるな。あんな笑顔見せられちゃなぁ……

 

 

「それじゃあ今日は本当にありがとうね、白石くん。今度楓ちゃんと一緒にお礼しにいくから!」

「こちらこそありがとうございました、川島さん」

「それじゃあね〜」

 

 

 高垣さんを肩に抱えた川島さんが手を振って部屋の中に入っていく。

 

 

「……俺も帰るか」

 

 

 高垣さんに振り回されまくった1日だった。

 

 

 

 〜〜〜〜

 

 

 

「こんにちは、白石くん」

「あ、高垣さん。こんにちは」

 

 

 後日、事務所の中で本当に高垣さんが俺の元を訪ねて来た。

 この前と違ってすごくキリッとしてるぞ。

 

 

「先日は酔っ払ってご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした」

「あ、謝らないでくださいよ! 俺全然気にしてないんで!」

「でも……おんぶまでしてもらって…」

「あれ? 高垣さん、酔ってた時の記憶残ってるんですか…?」

「はい、よっぽどじゃない限りは私って覚えてるタイプなんです」

 

 

 へぇ……酔い方にも人それぞれタイプがあるんだなぁ。

 

 

「ですから、おんぶなんてしてもらったのは久しぶりなので少し楽しかったんですよ?」

「確かに昨日ずっと楽しそうにしてましたもんね……」アハハ

「ご迷惑じゃありませんでしたか…?」

「いや本当に全然そんなことはないですよ。確かにちょっと大変でしたけど嫌とかではないので」

「そうですか……ありがとうございます」ニコッ

 

 

 そう言って微笑む高垣さんは思わず見惚れてしまうほど綺麗で……昨日とのギャップがすごい……

 

 

 

「それで何かお礼……というかお詫びを…」

「いや本当にお礼なんて……」

 

 

 あ……

 

 

「お礼は、俺いいわ……なんちゃって」

 

 

 

「白石くん、お上手ですね…!」

「そ、そうですか…! いや〜 よかった……!」

 

 

 焦ったぁぁ〜! つい高垣さんに合わせてノリで言っちゃったけどめちゃくちゃ滑ったかと思ったよ……

 

 

「楽しそうね〜2人とも」

「あ、川島さん」

「瑞樹さん、はい♪ 今白石くんがとても面白いことを……」

「ちょ、ちょっと高垣さん! それはもういいですから…!」

「あら〜 楓ちゃんをそこまで笑わせるなんて、一体何を言ったのかしら?」

 

 

 高垣さん以外の人だと冷たい目で見られそうだから絶対に言いたくない……

 

 

「高垣さん、昨日の酔ってる時と酔ってない時で別人みたいだと思ったけど……実はあんまり変わらないんですね」

「あら? どの辺が違うように見えたんですか?」

「えっ…? いや、昨日は酔っててすごく子どもっぽかったけど……今はなんかシャキッとしててその……き、綺麗ですし…」

「酔っている時の私は綺麗ではないんですか……?」

「あっ! いや、そういうことじゃなくて…!えーっと……その……」

「こーら! あんまり年下の男の子をいじめないの!」

「ふふっ…すみませ〜ん♪」ペロッ

 

 

 そう言ってペロッと舌を出す高垣さんはやっぱり子どもっぽいようにも見えて……

 

 

(本当に……掴みどころのない人だなぁ……)

 

 

 でもそんなところもきっと高垣さんの魅力なんだろうな。

 

 

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