失われたはずの時間   作:憂帝

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この作品で不快にさせてしまう方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、それも踏まえてのこの作品ですので楽しんで見てくだされば幸いです。


俺だけが君を

「ーき…ーずき…和帰!」

「んん…なんだよ…」

「なんだよじゃないでしょ?今日は一緒に帰るって約束してたじゃない。」

20○○年7月20日

夏に差し掛かり、段々と蒸し暑くなってきたある日

今日は、幼馴染みである高橋優李(たかはしゆい)と帰る約束をしていた。

「いいじゃねぇか、少しぐらい…」

「屋上に誰もこないからってだらけすぎ!」

「へいへい」

いっつも口うるさく俺を注意して、何かと絡んでくる。

今日の約束だってそうだ。

気がついたら勝手に約束結んで…

はぁ…呆れを通り越してよくやるよ、ほんとに…

「ほら、速く帰るわよ。」

「りょーかい…」

 

ー帰りー

「それでね、葵が…」

葵…確かいつも優李と一緒にいるやつだったか…?

それにしても、ホント楽しそうに話すよなこいつ

「ちょっと、聞いてる?」

「あぁ、聞いてるよ」

俺の返事を聞くと、再び話し始めた。

するとその瞬間、後ろからトラックが突っ込んできた。

「優李!!」

「えっ?」

気がつくとそこには、全身が血で赤く染まった優李がいた。

「なんで…なんでだよ…」

「和帰…?」

意識が戻った優李は微かに俺の名前を呼んだ。

「待ってろ、今救急車呼んでやるから…!」

「もう…いいの」

「は?何がだよ」

「もう、いいからそばにきて…?」

震えた手で、俺を引き寄せようとするがもう俺を引っ張るだけの力はないようだ。

「ごめんね、色々振り回しちゃって」

「なんでだよ…そんなの、俺の方が…!」

「好きだったの…」

今、なんて…

「バイバイ」

そう言うと、安心したかのように静かに眠った。

「くっそ、なんで俺じゃねぇんだよ…」

なんで俺なんか庇うんだよ…

俺なんかより、お前の方がずっと、ずっと…

世の中には、転生やらタイムリープやら、色んなものがあるらしい

だが、そんなものは高望みだ。

そう、分かっていても望まずにはいられなかった。

お願いします、どうか優李を助ける力を俺にください…!!

今までにない程強く願った。

気がつくとそこは俺の家だった。

時刻を見ると、7月17日午後6時になっていた。

事故の3日前だ。

これは、神様が俺にくれたチャンスかもしれない。

あるいは、試練なのかもしれない。

だが、そのチャンスに賭けるしか無かった。

次は必ずあいつを救う…!

 

ー翌日ー

「よぉ、和帰」

俺は昨日、タイムリープしたことは確かだが1つ確かめたいことがあった。

「なぁ、昨日この辺で事故とかなかったか?」

「事故?んなもんねぇよwどうしたんだ?」

「いや…」

と、言うことは他のやつはあの事は覚えていない…

これからの短い時間でどうやって優李を救う手段を考える…?

とにかく、今は出来るだけのことはしよう…




見てくださりありがとうございましたm(_ _)m
これからも不定期にはなると思いますが、投稿しようと思いますのでよろしくお願いします。
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